CHUWIが14インチモバイルノート「LarkBook X」を発売します。先日2021年モデルのご紹介をした軽量モバイルノート「LarkBook」よりもサイズがひと回り大きくなり、CPUにはJasper LakeのCeleron N5100を搭載してします。
8月10日時点ではまだメーカーサイトにも製品ページができておらず、CHUWIから説明資料を頂いているのみなのですが、取り急ぎ判明している特徴をおしらせします。
1.CHUWI LarkBook X 概要
スペック表
LarkBook X | |
OS | Windows 10 Home |
CPU | Celeron N5100 |
外部GPU | なし |
RAM | 8GB |
ストレージ | 256GB SSD(M.2 SSD拡張可能) |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 14インチIPS (2,240 x 1,400)タッチ |
ネットワーク | 802.11 a/b/g/n/ac、Bluetooth 4.2 |
入出力 | USB Type-C、USB 3.0、オーディオジャック、microSDカードリーダー |
カメラ | Webカメラ |
バッテリー | 38 Wh |
サイズ | 310 × 229.5 × 20.6 mm |
重量 | 1.4 kg |
ポイント・LarkBookとの相違点
・CPUはJasper LakeのCeleron N5100
・14インチでsRGB100%対応の高精細タッチ・ディスプレイ
・マグネシウム合金製の筐体は重さ1.4 kg、最薄部10 mm
・Windows 11アップグレード可
コメント
OSはWindows 10 Homeで、CHUWIの説明によればWindows 11へのアップグレードも可能です(アップグレードのためのシステム要件を満たしています)。
CPUのCeleron N5100は開発コードネーム「Jasper Lake」の4コア4スレッドCPUで、Gemini Lake世代のCeleron N4100(N4120)の後継モデルと言えます。N4100(N4120)はCeleronとしては高性能な部類の型番で、ウインタブでも過去に実機レビューしていますが、動画のエンコーディングなどPC負荷の高い作業をしないのであればビジネス用として「そこそこ使える」と評価していますので、N5100の性能にも期待したいところです。
RAMは8GB、ストレージは256GB SSDで、比較的低価格で購入ができるCeleron機としては十分な容量です。なお、CHUWIからは「M.2 SSD拡張可能」という連絡がありましたので、中国PCによく見られる「底面のM.2スロット」がついているものと思われます。
ディスプレイ品質はLarkBook Xの大きなセールスポイントと言えます。従来モデルのLarkBookが13.3インチであるのに対し、14インチと少し大きくなり、sRGB100%、解像度も2,240 x 1,400と高精細です。アスペクト比(縦横比)は「16:10」と、「最近の流行」の間くらいです。一般的なノートPCよりも縦方向に少し長い形状ですね。
筐体サイズは14インチノートとしては小さいほうと言えます。ただし、重量は少し重くなりました。LarkBookが「重さ1キロ」という魅力的なサイズ感だったのに対し、LarkBook Xは1.4 kgありますので、14インチのモバイルノートとしては「並」くらいです。
ウインタブは「モバイルノートの重量は主要スペックの1つ」と考えていますので、重量についてはちょっと残念な気もします。それと、キーボードの画像もありませんが、「テンキーはなく、Enterキーの右に一列あるタイプ、バックライト付き」というところまではわかっています。
2.CHUWI LarkBook X 価格など
CHUWI LarkBook Xは8月中旬の発売予定で、販売価格は「500ドル以下になる」とのことです。
国内向けPC市場ではCeleron搭載機がかなり減っていて、「あってもCeleron N4020(ウインタブではあまりおすすめしていない、性能の低いCPUです)」という状況なので、CHUWIやTeclastなどの中国メーカーが積極的にリリースしている安価で良スペックなCeleron機には大きな価値がある、と思っています。
あまりPC負荷の高いことはしない(ゲームはGeForce NOWで!)前提であれば、仕事用として大きなストレスなく使えてディスプレイ品質が高く、筐体の質感も高いであろうLarkBook Xはおすすめですね。続報を待ちましょう!
3.関連リンク
CHUWI 公式サイト
※8月10日現在、LarkBook Xの製品情報はまだありません