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Beelink S1 ー RAM8GB、ストレージ増設可能のミニPC、Beelinkらしくデザインもいいよ!

Beelink S1
こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。深センに本拠を置くメーカー「Beelink」はタブレット製品を作っておらず、もっぱらWindowsのミニPCとAndroidのTV Boxを手がけています。ウインタブでは過去に「Beelink BT7」というミニPCのレビューをしたことがありますが、スペックが他社製品よりも高いし、デザインも他の中華メーカーよりも垢抜けていると感じました。それでいて価格も比較的安いので、個人的にはこのメーカーはお気に入りです。

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今回紹介する「S1」はミニPCとして期待以上のスペックを持ち、拡張性もよく考えられた製品です。もちろんデザインもいいですよ!

1.スペック

OS: Windows 10
CPU:  Intel Celeron N3450
RAM: 4GB/8GB
ストレージ: 64GB eMMC
ディスプレイ: なし
ネットワーク:  802.11 a/b/g/n/ac、Bluetooth4.0
カメラ: なし
入出力: USB3.0 × 2、USB 2.0 × 2、USB Type-C、MicroSD、LAN(RJ45)、HDMI、D-sub、オーディオ、マイク、DC-IN
サイズ: 160 x 134 x 32 mm / 重量 337 g

CPUはApollo Lake世代のCeleron N3450でRAMは8GBも選べます。ミニPCというのは結局のところデスクトップPCの一種ということになるので、処理性能はあまり高くないものの、大容量のRAMを搭載しているので(CPU側がボトルネックになると思いますが)、ブラウザのタブを大量に開いたり、複数のアプリを起動したりといった、デスクトップPCらしい作業にもある程度は対応できると思います。

ストレージは64GBのeMMCですが、DIYでストレージを増設可能です(後述します)。また、拡張性については合計5つのUSBポート、2系統の映像出力、そして有線LANと、一通りのものは揃っているので、デスクトップPCとしても不満なく使えると思います。ただ、SDがフル規格ではなくMicro規格になっているのがちょっと残念といえば残念。映像出力はHDMIで3,840 × 2,160、D-subで1,920 × 1,080まで対応します。

サイズは通常のミニPCよりも大きめです。中国のミニPCはタテ・ヨコサイズが120 mm × 120 mmくらいに収まることが多く、この製品は特に横幅が大きめです。しかし、ミニPCはディスプレイの背面にブラケットを使って配置することが多いですし、そうでなくともこのくらいのサイズ感であれば問題はないと思います。

2.筐体

Beelink S1 筐体
筐体デザインは好みの問題なので、これを見てどう評価するかは人それぞれですが、個人的には「Beelinkらしいカッコよさ」があると思います。天面の地図がポイントですね。また、電源ボタンが赤なのはBeelinkのアイデンティティともいえるものです。

筐体素材は不明です。以前レビューした「BT7」は金属製でしたが、この製品は画像を見るとちょっとプラスティックっぽいかな、と思います。

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Beelink S1 カラバリ
geekbuyingの製品ページを確認したところ、RAM4GBのタイプは筐体色がブラック、RAM8GBのタイプは筐体色がブルーとなります。なので、好きな色を選ぶ、という訳にはいきませんが、「ブルーが欲しいからRAM8GBのタイプにする」という選択をする人も多いのではないでしょうかw

Beelink S1 ポート類
ポート類は前面と背面(要するに前後)にまとまっています。ディスプレイの背面にセットするならどちらかの面に集中配置して欲しいという希望はありますが、画像を見れば明らかなように、サイズに制約があるので、前後に分かれてしまうのはやむを得ないかな、と思います。それにしてもかなりの充実度ですよね。

Beelink S1 増設
詳細な構造は不明ですが、底面に開口部があり、2.5インチのHDD、もしくはM.2 SSDをDIYで増設可能となっています。最近の中華ミニPCはこのくらいの芸当が当然、という感じになってますよね。なので、以前のようなおもちゃっぽさというか、安物感はずいぶん薄れているように思います。

3.価格など

Beelink S1は中国の通販サイト「geekbuying」で販売中で、9月21日現在の価格はRAM4GBタイプが219ドル(25,140円)、RAM8GBタイプが299ドル(34,323円)となっています。また、geekbuyingでこの製品を購入すると…、

Beelink S1 オマケのキーボード
VORKE K1という折りたたみ式のBluetoothキーボード(29.99ドル相当)をプレゼントしてくれます。

価格帯としては、例えば「VORKE V1 Plus」あたりと比較するとやや割高感がありますが、プレゼントのキーボードまでを考慮すると、決して悪くないとは思います。

あと、筐体のデザインとか、Beelinkのフォーラムの活性度(英語になりますけど、この掲示板で多くの製品情報を得られ、FAQとして優秀です)とかを考慮すると、個人的にはBeelink製品に好感が持てます。

この製品であれば、処理性能面に多くを期待できないものの、古いデスクトップPCの代替として十分に活躍してくれると思いますよ。

4.関連リンク

Beelink S1:geekbuying

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コメント

  1. 匿名 より:

    ストレージを自由に増設できるのは良い発想ですね。
    ノートでもそういったアイデアを取り入れてもらいたいな。

    • wintab より:

      こんにちは、コメントありがとうございます。CHUWIのノートの最新モデルはM.2 スロットがついていて、SSDだけですけど増設ができるようになってます。中華の方ではこの先こういうのが増えそうです。