dynabook NZ65の実機レビュー

dynabook NZ65
こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。今回はDynabookの15.6インチスタンダードノート「NZ65」の実機レビューです。家電量販店などで販売されているカタログモデルだと「Cシリーズ」に相当します。日本大手メーカーのスタンダードノートと聞くと「なんでもついてる豪華版」的な印象を持ちますが、このNZ65は光学ドライブを廃し、スリムで軽量な筐体を備える「新しいCompact & Comfortable」を謳う製品です。

スポンサーリンク

1.スペック

  dynabook NZ65/M
OS Windows 10 Home
CPU Intel Core i7-10710U
外部GPU NVIDIA GeForce MX250
RAM 8GB/16GB
ストレージ 32GB Optane+512GB SSD/512GB SSD+1TB SSD
光学ドライブ なし
ディスプレイ 15.6インチIPS(1,920 × 1,080)
15.6インチIGZO(1,920 x 1,080)
ネットワーク 802.11 a/b/g/n/ac/ax、Bluetooth 5.0
入出力 USB 3.1 Gen1 Type-C、USB 3.0 × 3、HDMI、LAN(RJ45)、オーディオジャック、SDカードリーダー
カメラ Webカメラ(200万画素)顔認証対応
バッテリー 稼働時間 10.0-13.5時間
サイズ 361.0 × 244.0 × 19.9 mm
重量 1.84 – 1.94 kg

Webオリジナルモデルの「NZシリーズ」には他に「NZ55」というモデルもあり、CPUの型番が異なる(NZ55はCore i7-10510Uを搭載)ほか、外部GPUを搭載していません。この記事ではNZ65に絞ってご説明します。

OSはWindows 10 Homeのみで、Pro版の設定はありません。CPUも第10世代(Comet Lake)のCore i7-10710Uで、ノートPCによく使われているCore i7-10510U(4コア)よりも高性能な6コアCPUです。また、外部GPUのGeForce MX250も搭載しています。MX250はゲーミングノートに使われるGeForce GTXシリーズやRTXシリーズほどの性能はありませんが、CPU内蔵のGPUよりも数段高性能なので、動画編集や高度な画像加工、PowerPointなどでの凝ったプレゼン資料の作成には威力を発揮してくれると思います。

RAMとストレージには選択肢があり、下記のような組み合わせとなります。

RAM8GB/32GB Optane+512GB SSD
RAM16GB/512GB SSD+1TB SSD

ビジネスや勉強に使うということなら8GBでも問題ないと思いますが、GeForce MX250を活用するような作業の場合、16GBある方が安心かと思います。ただし、後述しますが8GBモデルを選んでも後からDIYでRAMを増設可能です。また、ストレージに関してはRAMに応じて決まってしまい、Optaneメモリーを搭載している方がより高速になりますが、SSDの容量が大きく、またPCIe接続なので、実用上はどちらでも不満を感じることはないでしょう。

ディスプレイも2種類あります。いずれも15.6インチのFHD解像度となりますが、上位モデルはIGZOパネルが使われていて、より高品質な発色となります。また、「普通のIPSなのかIGZOなのか」製品ページを見るだけだとわかりにくいのですが、型番(枝番)の4桁のアルファベット(例えばCMLB)の末尾が「AかC」ならIGZO、「B」なら通常のIPSです。

通信回りではWi-Fi6(ax規格)に対応し、有線LANポートも装備しています。USBポートもType-Cを含め合計で4つあり、HDMIとフル規格(micro規格ではない)のSDカードリーダーもついていますので、ポート不足の心配はいらないでしょう。

生体認証では「顔認証」に対応します。個人的に指紋認証よりも顔認証のほうがずっと便利だと思っていますが、昨今はマスクをしている時間が長く、マスクをした状態だと顔認証ができませんので、この点は(製品のせいじゃありませんが)ちょっと困ってしまいますねw

サイズは15.6インチノートとしては「普通くらい」ですが、厚さが2センチを切っていますので、薄型であるとは言えます。また重量も2キロ未満に抑えられていますので、15.6インチスタンダードノートとしては「まずまずの軽さ」と言えると思います。ただし、モバイルノートのようにバッグに入れて毎日持ち歩くような使い方だと少々重すぎ、でしょうね。

dynabook NZ65 システム情報

dynabook NZ65 ストレージ情報

dynabook NZ65 GPU
レビュー機のシステム構成です。「Core i7-10710U/GeForce MX250/RAM16GB/512GB SSD+1TB HDD」という構成で、NZ65としては最上位モデルです。また、画像はありませんがIGZOパネルでした。

2.筐体

dynabook NZ65 ペーパー類
同梱されていたペーパー類です。枚数は多めですね。よく見ると「社名変更について」なんていうのもありました。説明書関連では「スタートアップガイド(画像左上)」「取扱説明書(画像上中央)」が入っていました。特にPC操作に慣れていない人には親切な内容になっています。というか、日本の大手メーカーってこのあたりが真面目なんですよね。

dynabook NZ65 ACアダプター
ACアダプターはスタンダードノートとしては普通くらいのサイズで、重量も電源ケーブル込みで263 gと、「やっぱり普通」のサイズ感です。

dynabook NZ65 天板
天板です。この製品の筐体は樹脂製ですが、天板とキーボード面に関しては「めっちゃグレア」です。レビュー機の筐体色は「スタイリッシュブルー」という、明るめできれいなブルー(他にリュクスホワイトという白い色も選べます)で、表面が光沢仕上げになっています。半端な光沢じゃありません。

dynabook NZ65 天板
天板にはドット状の模様が入っていて、よく見るとDynabookロゴになっています。この画像を見ていただければ、「いかにグレアか」わかっていただけるのではないか、と。これでもなるべく天井が映り込まないように気をつけて撮影したんですけどね…。

dynabook NZ65 底面
底面です。さすがに底面はグレアじゃありません。画像の上部が手前側(開口部)となりますが、左右にスピーカーグリルがあります。先日レビューした13.3インチモバイルノート「dynabook GZ83」ではONKYO製スピーカーが搭載されていましたが、このNZ65はONKYO製スピーカーではありません。

それと、画像左側に開口部(ハッチ)が見えますね。

dynabook NZ65 底面
この開口部は「RAM(メモリ)増設用」です。RAMスロットが2つあり、レビュー機はPC4-21300(DDR4-2666)の8GBメモリが2つ刺さっていましたので、空きはない状態でした。RAM8GBのモデルを選ぶ場合は1つが空きになります。また、メーカーのスペック表だと最大のRAM容量は「16GB」と表記されていましたが、おそらくそれ以上の容量に増設可能と思われます。

dynabook NZ65 右側面
右側面です。すみません、側面のほうも天板側がかなりの光沢になっていて、少し見にくいと思います。右側面にはSDカードリーダーとUSB 3.0ポート、そしてセキュリティロックスロットがあります。

dynabook NZ65 左側面
左側面です。こちらにはたくさんのポートがあります。画像左からDC-IN、有線LAN、HDMI、USB 3.0 × 2、USB Type-C、イヤホンジャックがあります。なお、USB Type-Cポートは3.1 Gen1規格で、USB-PDでの充電にも対応しています。なので、純正のACアダプターでなくとも充電ができます。また、純正のACアダプターでも「お急ぎ30分チャージ(30分で40%まで充電可能)」ができます。

dynabook NZ65 前面
前面です。こちらにはポート類、ボタン類はありません。

dynabook NZ65 背面
背面です。こちらにも何もないですね。

dynabook NZ65 キーボード

クリックで拡大します

キーボードです。テンキーもつく、15.6インチとしてはオーソドックスなもので、キートップの印字(アルファベット)がキー中央になっています。これにより視認性が上がるとのことです。メーカー公称値ではキーピッチは18.7 mm、キーストロークは1.5 mmとなっています。バックライトはついていません。配列はごく素直なほうだと思います。

dynabook NZ65 キーボード
dynabookはキートップに僅かなくぼみを持たせている製品が多いですが、NZ65に関してはフラットですね。

dynabook NZ65 正面
正面から見たところです。左右のベゼルは十分に細いですが、他社製品に見られるような「極細」なものではありません。2020年のノートPCとしては「割と普通」という感じです。

上部ベゼルにあるWebカメラは顔認証に対応するIRカメラとなっています。

スポンサーリンク

dynabook NZ65 ディスプレイ
レビュー機はIGZOパネルのディスプレイが装備されていました。また、ノングレアタイプなので映り込みは非常に少ないです。斜めから見てもこの通り、ほとんど映り込みが気になりません。

dynabook NZ65 ヒンジ開口
ヒンジを最大開口するとこんな感じ。開口角度としては標準的で、実用上十分なものになっています。残念ながら180度開口はしませんね。

一通り筐体をチェックしてみました。金属筐体ではないものの、質感は高く、さすがDynabook、という感じです。また、上のほうで書きましたが、天板の光沢感が半端ないですね。このあたりお好みがわかれるかもしれませんが、スタンダードノートということもあり、個人的にはこれもアリなんじゃないか、と思います。従来のDynabookにはない、スリムで軽快な雰囲気のする、いい筐体だと思いました。

3.使用感

キーボード

dynabook NZ65のキーボードはJIS配列105キー(テンキーあり)、キーピッチ18.7 mm、キーストローク1.5 mmと開示されています。このサイズ感はノートPCとしてはほぼ標準的といえるもので、非常に細かいことを言うとキーピッチがほんの少し(0.3 mmとか)狭いくらいですね。

実際にしばらく打鍵をしてみたのですが、キーピッチに関しては全く違和感がなく、おそらく誰が使っても自然な感じになると思います。キーストロークに関してはノートPCとしては標準的と言える深さで、ノートPCを普段使いしている人には「慣れた感じ」になると思います。

配列も特にトリッキーな感じはありません。テンキーの配列も含め、ごく普通、と言っていいでしょう。

打鍵感もいいです。パチパチ系のはっきりした感触で、気持ちよく打鍵ができます。打鍵音に関しては特に静音という感じでもなく、ここでも「ごく普通の」という評価になります。

そんなわけで、「普通ばっかりじゃん」という感じではあるのですが、「普通が一番」ということもありますよね。期待を裏切ることなく、クセのない、非常にいいキーボードだと思います。

スピーカー

ハードウェアとしてのスピーカー品質はそんなに悪くはないものの、PC用スピーカーとして特段音質がいい、という感じではありません。

dynabook NZ65 DTS

クリックで拡大します

秀逸なのはソフトウェアですね。「DTS Audio Processing」というアプリが入ってまして、これをオンにすると一気に音質のメリハリが上がります。低音から高音まで「くっきり」という感じに音質が変化するんです。

dynabook NZ65 DTS

クリックで拡大します

dynabook NZ65 DTS

クリックで拡大します

DTSアプリは調整項目がそんなに多いわけでもなく、イコライザーもついていますが、それほど細かく音域ごとの設定ができるわけでもありません。ただ、必要にして十分な調整項目があり、しかも狙った効果を発揮してくれる、という感じです。

DTSをオンにして音楽を聴くと、重低音は厳しいものの、ジャンルを問わず、メリハリの利いたサウンドになります。アプリによる補正効果が大きいという前提ですが、この製品のスピーカーは高く評価することができます。

ディスプレイ

dynabook NZ65は15.6インチFHD(1,920 × 1,080)解像度のIGZOディスプレイを搭載しています。先日レビューしたモバイルノート「dynabook GZ83」もIGZOでしたが、傾向は同じで、「輝度が高く、発色が鮮やか」ですね。

手持ちのノートPC2機種「ASUS ZenBook 14(2019年モデル、14インチIPSレベル液晶、FHD解像度、グレアタイプ)」「MSI GP65 Leopard(15.6インチIPSレベル液晶、FHD解像度、ノングレアタイプ)」と比較してみました。

通常、発色の面で有利なのはグレアタイプです(そのかわり映り込みが激しくなります)がNZ65とZenBook 14は発色については互角で、そうなるとノングレアタイプで映り込みの少ないNZ65のほうがより高評価、ということになりますね。

MSI GP65はこの2機種よりも少し色が淡く感じられます。ただ、もともとGP65のディスプレイ品質もかなり高水準ではあるんですけどね。

立て続けにIGZOディスプレイをテストしましたが、ノングレアタイプとしては最高水準の発色になっていると思います。また、非常に明るいディスプレイで、この点も発色の良さに寄与していると思います。NZ65の場合、通常の利用では輝度を50%くらいに設定しておけば十分、という感じでした。

バッテリー

dynabook NZ65はテンキーを備える15.6インチノートですが、光学ドライブを省くなど、軽快な製品でもありますので、出先でバッテリー稼働、という場面も出てくると思います。なので、簡単にテストしてみました。

●フリーソフト「GIMP2」で簡単な画像加工を70分:バッテリー消費約20%
●ブラウザーのEdgeを開き、YouTubeで音楽鑑賞を25分:バッテリー消費約14%
●テキストエディタ「TeraPad」で文章入力、適宜ブラウザーのEdgeで調べ物のためWeb閲覧を60分:バッテリー消費約16%
トータル155分の使用でバッテリー消費約50%
※ディスプレイ輝度は50%で固定、音楽鑑賞時のスピーカー音量は40%~20%の間で調整しながら試した

割と日常利用に近い、軽めの使い方だと思いますが、これだと単純計算でバッテリー稼働時間6時間強ということになります。あまり省エネを意識しない使い方だったので、ディスプレイ輝度をさらに落とすなどすればさらに若干稼働時間が伸びると思います。

この製品はスタンダードノートとしては軽量な部類となりますが、モバイルノートのように毎日出先で使う、という感じでもないと思いますので、「普通に使って6時間もつ」のであれば十分に合格点をあげていいだろうと思います。

4.性能テスト

dynabook NZ65 3D Mark
参考1:
MSI Prestige 14(i7-10710U、Max-Q)(注2):3,111、6,973、22,126
ASUS ZenBook 15 UX534FT(i7-8565U):2,988、6,789、20,260
※GeForce GTX1650搭載機
※左からTimeSpy、FireStrike、SkyDiverのスコア

参考2:
ASUS ZenBook 14 UM4125IA(Ryzen 7 4700U):2,925、10,314
ASUS VivoBook S15 M533IA(Ryzen 7 4700U)2,834、10,545
HP ENVY x360 13(Ryzen 5 4500U) : 2,667、9,673
HP ENVY x360 15(Ryzen 5 4500U) : 2,581、9,545
HP ENVY x360 15(Ryzen 5 3500U) : 2,269、7,922
Lenovo ThinkPad E595(Ryzen 5 3500U): 2,259、7,741
Lenovo ThinkPad E495(Ryzen 5 3500U): 2,257、7,874
マウス m-Book X400B(Ryzen 5 3500U): 1,528、4,659
HP ENVY X360 13(Ryzen 7 3700U): 1,513、6,808
HP ENVY 13 X360(Ryzen 3 2300U): 1,513、5,396
ASUS VivoBook S15 S531FA(Core i7-10510U): 1,241、4,733
dynabook GZ83(Core i7-10710U): 1,239、4,815
Lenovo ThinkPad X1 Yoga(2019)(Core i7-8665U):1,211、4,946
Lenovo ThinkPad X280(Core i7-8550U): 1,211、4,871
Lenovo ThinkPad T490s(Core i7-8565U): 1,181、4,845
DELL XPS 13(9380)(Core i7-8565U): 1,189、4,586
HP Spectre x360 13(Core i7-8565U): 1,178、4,574
DELL XPS 13(9370)(Core i7-8550U): 1,161、4,719
Microsoft Surface Laptop 2(Core i5-8250U): 1,157、4,652
Microsoft Surface Pro 6(Core i5-8250U): 1,136、4,524
ドスパラ Altair F-13KR(Core i5-8250U): 1,126、4,746
東芝 dynabook AZ65/G(Core i7-8550U): 1,116、4,367
※外部GPU非搭載機
※左からFireStrike、SkyDiverのスコア

まずはグラフィック性能を測定する3D Markのスコアです。dynabook NZ65は「Core i7-10710U / GeForce MX250」の組み合わせなので、外部GPUを搭載しないノートPCよりは明らかに高いスコアとなっています。一方で、GeForce GTX1650(現行のGTXシリーズでは最下位の型番)を搭載するノートPCには大きな差をつけられてしまっています。まあ、これがMX250の実力、ということですね。

MX250搭載の場合、ライトなゲームであればプレイできますが、ゲーミングノート並のグラフィック性能とは言えません。なので、ビジネスや趣味(ゲーム以外)で、グラフィック性能が要求されるような作業(動画編集や高度な画像加工、非常にリッチなプレゼン資料作成など)に使うと威力を発揮する、と考えるのが妥当だと思います。

dynabook NZ65 PC Mark

クリックで拡大します

MINISFORUM EliteMini H31G(Core i5-9500F、GTX1050Ti) : 5,088
ASUS ZenBook 14 UM4125IA(Ryzen 7 4700U): 5,014
MSI GF75 Thin(Core i7-8750H、GTX1050Ti): 5,009
ドスパラ GALLERIA GCF1060GF-E(Core i7-8750H、GTX1060): 4,976
ASUS VivoBook S15 M533IA(Ryzen 7 4700U): 4,975
ドスパラ GALLERIA Mini 1060(Core i5-7500、GTX1060): 4,906
ドスパラ GALLERIA GCF2070GF-E(Core i7-8750H、RTX2070): 4,893
HP ENVY x360 15(Ryzen 5 4500U) : 4,738
ASUS ZenBook 15 UX534FT(Core i7-8565U、GTX1650): 4,709
HP ENVY x360 13(Ryzen 5 4500U) : 4,678
ドスパラ GALLERIA GCF1050TGF-E(Core i5-8300H、GTX1050Ti): 4,545
ASUS ROG Zephyrus G GA502DU(Ryzen 7 3750H、GTX1660Ti): 4,365
OMEN X by HP(Core i7-7820HK、GTX1080): 4,290
iiyama STYLE-17FH054-i7(Core i7-8750H) : 4,281
HP Spectre x360 13(Core i7-8565U): 4,223
dynabook GZ83(Core i7-10710U): 4,193
Lenovo ThinkPad T490(Core i7-8565U、MX250): 4,158
ASUS VivoBook S15 S531FA(Core i7-10510U): 4,155
Lenovo ThinkPad X1 Carbon(Core i7-8665U): 4,132
ASUS TUF Gaming FX505DT(Ryzen 5 3550H、GTX1650): 4,124
Lenovo ThinkPad X1 Yoga(2019)(Core i7-8665U):4,120
ASUS ZenBook 14 UX434FL(Core i5-8265U、MX250):3,933
Lenovo ThinkPad X280(Core i7-8550U): 3,909
HP Elite Dragonfly(Core i5-8265U): 3,843
ドスパラ Altair F-13KR(Core i5-8350U): 3,778
HP Spectre 13(Core i5-8265U): 3,766
ドスパラ DX-C5(Core i5-10210U): 3,737
HP ENVY X360 13(Ryzen 7 3700U): 3,728
Lenovo ThinkPad E595(Ryzen 5 3500U): 3,714
NEC LAVIE Direct NEXT(Core i7-8550U): 3,704
ドスパラ Critea VF-HEKS(Core i7-8550U、MX150): 3,704
マウス m-Book X400B(Ryzen 5 3500U): 3,659
HP ENVY x360 15(Ryzen 3500U): 3,617
DELL Inspiron 17 5000(5770)(Core i7-8550U、Radeon 530): 3,607
Lenovo ThinkPad E495(Ryzen 5 3500U): 3,574
東芝 dynabook AZ65/G(Core i7-8550U): 3,546
HP ENVY 13(Core i7-8550U):3,534
DELL XPS 13(9370)(Core i7-8550U): 3,518
ドスパラ Critea VF-HGK1050(Core i7-7700HQ、GTX1050): 3,492
東芝 dynabook VZ82/F(Core i7-8550U): 3,491
富士通 LIFEBOOK WS1/B3(Core i7-8550U): 3,479
Microsoft Surface Pro 6(Core i5-8250U): 3,399
東芝 dynabook DZ83/J(Core i7-8550U): 3,353
マウス m-Book J(Core i5-8250U): 3,350
東芝 dynabook UZ63/F(Core i7-8550U): 3,341
Microsoft Surface Laptop 2(Core i5-8250U): 3,199
HP Spectre Folio 13(Core i5-8200Y): 3,108

続いて、表計算ソフトやビデオチャット、画像加工等をシミュレートするPC Markのスコアです。テストの中にはグラフィック性能を見るものも含まれていますので、外部GPUを搭載しているほうが有利ではありますが、3D Markほど顕著な差にはなりません。

これを踏まえてスコアを見ると、「物足りない」ですね。CPUは非ゲーミングPC向けではトップクラスの型番ですし、外部GPUも搭載していますので、ゲーミングノートには及ばなくとも、GPU非搭載のノートPCよりも高いスコアであるべきだと思いますが、このレビューでのテスト結果は「並クラス」にとどまりました。メーカー側で「抑えている」ということだと思います。

dynabook NZ65 CINEBENCH R20
参考:
ASUS ROG Strix SCAR 15 G532LWS(Core i9-10980HK):497、4,120
ASUS ROG Zephyrus G14(Ryzen 9 4900HS):485、4,226
ASUS ZenBook 14 UM4125IA(Ryzen 7 4700U):479、2,637
ASUS VivoBook S15 M533IA(Ryzen 7 4700U): 475、2,821
MSI GF63 Thin(Core i7-10750H): 466、2,572
MSI Prestige 15(Core i7-10710U): 458、2,528
MSI Bravo 15(Ryzen 5 4600H): 454、3,280
MINISFORUM EliteMini H31G(Core i5-9500F):452、2,415
HP ENVY x360 15(Ryzen 5 4500U) : 449、2071
HP ENVY x360 13(Ryzen 5 4500U) : 435、2,089
dynabook GZ83(Core i7-10710U):428、1,479
ドスパラ DX-C5(Core i5-10210U): 422、1,223
HP EliteBook x360 1040 G6(Core i5-8265U): 396、1,177
MSI Modern 14 B10R(Core i7-10510U): 389、1069
HP Elite Dragonfly(Core i5-8265U): 318、1,187
CHUWI Hi10 X(Celeron N4100): 153、404
Jumper EZbook x3 Air(Celeron N4100): 150、421
Microsoft Surface Go 2(Pentium Gold 4425Y): 147、366

次に「CPU性能のみ」を測定するCINEBANCH R20のスコアです。ここでも「悪くはないが…」という感じ。先日レビューしたdynabook GZ83もCore i7-10710U搭載機としては低めのスコアとなりましたが、NZ65はそれよりもさらに低いものになっています。スタンダードノートということで「安全運転」を意図しているんでしょうね。

dynabook NZ65 Crystal Disk Mark
ラストはストレージの読み書き速度を測定するCrystal Disk Markのスコアです。左側が512GB SSDのスコア、右が1TB HDDのスコアです。SSDに関してはPCIe接続ということで、かなり高速です。特にシーケンシャル・リード(左上の数値)は素晴らしいですね。一方でHDDのほうですが、ウインタブでHDDのCrystal Disk Markのテストをするのは非常にレア(というか記憶にないです)なので、正直なんとも言えません。日頃「Coreプロセッサー搭載機で、OSや使用頻度の高いソフトウェアをHDDにインストールするのは論外」と言っていますが、まあそういうことですね。HDDのほうは1TBと大容量なので、画像とか動画とかの保管庫的に使うといいと思います。

5.まとめ

dynabook NZ65はDynabookダイレクトで販売中で、10月16日現在の価格は109,800円(税込み120,780円)から、となっています。ちなみに最低価格109,800円のモデルの構成は「Core i7-10710U/MX250/RAM8GB/32GB Optane+512GB SSD/IPSディスプレイ」なので、「正直これで十分」かと思います。記事中でご説明したとおり、RAMはDIYで簡単に増設できますので、使っていてRAM不足を感じたらいつでも増設できますしね。

レビュー機の構成だと132,800円(税込み146,080円)ですが、個人的に、この製品を購入するなら最低価格109,800円のモデルにIGZOディスプレイを搭載する114,800円(税込み126,280円)のモデルにしますね。繰り返しになりますが、RAMは使ってみて足りないようなら後から増設できてしまいますので、当初8GBでなんの不安もありませんし、RAM以外のスペックは非ゲーミングノートとして非の打ち所がありません。

なお、この記事に掲載している価格情報は「10月16日現在のDynabookダイレクト会員価格」です。Dynabookダイレクトは「会員か非会員か」でまるっきり価格が違います。会員登録は無料で簡単にできますので、ウインタブ読者は購入前に「絶対に」会員登録をするようにしてください。

これね、相当安いと思いますよ。以前からたびたび言及していますが、Dynabook製品の会員価格は外資系メーカーと比較しても全く割高感がありません。むしろ安いです。

GeForce MX250を搭載してのワンランク上のグラフィック性能、使いやすいキーボード、Sharp系列になった恩恵とも言えるIGZOディスプレイ、そしてオーソドックスながら高い質感の筐体と、(天板のデザインをどう評価するか、というのはありますが)見た目の派手さは強くないものの、非常に素晴らしい製品だと思います。ちょっと残念に思われたのはCore i7-10710UというハイスペックなCPUの実力が十分に発揮できなかった、という点ですが、(10710Uではない)Core i7のPCとしては不満のない性能だと思いますし、価格を見れば不満は解消されると思います。

モバイルノートのGZ83、スタンダードノートのNZ65と、連続してDynabook PCをレビューさせてもらいましたが、正直「ファンになりました」。

6.関連リンク

dynabook NZシリーズicon:Dynabook ダイレクト

スポンサーリンク