富士通 arrows Tab QH 2020年モデル(WQ2/E1)- Gemini Lakeは据え置かれつつスペック向上部分も。画面周りを中心に改良されていますよ!

arrows QH 2020 top
こんにちは、ひつじです。富士通の10.1インチWindows タブレット「arrows Tab QH」がリニューアルされましたのでご紹介します。先日ウインタブでも紹介したNEC LAVIE First Mobile/LAVIE Direct FMの好敵手(ただしarrows Tabは大人も想定顧客)と言えるかもしれません。従来モデルと同様、この製品もWeb限定販売で、型番は「WQ2/E1」となります。

スポンサーリンク

1.スペック

富士通 arrows Tab QH 2020
スペック表には記載されていないものの、このニューモデルから液晶画面がダイレクトボンディングに変更されました。そのため視差の発生などは抑えられているはずです。ペン入力に関しても対応する筆圧の階調が2,048階調から4,096階調になりました(しかもWacom製)。画面には特殊加工シートが装着されていて、「紙に鉛筆で書く時と同様の触感を徹底再現」しているとのこと。付属するスタイラスペンも鉛筆っぽさのある六角形ですし、イラストを描かれる人にとっては以前以上に魅力が強まったと言えそうです。

画面周りで唯一心配なのが液晶パネルが何なのか、という点です。WQ2/E1はスペック表に「IPS」という表記が見当たらないのですが、常識的にはほぼ確実にIPS相当のものが継続採用されていると思われます。

また面白いのがこの機種、CPU以外にもストレージ容量やメモリなどはある程度変更が可能な点です。これは前期種のWQ2/D1でも同様でしたが、ストレージの最大搭載可能容量は変更があったようで、eMMCながら256GBまで搭載できます。

個人的にCPUはN4000よりはN4100かなあ、と思ってはしまいますが、他の点は好みで選んでも良いように思います。(ストレージ容量が64GBだと少し厳しいかも、位です)。さらに色んなオプション品が展開されているのも特徴的で、装着しても合計1kg位の重量に留まる「軽量スリムキーボード」以外にもポートリプリケーターやクレードルなども用意されており、このクラスのタブレットではほかに例を見ないような拡張性を有しています。一方でGemini Lakeの予後を考えた時にオプションをどこまで投入するか、というのは悩ましい問題でもあります。

耐久性に優れている点も魅力です。防水や防塵性能に加えてMILスペック対応の堅牢性を併せ持つ機種というのはWindows系タブレットではあまり多くない印象があります。タブレットでないならLet’s Noteなどが堅牢性を売りにしていますが案外ああいった機種も好敵手なのかもしれません。

勿論、10.1インチタブレットとしては決して良好とはいえない重量や(数が捌けないが故に)高くなりがちなオプション品の価格は飲まないといけない対価でもあります…。ただフォローするなら重量は決して「悪い」というわけではなく、10.1インチのタブレットとしてはちょっと重いな、位。ここは頑張った結果だと思います。

2.筐体

arrows QH 2020 front
標準状態でもまるでカバーが付いているように見えますね。この製品は堅牢性がセールスポイントなので、4隅が補強されています。この辺りは前の機種と同様なのですがサイズや重量は恐らくダイレクトボンディングの影響か、微妙に改良されていたりします。良くも悪くもカラーリングがプレーンなブラックなので個性や派手さはなくとも、万人に使える仕上がりになっています。

arrows QH 2020 back
arrows QH 2020 texture
背面のテクスチャーも滑り落とし辛い工夫がなされているようです。防水性が求められるような環境であれば尚更重要であろう部分なのでありがたいポイントです。右上の指紋センサーが結構目立ちますね。

スポンサーリンク

arrows QH 2020 port1
arrows QH 2020 port2
端子回りです。いわゆる「キャップレス防水」ではないため、実際にはキャップがついているようですね。ただ端子系は画面を見て右側面に集約されているため便利です。両側についていると縦方向で使う時に取り回し辛いですから。またスタイラスペンを収納できる点はありがたいですね。Wacomの場合ユーザー側でもお気に入りなスタイラスペンを数本持っていたりするかと思いますが、外に出しておくしかない場合、どうしても失くしちゃいますから。使う使わないに関わらず位置が定まっている点が素晴らしい。

arrows QH 2020 bottom
また、見切れた端末のいる画像で申し訳ないのですが底面部分にはクレードルやキーボードの取り付けを想定した端子などがありますね。

arrows QH 2020 option1
arrows QH 2020 option2
arrows QH 2020 option3
オプション品も画像をいくつか。上から「LAN付軽量スリムキーボード」と「ポートリプリケーター」、「クレードル」です。軽量スリムキーボードにはLANポート(RJ45)付でないものもあったり、専用キャリングケースの使用には軽量スリムキーボードが必要だったり、クレードルやフォリオカバーは軽量スリムキーボードと併用できなかったりと相性はややこしいので注意が必要です。

なお、この製品の従来モデル(WQ2/D1)はウインタブで実機レビューをしています。筐体サイズが少し変わっていますので、細かい部分が異なるはずですが、参考までにご覧ください。
富士通 arrows Tab WQ2/D1(QHシリーズ)レビュー- 抜群に頑丈!周辺機器も豊富に揃う10.1インチでタフネスなWindowsタブレット(実機レビュー)

3.価格など

富士通 arrows Tab QH(WQ2/E1)は2020年2月5日より発売が開始され、現在富士通のショッピングサイト「WEB MART」限定で購入可能な状態です。なお、2019年2月発売の旧機種も併売されている点にご注意ください。販売価格は定価が103,400円ですが、2020年2月12日14時まで限定割引クーポンが配布中であるためMy Cloud非会員であれば84,788円(定価より18%OFF)、会員であれば82,720円(定価より20%OFF)にて購入が可能です。(いずれも税込)

ちなみにCeleron N4100と8GBメモリを搭載する場合であれば定価ベースで11,000円の増額、eMMCを64GBから128GBに変更したら17,600円の増額と会員向けの20%OFFクーポンを適用しても合計10万円を超えてきます。こうなるとさすがにちょっと厳しいですが、最小構成であればNECの例のタブレットとも比較できる射程にいるんじゃないでしょうか。

ひつじ個人としてはこの機種、「高い」とは思いません。いや、絶対的な金額は勿論高いんですけどこれだけ高水準な堅牢性を備えている上に、どれだけ売れるかも分からないオプション品もバリエーション豊かに用意しているわけで。スタイラスペンを多用する人にとっても魅力の多いハードウェアだと思います。そういう諸々を加味した時にこの値付けは多分妥当なんだろうな、とは思うんです。

ただ、N4100搭載機種に10万を払えるか?と単純に聞かれると神妙な顔にはなりますよ。10万があればMIL対応のゲーミングノートとかもエントリーであれば手が出せるレベルなので…。タフネスな小型タブレットで「使えるスペック」というパッケージングをどう評価するかでしょうね。

4.関連リンク

arrows Tab QHシリーズicon:富士通WEB MART

スポンサーリンク