レノボがノートPC「ThinkPad E14 Gen 6」「ThinkPad E16 Gen 2」を発売しました。この製品、おそらく今週(4月1日以降)に発売されたと思うんですが、プレスリリースが出ておらず、海外のイベント(CESやMWC)でも発表されていません。しかし、ThinkPadシリーズでは最も安価に購入できるのがEシリーズで、私も含め読者の方々が待っていたであろうニューモデルですよね!
メーカー製品ページはこちらです
ThinkPad E14 Gen 6(Intel Core Ultra):Lenovo
ThinkPad E16 Gen 2 (Intel Core Ultra):Lenovo
1.スペック
スペック表
ThinkPad E14 Gen 6 / E16 Gen 2 | |
OS | Windows 11 Home/Pro |
CPU | Intel Core Ultra 5 125U/Core Ultra 5 125H Intel Core Ultra 7 155U/Core Ultra 7 155H |
外部GPU | なし |
RAM(メモリ) | 8GB/16GB/32GB SSD(DDR5-5600MHz、最大64GB) |
ストレージ | 256GB/512GB/1TB SSD(M.2 2242 PCIe-NVMe Gen4) |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | E14: 14インチIPS(2,240 × 1,400) 14インチIPS(1,920 × 1,200)タッチ 14インチIPS(1,920 × 1,200) E16: 16インチIPS(2,560 × 1,600) 16インチ(1,920 × 1,200)タッチ 16インチIPS(1,920 × 1,200) |
ネットワーク | Wi-Fi6/6E(a/b/g/n/ac/ax)、Bluetooth 5.3 |
入出力 | USB Type-C(Thunderbolt 4)、USB 3.2 Gen2×2 Type-C、USB3.2 Gen2 Type-A、USB3.2 Gen1 Type-A、LAN(RJ45)、HDMI、オーディオジャック |
カメラ | Webカメラ(720p/1080p)顔認証対応可 |
バッテリー | 47Whr/57Whr |
サイズ | E14:313 x 219.3 x 17.99 mm E16:356.1 x 247.7 x 19.85 mm |
重量 | E14:1.44 kg~ / E16:1.81 kg~ |
コメント
ThinkPad E14 Gen 6(以下、E14と書きます)/ThinkPad E16 Gen 2(以下、E16と書きます)は基本スペックがほぼ同じで、ディスプレイとキーボード、筐体サイズが異なります。また、両モデルとも注文時に広範なカスタマイズが可能です。
CPUはCore Ultra 5と7の4型番。省電力タイプの「U」と高性能タイプの「H」が選べます。いずれもAI処理チップのNPUを搭載していますが、内蔵GPUの性能が大きく異なり、H型番のほうが上です。UとHの価格差も大きくはない(Core Ultra 5 125Uと125Hの価格差は定価ベースで5,500円、割引価格ベースだと3,410円)ので、ウインタブとしてはH型番の方をおすすめします。
RAMはメーカーの仕様表だと最大64GBとなっていますが、現時点で選択できるのは8GB/16GB/32GBです。SSDは256GB/512GB/1TBですね。SSDに関してもメーカーの仕様表に「Dual SSD Slot」という記載がありましたが、現時点では1つだけです。
ディスプレイはE14、E16とも3種類の選択肢があります。このうち1,920 × 1,200解像度のものについてはタッチ対応するものとしないものがあり、発色品質は45%NTSC(ノートPC用としては「並」の品質)、E14の2,240 × 1,400解像度、E16の2,560 × 1,600解像度のものはタッチ対応しませんが100%sRGBの発色品質です。
2.筐体
筐体サイズは従来モデルとほぼ同じです。メーカーの仕様表だとプラスティック筐体とアルミ筐体があるようなのですが、現在購入できるのはアルミ筐体のみで、従来モデルと厚さと重量がわずかに異なりますが、筐体は変わっていないと考えていいでしょう。E14、E16とも2023年モデルから新筐体になったところですし。
天板です。E14、E16で同じデザインです。
キーボードです。左がE16でテンキーがつき、右がE14でテンキーレスです。ここも「いつものThinkPad」という感じ。なお、この画像では英語配列になっていますが、日本仕様は日本語配列と英語配列、バックライトの有無を選べます。
側面と入出力ポートの配置です。ここではE16の画像を掲載しましたが、E14も全く同じ構成です。USBポートは合計で4つ、USB Type-Cポートのうち1つがThunderbolt 4(40Gbps)、もう一つが3.2 Gen2×2(20Gbps)と高速な規格になっています。また、有線LANポートも装備しています。
3.価格など
Lenovo ThinkPad E14 Gen 6 / E16 Gen 2はレノボ直販サイトで販売中で、4月3日現在の価格はE14が118,668円から、E16が120,032円からです。最低価格のシステム構成は「Core Ultra 5 125U/RAM8GB/SSD256GB/1,920×1,200ディスプレイ」ですが、試しにE14を「Core Ultra 5 125H/RAM16GB/SSD512GB/2,240×1,400ディスプレイ」にしてみたところ、150,722円となりました。どうカスタマイズするかは人それぞれですが、15万円~20万円の範囲でお好みの構成に仕上げられるのではないかと思います。
ThinkPadシリーズの2024年モデルについてはX/X1シリーズが一足先に発売され、上位グレードだけに「20万円以上が普通」という感じでしたが、やはりEシリーズは購入しやすい価格になっていますね。
4.関連リンク
ThinkPad E14 Gen 6(Intel Core Ultra):Lenovo
ThinkPad E16 Gen 2 (Intel Core Ultra):Lenovo