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サンワサプライ ALUminiの実機レビュー - 多彩な接続方式を選べ、デザイン性にも優れた小型マウス

サンワサプライ 小型マウス ALUmini
サンワサプライの小型マウス「ALUmini(型番は400-MAWBT159NV)」を購入しました。ALUminiシリーズには有線タイプ、USB無線タイプ(レシーバーはUSB Type-A)、USB無線タイプ(レシーバーはUSB Type-C)、Bluetoothタイプ、USB無線(Type-A)/Bluetooth接続タイプと、5種類の接続方式が選べますが、今回私が購入したのはUSB無線(Type-A)/Bluetooth接続タイプです。また、筐体色もブラック、ネイビー、シルバーの3種類があり、私はネイビーを選びました。

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購入価格は税込み2,680円と、USB無線/Bluetooth両対応のマウスとしては比較的安価で、小型サイズなのでモバイル利用に向く製品です。

1.ALUmini スペック

サンワサプライ 小型マウス ALUminiシリーズ

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詳細な接続規格は置いておきましょう。ここに記載されているスペック表の内容も含め、この製品の特徴はこんな感じです。

・単4乾電池一本でBluetooth接続なら175日、USB無線接続なら約240日使える(話半分として、Bluetoothなら3ヶ月、USB無線なら4ヶ月、といったところでしょうか…)
・製品サイズは98 × 68 × 42 mm / 68 gと、マウスとしては小型
・カウント(解像度)は800/1200/1600/2400/3600DPIの5段階
・ボタンは左右クリック、ホイール、戻る、進む、カウント切り替えの6つ(実質5つ)
・左右クリックボタンは静音タイプ
・ホイールは金属製、上質なデザイン

では、さっそく筐体を見ていきます。

2.ALUmini 筐体

サンワサプライ 小型マウス ALUmini
本体と同梱物です。テスト用(駆動時間までは保証できませんよ、という意味だと思います。実際は新品が付属していました)の電池、USBレシーバー、そして取扱説明書がついていました。

サンワサプライ 小型マウス ALUmini
上から見たところです。このように左右非対称で立体的というか、ちょっと凝った形状になっています。中央のホイールボタンは金属製で、「価格以上の上質感」というメーカー説明になっていますが、実物は「高級」とまではいきませんね。本体も普通の樹脂製ですし。ただし、色(レビュー機はネイビー)はマウスではあまり見かけない、「落ち着いたきれいな色」だと思います。

サンワサプライ 小型マウス ALUmini
左側面です。親指のほう、ですね。このマウスはボタンが6つ(カウント切り替えボタンを除けば実質5つ)あり、親指側に進む・戻るのボタンがあります。また、この面は中央が大きく凹んだ形状になっていて、「親指のかかり」がいいです。

サンワサプライ 小型マウス ALUmini
右側面にはなにもありません。左側面と違い凹んではおらず、やや膨らみを帯びた形状になっています。

サンワサプライ 小型マウス ALUmini
底面です。この製品は電源ボタンがついていますので、使わないときは電源をOFFにしておくと電池の消耗が抑えられます。よくある「オートパワーオフ(しばらく使っていないと電源が切れる)」機能もあります。

サンワサプライ 小型マウス ALUmini
底面のカバーを外してみました。電池とUSBレシーバーはここに収納されています。まあ、一般的な構造と言えるでしょう。私はよく「USBレシーバーを紛失して詰む」ので、カバーの内側にレシーバーを収納する構造だと(ちょっと面倒ですけど)安心ではあります。

サンワサプライ 小型マウス ALUmini
握った感じはこうです。この製品は「小型マウス」なのですが、本体の後部がやや盛り上がった形状になっていることもあり、実際に握ってみると「そこまで小さいという感じはしない」ですね(個人の感想です)。個人的にはやや大型のマウスのほうが好みで、この製品は「お出かけ用」として購入したのですが、自宅のデスクでもそれほど違和感なく使えました。

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3.ALUmini PCアプリ

サンワサプライ 小型マウス ALUmini
このマウスには設定アプリが用意されています。正確には「ALUmini専用」ではなく、他のサンワサプライ製マウスでも使える汎用のアプリですし、設定項目も「ホイールボタンと進む・戻るボタンの機能割当(左右クリックボタンは機能割当できません」のみと、ごくシンプルなものです。

サンワサプライ 小型マウス ALUmini

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割り当てることのできる機能はかなり多いです。ただ、私なんかは結局デフォルトのままで使っちゃうんですけどね。

4.ALUmini 使用感

えー、2022年はマウスやキーボードなど、周辺機器の実機レビューを増やしたいと思っているのですが…、「マウスの使用感」って結構難しいんですよね。というのも「普通に使えて当たり前」なので、「マウスを動かしたら、それに忠実にカーソルが動きます」なんてのはレビューになりません。

先日レビューした「ロジクール MX Anywhere 3」と少し比較してみたいと思います。ただし、ALUminiとMX Anywhere 3は価格がぜんぜん違う(MX Anywhere 3はロジクール公式ストアで10,780円です)ので、「アンフェア」な比較ではあります。

サンワサプライ 小型マウス ALUmini
画質が粗いです、すみません。右がMX Anywhere 3。サイズはほぼ同じくらいです。

サンワサプライ 小型マウス ALUmini
ただし、ALUminiのほうが厚みがあるので、上に書いたように握った感じはALUminiのほうが大きく感じられます。ここはお好みの問題ではありますが、私は普段デスクで大型のマウスを使っていますので、個人的にはALUminiのサイズ感のほうが好ましいですね。

握った感じ(感触)はさすがにMX Anywhere 3が数段上です。MX Anywhere 3と使い比べるとALUminiの筐体が安っぽく感じられてしまいます。このあたりは価格差を反映していると言えるでしょう。

マウスカーソルの動きは両者特に差はありません。カウント(マウスを1インチ動かしたときのカーソルの移動距離。数字が大きいほうがより敏感と言えます)調整については、ALUminiが「800/1200/1600/2400/3600DPI」の5段階、MX Anywhere 3は「200DPI~4,000DPIの範囲で50DPI刻みで調整可能」となっていますので、より細かな設定が可能です。クリエイターの人などはここを微調整できるのを歓迎するんだろうなあ、とは思いますが、テキスト入力や表計算ソフトの利用など、一般的なビジネス利用の場合はALUminiの「5段階調整」でほぼ事足りると思います。私の場合は「1200DPI」に固定したまま、全く調整はしていません。

なお、カウントの切り替えはALUminiのほうが容易です。MX Anywhere 3ではPCアプリ上でカウントを調整するのに対し、ALUminiはホイールボタンの下にあるボタンを押してカウントを切り替える仕組みです。

使い比べてみて、最も大きな差を感じたのは「ホイールの挙動」ですね。ここは残念ながら、というか当然というか、MX Anywhere 3の圧勝です。MX Anywhere 3のホイールはMAGSPEEDホイールと呼ばれ、「勢いよく回すと自動的にフリースピン(高速でスクロールする)」したり「ラチェット(カリカリという操作感)とフリー(手応えのない操作感)」の切り替えができたりと多機能ですが、そういうのは抜きにしても「回転のスムーズさ」が全然違います。ALUminiのほうは、MX Anywhere 3と比較するとホイールが重く、「もそもそ」という感触です。手持ちの他のマウスとの比較でも、ALUminiのホイールの操作感は「いいとは言えません」。この点がALUminiの数少ないウイークポイントだと思います。

一方で、「ここはいい!」と思ったのが「左右のクリックボタンが静音」という点です。MX Anywhere 3は静音設計ではなく、クリック感はとてもいいのですが、静かな場所で使うには少々クリック音が大きいと感じます。私はカフェなどでモバイルノートと一緒にALUminiを使うつもりなので、この点はとてもありがたいと思いました。

最後に「接続」です。今回はあえてBluetooth接続でALUminiを使ってみましたが、接続が途切れるようなことはありませんでしたし、電源オフの状態から電源オンにすると瞬時にPCに接続されます。これも私の先入観なのですが、数年前に使ったBluetoothデバイスはたまに接続が切れてしまったり、いったん接続を切断すると次にはうまく繋がらなかったりと、結構「イラッ」とする場面が多くて、それ以来、私物としてはBluetooth製品(特にマウスとキーボード)を敬遠していました。しかし、ALUminiやMX Anywhere 3なら、とても快適に使えそうです。

5.ALUmini レビューまとめ

サンワサプライ 小型マウス ALUminiはサンワダイレクト本店やAmazon、楽天で販売中で、1月19日現在のサンワダイレクト本店での価格は下記のとおりです。

・400-MA159(有線):1,380円
・400-MAW159(Type-A無線):1,480円
・400-MAWC159(Type-C無線):1,780円
・400-MABT159(Bluetooth):1,980円
・400-MAWBT159(Bluetooth+USB無線):2,680円
※税込み価格
※2,000円未満の製品は送料550円がかかります。
※Amazonでも同価格で、Amazonだと全モデル送料無料です。

現在手元にMX Anywhere 3がありますので、それと比較してしまうとどうしても差を感じますが、2,680円(Bluetooth+USB無線タイプ)で購入できるマウスとしては高く評価できますね。マウスとしての基本機能がしっかり押さえられており、しかも静音、そしてデザイン性にも優れています。ケチを付けるとしたら「ホイールの挙動が少し渋い」というくらいでしょうか。でも、この価格なら目くじらを立てるようなことでもないと思います。

この記事を書いている1月19日現在、またしてもコロナウイルスの感染者数が激増してしまっているので、そうそう気軽にカフェでお仕事、という気にもなれませんが、早くALUminiの「お出かけデビュー」をしてみたいところです。

6.関連リンク

サンワダイレクト

400-MA159(有線)
400-MAW159(Type-A無線)
400-MAWC159(Type-C無線)
400-MABT159(Bluetooth)
400-MAWBT159(Bluetooth+USB無線)

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