DELL Inspiron 15 7000やdynabook ZZ75、大画面ノートPCをモバイル用にも使いたい!2020春のPC購入ガイド

mouse X5
こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。「2020春のPC購入ガイド」特集の(特別編を含め)9回目です。今回は「モバイル利用も可能な軽量15.6インチPC」という切り口で調べてみました。日本のPC市場では最もよく売れている15.6インチノートですが、小さいのが好きなウインタブとしては正直あまり得意なジャンルではありません。また、15.6インチノートというのは非常に製品数が多く、そう簡単に「まとめ」とかができるようなものでもないです。そこで、最近増えている「軽い15.6インチ」に絞ることにしました。

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今回の条件はシンプルで、

重量が1.5キロ前後のもの。具体的には1.6キロ以下

ということにしました。最近の15.6インチノートは軽量化が進んでいて、1.8キロくらいなら非常に多くの製品が該当します。また、ウインタブではここ数年「モバイルノートは1.5キロまで」という論調で記事を描いていて、その意味では1.5キロというのがひとつの基準になると思うのですが、サイズがサイズなんで、少しだけ条件を甘くした、ということです。1.6キロまで緩めると、外部GPU搭載機とか、Surfaceシリーズとかも含めることができ、比較記事として適当かな、と思いました。なお、この記事はウインタブのオピニオン記事です。この記事に掲載していない製品が悪い、ということはありませんので、この点あらかじめご了承下さい。

1.DELL Inspiron 15 7000 (7590)

DELL Inspiron 15 7000 (7590)
価格: 105,383円(税込み115,921円)から
※3月14日現在のDELL公式サイト価格

OS: Windows 10 Home / Pro
CPU: Core i5-9300H/Core i7-9750H
GPU: GeForce GTX1050/GTX1650
RAM: 8GB/16GB
ストレージ: 256GB/512GB SSD
ディスプレイ: 15.6インチWVA(1,920 × 1,080)
サイズ: 357.56 × 238.84 × 17.94-19.90 mm / 1.59 kg

ウインタブを始めた頃(2014年ですね)は、「DELLってアメリカン」みたいなことをよく書いていたんですよね。つまり、大きめサイズの製品が多い、ということです。しかし、最近は1キロを切るモバイルノートなんかも販売されていますし、必ずしもアメリカンサイズとは言えない感じになっています。このInspiron 15 7000もそう。

DELLのノートPCブランドにはXPSとInspiron、DELL Gがありますが、Inspironというのはかなりのワイドバリエーションで、ハイスペック機もあればエントリー機もラインナップされています。また、製品名に3000、5000、7000という数字が入っていて、「数字が大きいほうが上位モデル」となります。なので、Inspiron 15 7000は「Inspironの15インチノートでは最上位」ということになります。

スペックのほうも最上位にふさわしい、というかゲーミングノート並みです。CPUは第9世代(Coffee Lake)のCore i5/Core i7ですし、すべてのバリエーションモデルで外部GPUのGeForce GTXが搭載されています。このCPUとGPUであれば、オンラインゲームのプレイも十分に可能ですね(ゲームによってはグラフィック品質を少し落としてやる必要があります)。

そして、これだけのハイスペックマシンでありながら重量は1.59 kgと、かなりの軽さを実現しています。筐体素材にマグネシウム合金を使用し、Inspiron最上位モデルとしての高級感・質感をしっかり確保した上でパフォーマンスと軽さを両立しているのが素晴らしいです。

DELLへのリンク:
 DELL Inspiron 15 7000 (7590) - ゲーミングノートに匹敵する性能ながら重さわずか1.59 kg!デルの最新15.6インチがすごい!
ウインタブ紹介記事:
 New Inspiron 15 7000 (7590) (2019年6月7日発売)

2.dynabook ZZ75

dynabook Z
価格: 111,800円(税込み122,980円)から
※3月14日現在のDynabook Direct会員価格

OS: Windows 10 Home
CPU: Core i5-8265U/Core i7-8565U
RAM: 8GB/16GB
ストレージ: 256GB/512GB/32GB Optane+1TB SSD
ディスプレイ: 15.6インチIGZO(1,920 × 1,080)
サイズ: 359 × 250 × 17.6 mm / 1.409 kg

Dynabookの15.6インチというと、旧東芝の「どっしりした光学ドライブ付きのスタンダードノート」をイメージしますが、このZシリーズ(WebオリジナルモデルはZZシリーズ)はちょっと違います。「らしくない」と書くと叱られそうですが、15.6インチにして1.4キロという軽さを実現しています。

CPUが第8世代(Whiskey Lake)にとどまるものの、新設計の筐体にIGZOディスプレイ、上位モデルにはOptaneメモリー(HDDキャッシュとしての機能があり、データアクセスが高速化します)を搭載するなど、高い実用性とデザイン性を有した製品と言えます。価格もDynabook Directの会員登録(無料です)をすれば外資メーカーに引けを取らないくらいに購入しやすくなりますよ。

Dynabookへのリンク:
 dynabook ZZ75/L
ウインタブ紹介記事:
 dynabook Z(ZZ) - 軽量コンパクトで持ち運べる15.6インチ!これがdynabookのハイスペック モダンPC!

3.LG gram

LG gram 15Z90N
価格: 144,800円(税込み159,280円)から
※3月14日現在のAmazon価格

OS: Windows 10 Home
CPU: Core i5-1035G7/Core i7-1065G7
RAM: 8GB/16GB
ストレージ: 256GB/512GB/1TB SSD
ディスプレイ: 
 15.6インチIPS(1,920 × 1,080)
 17.0インチIPS(2,560 × 1,600)
サイズ:
 15.6インチ:357.6 × 225.3 × 16.8 mm / 1.120 kg
 17.0インチ:380.6 × 262.5 × 17.4 mm / 1.350 kg

大型でも超軽量なノートPCといえばやはりLG gramでしょう。15.6インチだけでなく17インチでも1,350 gと、重量だけ見ればモバイルノートと言っていいくらいになっています(ただし、17インチはお使いのバッグにすんなり入るかどうかは微妙です)。

最近ニューモデルが登場し、CPUは第10世代(Ice Lake)のCore i5/Core i7が搭載され、RAMやストレージ容量も余裕があります。ただ、この製品はとにかく「サイズ」が最大のセールスポイントになっていて、それ以外は(決して悪くはありませんが)特に個性的な仕様ではありません。

それと、LG製品はもはや国内メーカーや米系メーカーと比較しても価格優位性はありません。最近は特にスマホでは「中国メーカーだから安い」ということは言えなくなってきていますし、韓国メーカーに至ってはハイスペックで高価格という感じになっていますよね。gramの価格を見ても、この記事で掲載しているPCの中ではむしろ高価な部類となります。

LGへのリンク:
 LG gram特設ページ
ウインタブ紹介記事:
 LG gram 15Z90N(15.6インチ)ー 重さ1.2kg未満の「15.6インチ・モバイルノート」がIce Lake搭載でパフォーマンスも向上!
 LG gram 17Z90N(17インチ)ー 17インチノートPCがIce Lake搭載で1,350g。大画面でもモバイルできる!

4.Microsoft Surface Laptop 3

Microsoft Surface Laptop 3
価格: 136,800円(税込み150,480円)から
※3月14日現在のMicrosoftストア価格

OS: Windows 10 Home
CPU: AMD Ryzen 5 3580U/Ryzen 7 3780U
RAM: 8GB/16GB
ストレージ: 128GB/256GB/512GB/1TB SSD
ディスプレイ: 15インチPixelSense(2,496 x 1,664)タッチ
サイズ: 339.5 x 244 x 14.69 mm / 1.542 kg

独特の存在感を持つMicrosoftのSurfaceシリーズ。Surface Laptop 3は一般的にイメージする「デタッチャブル2 in 1(タブレット)のSurface Pro 7やSurface Go」とは異なり、クラムシェルノート形態のPCです。厳密には15.6インチではなく、15インチなのですが、使用感は変わらないと思いますので、この記事で紹介しています。

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CPUはAMD Ryzenですが、Surfaceシリーズ特製です。正確に言うと内蔵GPUが「Radeon RX Vega Microsoft Surface エディション」となり、一般的なRyzenよりも高いグラフィック性能を誇ります。また、ディスプレイも一般的なクラムシェルノートよりも少し縦方向に長い、アスペクト比3:2となっていて、解像度も2,496 × 1,664と高精細です。

Surfaceシリーズ全般に言えることですが、価格が少しばかり高く感じられます。ただ、Surfaceシリーズは全モデルOffice Home & Business 2019が付属する、というのが要因として挙げられます。「自前のソフトなんだからタダでつけろや!」と無茶なことを言う人もいますが、Microsoftも商売でやってますんで、ここは仕方のないところでしょう。個人的にはOfficeレスのモデルも販売してもらいたいですが、現行モデルに関しては、Officeの価格が含まれていることを考慮すれば必ずしも割高な製品とは言えません。

Microsoftストアへのリンク:
 Surface Laptop 3icon
ウインタブ紹介記事:
 Microsoft Surface Laptop 3 - 「スペシャルなRyzen」の15インチ版も追加されました!13.5インチ版は第10世代、Ice LakeのCore iプロセッサー搭載!

5.mouse X5-B

mouse X5
価格: 89,800円(税込み98,780円)から
※3月14日現在のマウス公式サイト価格

OS: Windows 10 Home/Pro
CPU: AMD Ryzen 5 3500U
RAM: 8GB/16GB
ストレージ: 256GB/512GB/1TB SSD
ディスプレイ: 15.6インチ(1,920 x 1,080)
サイズ: 356.8 x 233 x 17.9 mm / 1.4 kg

マウスコンピューターは、「実用性を損なうくらいなら重くて大きくて結構」みたいな考えの会社だと思っていたのですが、最近のニューモデルはそんなことはありません。このX5-BはCPUにAMD Ryzen 5を搭載し、15.6インチサイズながら重量を1.4 kgに抑えています。また、マウスらしい豊富な入出力ポートも健在で、合計で4つのUSBポートにHDMIポート、有線LANポート、そしてmicroSDカードリーダーを備えています。

また、この製品は天板が「鮮やかなレッド」で、ここもマウスっぽくない感じがします。実機を確認しましたが、若い人や女性はもちろん、年齢や性別に関係なく「うわあ、いい色だなあ」と感じられる「元気の良さ」があります。価格もこの記事の中では唯一税込みでも10万円を切っていて、この点も魅力的です(マウスのPCは本来必ずしも最安値を競うようなものではありません)。

マウスコンピューターへのリンク:
 15.6型 mouse X5シリーズicon
ウインタブ紹介記事:
 マウス X5 - 重量わずか1.4 kg、鮮やかなレッドの天板にRyzen 5搭載!「15.6インチモバイルノート」が登場です!

6.MSI Modern 15

MSI Modern 15
価格: 149,818円(税込み164,800円)から
※3月14日現在のビックカメラ価格

OS: Windows 10 Pro
CPU: Core i7-10510U
GPU: GeForce MX330
RAM: 16GB
ストレージ: 512GB SSD
ディスプレイ: 15.6インチ(1,920 x 1,080)
サイズ: 356.8 x 233.7 x 15.9 mm / 1.6 kg

ラストはMSIのハイスペックマシンです。実はこのModern 15とほぼ同じ筐体で外部GPUにGeForce GTX1650 Max-Qを搭載するPresitige 15というのがありまして、どちらを選ぼうかと思ったのですが、Presitge 15は実売価格が20万円近いので、この記事で紹介している他の製品とのバランスを取るため、Modern 15のほうにしました。

ただ、Modern 15のほうもかなりの高性能マシンです。外部GPUのGeForce MX330はウインタブではまだ実機を試したことはありませんが、クリエイターの制作やビジネスマンのリッチなプレゼン資料作成など、PC負荷の高い作業も十分こなせると思います。

それと、地味にOSがPro版です。個人利用の場合、Pro版でないと困る、という場面は必ずしも多くはありませんがPCをリモートで操作したいとか、客先プレゼンの直前にWindows Updateがかかってしまうのを止めたいとかの場合には便利かと思います。

重量は1.6 kgと、15.6インチノートとしては十分に軽量ですが、この記事の中では「最重量」になっちゃいましたねw ただ、筐体デザイン、CPUやGPU、RAM容量などと価格とのバランスを考えると、かなりお買い得な高性能マシンと言えるでしょう。

ビックカメラへのリンク:
 Modern-15-A10RAS-061JPicon
ウインタブ紹介記事:
 MSI Modern 15 - 15.6インチでGeForce MX330搭載の薄型・軽量な「ビジネス・クリエイターノート」

7.検討のポイント

軽さなら

この記事の趣旨である「とにかく軽く」ということだとLG gramが断然トップです。15.6インチで1,120 gというのもすごいですが、17インチさえも1,350 gと、モバイルノートとして十分に通用する軽さになっています。ついで以前からのウインタブの「モバイルノートは1.5 kgまで」という論調に沿うものとしてmouse X5-Bとdynabook ZZ75が該当します。いずれも軽いPCのメーカーというイメージが薄いような気がしますが、dynabookは13.3インチノートでも重量1キロ切りを達成していますので、実は軽量PCメーカーでもある、ということですね。

ともあれ、軽さを第一の購入要素にするのであれば評価は明らかと言えます。

性能なら

CPUとGPUの組み合わせから見て最高性能と評価できるのはInspiron 15 7000でしょう。ちなみにCoffee LakeのCore i7とGTX1650、RAM16GB、512GB SSDという構成にすると135,983円(税込149,581円、3月14日現在)となります。このスペックだとゲーミングノートを名乗ってもいい水準と言えますね。

ついでMSI Modern 15です。第10世代(Comet Lake)のCore i7と最新モデルのGeForce MX330という組み合わせになります。それに続くのが「特製のRyzen」を搭載するSurface Laptop 3でしょうか。

ノートPCの利用目的にもよると思いますが、一般的なビジネス用に使うということであればどの製品を選んでも不満を感じるようなことはないと思います。クリエイターなど高いグラフィック性能が必要な作業をする場合はInspironかModern 15、さらにオンラインゲームまでを視野にいれるのならInspironで決まり、ということになるでしょう。

価格なら

最低構成の価格が最も安いのはmouse X5-Bです。税込みでも10万円を切っています。最低価格のスペックはRyzen 5/RAM8GB/256GB SSDなので、上に記載したInspironやModern 15よりは性能面で落ちるものの、一般的なビジネス用としてOfficeソフトを使ったり、お勤めの会社で導入されている社内アプリであれば全くストレスなく使えると思います。

スペック面まで考慮するとInspironは割安感があります。税抜き105,383円のモデルでCore i5-9300H/GTX1050/RAM8GB/256GB SSDという構成が手に入りますから。また、dynabookもイメージするよりもずっと低価格に感じられます。この製品はCPUが第8世代にとどまるものの、IGZOディスプレイを採用していたり、ミルスペック(米国国防総省物資調達基準)に準拠した耐久テストをクリアしていたりと、国内メーカーらしい細部へのこだわりが感じられます。

キーボード仕様について

「優れている、劣っている」ということではなく、ちょっとだけ注意しておきたい点として「キーボードの仕様」というのがあります。通常15.6インチサイズのノートPCのキーボードには「テンキー」がついていますが、ここに紹介している製品の一部にはテンキーがありません。というか、テンキーがついているのはInspironとgramだけで、他はテンキーレスです。

数値入力の機会が多いのであればテンキーつきのほうが便利だと思います。一方で、テンキーレスの場合、ホームポジションが筐体の中央になりますので、大量のテキスト入力をする場合などでは自然な姿勢で作業ができます。繰り返しますが、「いい悪い」ではなく、「PCをどう使うか」の問題です。ご自身の利用シーンに合わせて考えてみて下さい。

8.まとめ

今回は「モバイルに使えそうな15.6インチノート」という切り口で考えてみました。今の感想としては「意外にいろいろ選べるんだなあ」という感じです。10万円を切る価格で購入ができたり、ゲーミングノート並みのハイスペックモデルを選べたりと、選択肢も少なくありません。また、意外に購入検討の「決定打」になりそうな差別化のポイントも多いと言えるでしょう。性能重視ならInspironとか価格重視ならmouse X5-Bとか。

13.3インチだともはや1キロを切る軽量ノートも珍しくなくなりましたが、15.6インチノートの軽量化も著しいですね。私は視力が悪いこともあり「本当は軽ければ軽いほどいいんだけど、出先で15.6インチが使えるのなら、そっちのほうがうれしいなあ」なんて考えています。

9.関連リンク

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