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予算1万円で買えるモバイルWindowsマシンを探す(2016年夏版)

1万円で買えるモバイルWindowsマシン
こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。数カ月に1回くらいのペースで「Windowsタブレット 機種比較」という特集をしています。そろそろ夏のボーナス時期、ということもあり、タブレットの機種比較特集をやろうと思っているのですが、ご存知のとおり8インチサイズについては特集を組むのが難しいと感じるくらいに製品数が減ってしまいました。

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なので、タブレット特集とは別に、とりあえず予算別のモバイルWindowsマシン購入ガイドみたいな特集をやってみます。今回は「1万円」です。ジャスト1万円、というのは難しいので1万円前後、ということで考えてみました。私のようにボーナスに縁のない人もいると思いますし、ボーナスの金額に期待ができない、という人だって多いと思います。少ない予算で、ちょっと目先を変えてくれるような面白い製品を購入したいものですね。

1.タブレット

Windows タブレットは1万円の予算で購入することができます。ただし、7インチから8インチまでです。中国タブレットの価格をGEARBEST(中国の通販サイトです)でチェックすると5月20日現在で13,485円という10.1インチタブレットがありましたが、「未知のメーカー」だったりしますので、今回は除外します。

geanee WDP-073-1G16G-10BT

geanee WDP073-1G16G-10BT
OS: Windows 10 Home
CPU: Intel Atom Z3735G
RAM: 1GB
ストレージ: 16GB
ディスプレイ: 7インチIPS(1,024 × 600)
価格: 7,980円~8,980円
販売サイト(NTT-X):geanee WDP-073-1G16G-10BT

ウインタブのセール特集記事の常連です。7インチサイズでWindows タブレットとしてはミニマムなスペックの製品ですが、PC版のWindows 10を搭載した、れっきとしたパソコンです。この製品はNTT-Xストアで販売されていて、通常時だと8,980円くらいの価格になっていますが、セール時に7,980円(もう数百円安くなることもあります)くらいで販売されています。

画面サイズが小さく、ストレージが16GBしかないため、キーボードを接続してパソコンとして使う、というのは苦しいものがありますが、「可能」です。ですが、どちらかと言うと気軽に携帯できるタブレット端末、と考えたほうがいいでしょう。

TJC StarQ Pad W01J + バッテリーセット

TJCのGWセール
OS: Windows 8.1 with Bing
CPU: Intel Atom Z3735G
RAM: 1GB
ストレージ: 32GB
ディスプレイ: 8インチIPS(1,280 × 800)
価格: 9,880円
販売サイト(StarQ):タブレット+モバイルバッテリーセット

いつもお世話になっているTJCの8インチタブレットです。私がお世話になっている、というのは読者にとってどうでもいい話ですが、この製品はおそらく8インチとしては実質国内最安値だと思います。8インチタブレットに大容量のモバイルバッテリーがセットされて9,880円です。ちなみに、この製品はGW限定品ということで販売され、この他に「タブレット + キーボードセット」というのが10,980円で用意されていたのですが、キーボードセットの方は完売、バッテリーセットのほうはまだ若干在庫が残っているので、そのまま継続販売している、とのことでした。

OSがWindows 8.1のままなので、Windows 10にアップグレードする必要がある(7月29日まで無償)のですが、Windowsマシンとしてはgeaneeの7インチタブレットよりは明らかに使いやすいはずです。RAM1GBというのは個人的にはそんなに問題視していないのですが、ストレージは16GBよりも32GBのほうがずっと快適になると思いますよ。

紹介記事:TJC StarQ Pad W01J - 総額2万円を切る8インチWindowsタブレット(実機レビュー)

Chuwi Hi8 Pro

Chuwi Hi8 Pro
OS: Windows 10 Home + Android 5.1
CPU: Intel Atom x5-Z8300
RAM: 2GB
ストレージ: 32GB
ディスプレイ: 8インチIPS(1,920 × 1,200)
価格: 94.79ドル(10,645円)
販売サイト(GEARBEST):Chuwi Hi8 Pro Tablet PC

中国の通販サイト「GEARBEST」や「Everbuying」をのぞいてみると、1万円前後で購入できる8インチタブレットはたくさんあります。スペックはどれも似通っていて、OSがWindows 10とAndroid 5.1のデュアルブート、CPUがCherryTrail世代のAtom Z8300、RAMが2GB、ストレージが32GBというものです。

今回Chuwiを選んだのは私が過去にChuwiの製品(Hi8 Proの前身機であるHi8)を試用し、現在まで故障することなく安定的に動いてくれている、というのが一番大きな理由で、それ以外にこの製品はティスプレイ解像度が1,920 × 1,200とワンランク高いというのもあります。

スペックを見る限り、明らかに日本製品よりも高性能ですし、Androidも使える、というのは大きな魅力になりますね。しかし、製品としての安定性はやはり劣ります。細かな不具合も多いですし、ある程度PC知識がないと、たまに発生する不具合に対処するのが難しいです。また、並行輸入品のため、「技適マーク」がついていません。

これらのことを考慮すると、誰でも気軽に、ということではおすすめできず、何かあっても自分で対処できる、自己責任を完結できる、という人向けだと思います。でも、逆にそういう人にはとっても楽しいデバイスだと言えます。

紹介記事:Chuwi Hi8 Pro - 話題の激安8インチタブレットがCherryTrailになった

2.Windows 10 スマホ

2015年終盤、Windows 10 Mobile(というスマホ用のOS)になってから、Windows スマホ(WindowsPhone)は多くのメーカーから登場しました。Windows スマホはAndroidスマホと同様、製品の価格帯が非常に広く、低価格帯の製品であれば1万円前後で購入することができます。

これらのWindows スマホは処理性能はそれほど高くはありませんが普段使い(メール、SNS、Webブラウジング、動画視聴など)には十分ですし、軽めのゲームなら問題なく動かせます。また、電話機としてではなく、小型のWi-Fi端末としても使えるので、一台持っておいてもいいかもしれません。

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ドスパラ Diginnos Mobile DG-W10M

ドスパラ Diginnos Mobile DG-W10M
OS: Windows 10 Mobile
CPU: Qualcomm Snapdragon 210
RAM: 1GB
ストレージ: 16GB
ディスプレイ: 5インチ(1,280 × 720)
価格: 9,980円
販売サイト(ドスパラ):Diginnos Mobile DG-W10M

ドスパラの5インチスマホです。CPUはエントリークラスですが、液晶サイズやストレージ容量は十分なものになっており、はっきり言って激安です。またFREETELと提携していて、この製品を購入しFREETELのSIMを入れる場合は初期費用が無料になります。

私はこの製品を持っていますが、どう考えても1万円のスマホじゃないですね。メーカーさんが少し気の毒に思えたりもします。

紹介記事:ドスパラ Diginnos Mobile DG-W10M - スマホの基本を押さえ、コスパも高いWindows 10 スマホ(実機レビュー)

geanee WPJ40-10

geanee WPJ40-10 WindowsPhone
OS: Windows 10 Mobile
CPU: Qualcomm Snapdragon 210
RAM: 1GB
ストレージ: 8GB
ディスプレイ: 4インチTN(800 × 480)
価格: 9,980円
販売サイト(NTT-X):
geanee WPJ40-10-BK(ブラック)

geanee WPJ40-10-WH(ホワイト)

※この製品は会員限定クーポンで上記価格になります

geaneeの4インチスマホです。こちらは紛れもないエントリースペックとなりますが、「4インチ」というのが大きな魅力です。スマホに多くの機能を期待していない人にとって、5インチとか5.5インチなんていうサイズは邪魔に思われるでしょう。昨今だと4インチというサイズは逆に魅力的だと思いませんか?

ただ、このスペックだと多くのことは期待しない方がいいでしょう。また、使い方によりますが、おそらくmicroSDカードは必要になると思います。

紹介記事:geanee WPJ40-10 - 待ってた!4インチWindows スマホ(WindowsPhone)、2月5日発売!

3.スティックPC

PCとして使うためにはディスプレイとキーボード、マウスなどのポインティングデバイスが必要になるため、タブレットやスマホと同列にはできませんが、スティックPCも頑張ってます。リビングのテレビに接続して家族用のエンタメマシンとしても使えますし、周辺機器を接続できる環境があるのなら出張や旅行のお供にもできます。もちろん予備のPCとして1台持っておく、というのもいいですね。

ドスパラ Diginnos Stick DG-STK3

ドスパラ Diginnos Stick DG-STK3
OS: Windows 10 Home
CPU: Intel Atom Z3735F
RAM: 2GB
ストレージ: 32GB
ディスプレイ: なし
価格: 9,980円
販売サイト(ドスパラ):スティックPCのラインナップ

現在のところ、日本のスティックPCのプライスリーダーはドスパラです。この製品は発売後それほど期間が経過していませんが、すでに1万円を切る価格になっています。スティックPCで実売価格が1万円を切るものとして、Amazonあたりを探してみるとマウスの製品なども見つかりますし、LenovoやIntelの製品も1万円台で購入できますが、もともと差別化が非常に難しい(サイズの制約が大きい)ジャンルなので、設計が新しく、価格が割安なこの製品のみ紹介しています。

紹介記事:ドスパラ Diginnos Stick DG-STK3 - 新スティックPCは「税込み」9,980円!さらに薄く、軽く!

VOYO V2

VOYO V2 ミニPC
OS: Windows 10 Home
CPU: Intel Atom Z3735F
RAM: 2GB
ストレージ: 32GB
ディスプレイ: なし
価格: 99.99ドル(11,229円)
販売サイト(GEARBEST):VOYO V2 TV Box

中国製品から、スティックPCと比較的近い製品特性を持っている「TV BOX」を紹介します。TV BOXはスティックPCよりもサイズが大きいのですが、そのぶん拡張性に優れ、中国らしくデュアルブート機であるとか、いろんな付加機能のついた製品があります。VOYO V2はバッテリーを内蔵しており、なんとモバイルバッテリーとしても使うことができます。

VOYO V2には2つのバリエーション、「8,000 mAhのバッテリー」というのと「5,000mAh + 64GB SSD」というのがあります。また、並行輸入品なので技適マークはありませんが、有線LANポート(RJ45)を備えているのも安心ですね。ただし、やはり中国製品ということもあり、日本メーカーの製品に比べると安定性、信頼性は劣ると思いますのでご注意ください。

紹介記事:VOYO V2 - TV BOXって何なのよ?要するに中国版の文庫本PC

4.キーボード付きは難しい

「1万円で買えるモバイルWindowsマシン」って結構いろいろ選べますよね!でも、私が調べた限り、8インチを越えるサイズのタブレットやキーボードつきの2 in 1、ノートPCを1万円前後で見つけるのは無理でした。10インチタブレットは日本製品だと2万円前後から、中国製品だと15,000円くらいから、となっていて、ノートPCだと日本製品で3万円弱、中国製品でも2万円強くらいからです。

しかし、Windowsマシンが1万円前後から手に入る、っていうのはすごい時代になったもんですよねー。個人的には存続が危ぶまれている小型のWindows タブレットをイチオシしたいところですが、Windows スマホやスティックPCも魅力的ですよね?

「え?これで1万円なの?」とか「このくらいの価格なら問題なし」という人も多いと思います。新しいデバイスを購入すると気分も変わりますから、この機会に検討してみてください。

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