Blackview A96 － Helio G99搭載、ちょうどいいスペックのミッドレンジスマホ、価格も手頃です

Blackviewがスマートフォンのニューモデル「A96」を発売します。Blackview製品ですがタフネススマホではなく「普通のスマホ」です。先日実機レビューをした「A200 Pro」よりもスペックはダウンしますが、そのぶん価格も安く、（記事タイトルにある通り）ちょうどいい、と感じられる製品です。

なお、この記事では適宜A200 Proと比較をしながらご説明します。A200 Proについてはこちらのレビュー記事をご参照下さい。
Blackview A200 Pro レビュー － これは面白い！ミドルレンジながら曲面ディスプレイに108MPカメラなどハイエンド要素をモリモリ詰め込んだ野心的なスマホ

1.Blackview A96 スペック

スペック表

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OSはAndroid 13ベースの独自UI、Doke OS 3.1です。CPUはHelio G99（メーカー公称のAntutu Ver.10スコアは423,393）でRAMは8GBと12GBを選べますが、例によってRAM拡張機能を搭載していますので、最大24GBとして使うことができます（ただし、RAM8GB版は最大16GBになると思います）。まあ、Helio G99搭載機なら8GBで十分だと思いますけどね。ストレージは256GBです。

CPUとRAM、ストレージに関してはA200 Proと変わりません。ただし、OS（独自UI）がA200 ProのDoke OS 4.0に対し、3.1と一つ前のバージョンになっています。

A200 Proと大きく異なるのがディスプレイです。A200 Proは「有機ELのエッジディスプレイ」が大きなセールスポイントでしたが、A96ではIPS液晶のフラットディスプレイです。ただし、リフレッシュレートはA200 Proと同様に最大120Hzで、輝度も500 nitと高めです。

カメラもA200 Proとは差があります。A200 Proのように108MPという高画素数ではなく、アウト側のメインカメラが48MPです。…でも私が「ちょうどいい」と言っているのはこのあたりの仕様で、ほとんどの人は108MPまではいらないんじゃないか、と思うんですよね。私なんかは（記念撮影っぽいのも含め）ほとんどの場合12MPとか13MPくらいで撮影してますし…。

また、カメラのチューニングはAecSoft（最近Blackviewに統合されたのか、「Blackview ArcSoft」という呼称になっています）で、中華スマホとしては画質も高いほうだと思います。

バッテリーは4,380 mAhです。Blackview製品だと10,000 mAh以上でも別に驚かないのですが、この製品はタフネススマホではなく、容量的にも（十分だと思うけど）「普通っぽい」ですかね。

2.Blackview A96 筐体

前面中央にパンチホール、背面のカメラバンプ付近は「めっちゃiPhoneっぽい」です。エッジ部分が角ばった形状ということもあり、どうしても似ちゃうんでしょうか？筐体色は「Provence Purple」と「Obsidian Black」の2色から選べます。

スピーカーはHarman Kardonです。この画像だとステレオスピーカーっぽく見えますが、実際にステレオなのかは不明です。A200 Proでもスピーカーはモノラルでしたし、個人的にはこの製品もモノラルなんじゃないか、と。

3.Blackview A96 価格など

BlackviewはAliExpress内のBlackview Official Storeに製品ページがあり、9月18日から発売記念セールが予告されています。セール価格はRAM8GBモデルが169.99ドル（約25,500円）、RAM12GBモデルが179.99ドル（約27,000円）です（1ドル＝150円として円貨を計算）。

A200 Proの発売記念セール時の価格が219ドルだったので、それよりは50ドル近く安いですね。繰り返しになりますが、個人的にはこの製品くらいで「ちょうどいい」と思います。あと、A200 Proのエッジディスプレイが気に入らない人にもいい選択肢でしょうね。

4.関連リンク

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