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0 SIM - 月間500MBまでなら無料のSIMが登場、ほんとにタダなの?安いの?

0 SIM
私はMVNO(仮想移動体通信事業者、ドコモなど大手通信キャリアの回線を借りている通信事業者)に興味がありますが、実際のところ使っているのはFREETEL(2回線)だけです。しかしMVNOが提供する格安な料金体系はこれからのWindows タブレットやWindowsスマホの活用に役立ってくれると思うので、少しずつ調べて記事にしていきたいと思います。

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「デジモノステーション」の2016年2月号に「0 SIM」という無料のSIMが付録としてついていた、という情報を知ったのはデジモノステーションが完売になった後でした。なので、実際に自分で試してみることはできなかったのですが、その「0 SIM」がSo-netの正式なサービスプランになりました。

1.月間500MBまでなら無料

0 SIMには「データ通信」「データ通信+SMS」そして「データ通信+音声通話」の3種類のサービスがあります。このへんは他のMVNOが提供するサービスと変わりません。しかし、データ通信のみの契約をした場合、月間500MBまでならなんと無料で、しかも通信速度は下り最速で225Mbpsと高速です(そんなに出るはずないけど)。また、「データ通信+SMS」の場合は同じく500MBまでなら税抜き150円、「データ通信+音声通話」なら税抜き700円となります。

Windows タブレット(LTE対応モデル)に0 SIMを入れると、毎月500MBまでならタダ、ってことになります。もちろんWindows スマホにも使えますね。

2.月間500MBで足りるか?

FREETEL 料金プラン

FREETELの料金体系

私はWindows スマホにFREETELのSIMを入れていて、基本的に月々の通信量が1GBを超えないように注意しています。FREETELに限らず、多くのMVNOの料金体系の通信料金の境目になっているのが1GBだからです。別にモバイルルーターも持っていて、なるべくモバイルルーターに接続して使うようにしているため、月々の通信料が1GBを超えたことはありません。

じゃあその半分の500MBは?ということになるとちょっと厳しいものがあります。こういう契約形態でYouTubeをガンガン観ようとする人はいないと思います。500MBを超えないで、ということだと、LINEとかメールとか、たまにWebブラウジングとかをするくらいのイメージになりますね。大きな添付ファイルをつけてのメールとかも憚られます。また、Windowsの設定で「従量制課金接続」をしておくことは必須でしょう。これをやらないとアプリのアップデートとかWindowsUpdateとか、バックグラウンドでかなりの通信量が発生してしまいます(ただし重要度の高いWindowsUpdateは回避できない)。

3.じゃあ1GB使うとどうなる?

0 SIMの料金イメージ

0 SIMの料金イメージ

この項ではやたら「金額」が出てきますが、すべて「税抜き」です。

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0 SIMは絶対に500MBまでしか使えない、というものではありません。500MBを超えると100MBごとに100円の料金がかかります。しかもそれは「自動的に」発生し、500MBで低速化するとか、接続できなくなる、ということもありません。使えば使うほどお金がかかる、というだけです。1GB(正確には999MB)だと500円、2GB(正確には2,047MB)だと1,500円かかりますね。この「100MBごとに100円」というのは上限金額が設定されていて、最大で1,600円です。これは通信量が2GBを超過したところから5GBまでが該当します。つまり

~500MB: 無料
~1GB: 最大で500円
~2GB: 最大で1,500円
~5GB: 最大で1,600円
※5GBを超過した場合、通信速度が200Kbpsに低速化。また「チャージ(100MB:500円、500MB:2,100円、1GB:3,800円)」によって高速通信を維持できる

ということです。じゃ、私の使っているFREETELはといえば、

~100MB: 299円
~1GB: 499円
~3GB: 900円
~5GB: 1,520円
~8GB: 2,140円
~10GB: 2,470円

です。仮に月間の通信量を「1GB弱」とした場合、0 SIMは500円、FREETELは499円とほぼ同額ですが、0SIMの場合は500MBまでは無料ですし、それを超過しても100MBごとに100円と、小刻みに料金が上がっていく仕組みなので、それを考慮すれば0 SIMのほうがお得、という理解でいいと思います。

ただし、通信量が1GBを超えることを前提にすると少しややこしくなります。結論から言うと0 SIMのほうが安くなるのは1,3GBくらいまでで、それ以降はFREETELのほうが割安です。特に5GBを超えて高速通信を利用する場合は圧倒的にFREETELのほうが安い、といえますね。ちなみに「データ通信+SMS」の場合、0 SIMは150円加算ですがFREETELは140円加算、「データ通信+音声通話」の場合は0 SIMもFREETELも700円加算となります。

4.初期費用は必要

デジモノステーション 2016年2月号
「デジモノステーション」の付録としての0 SIMには初期費用はかからなかったようです。しかし、正式サービスとなった0 SIMは他のMVNOと同じく、初期費用として税抜き3,000円がかかります。なのでゼロコストで運用開始とはなりません。

また、気になる話として「データ専用プラン、データ+SMSプランについては、開通手続き後、3ヶ月連続してデータ通信をしない場合、自動的に解約」というのがあります。そのため、「無料なんでとりあえず契約だけしてほったらかし」なんてことをすると初期費用分を捨てることになってしまいます。

5.こまめに通信量をチェックできるなら買い

ええと、本来SIMの比較をするためには通信品質にも言及しなくちゃいけないんですけど、残念ながら私はSo-netのSIMを使ったことがなく、通信品質について評価することが不可能です。読者の方から「結構速度が出るよ」という情報はいただいていますが、だからこれは速いのだ、とまでは言えません。そのため、コスト面だけでの評価となりますが、上でFREETELと比較したとおり、

「ごくたまに3GBとか5GBとか使ってしまう月があったとしても、平常月の通信量が1GB前後になるのなら0 SIMがお得」
※ただし、料金体系はMVNOによって異なります。

だと言えます。ただし、10GBになっちゃう可能性がある人は0 SIMにすると危ないかもしれませんね。200Kbpsで我慢できるなら別ですけど。また、「とにかく無料に!」という使い方も可能でしょう。でも少し通信には神経質にならないといけないでしょうね。

さあ、これでいつでもWindows 10 スマホを試せそうです。また、Windows タブレットの購入もSIMスロット付き製品への関心が高まってきますね!

6.関連リンク

0 SIM: So-net
使った分だけ安心プラン月額基本料金: FREETEL

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コメント

  1. 匿名 より:

    hareruyapapa

    付録の0-simで2枚使っていますが、とてもありがたいです。1枚はsurface3に刺しっぱなし、もう1枚はルーターに入れています。

    wifi運用がほとんどの私にはこれで十分です。nifmoのSimは解約しました。

    基本的に一人1枚の契約なので、私と家内の名義で使っています。

  2. じぃ より:

    メインWi-Fi、移動時はメールやIMなどの軽い通信だけならこれで十分です

    • wintab より:

      じぃさん、こんにちは、コメントありがとうございます。私もモバイルルーター使ってるので、あまりピンとこないですが、仮にモバイルルーター無しで500MBということになると運用可能としても結構神経質に通信量をチェックする必要はありそうですよね。

  3. 匿名 より:

    500MB/月 で十分というのは本当に使わない人のみです。
    ゲームしたり頻繁にTwitter見たりする人は絶対無理ですね。

    • wintab より:

      こんにちは、コメントありがとうございます。Twitterでも厳しいですか…。500MBで通信をカットしてくれると安心なんですけどね。