HP Chromebook 14a（AMD）－ CPUがAMD製となった14インチサイズのChromebookエントリーモデル

HPがChromebookのニューモデル「Chromebook 14a（AMD）-nd0000」を発売しました。Chromebook 14aはHPのChromebookラインナップの中ではエントリーモデルという位置づけで、従来モデルはCPUにIntel Celeron/Pentium Silver」を搭載していましたが、ニューモデルではCPUがAMD製に変更されています。

1.Chromebook 14a スペック

バリエーションモデル

1月20日現在、上記スペック表の単一バリエーションです。

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CPUのAMD 3015e、Passmarkが公表しているベンチマークスコアはこんな感じです。

この製品はChrome OS搭載ですし、あくまでPassmarkという単一のソフトウェアでの計測結果ではありますが、従来モデルに搭載されているPentium Silver N5030とほぼ同等、Jasper Lake世代のCeleron N5100寄りは少し劣るくらい、というスコアになっています。

RAMは4GB、ストレージは64GB eMMCと、従来モデルから変更はなく、Chromebookとしてはエントリークラスの容量です。Chrome OS上でドキュメントの作成などをするぶんには十分だと思いますが、Google PlayのAndroidアプリ（特にゲーム）を多用するような使い方だと少し不足気味でしょうね。

ディスプレイは14インチのIPS液晶、FHD解像度でタッチ対応します。私は現在タッチ対応しないChromebookを使っていますが、これからChromebookを購入される人にはぜひタッチ対応するものを選んでいただきたいと思っています。Chrome OSは随所にAndroidっぽさを残していますので、もともとタッチ操作に向きますし、Google PlayのAndroidアプリもタッチ操作を前提としたUIになっているものが多いですからね。

なお、ペン入力についてはメーカーの製品ページに説明はなく、購入の際にオプションとしてセットできるようにもなっていませんので、「ペン非対応」と考えるほうがいいと思います。

サイズは従来モデルから「若干」変わりました。

ニューモデル：325.7 x 218.5 x 17.9 mm / 1.34 kg
従来モデル：326 x 220 x 18-19.5 mm / 1.33 kg

こうしてみると「微妙に小さくなった？」と思いますが、外観はほとんど変わっていません。まあ、コンマ何ミリとか1ミリ強とか、そのくらいしか違いませんし…。

2.Chromebook 14a 筐体

繰り返しになりますが、外観はほとんど変わっていません。とは言え、もともとベゼル幅が細く、エントリークラスとは思えない洗練されたデザインだったので、文句なし、とも言えます。

天板にはおなじみのHPのロゴとChromebookのロゴ。筐体色は従来モデルにあったグリーン系のものはなく、「セラミック・ホワイト」のみです。

キーボードです。この画像では英語配列になっていますが、日本仕様は「JIS標準準拠74キー、キーピッチ:約19×19mm、キーストローク:約1.4mm」と開示されていて、バックライトも装備します。テンキーはつきませんが、サイズには十分な余裕がありますね。また、キーボード面の両サイドにスピーカーがありますが、この配置であれば音質にも期待できそうです。ただし、従来モデルにあった「B&O Play（Bang&Olufsen）」のロゴが消えましたので、Bang&Olufsen製（チューニング）ではなくなりました

側面と入出力ポートの配置です。このレイアウトも従来モデルから全く変わっていません。

3.Chromebook 14a 価格など

HP Chromebook 14aはHPオンラインストアで販売中で、1月20日現在の価格は59,950円（税込み）です。この価格は「通常価格」なので、そう遠くないうちにセール価格となり、もう少し安く購入できるようになると思います。

従来モデルは4万円台半ばくらいで販売されていることが多く、Amazon限定モデル（Celeron 搭載）だと現在でも3万円台で購入できますので、このニューモデルもセール価格に期待したいところです。14インチで重量1.34 kgとモバイル利用にも向きますし、ChromeOSを動かす上では必要十分な性能、そしてタッチ対応ディスプレイ搭載と、Chromebook入門機にぴったりの製品だと思います。

4.関連リンク

HP Chromebook 14a（AMD） 製品詳細：HP