記事にアフィリエイト広告を含みます

ドン・キホーテ NANOTE P8 -ドンキのUMPCが大きくパワーアップしました!

ドン・キホーテ NANOTE P8
2020年に発売され、いろいろな意味で話題になった驚安の殿堂「ドン・キホーテ」の手になるUMPC(ウルトラモバイルパソコン)「NANOTE」。それから1年、大きくパワーアップしたニューモデル「NANOTE P8」が発売されました。筐体品質などはともかくとして、ウインタブ的には「ぜんぜん使えるスペック」のUMPCだと思います。

スポンサーリンク

1.NANOTE P8 スペック

スペック表

  NANOTE P8
OS Windows 10 Home
CPU Intel Pentium N4200
外部GPU なし
RAM(メモリ) 8GB
ストレージ 64GB eMMC
光学ドライブ なし
ディスプレイ 7インチ(1,920 × 1,200)
ネットワーク 802.11 b/g/n、Bluetooth 4.0
入出力 USB Type-C(充電用)、USB 3.0、microHDMI、オーディオジャック、microSDカードリーダー
カメラ Webカメラ(0.3MP)
バッテリー 7.6V/2,050mAh(約7時間)
サイズ 181×113.6×19.6 mm
重量 560 g

コメント

従来モデル(NANOTE)からの変更点はそんなに多くはありませんが、非常に重要なところが変わっています。

スポンサーリンク

まずCPU。従来モデルのAtom z8350からPentium N4200になりました。

ドン・キホーテ NANOTE P8
これはPassmarkが公表しているベンチマークスコアです。4月20日現在のもので、一番下の「CPU Mark」の数値が大きいほうが高性能です。左が従来モデルに搭載されていたAtom、右がNANOTE P8のPentium、そして中央がウインタブ的には「まあ使える」と評価しているエントリーCPU、Celeron N4100のスコアですが、これを見れば大きな性能アップということがわかります。

なお、Celeron N4100とPentium N4200のスコアについて「Celeron < Pentiumじゃないの?」とか「N4100よりもN4200のほうが偉そう」とか思いますよね?しかし、Celeron N4100は開発コードネームがGemini Lake、Pentium N4200はApollo Lakeなので、世代としてはCeleron N4100のほうが新しいんです。このスコア差はそのあたりのところを反映したものと思われます。ともあれ、Pentium N4200というのは、NANOTEのサイズ感や価格から見て、全く文句のないCPUだと思います。

RAMも従来モデルの4GBから8GBになりました。これも大きな改善ですね。CPU性能の大幅アップと合わせ、サクサク感が大きく向上していると思います。一方でストレージは64GB eMMCと従来モデルから据え置きです。欲を言えばきりがないでしょう。NANOTEというのはある意味激安価格であることを義務付けられているような製品ですしね。

その他のスペックはほぼ変わりません。厳密にはバッテリー容量が従来モデルの「5000mAh/3.8V」から「2050 mAh/7.6V」になりましたので、数値上は少し容量が減ったということになりますが、駆動時間は変更ありません。あとはサイズのうち、重量が520 gから560 gになりました(タテ・ヨコ・厚さは変更ありません)が、これも「重量計(はかり)」の機嫌次第でなんとでもなる、と考えておきましょう。NANOTEですし。

2.NANOTE P8 筐体

ドン・キホーテ NANOTE P8
筐体に関しては、公開されている画像を見る限り、従来モデルのNANOTEと全く同じと思われます。なお、従来モデルはライターのかのあゆさんが自費購入し、レビュー記事を書いていますので、こちらも見ていただくと品質面での参考になるかと思います。
ドン・キホーテ NANOTE レビュー

ドン・キホーテ NANOTE P8
見た感じONE-OneMix(初代)によく似たデザインで、この画像、そしてトップ画像にあるように「コンバーチブル2 in 1」筐体です。

3.NANOTE P8 価格など

ドン・キホーテ NANOTE P8は4月20日より全国のドン・キホーテ店舗で販売がスタートしています。価格は税込み32,780円です。従来モデルは税込み21,780円でしたから、さすがにちょっと高価になりました。しかし、CPUとRAMのスペックが大きく向上していますので、使用感はめちゃめちゃ良くなっていると思います。

あとは筐体品質ですね…。かのあゆさんのレビューによれば、従来モデルの品質はお世辞にもいいとは言えないものだったので、この点がちょっと気がかりです。

4.関連リンク

初回生産 3,000 台を 1 カ月でほぼ完売させた NANOTE シリーズの第 2 弾!UMPC×タブレット 『NANOTE P8』:ドン・キホーテ ニュースリリース
Nanote P8:ドン・キホーテ 製品紹介

スポンサーリンク

コメント

  1. 匿名 より:

    タイピングしている画像の合成がでたらめ過ぎて笑うか

  2. 匿名 より:

    気になるので人柱になって

  3. かぜ より:

    旧型に続いて買っちゃいました

  4. H.B より:

    前回のは即品切れになって試せなかったのですが、Chromebook化したら便利だったりしないかなと思っています。どなたかすでに試しましたか?
    私も手に入れば試してみようと思います。

  5. 匿名 より:

    勢いに任せて購入しました
    初代NANOTEとの比較における個人的な簡易レビューは以下の通りになります

    オススメ度(☆5段階評価):☆なし(危険物)

    改良点
    ・キーボード(tabキーの位置、ファンクションキーの全コンビネーション化)
    ・CPU&RAM

    改悪点
    ・電源(PD非対応12V電源。後述しますが、これのみによって判定が危険物となりました)
    ・キーボード(キーボードの右側が使いにくくなりました)

    総評
    ・危険物。オススメはできない

    スペックアップでパソコンとしては非常に使いやすくなったNANOTE p8ですが、後述する電源の問題により可用性という面では初代NANOTEの完全劣化版となり、総評の危険物判定へとつながります
    初期状態でもサクサク動き、NANOTEでおなじみの冷却modifyを行う事で、さらなるスペックの安定化も狙える他、基本性能としては欲を言えばが見える(基盤上にあるm.2スロット)など、申し分ない優秀なUMPCです
    パソコンとしてみたときの総合的なスペックという面では間違いなくコスパ最高クラスのUMPCといえるでしょう

    ところが、そのような高コスパUMPCであるNANOTE p8の判定が「☆なし(危険物)」となる理由は、電源にあります
    NANOTE p8はPD非対応でありながらType-Cコネクタを採用おり、しかも12V出力を強制されなければ充電すらできないという危険物のため、マニアでこそ手出しを躊躇うような危険物となっています
    付属の電源が12V出力固定のType-Cコネクタというだけで、マニアにはその危険度が理解されると思いますが……

    すなわち、これはType-Cで充電する一般的な機器を破壊するためだけに存在する危険物です

    仮にPD対応だったならば最高評価である☆5は堅く、あるいは電源が専用端子であったならば☆4も堅い端末となりえましたが……
    電源が汎用的なType-Cコネクタでありながら12V出力の専用電源を強制するという外道構造のため、NANOTE p8のオススメ度は「☆なし(危険物)」とせざるを得ないでしょう

    • 匿名 より:

      レポートありがとうございます。
      Type-C充電器の形をした普通のACアダプターでしたって感じでしょうか。
      初心者泣かせですね…。

  6. 匿名 より:

    その通りですね
    PDさえ入っていればPDで12V1.5A以上に限定する仕様も許されたのですが、入っていないのでこのようなACアダプタを流用した危険な仕様にせざるを得なかったのでしょう
    コネクタこそ汎用のType-Cですが、一般のPD電源で使うには専用のトリガーケーブルが必須になるなど、知識がなければ手を出さない方が無難な仕上がりとなっています
    比較的高い基本性能、基板上にm.2スロットの配線が存在するなど、十分に化けるだけの素地はあるだけに、電源周りの不備が惜しい限りです
    次回のNANOTE p8改にてスペックそのままから向上、値段据え置きでPDが採用される事を願うばかりですね