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Lenovo ThinkPad T14 Gen 5/T14s Gen 5/T16 Gen 3 - ThinkPad Tシリーズの2024年モデルが海外発表されました

Lenovo ThinkPad T16 Gen 3
レノボがMWC 2024(@スペイン・バルセロナ)に開催に合わせ、ThinkPadシリーズの2024年モデル4機種を発表しました。うちThinkPad X12 Detachable Gen 2についてはすでに紹介記事を掲載済みですが、この記事では「ThinkPad Tシリーズ」の2024年モデル3機種をご紹介します。

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いずれも日本国内での発売がほぼ確実と思われますが、海外発表の段階だとシステム構成が「ざっくり」としか開示されていませんので、国内発売の際に改めて製品紹介記事を掲載する予定です。現段階では「もうすぐ国内で2024年モデルが発売されるのね」くらいに考えていただければ、と思います。

1.ThinkPad T14 Gen 5

Lenovo ThinkPad T14 Gen 5

  ThinkPad T14 Gen 5
OS Windows 11 Pro
CPU Intel Core Ultra(vPro対応)/AMD Ryzen 8040
GPU なし
RAM 最大64GB(DDR5)
ストレージ 最大2TB SSD(PCIe Gen4x4)
光学ドライブ なし
ディスプレイ 14インチOLED(2,880 × 1,800)など
ネットワーク 最高でWi-Fi 7、Bluetooth5.3、(LTE/5G)
入出力 USB Type-C(Intel版はThunderbolt 4)× 2、USB 3.2 Gen1 Type-A × 2、オーディオジャック、HDMI、LAN(RJ45)、(nanoSIMスロット)
カメラ Webカメラ(5MP)顔認証対応可
バッテリー 39.3Wh/52.5Wh
サイズ 315.9 x 223.7 x 17.7 mm
重量 1.3 kg~

TシリーズはThinkPadシリーズの上位スタンダードノート、という位置づけです(ウインタブの認識です。また、モバイルノートもあります)。T14は14インチサイズで、年々筐体が小さく、薄くなっていますので、もはやモバイルノートとしても余裕で使えるサイズ感になっています。

現行モデル(Gen 4)でもIntel版とAMD版がありますが、この2024年モデルでも同様にIntel版とAMD版があります。搭載CPUはIntel版がCore Ultra、AMD版がRyzen 8040シリーズなので、「AIに強い」型番ですね。

RAMは最大64GBまで、SSDは最大2TBまでと、大容量構成が可能です。また、現行モデルはディスプレイの選択肢が非常に多く、このGen 5でもスペック表掲載の2.8K有機ELパネルを筆頭に、多数の選択肢ができるものと思います。

Lenovo ThinkPad T14 Gen 5
ThinkPadシリーズは「遠目で見るとみんな同じ」外観なのですが、T14の筐体は現行モデルから変わりました。この画像はキーボードですが、左右にスピーカーグリルがつきました(現行モデルにはありません)。「Copilotキー」もついてますね…。また、筐体サイズも変わっています。

Gen 5:315.9 x 223.7 x 17.7 mm/1.3 kg
Gen 4:317.7 x 226.9 x 17.9 mm/1.32 kg~

2024年モデルのほうが若干小さく、軽くなっています。ThinkPadは毎年モデルチェンジし、私達ユーザーとしても「そりゃCPUの型番とかは変わるよね」ということは理解しているのですが、一方で筐体が全く変わらないケースも多いです。記事冒頭に書いた通り、この製品については国内発売の際に改めて記事にする予定ですが、「筐体が新しくなった」ということは今のうちに知っておいてもいいかと思います。

Lenovo ThinkPad T14 Gen 5
筐体色「Luna Grey」も発表されていますが、おそらく日本では発売されないんじゃないか、と思います。

ThinkPad T14 Gen 5はEMEA(ヨーロッパ、中東、アフリカ)でIntel版が2024年5月、AMD版が6月に発売され、価格はIntel版が1,349ユーロ(約220,300円)、AMD版が1,299ユーロ(約212,100円)から(いずれも付加価値税は含まず)、と開示されています。日本国内でもほぼ確実に発売されると思われ、夏にはニューモデルを購入できるようになりそうです。

2.ThinkPad T14s Gen 5

Lenovo ThinkPad T14s Gen 5

  ThinkPad T14s Gen 5
OS Windows 11 Pro
CPU Intel Core Ultra(vPro対応)
GPU なし
RAM 最大64GB(DDR5)
ストレージ 最大2TB SSD(PCIe Gen4x4)
光学ドライブ なし
ディスプレイ 14インチOLED(2,880 × 1,800)など
ネットワーク 最高でWi-Fi 7、Bluetooth5.3、(LTE/5G)
入出力 USB Type-C(Thunderbolt 4)× 2、USB 3.2 Gen1 Type-A × 2、オーディオジャック、HDMI、(nanoSIMスロット)
カメラ Webカメラ(5MP)顔認証対応可
バッテリー 58Whr
サイズ 313.6 x 219.4 x 16.6-16.9 mm
重量 1.24 kg~

ThinkPad T14sのシステムスペックはほぼT14と同じです。現行モデル(Gen 4)にはIntel版とAMD版がありますが、2024年モデルは今のところIntel版のみの発表です。

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T14sは筐体サイズが若干T14よりも小さく、薄く、軽くなっていて、よりモバイルノートっぽいです。ただ、T14の小型化、軽量化が進んでいるため、両モデルの違いが次第に分かりにくくなっている、という感はありますね。サイズ以外では「有線LANポートの有無(T14にはあり、T14sにはない)」という違いもあります。それと、T14sのほうがバッテリーが大きいんですよね。このあたり、モバイルノートとしての利用を意識した仕様かもしれません。

Lenovo ThinkPad T14s Gen 5
T14と同様に、T14sの筐体も変わりました。キーボード面の左右にスピーカーグリルが配置されます(現行モデルはここにスピーカーはありません)。

また、現行モデルとのサイズ比較をすると

Gen 5:313.6 x 219.4 x 16.6-16.9 mm/1.24 kg
Gen 4:317.5 x 226.9 x 16.9 mm/1.25 kg~

このように、若干と言えば若干ですが、結構小さくなったなあ、とは思いますね。

Lenovo ThinkPad T14s Gen 5
T14sも筐体色「Luna Grey」が用意されます(日本国内では発売されないんじゃないか、と思います)。

ThinkPad T14s Gen 5はEMEA(ヨーロッパ、中東、アフリカ)でIntel版が2024年4月に発売され、価格は1,449ユーロ(約236,600円、付加価値税含まず)から、と開示されています。この製品も日本国内でもほぼ確実に発売されると思います。

3.ThinkPad T16 Gen 3

Lenovo ThinkPad T16 Gen 3

  ThinkPad T16 Gen 3
OS Windows 11 Pro
CPU Intel Core Ultra(vPro対応)
GPU なし
RAM 最大64GB(DDR5)
ストレージ 最大2TB SSD(PCIe Gen4x4)
光学ドライブ なし
ディスプレイ 16インチOLED(3,840 × 2,400)など
ネットワーク 最高でWi-Fi 7、Bluetooth5.3、(LTE/5G)
入出力 USB Type-C(Intel版はThunderbolt 4)× 2、USB 3.2 Gen1 Type-A × 2、オーディオジャック、HDMI、LAN(RJ45)、(nanoSIMスロット)
カメラ Webカメラ(5MP)顔認証対応可
バッテリー 52.5Whr/86Whr
サイズ 359.7 x 251.7 x 23.5 mm
重量 1.63 kg~

16インチのスタンダードノート、T16も現行モデル(Gen 2)にはIntel版とAMD版がありますが、現時点でIntel版のみ発表されています。

ディスプレイ以外のシステムスペックは上にご紹介したT14とほぼ同じです。また、ディスプレイは現行モデルで多数の選択肢がありますので、2024年モデルでもスペック表掲載の4K有機ELパネルをはじめ、多くのバリエーションがあるものと思います。

Lenovo ThinkPad T16 Gen 3
Lenovo ThinkPad T16 Gen 3
16インチサイズなので、キーボードにはテンキーがつきます。また、T16も筐体が変わっています。

Gen 3:359.7 x 251.7 x 23.5 mm/1.63 kg~
Gen 2:361.9 x 255.5 x 20.5 mm/1.68 kg~

このように、少し厚みが増しましたが、タテ・ヨコサイズが小さくなりました。

ThinkPad T16 Gen 3はEMEA(ヨーロッパ、中東、アフリカ)でIntel版が2024年5月に発売され、価格は1,369ユーロ(約223,600円、付加価値税含まず)から、と開示されています。この製品も日本国内でもほぼ確実に発売されると思います。

ここまで、非常に簡単ではありますが、Tシリーズの2024年モデル3機種をご紹介してきました。繰り返しになりますが、CPUが新しくなった、というのは織り込み済みとしても、筐体が新しくなった、というのは気に留めておくほうがいいんじゃないかと思います。

4.関連リンク

Lenovo’s Cutting-Edge ThinkPad and ThinkBook Laptops Pave the Way for AI PC Innovation at MWC:Lenovo
※原文は英語ですが、ブラウザーの翻訳機能でほぼ理解できる日本語になります。

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