サンワサプライ PD電力表示機能付き USB Type-Cケーブル 500-USB077/500-USB078 －高速充電を「見える化」してくれるUSB Type-Cケーブル

2023/11/8 ウインタブ周辺機器機種紹介

サンワサプライがUSBケーブル「500-USB077(PD100W対応)」「500-USB078(PD240W対応)」を発売しました。ただのUSBケーブルではなく、「充電中に電力を表示する」という機能がついています。ニーズのある人（私なんですけどね…）にはとても役に立ちそうな製品です。

PCやスマホ、タブレットで「PD〇〇Wで急速充電！最短〇〇分で充電完了！」などという謳い文句をよく目にします。特にウインタブでよくご紹介している中華タフネススマホの製品ページに多いですね。ただ、ウインタブで急速充電器やモバイルバッテリーのレビューをしていると、必ずしも額面通りの出力になっていないことも少なくありません。要因は様々だと思いますが、ウインタブでも「満充電に近づくと出力が落ちる」といった常識的なことは理解できているものの、「なんでこんなに遅いの？」と思ってしまう場面もしばしばです。こんな問題の解決に役立つ、とは言えないものの、手軽に出力の状況を確認できる500-USB077/078は「あると便利」だと思いました。

こんな製品です。しかしこれ、すごくよくまとまった説明ですよね…。方向性はないので、デバイスと充電器（ACアダプター）をどちら側に繋いでも問題ありません。ケーブル長は1メートルと短かめ。

急速充電時には「PD」マークが表示されるのもわかりやすい。

ケーブルが柔らかく、取り回しもラク、とのこと。ちなみに、この画像の下のほう、「見覚え」がありますねえ。

ウインタブ読者は大丈夫だと思いますが、私は過去に失敗しているので念のため。この製品の場合、「高速な充電に対応する」というのはわかっています。しかし、USBケーブルは充電だけではなく「データ転送」とか「映像出力」にも使いますよね？この製品はデータ転送に対応しますが、転送速度は最大で480Mbps、つまり「2.0規格」です。そのため、デバイス間でのデータ転送の場合、接続するデバイスのUSBポートがすべて3.0以上の規格（転送速度5Gbps以上）であっても480Mbpsでしか転送ができません。また、そもそも2.0規格だと映像出力にも対応しません。

なので、データ転送用としてこの製品を購入するのはあまりおすすめできないですね。「基本的に充電用として使う、たまにデータ転送も」というくらいなら問題ないと思いますけど。

サンワサプライ PD電力表示機能付き USB Type-Cケーブル 500-USB077/078はサンワダイレクトやAmazon、楽天などで販売中で、11月8日現在の価格は077（PD100W）が1,980円、078（PD240W）が2,180円です。

冒頭に書きましたが、私は充電中の出力をしばしばチェックしたいというニーズがありますので、この製品は非常に魅力的と感じました。PCとかスマホとかタブレットなど、多数のデバイスを持っている読者の中にも私と同様のニーズがある人がおられるかも、と思います。

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