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MSI Prestige 14 - 14インチで1.29 kgのコンパクトボディにGeForce GTX1650を搭載!クリエイターもゲーマーも注目のモバイルノート

MSI Prestige 14
10月16日にMSIが製品発表会を開催しました。その模様については記事を掲載していますので、こちらをご覧ください。今回はこの発表会で明らかになったクリエイターノートの新製品4機種のうち、14インチサイズのハイスペックマシン「Prestige 14」をご紹介します。「クリエイターノート」という位置づけではありますが、筐体重量が1.29 kgと軽量なので、ビジネスモバイルノートとしても十分使えますし、モバイル・ゲーミングノートとしてもいけそうな製品です。

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1.スペック

MSI Prestige 14
この製品は3つのバリエーションモデルが存在しますので、まずはバリエーションを確認しておきます。

A10SC-165JP:Core i7-10710U/GTX1650/16GB/512GB SSD/FHD DP
A10RB-255JP:Core i7-10510U/MX250/32GB/1TB SSD/4K DP
A10RB-250JP:Core i7-10510U/MX250/16GB/512GB SSD/FHD DP
※A10RB-255JPのみWindows 10 Pro搭載
※A10RB-255JPはMSIストア限定モデル

CPUは第10世代(Comet Lake)のCore i7-10510UとCore i7-10710Uの2種類で、Core i3とかCore i5の設定はありません。現状ベンチマークスコアの情報が十分にはないのですが、Core i7-10710Uは特に高性能で、第9世代の高性能CPUであるCore i7-9750Hに近いくらいの実力があるようです。Passmarkが公表しているベンチマークスコアは下記のとおりです(ただし、Core i7-10710Uはスコア算出の元になるサンプル数が4、Core i7-10510Uが7と、非常に少ないので、今後大きく公表値が変化する可能性があります)。

Core i7-10710U: 12,532
Core i7-10510U: 9,561
Core i7-8565U: 8,909
※10月18日現在のPassmark公表値。数値が大きいほうが高性能
※Core i7-10710Uのサンプル数は4、Core i7-10510Uは7

Core i7-10710Uに組み合わされる外部GPUはGeForce GTX1650 Max-Q、Core i7-10510UはMX250となります。GTX1650搭載モデルに関してはオンラインゲームのプレイも十分可能な性能になっていると予想されます。

ディスプレイは2種類、一般的なFHD解像度のものと4K(3,840 × 2,160)のもので、4KディスプレイはGTX1650モデルにはなく、Core i7-10510U/MX250モデルにのみ設定され、MSIストア限定販売となります。また、4KディスプレイモデルのみRAMが32GB、ストレージが1TBと大容量で、RAW現像や動画編集などのクリエイターの制作業務を強く意識したものになっています。FHDディスプレイのモデルもRAMは16GB、ストレージは512GBと一般的なモバイルノートよりも容量は大きいです。

通信に関してはGTX1650モデルのみWi-Fi 6(ax規格)に対応し、それ以外のモデルは他社製品と同様、ac規格までの対応です。入出力ポートはThunderbolt 3を2ポート搭載しています。そのかわりHDMIがないんですけど、高品質な外部ディスプレイ出力が可能です。それと、最近の新製品では省略されがちなmicroSDカードリーダーも備えています。

サイズは「相当小さい」ですね。特に横幅が319 mmというのは14インチノートとしては最小クラスです。重量のほうは1.29 kgと最軽量クラスとは言えないものの、外部GPU、特にGTX1650を搭載しての重量としては非常に軽量と言えます。

2.筐体

MSI Prestige 14
この製品とよく似たスペックの従来モデル「PS42 MODERN」とは少し雰囲気が異なります。むしろ15.6インチの「PS63 Modern」に近いですね。正面から見るとご覧の通り、かなりのナローベゼルになっていて、カーボングレーの筐体色もあり、引き締まって見えます。

MSI Prestige 14
天板です。この製品はゲーミングノートという位置づけではないので、「割と普通」に見えますが、エッジ部分にはブルーのダイヤモンドカット加工が施されています。筐体素材はアルミ合金です。

MSI Prestige 14
側面です。最近いろんなメーカーで採用が進んでいる「ドロップダウン式ヒンジ」が採用され、ヒンジ開口時にキーボード面に適度な角度がつくようになっています。

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MSI Prestige 14
MSIの公式サイトとMSIストアにはカーボングレーの筐体色のみでしたが、新製品発表会ではホワイトのモデルが展示されていて、ビックカメラ、ヨドバシカメラでもホワイトのモデルが販売(予約販売)されています。以下、展示会で撮影した画像を元に補足説明をさせていただきます。

MSI Prestige 14
すみません、ホワイト筐体のモデルを撮影したのですが、照明の関係で少し黄みがかっています。実物は「純白」に近いくらいにきれいな白で、DELL XPS 13を思い出させてくれるような美しさでした。

MSI Prestige 14
キーボードです。この画像では英語配列になっていますが、日本仕様はバックライト付きの日本語配列となります。ENTERキーの右に一列あるタイプですが、左右の余白(余地)が小さいことからわかる通り、十分なキーピッチ、キートップ・サイズになっています。また、タッチパッドも大型で、指紋センサーも備えています。ちなみにこの製品は顔認証と指紋認証の両方に対応します。

MSI Prestige 14
MSI Prestige 14
左右の側面です。フルサイズのUSBポートは右側面に、Thunderbolt 3(USB Type-C)は左側面に配置されています。また、下の画像を見ていただくと「ドロップダウン式ヒンジ」というのがわかりやすいかと思います。

MSI Prestige 14
底面です。通気口がちょっとお洒落なデザインになっています。ドロップダウン式ヒンジにより、使用時には底面に隙間ができますので、効率的な冷却もできそうです。

3.価格など

MSI Prestige 14はMSIストアなどで順次発売、となっています。10月19日現在でウインタブが把握しているのは下記のとおりです。

MSIストア:
A10RB-255JP(4Kモデル):189,800円(税込み208,780円)
※11月上旬発売。現在でも注文は可能

ビックカメラ(ヨドバシカメラも同価格):
A10SC-165JP(GTX1650):186,780円(税込価格、ポイント10%つき)
※筐体色ホワイト
※11月8日発売予定。現在でも注文可能。

Prestige 14はクリエイターノートで、スペックを確認すると4Kディスプレイや、RAM現像などに向く大容量のRAM/ストレージの設定があったりしますので、動画を編集したり、カメラが趣味(あるいは仕事)という人には最適な製品かと思います。また、イラストやマンガの制作にも向くと思いますが、その場合は少々オーバースペックと言えるかもしれません。

また、ゲーマーも注目でしょう。GTX1650 Max-QというGPUはゲーム用としては必ずしもパワフルとは言えませんし、高リフレッシュレートのディスプレイの設定もありませんが、旅行先、出張先でゲームプレイを楽しむくらいなら十分に使えそうです。

そしてビジネスマンのモバイルノートとしてもいいでしょうね。1.29 kgなので持ち運びも楽だと思いますし、ビジネス用途なら文句なしの性能を見せてくれると思います。個人的にはオーバースペックかな、という気もしないではありませんが、世の中には「スペック厨」な人もいるでしょうし、20万円を切る価格でGTX1650を搭載するモバイルノートが買えるのであればスペック厨でなくとも欲しくなりますね。

4.関連リンク

Prestige 14:MSI公式サイト 製品紹介
Prestige-14-A10RB-255JP:MSIストア
Prestige-14-A10SC-165JP:ビックカメラ
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