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Lenovo ThinkPad P14s Gen 7 - 高性能モバイルワークステーション、Intel版とAMD版は「名前が同じだけの別製品」です

Lenovo

ThinkPad P14s Gen 7
Lenovoがモバイルワークステーション「ThinkPad P14s Gen 7 (14.5型 Intel)」「ThinkPad P14s Gen 7 AMD」を発売しました。Intel版とAMD版は同じ「P14s Gen 7」という名称ですが、「CPU違い」ではなく「全然別の製品」です。AMD版のほうはThinkPad T14とほぼ同じ筐体と思われ、スペックも似通っていますが、Intel版はディスプレイが14.5インチとTシリーズには設定のないサイズで、外部GPUにNVIDIA  RTX PROの設定もある、よりワークステーションらしいシステム構成になっています。

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1. スペック表

P14s Gen 7 (14.5型 Intel)

項目 仕様
OS Windows 11 Home/Pro
CPU Intel Core Ultra 5 336H / Core Ultra 7 356H
Core Ultra 7 366H / Core Ultra 9 386H
Core Ultra X9 388H
※356H以外はvPro対応
GPU NVIDIA RTX PRO 500 Blackwell Laptop GPU
NVIDIA RTX PRO 1000 Blackwell Laptop GPU
RAM 16GB/32GB/64GB/96GB (LPDDR5x-8533)
※CAMM2
ストレージ 512GB/1TB/2TB SSD
※M.2 2280 PCIe-NVMe Gen4/5 TLC
ディスプレイ 14.5インチIPS (1920✕1200) 45%NTSC
14.5インチIPS (1920✕1200)タッチ, 45%NTSC
14.5インチIPS (3072✕1920) 100%DCI-P3
無線通信 Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4、(5G/LTE)
※5G/LTEはオプション
ポート類 USB4 (Thunderbolt 4)✕2
USB 3.2 Gen 1 Type-A✕2
HDMI、オーディオジャック
LAN (RJ45)、(nanoSIMスロット)
(スマートカードリーダー)
※カッコ付きはオプション
カメラ Webカメラ(500万画素)
※顔認証対応可
バッテリー 60Wh / 75Wh
サイズ 325.2✕226.3✕22.2(最厚部) mm
重量 1.63 kg~

P14s Gen 7 AMD

項目 仕様
OS Windows 11 Home/Pro
CPU AMD Ryzen AI 5 PRO 440/ Ryzen AI 7 PRO 450 
Ryzen AI 9 HX PRO 470
GPU 内蔵GPUのみ (外部GPUなし)
RAM 16GB/24GB/32GB/40GB/48GB
56GB/64GB/80GB/96GB
(DDR5-5600、2スロット)
ストレージ 256GB/512GB/1TB/2TB SSD
※M.2 2280 PCIe-NVMe Gen4 TLC
※2TBのみPCIe-NVMe Gen5
ディスプレイ 14インチIPS (1920✕1200) 45%NTSC
14インチIPS (1920✕1200) タッチ、100%sRGB(※)
14インチOLED (2880✕1800)  100%DCI-P3
※Think Privacy Guard選択可
無線通信 Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4、(5G/LTE)
※5G/LTEはオプション
ポート類 USB4 (Thunderbolt 4)✕2
USB 3.2 Gen 1 Type-A✕2
HDMI、オーディオジャック
LAN (RJ45)、(nanoSIMスロット)
(スマートカードリーダー)
※カッコ付きはオプション
カメラ Webカメラ(500万画素)
※顔認証対応可
バッテリー 60Wh / 75Wh
サイズ 313.6✕221.7✕22.6(最厚部) mm
重量 1.29 kg~

2. OS/CPU

OSは基本的にWindows 11 Homeで、Windows 11 Proを搭載するベースモデルがあります。Proを搭載するモデルは割引になっておらず非常に高価なので、Home版モデルを購入し、あとから自分でProにアップグレードするほうがずっと安くなります。

CPUはIntel版がCore Ultraシリーズ3 (Panther Lake)で、法人など組織でPCを管理するのに有効なvProに対応する型番がほとんどです。AMD版はRyzen AI PRO 400シリーズ (Gorgon Point)です。Intel版、AMD版とも全型番がCopilot+ PCの要件を満たす高性能なAI処理チップNPUを内蔵しています。

3. GPU

AMD版は外部GPUの設定がありません。Intel版はNVIDIA RTX PRO 500/1000 Blackwell Laptop GPUを搭載可能です。ただし、選択するCPUの型番によって選択できるGPUの型番には制約があります。また、CPUにCore Ultra X9 388Hを選択すると、RTX PROを選択できません。

NVIDIA RTX PRO (旧Quadro)は、GeForceと同じNVIDIA製のGPUですが、GeForceがDirectXに最適化されていて主にゲームや一般的なマルチメディア用途に向くのに対し、RTX PROはCADや3DCG、CAEなど業務用ソフトが多く採用するOpenGLやVulkan向けに最適化されています。

個人ユーザーがプライベート用としてPCを購入する場合「外部GPUはゲーム用」というケースが多いと思います。もしそうなら「GeForceのほうがいい」ですね。個人購入でRTX PROを選ぶニーズがあるとすれば「3D CADや非常に高度な動画編集」のような用途を想定している場合くらいでしょうか。

4. RAM/SSD

RAMの仕様もIntel版とAMD版で異なります。AMD版は2つのRAMスロットを備え、注文時に非常に細かく容量を決められますが、Intel版はCAMM2という規格を採用しています。そのため「LPDDR5XのRAMながら交換可能」です。

CAMM2についてはこちらの解説記事をご覧ください。
CAMM2 - 薄型ノートのメモリも交換可能になる新規格

SSDはAMD版が256GBから最大で2TBまで、Intel版は512GBから最大2TBまで選択可能です。AMD版は2TBを選択するとPCIe Gen5規格となり、Intel版も2TBはGen5規格、他の容量はGen4とGen5を選べます。

5. ディスプレイ

ThinkPad P14s Gen 7

Intel版

ディスプレイはAMD版とIntel版でサイズが異なります。AMD版は14インチで基本的にWUXGA (1920×1200)解像度のIPS液晶ですが、2.8K (2880×1800)解像度の有機ELディスプレイを選択できます。Intel版は14.5インチとAMD版よりも大きく、有機ELの設定がないかわりに3K (3072×1920)解像度のIPS液晶を選べます。

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6. 筐体

「モバイルワークステーション」であるP14sですが、外観は基本的に他のThinkPadシリーズと変わりません。

ThinkPad P14s Gen 7

左:Intel版、右:AMD版

キーボードも「いつものThinkPad」です。AMD版とIntel版で若干違いがあり、AMD版のみキーボード面左右にスピーカーがあります。どちらもカスタマイズにより日本語配列と英語配列、およびバックライトの有無を選べます。

ThinkPad P14s Gen 7

Intel版

ThinkPad P14s Gen 7 AMD

AMD版

入出力ポートはAMD版とIntel版で構成ですが、配置は少し違ってますね。また、AMD版のほうもUSB Type-CポートがThunderbolt 4と明示されていました。

バッテリーはカスタマイズで60 Whと75 Whを選べます。

7. 価格など

ThinkPad P14s Gen 7 (14.5型 Intel)/ThinkPad P14s Gen 7 AMDはLenovo公式サイトで販売中で、6月3日現在の価格はAMD版が270,578円から、Intel版が408,518円からです。

記事中でも触れましたが、AMD版に関してはThinkPad T14 Gen 7 AGPとほぼ同じ製品と思われます (カスタマイズ項目は多少違います)。また、Intel版についても搭載GPUがGeForceではなくNVIDIA RTX PROなので、「明確なニーズのある人向け」かな、と思います。

8. 関連リンク

執筆者:ウインタブ
2014年にサイトを開設して以来、ノートPC、ミニPC、タブレットなどの実機レビューを中心に、これまでに1,500本以上のレビュー記事を執筆。企業ではエンドユーザーコンピューティングによる業務改善に長年取り組んできた経験を持ち、ユーザー視点からの製品評価に強みがあります。その経験を活かし、「スペックに振り回されない、実用的な製品選び」を提案しています。専門用語をなるべく使わず、「PCに詳しくない人にもわかりやすい記事」を目指しています。
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