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Cube i9 - 大型化、高級化する中国タブレット、ついにSurfaceクローンも出た!

Cube i9
まずはトップ画像をご覧ください。「ああ、Surfaceね」って思うじゃないですか。違うんですよ。これは「Cube i9」という、最新の中国タブレットなんです。中国のWindows タブレットというとイメージするのは「8インチで1万円ちょっとの価格で、CherryTrail」という感じなんですけど、最近は大型化していて、11.6インチのキーボード非分離・ディスプレイ360度回転型の2 in 1とか、9.7インチのiPadクローンとか、14.1インチのノートPCなんかも登場しています。そしてついに「Surfaceクローン」と言えそうな製品が出てしまいました。

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1.スペック

OS: Windows 10
CPU: Intel Core m3-6Y30
RAM: 4GB
ストレージ: 128GB
ディスプレイ: 12.2インチIPS(1,920 x 1,200)
ネットワーク:  802.11 b/g/n/、Bluetooth
カメラ: イン2MP / アウト5MP
入出力: USB 3.0、USB 3.1 Type-C、microSD、ヘッドフォンジャック、電源
バッテリー: 2 x 5000mAh、最大5時間
サイズ: 302.9 x 194.9 x 9.15 mm / 重量 970 g

補足します。一番最初にいうべきこととして、「キーボード別売り」というのがあります。本家のSurfaceと同じように、製品画像のほとんどにキーボートが装着されていて、あたかもキーボード同梱、という印象を受けてしまいますよね。

スペックの方はSurface Pro 4の最下位構成のものに近いです。CPU、RAM、ストレージは同じですね。ディスプレイはSurface Pro 4が12.3インチ、解像度(2,736 x 1,824、アスペクト比3:2)のPixelSenseディスプレイを採用しているのに対し、Cube i9は12.2インチ、解像度(1,920 × 1,200、アスペクト比16:10)のIPS液晶となっています。また、サイズに関してもタテ・ヨコのサイズはそんなに大きく変わりませんが重量が970 gとなっており、Surfaceの767 gよりはかなり重くなっています。

また、ポート類に関してはHDMIやディスプレイポートといった映像出力関係のものが省かれているかわりに、USB 3.1 Type-Cポートがつけられています。

後述しますが、この製品は中国タブレットしてはかなり値が張る製品のため、あえて本家のSurface Pro 4と比較してみました。もちろん中国タブレットとしては高スペックな部類に入るとは思いますが、やはり本家との比較ではディスプレイの品質、そして筐体重量で差をつけられています。

2.筐体

Cube i9 展開図

クリックで拡大します

これが展開図です。背面の色は「ディープブルー」ですが、これってCube色ですね。私が使っているCube iWork11 Stylusと同じ色だと思います。このあたりはSurfaceクローンといえど、本家と異なる部分です。筐体素材はアルミ合金だと思いますが、マグネシウム合金のSurfaceとはかなり異なる質感になると思いますし、上の方に書いた重量の差の原因にもなっていると思います。でもスピーカーの位置なんかはいいと思いますし、USB Type-Cもついているのである程度の拡張性もありそうですね。

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Cube i9 背面
キックスタンドはこんな感じです。筐体の背面を見ると丸みを帯びていて、Surfaceのシャープなデザインとはかなり異なります。

Cube i9 利用シーン
これが利用シーンのイメージ画像です。やっぱり本家をかなり強く意識していることがわかります。

3.価格と発売時期

Cube i9は現在プレセール(予約受付)中で、2月24日にプレセール終了となる予定ですから、予定通りにいっても発送されるのは1カ月以上先となります。価格はGEARBESTで636.32ドル(80,280円)です。別売りのキーボードは型番「CDK07」ということですが、現状販売がスタートしていません。おそらくキーボード込みだと90,000円以上にはなると思います。

そうすると気になるのは本家のSurface Pro 4ですが、こちらはCore m3、RAM4GB、ストレージ128GBのものが税込み134,784円、オプションのタイプカバーが17,712円ですから、合計で15万円を超えてしまいます。

Surface Pro 4と比較してしまうと確かに格安価格ですが、これだけのお金を出して購入する、というのはちょっと考えてしまいますね。Surfaceの場合はオプション類も充実していて、拡張性もしっかり確保できる上に保証なども万全ですし。あと、ディスプレイの品質もそうですし、キーボードの情報(Surface Pro 4はキーボードの品質を大きく改善している)がない、というのも不安です。

こういう製品が日本で受け入れられるかはわかりませんが、中国の製品も時間の経過とともに品質や信頼性、そして価格を高めていくというのは当然の流れ、ということになるんでしょう。この先もしっかり中国タブレットをウォッチしていきたいと思います。

4.関連リンク

Cube i9 Windows 10 Ultrabook Tablet PC:GEARBEST
※海外通販で買い物をする場合は、通販サイトの取引ルールをよく確認してからにしましょう。

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コメント

  1. じぃ より:

    魅力あるけど保証があやしい製品にこの値段はちょっと出せないなー

    • wintab より:

      じぃさん、こんにちは、コメントありがとうございます。どうしてもトラブル時のことを考えてしまいますよね。1万円くらいのものですらそれが怖いのに、この価格だと安心できる保証は必須かな、と思います。

  2. きくりん より:

    恐らく「高度成長期の日本製」と「欧米製」の品質比較もかくありき
    …だったろうと思いますが、中国製品もそうなって欲しいですよね…

    • wintab より:

      きくりんさん、こんにちは、コメントありがとうございます。まさにおっしゃるとおりの視点で中国タブレットにせよ、中国通販にせよ、付き合っていくべき、と思います。低レベルな部分もありますが、日本が失ってしまった、すごいエネルギーと活気を感じます。