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MSI GL65(9SD-046JP)- 15.6インチのバリューなゲーミングノート、サイズがひとまわり小さくなって価格もお手頃です

MSI GL65(9SD-046JP)
MSIが15.6インチのゲーミングノート「GL65(9SD-046JP)」を発売します。MSIのGLシリーズは「高コストパフォーマンスモデル」と位置づけられ、購入しやすい価格が魅力です。前身機のGL63はウインタブでも実機レビューをしていて、価格と性能のバランスがよく、MSIらしい高品質な筐体を備えた製品でした。
MSI GL63 8SE レビュー - みんな待ってた!MSI品質そのままに価格を抑えたRTX2060搭載、「買えるMSI」(実機レビュー:takumi)

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新しいGL65は筐体も一新され、価格のほうもかなり購入しやすいものになっています。

1.スペック

MSI GL65(9SD-046JP)
この記事を書いている9月8日現在、発売が予定されているのは単一バリエーション(9SD-046JP)となります。スペック表を見て、「ちょっと変わってるなあ。でもMSIのこだわりが感じられる」と思いました。

OSはHome版で、CPUは第9世代、Coffee LakeのCore i5-9300Hのみとなります。Core i7の設定はありません。組み合わされるGPUはGeForce GTX1660Ti(VRAM6GB)ですね。RAMは16GBあります。この構成、「ありそうでない」と思うんですよね。ゲーマーに限らず、私達ユーザーがPCのスペック表を見るとき、最初にCPUの型番をチェックしますよね?特にハイスペックマシンとか高価格なマシンであれば、Core i7でないと「あれ?」って思います。GL65はGPUも1660Tiですし、RAMも16GBありますので、余計にそう感じてしまいます。

これ、おそらくMSIなりのこだわりだと思います。コストを抑えた製品づくりをする場合、どこかのパーツのスペックを落とさなくちゃいけないわけですが、ユーザーがどう感じようと、MSIはCPUを落とした、ということでしょう。そしてそれがゲーミング時のパフォーマンスのバランスを取るのに最も優れた手法だと考えたんだと思います。そう言えば私がコミュニケーションを取らせてもらっているMSIのご担当者は「元プロゲーマー」で、彼が以前言っていたのが「CPUはCore i5でも(GPU次第で)PUBGはちゃんとプレイできますよ」ということでした。同時に彼は「今後はゲーミングノートのRAMが標準で16GB以上になるようにしていきます」とも言ってましたね。

話を戻します。CPUとGPUは注文時に変更ができませんが、RAMはMSI指定販売店で購入する場合は最大32GBまで、ストレージも標準で256GB M.2 SSD + 1TB HDDですが、(これはメーカーサイトに明記されていませんでしたが)MSI指定販売店で構成が変更できるものと思われます。

ディスプレイは15.6インチのFHD解像度で、リフレッシュレートは120 Hzです。最新のゲーミングノートでは144 Hzというのが珍しくありませんが、120 Hzでも144 Hzでもおそらく体感差はほとんどないはずです(以前某HP社の方からもそのような説明を受けていますw)。

ネットワーク関係では有線・無線ともKILLERのチップは使用されていません。入出力ポートはゲーミングノートにふさわしい内容です。USBポートが合計で4つ、映像出力専用ポートが2つ、独立した音声入出力、そしてもちろん有線LANポートと、必要なものはすべて揃っていると言えるでしょう。なお、この製品のType-Cポートは「Thunderbolt 3、USB PD、Alt Mode非対応」という但し書きがついていますので、映像出力には対応しません。なので、最大で本体のディスプレイを含め3画面(外部ディスプレイ2枚)までの映像出力となります。

サイズですが、実はここが大きく変わりました。従来モデルのGL63と比較してみましょう。

GL65: 357.7 × 248 × 27.5 mm / 2.3 kg
GL63: 383 × 260 × 29.5 mm / 2.3 kg

GL63のサイズ感は15.6インチノートとしては大きめと言えるくらいでしたが、GL65になって、「劇的」にサイズダウンしてますよね?もちろん、持ち運びに便利、と言えなくもないですが、どちらかと言うとディスプレイのベゼルを細くして、画面への没入感を高めるのが目的と言えるでしょう。実際重量のほうは変わっていませんし。

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2.筐体

MSI GL65(9SD-046JP)
サイズがかなり小さくなったことからわかる通り、ベゼル幅が非常に細くなり、スタイリッシュなデザインになりました。

MSI GL63-9RC-1050JP
こちらが従来モデルのGL63です。GL65と比べてしまうとベゼル幅がめちゃめちゃ太く感じられます。

MSI GL65(9SD-046JP)
GL63では天板が立体的な造形になっていましたが、GL65ではシンプルなデザインに変更されています。MSIのロゴがタダモノじゃない感を出していますが、形状としてはごく普通のノートPCです。ただし、側面の後方と背面の通気口はかなり目立っています。

MSI GL65(9SD-046JP)
MSIが力を入れている冷却システムには「Cooler Boost 5」が搭載されています。7本のヒートパイプと2基のファンからなり、冷却性能も非常に高いものになっています。

MSI GL65(9SD-046JP)
キーボードは従来モデルのGL63と同様、SteelSeries製です。画像は英語配列ですが、日本仕様は日本語配列です。また、バックライトも装備されているものの、日本仕様はバックライト色が「レッドのみ」で、残念ながらRGBではありません。

3.価格など

MSI GL65(9SD-046JP)は9月13日の発売予定で、メーカー発表によればWeb通販限定モデルであるとのことです。9月8日現在だとAmazonが予約販売をスタートさせており、価格は税込み154,800円でした(さらにAmazonの製品ページには10%OFFクーポンもありましたので、これを使うと139,320円となります)。

記事中に触れたとおり、CPUがCore i5のみという点で多少抵抗を覚える人もいるかも知れませんが、GPU、RAM、ストレージ、そしてディスプレイ品質と、全体的にスペックは高く、MSIの言う通り「高コストパフォーマンス」な製品であると思います。また、入出力ポートの構成やSteelSeries製のキーボードなど、コストダウンはしても重要なところは削られていません。こういうところに好感が持てます。

しかし、MSIのゲーミングノートが14万円弱で買える、というのは相当うれしいような…。

4.関連リンク

MSI GL65 製品概要:MSI公式サイト
MSIゲーミングノート GL65-9SD-046JP:Amazon

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