法令遵守でなんとかドローンを楽しみたい(その13)- 肩の力を抜いてまったり楽しむ最安値帯のカメラ付きドローンを、「Eachine E61HW」を例に見てみよう

Eachine E61HW
こんにちは、natsukiです。この連載、普段はちょっと気合いの入ったFPVドローンを主な対象としていますが、今回は肩の力を抜いて、はじめっから電波法をクリアした、カメラ付きの格安ドローン「Eachine E61HW」を紹介&レビューします。カメラが付いているといっても、価格が価格なので、後で見るように本格的な空撮やFPV飛行は不可能です。それでも、これはこれでそれなりに楽しめるものです。ちなみに、この「Eachine E61HW」は発売からかなり経った機種で、価格競争力はあるものの、正直なところ、今買うのであれば、同ランクでも細部を改善した他社の最新機種の方がお勧めできます。とはいえ、基本性能は後発機種と大して代わらないので、Amazonなどで売っている4,000円~6,000円クラスのカメラ付きドローンがどんなもんかというイメージを掴むには、ちょうどいいのではないかと思います。

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1.最安値帯のカメラ付きドローン

この「Eachine E61HW」は、カメラを搭載したドローンの中では最安値帯のものです。Amazonで4,000円くらい(ただしバッテリー1つ)、Banggoodだと、セール時にはバッテリー3つ付きで3,000円くらいです。ちなみに、バリエーションがあり、

Eachine E61:高度維持機能無し、カメラ無し ― Banggoodのみ扱い
Eachine E61H:高度維持機能あり、カメラ無し ― Amazonのみ扱い(品切れ中)
Eachine E61HW:高度維持機能あり、カメラあり ― Banggood、Amazonともに扱い

となっています。今回紹介するのは「HW」のものです。要するに、「H」が高度維持機能、「W」がカメラを示しているようです。このネーミング規則は、他のドローンでも見られますね。

2.主なスペック

Eachine E61HW
主なスペックは、ご覧の通り。高度維持機能が付いているので、完全まったくの初心者でもそれなりに飛ばせます。一方、風には非常に弱いことが予想されます。一番注目なのは、やはりカメラ付きということ。最安値クラスなので期待はできませんが、どの程度遊べるものなのかは、やはり気になります。

そうそう、この機種はちゃんと技適も取っているので安心です。ただし、技適表示シールが貼られていないものが発送されることもあるようです。Banggoodからの購入の場合は、以下の告知が出ています。

3.筐体

Eachine E61HW
では、実際の製品を見ていきましょう。かなり前に購入したので、箱や梱包は捨ててしまいました。そこはご容赦ください。

Eachine E61HW
デザインをひと目見ただけで、某、空撮の世界に革命をもたらした名機をそのままいただいているので、この辺にも、今から見ると古さがありますね。

Eachine E61HW
後ろからです。

Eachine E61HW
正面アップ。ライト2つはけっこう明るく、飛ばす際にはどっちが前かの目印になるので重要です。カメラは「わずかに下向き角度で固定」です。この「わずかに下向き」というのは、実質的にFPV飛行は不可能ということです。ドローンは、基本的に前傾姿勢で進むため、FPV飛行のためには「上向き」にカメラが付いていないといけないんですよ。後で見ますが、この角度では、飛ぶときには下しか見えません。まあ、だから、広い場所なら「なんちゃって空撮」はできるかも知れませんが。ともかく、操縦のためのカメラではないということです。

Eachine E61HW
バッテリーは、カートリッジ式。充電は、カートリッジに付いているmicroUSBポートで行います。まったくドローンを操縦する環境のない人にとってはとっつきやすいですが、慣れてくると、JST 2.0mmコネクタとかの方が汎用性があっていいんですけどね。おっと、これはそういう製品じゃないですから。専用バッテリーということは、後からの買い足しが困難ということです(前は別売していましたが、もう終売です)。はじめから換えのバッテリーがセットで付けられるのはBanggoodの方なので、もし買うならそっちですね。

Eachine E61HW
操縦機です。けっこうボタンがあってややこしいので、ラベルを貼ってしまっています。とりあえず、「スティック両方右下極振り」の、水平キャリブレーションはマメにやった方がいいです。

4.操縦性能

では、実際に飛ばした動画です。

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Eachine E61HW レビュー(飛行画像)

高度維持機能付きドローンの定番ですが、ほぼ無風状態でも風に非常に弱く、これでも3段階のスピードの最上です。途中、手放しをしているのは、このくらい風で流されますよってことです。風を感じる日や、高度を上げた飛行は危険だと思った方がいいでしょう。一方、ほぼ無風であれば、ご覧のようにかなり楽しく飛ばせます。操縦機がチャチな割には、そこそこの操作性ですね。うまくすれば、動画の最後みたいに手のひら着陸も。もっとも、FPV機のように狭い隙間をくぐり抜けたりは、高度の微調整が効かないので、どうやっても無理です。

ちなみに、屋内で飛ばしてもいいんですが、プロペラガードとプロペラが非常に脆く、すぐパキポキ折れちゃうんですよね…… 一応、換えが同梱されているのと、Banggoodでスペアパーツが売ってはいるものの、やはり屋内で飛ばすなら、「Eachine E010」のような、がっつりとしたプロペラガードが欲しいところです。

5.アプリとカメラ

さぁて、気になるカメラです。カメラを使用する場合は、「Eachine FPV」をスマホにインストールしてください(iOS版もあります)。

以下、この手のスマホアプリと連携するドローンは、ほぼ同様の操作手順になると思います。

Eachine E61HW
ドローンの電源を入れてから、スマホの「WiFi接続」を見ると、新しい接続先が表示されます。それに接続します。

Eachine E61HW
「Eachine FPV」を開き、右下の「Play」ボタンで開始です。

Eachine E61HW
スマホアプリから操縦することもできます。右上の「ON/OFF(画像ではON)」で、スマホからの操縦の可否を切り替えます。OFFにしているときは、スティックは表示されません。

他の、録画とか撮影とかは、ボタンの見たまんまなので大丈夫でしょう。

で、飛行中の動画がどのように撮れているかというと……

Eachine E61HW レビュー(カメラ)

ほーらね、カメラが下向きだと地面しか映らないんだってば。ブレブレで、動きに付いてこられないのもの問題ですね。

それから、広角カメラではないので、

Eachine E61HW
このくらい離して、スマホ側の撮影は、

Eachine E61HW
こんなもんです(元画像は1,280×720ピクセル)。FPV飛行は絶対無理です。もっとも、静止した瞬間であればこのくらいの画質はあるので、子供のオモチャとしてならこれはこれで楽しみようはありますす。例えば、ドローンで自撮り。これは、画像そのものはどうでもよくて、自撮り画像を撮ること自体がなかなか難しいのでゲームになるわけです。

6.まとめ

これを購入したのは、もうかなり前なのですが、今も子供は喜んでちょいちょい遊んでいます。カメラは、FPVはできませんが、なんちゃって空撮という意味では、付いているだけで楽しいものです。完全に初めてや、小学校低学年くらいで遊ぶにはちょうどよい性能かと思います。唯一にして最大の欠点は、やはり、脆さ。できる限りは瞬間接着剤で修理して、あとはBanggoodで、スペアのプロペラとプロペラガードを買い足して遊んでおります。

Eachine E61HW
Amazonでの同ランクの製品だと、今年に発売した「Holy Stone HS210Pro」が、プロペラガード構造、広角カメラ、バッテリー3つ付き、専用バッグ付きと、さすがに最新機種だけあって、かゆいところに手の届く非常に完成度の高い製品となっています。いろいろ情報を見ていると、カメラの動きへの追随性とか、各種部品も性能アップしている模様。まあこれは、発売時期がずいぶん違うんで、日進月歩のドローン業界で比べちゃかわいそうというものです。その分、お値段も6,999円(10月15日現在、製品ページに5%OFFクーポンあり)となっています。ぶっちゃけ、多少高くても、今買うなら断然こっちです。

同様のスペックの機種は、Amazonだけでも他にいくつかありますが、基本性能やアプリの使用方法などはほとんど同じはずです。このクラスのカメラ付きドローンのイメージが、大体はつかめたのではないでしょうか。

7.関連リンク

「法令遵守でドローン」記事一覧
EACHINE E61HW:Amazon
Eachine E61/E61HW:Banggood
Eachine E61 E61HW RC Drone Quadcopter Spare Parts Propeller Guard(予備プロペラガード):Banggood
Eachine E61 E61HW RC Drone Quadcopter Spare Parts Propeller(予備プロペラ):Banggood

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