青春18きっぷで静岡・山梨に行ってきました。きれいな景色とB級グルメを満喫し、MSI Prestige 13 Evo A12Mで仕事もばっちり！

旅行記執筆のため購入した青春18きっぷ、「5日間有効」とご説明しましたが、前回の会津若松旅行では2日分しか使っていなかったので、まだ3日間使えました。有効期限（4月10日）が迫る中、仕事が立て込んでいたため、少々後ろ向きな気持ちもあったのですが「もう一回どこかに行ってみようか」と思い、静岡方面に行ってみることにしました。私は静岡県では伊豆東部（熱海、伊東、下田など）に何度か行ったことがありますが、沼津、静岡、浜松などは「通過したことがあるだけ」で、滞在したことはありません。なので、会津若松のときもそうでしたが、「行くと決めたらめっちゃ楽しみ」になりました。

1.行程

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今回の行程です。旅行を終えてから後付けでYahoo!乗換案内で作成したので、「時間」もこの通りです。

初日
橋本→三島（観光）→清水（観光）→静岡（おでん、宿泊）
二日目
静岡→下部温泉（温泉）→甲府（ランチ）→橋本

という行程で、初日の正規運賃は2,790円（約155 km）、二日目の正規運賃は4,008円（約218 km）、合計で6,798円でした。青春18きっぷの1日あたりの価格は2,410円なので、二日間で4,820円ですから、青春18きっぷの恩恵は1,978円ということになります。

会津若松（往復運賃10,340円、往復キロ数約577 km）のときよりも乗車キロ数、運賃とも小さくなりましたが、これは前回「乗車時間が長すぎて思うように寄り道（観光）できなかった」のを踏まえてのことです。

2.MSI Prestige 13 Evo A12M

会津若松旅行に続き、今回も旅のお供はMSIの新鋭機「Prestige 13 Evo A12M」です。MSI初の重さ1キロ切りのモバイルノートで、こういった公共の交通機関を使っての移動では絶大な威力を発揮してくれました。いやほんと、「軽さは正義」です…。

持参したPrestige 13 Evo A12MはCPUにCore i7-1280Pを搭載する高性能マシンでもあり、その気になれば旅先でオンラインゲームなんかを楽しむこともできる実力がありますが、今回は仕事が立て込んでいたこともあり、もっぱら文書作成に使いました。また、この製品はハイスペック機であるにも関わらず、バッテリーの持ちが非常によく、「1泊2日で、そこまで長時間使わないのならACアダプターはいらないのでは？」というくらいに優秀です。また、USB Type-Cポートからの充電もできますので、必ずしも専用のACアダプターを持っていく必要もありません。

Prestige 13 Evo A12Mの実機レビュー記事はこちらです
MSI Prestige 13 Evo A12M レビュー － MSI初の重量1キロ切りモバイルノート。システムスペックも高水準

では、初日から旅の模様をお伝えします。

3.初日

今回の青春18きっぷの起点は神奈川県相模原市の橋本駅です。橋本駅までは京王線を使ったので、通常の運賃を支払いました。

橋本駅から相模線に乗って茅ヶ崎へ向かいました。この相模線というのが「単線」でして、ちょっとローカル線っぽい雰囲気です。私も過去に2回くらいしか乗ったことがありませんが、当日は日曜日の朝8時台であったにも関わらず乗車率は比較的高かったです。でも海老名でほとんどの人が降りちゃいました。

茅ヶ崎からは東海道線で三島を目指します。三島の近辺には熱海、沼津といったメジャーな駅（街）もあるのですが、熱海は過去に行ったことがありましたし、青春18きっぷ旅行の性質上、「あんまり時間が取れない」ので、駅から徒歩圏に（個人的に）興味をそそる場所があるかどうか、ということを考えて三島で途中下車しました。

三島には駅からほど近いところに「三嶋大社」があります。伊豆国 一宮にして源頼朝ゆかりの…要するに由緒ある大きな神社で本殿は重要文化財ということなので、ぜひ訪れてみたいと思いました。ご覧の通り、威厳のある外観で、商売繁盛を願って参拝してきました。

三島について事前に調べておいた中で、興味を持ったのがご当地グルメの「みしまコロッケ」です。「箱根西麓の三島馬鈴薯（メークイン）100%使用」ということで、三島市の公式サイトでも紹介されていました。

みしまコロッケはひとつ200円以下で買える（お店によって価格は違います）ので、手軽に試せるご当地グルメです。実際食べてみると、確かに美味しいと思えたのですが…、コロッケですから、そこまで特殊な味ではなかったです…。

静岡県の東部は富士山がよく見えます。昨年来山梨県東部や伊豆に何度か出かけていますが、このあたりで見るとやっぱり富士山がすごく大きく見えるので、いつも見とれてしまいます。

三島のあとは清水に。沼津で乗り換えて、1時間弱くらいで着きました。

清水と言えばやっぱりエスパルスですよねー。駅舎はもちろん、あちこちにオレンジ色のエスパルス・ロゴがありました。

しかし、私はあまりサッカーは観ませんし、今回途中下車した目的はエスパルス関係ではありません。駅から静鉄バスに乗ることおよそ25分…。

バスを降りてから歩くこと約15分…。「神の道」を通り、

三保松原（みほのまつばら）に到着です！日本新三景（大沼、三保松原、耶馬渓）、日本三大松原（三保松原、虹の松原、気比の松原）のひとつ、私でさえも知っているビッグネームな景勝地です。ぜひ一度は訪れてみたいと思っていました。

普段はあまり見ないような大きな松の木があったり、砂浜と海がきれいで、「来て良かったー」と思いました。ちなみに「海を見たかった」というのもあるんですよね。

三島で見たより小さかったですが、富士山もとてもきれいに見えました。

三保松原の入り口付近で一休み、会津若松のときに続いて抹茶をいただきました。安倍川もち付きで300円とお手頃価格でしたけど、「風情」はいまいちだったかな…。

清水から静岡までは電車で3駅、15分強で到着です。予約していた「静岡タウンホテル」にチェックインしました。近隣に風俗店が目立つ立地でしたが、一泊朝食（軽食）つき、ソフトドリンク無料飲み放題で4,000円強と、非常にリーズナブルなお値段のホテルでした。もちろんシングルルームでしたけど、ビジネスホテルとしては部屋もまあまあ広かったです。

静岡市ではご当地グルメ「静岡おでん」を楽しみにしていました。ホテルからほど近いところに「青葉おでん街」と「青葉横丁」というおでん屋さんが並ぶ横丁があり、これがまたレトロでいい雰囲気が出ています！

今回は青葉おでん街にある「みすゞ」さんへ。私はあまり酒を飲みに出かけることもなく、また「ぼっち」だったので、少し躊躇してしまいました（いやほんと、慣れてないんですよ…）が、明るい雰囲気の女将さん（ママさん？）が気持ちよく迎えてくれました。

静岡おでんは事前の情報通り出汁が「真っ黒」でした。「しょっぱいのが好き」な私には期待しかありません。みすゞさんのシステムは「食べたいものを勝手に取っていい。食べた串の数（1本100円。高価なおでんには串が2本刺さっているので200円）でお勘定をする」仕組みで、初めてでも単純明快です。

静岡おでんの特色である「黒はんぺん」なんかを中心に何本か食べてみました。あと、卵は殻ごとおでんになってました。食べてみると見た目よりも全然しょっぱくないですねー。でもビールが進みました…。

今回の旅行、仕事が全部片付いていなかったので、みすゞさんで1時間ほどおでん（とビール）をいただいたのち、ホテルに戻って作業をしました。今回はちょっと「作業の見通しミス」がありまして、3時間くらい仕事をする羽目に…。MSI Prestige 13 Evo A12Mは今回も頼りになりました。

4.二日目

二日目は朝早めに静岡を出て富士駅へ。ここで身延線に乗り換え、甲府を目指します。身延線にはぜひ乗ってみたいと思っていまして、その理由は「ゆるキャン△の舞台だから」です。ただ、身延線の甲府行きは本数がかなり少なく（1時間に1本、タイミングが悪いと2時間に1本）、この旅行で何箇所も途中下車できる感じではなかったので、身延駅にするか下部温泉駅にするか少し悩んで…

下部温泉で途中下車することにしました。…いやね、温泉に入りたかったんで…。

下部温泉はどうやら無人駅のようで、ホームはめっちゃ細いですし、下車する際にはきっぷを箱に入れる仕組みでした（ICカードは使えません）。まあ、私は今回青春18きっぷを使っていますので、結果的に改札はフリーパスです。

駅を出て少し歩いてみましたが、なんか「旅行に来たー」という感じの美しい景色で、ちょっと感動してしまいました。

上の画像にある橋を渡ると「黄金の足湯」という無料施設がありまして、私も足湯を使ってみました。ただ、この足湯は加温しておらず、温度も33℃程度だったので少々冷たかったです。

で、改めて「下部ホテル」で日帰り入浴してきました。日帰り入浴料金は1,200円とちょっとお高めでしたが、たくさんの浴槽に露天風呂もあり、結果的にはお得な料金だったと思います。

（乗り遅れるとえらいことになるので）慎重に身延線の時刻表を確認の上、甲府に向かいました。

電車は空いていて、移動し放題。ここでもPrestige 13 Evo A12Mを使ってしばしお仕事。

下部温泉から甲府までは1時間強でした。仕事をしつつ、ちょくちょく外の景色を眺めたりしていると、割とあっという間に着きましたね。

甲府ではちょっと遅めの昼食を取るつもりでした。このあたりのご当地グルメと言えば何と言っても「ほうとう」ですが、私ほうとうは食べたことがありますので、山梨のB級グルメのエースと言われる（…いや、私が勝手にそう言ってるだけです）「鳥もつ煮」にしよう、と決めていました。

甲府駅前にある「小作 甲府駅前店」さんで鳥もつ煮定食をいただきました。民芸風というか、割と上品な雰囲気のお店だったので、「まあ大丈夫だろう」と思ってご飯を大盛りにしたんですけど、個人的にはここ10年くらいの間に経験したことがないくらいのデカ盛りでしたね。「今回こそ完全に詰んだ」と思いましたが、鳥もつ煮が甘辛く、濃い味付けだったので、なんとか完食できました。これ、めちゃめちゃ美味かったです。

結局甲府では「お昼ごはんを食べただけ」でしたw 何をしに静岡から山梨まで行ったんだ！と。

甲府からは中央本線で高尾を目指します。高尾についたときには「ああ、無事帰ってきたなあ」なんて思いました（私、八王子市民なんで…）。あとは自宅まで目と鼻の先、という感じで、夕刻には自宅に着きました。

5.まとめ

青春18きっぷは「5日間有効」です。実際のところ、前回の「会津若松」でほぼきっぷ代の元は取れてましたし、さすがにそんなにヒマでもないので、「残りのぶん、どうしようかなあ…」などと思っていました。

私は大学生の頃、青春18きっぷを使って北海道から九州まで旅行（部活の遠征）をしたことがあります。当時は夜行列車がありまして、札幌から東京まで2日、東京で1日親戚の家に泊めてもらって今や懐かしい「大垣行き人民列車」を使って福岡まで1日（正確には数区間分普通のきっぷを併用したと記憶しています）、青春18きっぷ3日分プラスアルファで移動しました。これは抜群にコスパの高い移動だったと思います。

このときの記憶が残っていて、「青春18きっぷを使うのならコスパの限界に挑戦！」みたいなことを考えがちでしたが、今回の静岡・山梨旅行はそこまでコスパは高くありません（特に初日）。でも、社会人が短い休みを使って旅行するならこのくらいでちょうどいいのかな、と思い、きっぷの残りのぶんを使ってみました。

依然として観光に使える時間は短めだったものの、それでも前回の会津若松旅行に比べるとずいぶんゆったりとした行程で、かなり楽しめたと思います。あと、改めて思ったんですけど、「ローカル線に長時間揺られる」のって、私は嫌いじゃないですね。むしろ好きです。残念ながら仕事に追われていたため、心底楽しめる旅行ではありませんでしたが、夏に発売される青春18きっぷもまた購入してみたいなあ、と思いました。でも次回は自分ひとりで使うんじゃなくて、誰かを道連れにしようと思っています。

6.関連リンク

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