MSI Thin GF63 12VF-3803JP/12HW-1502JP － 息の長いゲーミングノート、GF63シリーズにIntel Arc A370M搭載モデルが追加されました！

MSIがゲーミングノート「Thin GF63 12VF-3803JP/12HW-1502JP」を発売します。いずれもAmazon限定モデルです。「GF63」というのはとても息の長い型番で、ウインタブで最初に「GF63」の紹介記事を掲載したのは2018年です。このGF63、筐体は基本的に変わることなく、少しずつ手が入れられ、最新モデルではGPUにGeForce RTX4060と、MSIとしては初となるIntel Ark A370Mを搭載しています。

「GF63」はMSIの製品としては比較的手頃な価格になっており、いい意味で「枯れた筐体」なので、信頼性も非常に高い、安心して購入できる製品です。

なお、Thin GF63の2023年モデルについてはすでに紹介記事を掲載していますので、この記事では主にスペックと価格に絞ってご説明します。筐体等についてはこちらをご覧ください。
MSI Thin GF63 12V － MSIの人気モデルがリニューアル、GeForce RTX4050 Laptop GPU搭載で16万円台から！

1.スペック

スペック表

バリエーションモデル

・12VF-3803JP：NVIDIA GeForce RTX4060
・12HW-1502JP：Intel Arc A370M

コメント

2023年モデルのGF63は「Thin GF63 12V」という型番です（正確には12Vのあとに枝番がつきます）が、GPUにIntel Arc A370Mを搭載するモデルは「Thin GF63 12H」となります。

今回追加される2モデルのCPUは第12世代（Alder Lake）のCore i7-12650Hで、RAMは16GB、SSDは512GBです。RAMは最大64GBまで増設可能、SSDも2.5インチSATAの空きスロットがありますので増設可能ですが、MSI製品はDIYで筐体内部にアクセスしてしまうと保証が切れてしまいますので、増設・換装する場合はMSI公認サポート店に作業を依頼することになります（この場合は保証は切れません）。

注目のGPU、Intel Arc A370Mですが、実はウインタブで過去にこのGPUを搭載する製品「HP Spectre x360 16-f」を実機レビューしています。その際の評価は「GeForce GTX1650よりも低め」というものでした（ただし、Spectre x360 16-fはゲーミングノートではありませんので、Thin GF63ではもう少し高いスコアが出る可能性があります）。

なので、ゲーム用の外部GPUとしてはエントリークラスと理解しておくほうがいいと思います。同時に発売されるRTX4060搭載モデルとは相当な性能差があるはずです。

ディスプレイは15.6インチのFHD（1,920 × 1,080）解像度、リフレッシュレート144Hzなので、FPSゲームやレースゲームなど動きの早いオンラインゲームもヌルヌル動きます。

入出力ポートについて、細かい話ですがIntel Arc A370M搭載モデルはちょっとだけ仕様が異なります。このモデルのみUSB Type-Cポートが映像出力に対応しません。なので、外部モニター出力はHDMIポートのみとなります。一方でArc A370M以外のGeForce搭載モデルはUSB Type-Cポートが映像出力に対応します。

2.価格など

MSI Thin GF63 12VF-3803JP（RTX4060）はAmazon限定モデルで4月27日の発売予定、12HW-1502JP（Arc A370M）もAmazon限定モデルで4月28日の発売予定ですが、すでに予約販売がスタートしています。価格はRTX4060モデルが税込み199,800円、Arc A370Mモデルが税込み129,800円です。

RTX4060モデルは搭載GPUの割に価格が低めに抑えられていますし、Arc A370Mモデルはゲーミングノートとして非常に安価な部類だと思います。冒頭に書いた通り、この筐体は息が長く、信頼性も非常に高いものになっていますので、中上級ゲーマー（RTX4060モデル）、エントリーゲーマー（Arc A370Mモデル）とも、満足感を得られる製品だと思います。

3.関連リンク

MSIゲーミングノートPC ThinGF63（RTX4060）：Amazon
MSIゲーミングノートPC ThinGF63（Arc A370M）：Amazon