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Windows 11の最初の開発版がリリースされたので、さっそくインストールしてみました

Windows 11最初の公式開発ビルドがリリース開始
こんにちは、かのあゆです。予定通り6月29日(日本時間)にWindows 11としては最初の公式開発ビルドとなる「22000」がWindows Insider Program登録ユーザー向けに配信開始となりました。一部メディアなどで報道されていた内部開発ビルド(21996.1)よりもさらに進んだバージョンとなっており、まだ日本語ローカライズが進んでいない部分もあるものの、新しくなったエクスプローラーなど新機能がすでに数多く実装されています。

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今回はInsider Programを複数登録している機種のうちLet’s Note RZ5に導入したので最初の印象をまとめておきたいと思います。

1.6月24日までにWindows Insiderに登録していたユーザーはシステム要件を満たしていなくても開発ビルドは導入可能

Let’s Note RZ5は前回の記事でご紹介したとおり「UEFIファームウェア搭載、セキュアブート有効」という条件は満たしているものの、ハードウェアとして搭載されているTPMチップのバージョンが1.2と古いこともあり、今のところWindows 11へのアップグレードは対象外とされていますが、実はWindows 11の発表イベントが行われた6月24日までにWindows Insider Programに登録していたユーザーの場合、特例処置としてシステム要件を満たしていなくても開発ビルドの導入が可能となっていました。Let’s Note RZ5は事前にWindows 10 Insider Programへの登録を行っていたため、今回リリースされたビルド 22000へ更新を行うことができました。

ウインタブ注:
6月29日公開の下記の記事でご説明していますが、TPM2.0とCPUの型番については開発ビルド(プレビュー版)のインストール要件から除外されました。ウインタブ所有のThinkPad 13(Core i3-6100U搭載)でも開発ビルドのインストールが可能でした。また、6月24日以降にInsider登録(Devチャネル)をしても、開発ビルドは入手できるようになりました。
Windows 11のシステム要件が緩和されるかも。正常性チェックツールはいったん削除

2.最初の開発ビルドながら大幅に変わったUI

標準の壁紙も新しいものに
公式にリリースされたWindows 11の開発版としては最初のバージョンとなるビルド 22000ですが、現行バージョンのWindows 10から大幅なUI変更が行われており、エクスプローラーも新しいものが実装されています。Windows 10と比較すると全体的に丸みを帯びたUIになり、設定アプリなども大幅に見た目が変更されています。いろいろと変更が多いため、初めのうちは操作に戸惑うことになりそうです。

タブレットUIは削除
またビルド 22000ではWindows 8から搭載されたタブレットUIが削除されました。Let’s Note RZ5の場合Continuumに対応しているため、Windows 10では画面を回転させるとタブレットUIに切り替わっていたのですが、Windows 11では特にモードの変更は行われません。

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アプリの互換性に関しては今のところWindows 10で動作していたものは特に不具合なく動作しています。かのあゆが普段使っているものだと

Mozilla Thunderbird
Google Chrome
Microsoft Office 365 Pro Plus
GIMP

に関してはWindows 11でも特に問題なく動作しました。ウイルス対策ソフトなど、一部のアプリに関しては正常動作しなくなる可能性もありますが、基本的にWindows 10で動作しているアプリはWindows 11でも問題なく使えると考えても良さそうです。

新しいストアアプリ
Windows ストアもすでに新しいものが搭載されています。現時点ではまだWindowsアプリしか用意されていませんが、今後Androidアプリや従来の(ストアアプリではない)デスクトップアプリも入手できるようになる予定です。

Winver
ちなみにファイル名を指定して実行、または検索バーから「Winver.exe」を実行するとバージョン情報を確認できるのですが、「Microsoft Windows 21H2」と表記されています。この点から本来はWindows 10の大型アップデートとしてリリースされる予定のものだったことがよくわかります。

3.まとめ

初回ベータ版ながら安定して動作している
Windows 7以来久々の復活となる「ウィジェット」や前述の新しくなったエクスプローラーなど、すでに今回リリースされたビルド 22000の時点で新機能が数多く実装されているものの、「Microsoft Teams」との統合やAndroidアプリのサポートなど、まだ現時点では利用できない機能も存在します。前述のシステム要件やUIに関しても正式版がリリースされるまで何回か変更が行われることになりそうです。

Let’s Note RZ5は前述の通り本来はWindows 11に対応していない機種ですが、初回ベータの割に安定している印象です。現状のシステム要件は少し厳しすぎるので、もう少しアップグレードできる機種の幅を広げてほしいと思いつつ、久々に名称変更を伴う大型アップデートということもあり、Insider Previewの更新を追いながら正式版のリリースを楽しみに待ちたいと思います。今後も何か気づいたことがあれば定期的に記事にしていく予定です。

4.関連リンク

Windows 11情報 記事一覧
Windows 11公式サイト:Microsoft

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