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AOKZOE A2 - ディスプレイが7インチになったゲーミングUMPC。RAMは全モデル32GB、下位モデルは89,800円で購入できます

AOKZOE A2
中国メーカー各社のゲーミングUMPCを幅広く手掛ける株式会社天空が、ニューモデル「AOKZOE A2」を発売しました。ウインタブでも従来モデル「AOKZOE A1 Pro」の実機レビューをしていますが、A2はディスプレイサイズが8インチから7インチに変更され、高級感がアップした筐体を備えています。

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1.スペック

スペック表

  AOKZOE A2
OS Windows 11 Home
CPU AMD Ryzen 7 6800U/Ryzen 7 7840U
外部GPU
RAM 32GB(LPDDR5X 7500)
ストレージ 512GB/2TB SSD(M.2 2280 PCIe4.0 ×4接続)
ディスプレイ 7インチIPS(1,920 × 1,200)タッチ
ネットワーク Wi-Fi6E、Bluetooth 5.2
入出力 USB4 Type-C × 2、USB3.0 Type-A、オーディオジャック、microSDカードリーダー
バッテリー 48.5Wh/12,600Wh
サイズ 265 × 105 × 22 mm(最薄部)
重量 649 g

バリエーションモデル

スタンダード版:Ryzen 7 6800U/512GB
プロ版:Ryzen 7 7840U/2TB
※左からCPU/ストレージ

コメント

搭載CPUはプロ版が現時点でゲーミングUMPCの定番と言えるRyzen 7 7840U、価格を抑えたスタンダード版はRyzen 7 6800Uです。残念ながらRyzen 8040シリーズの搭載はありません。

RAMは全モデル32GBです。ゲーミングUMPC関連の動画を見ていて「Core Ultraが搭載する内蔵GPU、Intel Arcは高性能だが、外部GPUと異なりVRAMを搭載していない(メインメモリの一部がVRAMとして使われる)ので、RAM16GBでも不足感があり、これがグラフィック性能のボトルネックになっている」という趣旨の評価を目にしました。RyzenとゲーミングUMPCの組み合わせでもこれと同様の傾向があるはずなので、RAMを32GBとしたのは正解だと思います。

ストレージはスタンダード版が512GB、プロ版が2TBです。PCゲームは容量の大きなものが少なくなく、100GBを越えるものも珍しくありませんので、512GBでも不足と感じられることがあります。ただし、AOKZOE A2はmicroSDカードリーダーを搭載していますので、容量の拡張が可能です。

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ディスプレイは8インチから7インチになりました(リフレッシュレートについては説明がありませんでした)。ゲーミングUMPCではよく見かけるディスプレイサイズで、視認性は落ちますが筐体サイズを小さくできますので、一概にどちらがいいかは何とも言えません。実際、AOKZOE A2も従来モデルから一回りサイズが小さくなっています(タテ・ヨコそれぞれ約2センチ小さくなり、重さは約80 g軽くなりました)。

2.筐体

AOKZOE A2
正面から見たところです。ゲーミングUMPCはそれぞれデザインが異なりますが、基本的なレイアウト(スティックやボタン配置)はどれもほぼ同じです。AOKZOE A2も正面から見る限り他のゲーミングUMPCと著しく異なる感じはありません。

AOKZOE A2
しかし、前面のガラスが大きくなり、ディスプレイ面だけでなく全体を覆うタイプになりました。高級感を高める効果があると思われます。また、このガラスは「プレス加工された1枚の高アルミニウムガラス」で、強度や透過性も高くなっています。

AOKZOE A2
あと、ベゼル(ディスプレイ四隅の黒いところ)がなくなりましたので、視認性・デザイン性も向上しています。

AOKZOE A2
ポート構成です。ゲーミングUMPCはUSB Type-Cポートから給電/充電するものがほとんどですが、一部の大手メーカー製品で「USB Type-Cポートが1つだけ」というものがあります。AOKZOE A2はUSBポートが合計で3つあり、うち2つはUSB4規格なので、実用性は非常に高いと言えます。

3.価格など

AOKZOE A2はハイビーム公式ストアとAmazonで販売中で、4月18日現在の価格はスタンダード版が89,800円、プロ版が139,800円です。昨年ASUSのROG Allyが発売されてからというもの、ROG Allyの価格(Ryzen Z1 Extremeモデルが109,800円)が基準、という印象があります。AOKZOE A2のプロ版はROG Allyよりも高価ではありますが、RAM/SSD容量が大きく、ROG Allyよりも価格が高い根拠は見いだせますね。

また、個人的には下位のスタンダード版の89,800円という価格にも魅力を感じます。スタンダード版でもそれなりにゲームを楽しめると思いますし。

4.関連リンク

AOKZOE A2 ポータブルゲーミングPC:ハイビーム
AOKZOE A2 国内正規版 ポータブルゲーミングPC:Amazon

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