マウスコンピューターがクリエイターノートPC「DAIV N6-I9G90BK-A」を発売しました。CPUに第13世代のCore i9を、GPUにもGeForce RTX4090を搭載するハイエンドな製品ですが、それだけではなく、なんと「水冷可能」です!
また、DAIV N6-I9G90BK-Aに先立ち、ほぼ同じ仕様のゲーミングノート「G-Tune H6-I9G80BK-A」も発売されていますので、この記事で一緒にご紹介します。なお、以下ではDAIV N6-I9G90BK-Aを「DAIV」と、G-Tune H6-I9G80BK-Aを「G-Tune」と表記します。
1.スペック
スペック表
G-Tune H6-I9G80BK-A / DAIV N6-I9G90BK-A | |
OS | Windows 11 Home/Pro (Windows 10 Proも選択可) |
CPU | Intel Core i9-13900HX |
外部GPU | G-Tune:GeForce RTX4080 Laptop GPU DAIV:GeForce RTX4090 Laptop GPU |
RAM | 16GB/32GB/64GB(DDR5-4800) |
ストレージ | 1TB/2TB SSD(PCIe Gen4×4) ※M.2 PCIe Gen4× 4スロットあり、最大2TB増設可能 |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | G-Tune:16インチ(2,560 × 1,600)240Hz DAIV:16インチ(2,560 × 1,600)100%sRGB |
ネットワーク | Wi-Fi6E(802.11 a/b/g/n/ac/ax)、Bluetooth 5 |
入出力 | USB Type-C(Thunderbolt 4)、USB3.1 Type-A(10Gbps)、USB3.0 Type-A(5Gbps)× 2、HDMI、SDカードリーダー、イヤホンジャック、マイクジャック |
カメラ | Webカメラ(200万画素)顔認証対応 |
バッテリー | G-Tune:駆動時間約5時間 DAIV:駆動時間約8時間 |
サイズ | 358.4 × 269 × 26.5 mm |
重量 | G-Tune:2.34 kg / DAIV:2.44 kg |
標準構成
・G-Tune:RTX4080/32GB/1TB/240Hzディスプレイ
・DAIV:RTX4090/64GB/1TB/100%sRGBディスプレイ
コメント
マウスコンピューターはBTOパソコンメーカーなので、注文の際にシステム構成をカスタマイズすることができます。G-Tune/DAIVとも主要構成でOSのバージョン、RAM/SSD容量がカスタマイズ項目になっています。
CPUは第13世代(Raptor Lake)のCore i9-13900HXです。さらに高性能なCore i9-13980HXなんかも存在しますが、現行のノートPC用としてはほぼほぼ最高性能と言っていい型番です。
GPUはG-TuneがGeForce RTX4080 Laptop GPU、DAIVがGeForce RTX4090 Laptop GPUで、現行のGeForce RTXシリーズの上位となる型番です。
RAMはG-Tuneが標準構成で32GB、DAIVが標準構成で64GBですが、カスタマイズで16GB(この場合はシングルチャネルになります)と32GBも選択できます。SSDは標準で1TB、カスタマイズで2TBにでき、さらにM.2 スロットの空きがあるので、ここに最大2TBまでのSSDを増設注文できます。
ディスプレイは16インチのノングレアタイプで解像度2,560 × 1,600、というのは両者同じですが、ゲーミングノートのG-Tuneはリフレッシュレート240Hz、クリエイターノートのDAIVはsRGB100%の発色品質と、仕様が異なります。パネルの形式については説明がなく、おそらくIPS液晶が使われているものと思われます。
本体にも冷却システムを内蔵していますが、外付けで「水冷BOX」の接続が可能です(水冷BOXは標準付属品ではなく、カスタマイズで追加します。カスタマイズ料金は税込み11,000円です)。
DAIVの製品ページにあった説明画像です。水冷化することによって発熱による性能低下を抑えられ、高負荷時の本体の発熱および騒音(ファン音)も大きく改善されます。
2.筐体
G-Tune H6-I9G80BK-AとDAIV N6-I9G90BK-Aはロゴマークなどが異なるものの、基本的に同サイズで外観は共通なので、ここではDAIVの画像を使ってご説明します。
横幅は16インチサイズ(あるいは15.6インチサイズ)のノートPCとして標準的ですが、奥行き(短辺)がやや大きく、厚みもあります。正面から見ると上部と左右のベゼル幅が細く、下部ベゼルは太めです。
天板です。マウス製品らしくシンプルなデザインになっています。なお、G-Tuneはロゴマークも「G-Tune」となります。当たり前ですけど…。
キーボードは「日本語キーボード (102キー / キーピッチ約18.82mm / キーストローク約1.4mm / 4ゾーン設定対応RGB LED / JIS配列)」と開示されています。画像を見る限り、アルファベットキー部分は使いやすそうですが、テンキー部分は横3列の配置になっており、少々窮屈に見えます。また、「4ゾーンRGB」という説明になっていますので、バックライト色をカラフルにすることもできます。
各側面とポート構成です。USBが合計で4つ(うち1つがThunderbolt 4)、HDMI、有線LAN、micro規格ではないSDカードリーダー、入出力が別々の音声ポートと、マウス製品らしくポートは非常に充実していると思います。あと、側面画像を見ると筐体に厚みがあるのがわかります。
3.価格など
mouse G-Tune H6-I9G80BK-A/DAIV N6-I9G90BK-Aはマウスコンピューター公式サイトで販売中で、価格はG-Tuneが税込み439,800円から、DAIVが税込み549,800円から、となっています。搭載GPUが異なり、RAM容量もDAIVのほうが大きいので、価格もDAIVのほうが高価ですね。
ゲーム、クリエイティブワークともCPU/GPU負荷が大きくなりますが、この2製品は「よく冷える」ので、ハイスペックなCPUとGPUのパフォーマンスをしっかり引き出してくれると思います。
4.関連リンク
DAIV N6-I9G90BK-A:マウスコンピューター
G-Tune H6-I9G80BK-A:マウスコンピューター
コメント
冷却による効果もわかりやすくなっているのでこれなら前モデルよりも売れそうですね