Microsoft Band 2－ 米国で販売開始、お値段249.99ドル（約3万円）

Microsoftのスマートウォッチ「Band 2」が米国のMicrosoftストアで販売開始となりました。今回発売されたBand 2はMicrosoftにとって2世代目のスマートウォッチで、主にフィットネス（健康管理）向けの機能が充実したものとなっています。ちなみに以前紹介記事を書いたときは単なる新型「Band」と書いたのですが、正式販売となったいま、製品名も「Band 2」となり、「2」が入りました。

1.スペック

バンド素材：　TPSiV（熱可塑性シリコーン加硫物）
ディスプレイ：　32 x 12.8 mm アクティブマトリクス式有機EL（320 x 128）
バッテリー稼働時間：　最大48時間（フル充電まで1.5時間未満）
可動温度：　-10°C ～ 40°C
可動高度：　-300m ～ +4877m
センサー：　心拍数、加速度センサー、ジャイロメーター、GPS、照度計、皮膚温度計、UVセンサー、静電容量方式タッチ・センサー、気圧計、マイク
その他：　触覚振動モニター（Haptic vibration motor）
通信：　Bluetooth 4.0
対応OS：　Windows Phone 8.1 update
　　　　　iPhone: 4S, 5, 5C, 5S, 6, 6 Plus
　　　　　iOS 8.1.2
　　　　　Android 4.3-5.0
充電：　専用ケーブル使用
防水：　防水機能付き

ウインタブではスマートウォッチを記事にすることがなく、私自身もスマートウォッチを持っていないので、このスペックがいいのか悪いのか、という評価はできません。しかし、センサー類はかなり充実していて、特に皮膚に触れる、という腕時計の特性を活かした健康管理面での機能には期待できますよね。私もそろそろ健康管理を考えなくちゃいけない年頃になってますので、かなり興味はあります。

2.主な機能

・心拍数チェック
・運動内容のトラッキング
・Eメール、テキストメッセージの着信通知、カレンダーのリマインド
・睡眠の質をチェック
・消費カロリーの測定
・通知項目のカスタマイズ（メール、Facebook、Twitter、カレンダーなどから）
・Cortanaによるテキストの読み上げ

Bandは従来モデルからフィットネス系に特化した機能がありましたが、普段フィットネスに無縁の私としてはやはりCoertanaを中心としたスマホとの連携機能に注目したいところです。Band 2はAndroidやiPhoneとのペアリング、専用アプリを使った連携ができますが、やはりWindowsPhoneとの連携機能が気になります。特にCortanaに関しては「テキストの読み上げ」ができるということですが、ソフトウェア・アップデートにより連携機能が強化されることを期待したいですね。

3.価格

Band 2にはハードウェア構成の違いによるバリエーションはなく、サイズ（バンドの長さですね）展開が「Small」「Medium」「Large」の3つあります。価格はどれも249.99ドル（約3万円）となっていて、スマートウォッチとしては決して高価な部類ではないですね。特にApple Watchと比較すると半値以下です。でも、Apple Watchのすごいところは「時計」としての素材やデザインが優れていて、「2」になって洗練度を増したとはいえ、「いかにも」なBand 2とは別物といっていい製品ですよね。

AppleにはAppleのやり方があり、MicrosoftにはMicrosoftのやり方がある、という理解でいいと思うので、別にこれでいいと思います。問題なのはBand 2が日本で発売される可能性が未知数であるということです。しかし、WindowsPhoneは現在のところマウスコンピューターのMADOSMAだけとはいえ、年末にかけて6社が日本でWindowsPhoneの販売を表明していることから、これらの普及をアシストしてもらう意味でも、Band 2をぜひ日本でも発売してもらいたいところです。

4.関連リンク

Microsoft Band 2：Microsoftストア（米国）