Lenovo IdeaPad Slim 370i (17, Intel) － 17.3インチの大型スタンダードノート、第12世代CPU搭載になりました

レノボがノートPC「IdeaPad Slim 370i (17, Intel）」を発売しました。17.3インチの大型ノートで、レノボは以前からIdeaPadブランドでこのサイズを展開しています。IdeaPad Slim 360/360iの後継、ということになるでしょう。

1.IdeaPad Slim 370i スペック

スペック表

バリエーションモデル

・Core i5/8GB/256GB
・Core i7/16GB/512GB
※左からCPU/RAM/SSD

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CPUは第12世代（Alder Lake）の省電力タイプ（型番末尾U）、Core i5-1235U/Core i7-1255Uです。選択するCPUの型番によってRAMとSSD容量が変わり、Core i5だと8GB/256GB、Core i7だと16GB/512GBとなります。従来モデルのIdeaPad Slim 360iでは注文時に構成のカスタマイズが可能でしたが、この370iは今のところカスタマイズには対応していません。

ディスプレイは17.3インチのIPS液晶、FHD解像度です。15.6インチと17.3インチ、数値を見ただけだとそんなに大きくサイズが違わないように感じられますが、少なくとも「私の体感」では結構大きな差があります。特に私の場合は視力が悪いので、17.3インチの画面サイズはとてもありがたいです。ただ、「サイズが大きくなっても、一般的な15.6インチノートと解像度が同じ」ですし、経験上、IdeaPadシリーズの低価格帯の製品は発色品質がイマイチだったりしますので、「より美しい画面を」ということだと、ちょっと不満を感じてしまう可能性はあります。

通信まわりではWi-Fi6には非対応、入出力ポートも17.3インチサイズの割にあまり充実しているとは言えません。個人的には、このサイズであればUSBポートがもう1つくらい、また有線LANポートもあってよかったのでは？と思います。それと、規格の面でもGen2規格（データ伝送速度10Gbps）がなく、Gen1規格（5Gbps）と2.0規格にとどまっています。

サイズは従来モデルのSlim 360iと全く同じですが、重量が2.2 kgから2.04 kgと若干軽くなりました。17.3インチサイズとしては軽量な部類だと思います。

2.IdeaPad Slim 370i 筐体

すみません、この製品は筐体画像があまり多く公開されていません（従来モデルと同サイズなので、筐体は同じだと思います）。左右と上部のベゼルは比較的細く、画面への没入感は高そうです。

キーボードは「84キーJIS配列、テンキーつき」と開示されています（84キーにテンキーは含みません）。

IdeaPad Slim 360iの画像です

参考までに従来モデルのキーボード画像を掲載します（同じ仕様だと思います）。左右の余地が大きく、「筐体は17.3インチだがキーボードのサイズ感は15.6インチと同じ」と考えていいでしょう。なので、キーボードの使用感は15.6インチ並みだと思います（ただしパームレストはかなり大型です）。

天板のデザインや筐体色（アークティックグレー）は従来モデルから変わっていません。筐体素材は不明ですが、おそらく樹脂製と思われます。

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側面と入出力ポートの配置です。ここも従来モデルと一緒です。

3.IdeaPad Slim 370i 価格など

Lenovo IdeaPad Slim 370iはレノボ公式サイトで販売中で、7月10日現在の価格はCore i5モデルが税込み81,510円、Core i7モデルが税込み113,520円です。ゲーミングノートだと17.3インチサイズの製品は少なくありませんが、スタンダードノートで17.3インチというのは数が少なく、第12世代CPUを搭載して10万円以下、というのは国内向け製品としては他に見当たりません。

17.3インチというのはノートPCとしては最大サイズで、当然携帯性は悪くなりますが画面の見やすさという点では素晴らしいものがあります。「設置スペースの関係でデスクトップPCや大型のモニターは置けないが、できるだけ大きな画面で仕事をしたい」という人に向く製品だと思います。

4.関連リンク

IdeaPad Slim 370i(17.3型 第12世代インテル)：Lenovo