こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。今回はドスパラ(会社名はサードウェーブ)の15.6インチスタンダードノート「Critea DX-KS F7」の実機レビューです。ドスパラはなんと言ってもゲーミングライン「GALLERIA」の知名度が高く、またウインタブ的には小型タブレット市場で「ほとんど孤軍奮闘」してくれているのが印象的ですが、スタンダードノートやモバイルノートの「Critea(クリテア)」や「Altair(アルタイル)」も手がけていて、特にCriteaに関しては多くのバリエーションモデルをラインナップし、幅広いユーザーニーズに応えています。
今回レビューする「DX-KS F7」はCriteaシリーズの中でも上位に位置する製品で、Core i7モデルとなります。ただし、「ドスパラといえば」な外部GPUの搭載はありません。ビジネス用、そして家庭用の「まさにスタンダード」な高性能PCです。
1.スペック
最初にスペック表を確認します。ドスパラはBTOパソコンを手がけていて、この製品も注文時に「OS、RAM、ストレージ」などのカスタマイズが可能です。標準構成だとOSはWindows 10 Home、RAMは8GB、ストレージは1TB HDDとなります。CPUは第8世代(Kaby Lake R)のCore i7-8550Uで、これはカスタマイズ対象とはなりません。RAMは標準では8GBですが、4GBに減量するカスタマイズ(価格は安くなりますが、おすすめしません)ができ、最大で32GBまで増量可能です。また物理ストレージは2基搭載可能で、M.2 SSDと(おそらく2.5インチの)SSDもしくはHDDが対応します。また、SSDを搭載するカスタマイズをした場合、OSは「最も容量の小さいSSD」にインストールされます(これ重要)。
ディスプレイは15.6インチのFHD(1,920 × 1,080)で、ドスパラでは「IPS」という表現を使っていませんが、試用した感想として、おそらくIPS(相当)だと思います(後述します)。入出力ポートは15.6インチとしては割と標準的で、ウインタブとしては「USBポートをもう一つ」という要望はあるものの、現状でも数量としては悪くないと思います。また、HDMIと有線LANも装備します。
この製品の魅力はサイズにもあります。タテ・ヨコサイズは特に小さいわけでもなく、最近の15.6インチノートとしては「気持ち大きめ」のように感じられますが、重量がわずかに1.8 kgです。15.6インチスタンダードノートの場合、重量が2 kgを越えるのが普通なので、この製品はかなり軽量な部類となります。
レビュー機のシステム構成です。OSはPro版となっていましたが、それ以外は「Core i7-8550U/RAM8GB/1TB HDD」と、標準の構成でした。
2.筐体
同梱物です。ドスパラでパソコンを購入すると「はじめにお読みください」という小冊子をはじめ、クイックスタートガイドや(製品によって)ユーティリティディスクなどが付属しますが、レビュー機には本体とACアダプターのみが入っていました。なので、実際の購入品とは同梱物の内容が異なります。
ACアダプターはスタンダードノート用としては小ぶりで、電源コード込みの実測値は268 gでした。
ひとことで「Critea」と言ってもいろいろな筐体デザインがありますが、型番に「DX-KS」がつく製品は設計が新しく、上に書いたように軽量です。同じタイプの筐体を使用している製品として「Critea DX-KS H3(Core i3-7100U搭載)」があり、ウインタブでは過去に実機レビューもしています。
この筐体の特徴は、とにかくシンプルであることです。天板にはロゴマークすらありません。筐体素材はプラスティックですが、質感は決して悪くありません。また、シルバーメタリックに塗装されていて、一見すると金属筐体に見えます。個人的にはこのようにシンプルなデザインを好ましいと思っていますが、そのへんは人それぞれでしょうね。
右側面です。薄型というほどではありませんが、すっきりした印象があります。特に下側の画像を見ていただくと、側面から背面にかかる曲線処理がとてもキレイで、この製品のデザインアクセントになっていると思います。
右側面には主要なポートが並んでおり、画像左からUSB 3.0 × 2、HDMI、有線LAN、そしてセキュリティロックスロットがあります。
前面です。ここにはポート類やインジケーター類はありません。中央部分にヒンジ開口の「手がかり」となるくぼみがあり、ヒンジの開口は容易でした。
左側面です。画像左からDC-IN、USB 2.0、SDスロット、オーディオジャック、LEDステータスインジケーターがあります。基本的にポート類は背面寄りに配置され、USBポートも左右の側面に振り分けられていますので、使い勝手はいいと思います。
背面です。こちらには特に何もありません。
底面です。バッテリーは着脱式ではなく、メンテナンス用のハッチ(開口部)もありません。それと、「積極的な意味で」のスピーカー穴も見当たりません。画像中央に穴がありますが、同一筐体の「DX-KS H3」をレビューした際もそうだったんですが、この製品には明示的なスピーカー穴を見つけられないんです。「キーボード面から音が聞こえてくる」タイプです。
キーボードです。キーボード面とキーの素材はプラスティックで、バックライトはありません。配列についてもわりと素直ですが、試用していて「Deleteキーの位置」と「右側のSHIFTキーが小さい」といった若干のクセは感じました(後述します)。
キートップはフラットで、特に加工は施されていません。
ヒンジを開いてみました。DX-KS H3の場合、筐体が美しいホワイト、というのが目を引きましたが、この製品は「めっちゃ普通」ですね。コメントに困るくらいにスタンダードなデザインのスタンダードノートだと思います。ただし、余計なことをしてクセのあるデザインになってしまうくらいならこのほうが100倍マシでしょう。実際、このデザインを批判する人もほとんどいないと思います。
正面から見るとこんな感じです。この製品は横幅も382 mmありますので、特に絞り込まれたデザインにはなっていません。
ベゼル幅もしっかり太いです。ただ、ベゼル部分はブラックなので、特に気が散るとか、見にくいとかはありません。スタンダードノートとしてはこれで十分かと思います。
ヒンジを最大開口したところです。ここのところ増えている180度開口はできませんが、実用性はしっかり確保されます。
3.使用感
スピーカー
上のほうにも書きましたが、この筐体はキーボード面から音が聞こえてくる感じになります。もちろんステレオ感はしっかり出ています。音質のほうは「ぼちぼち」という感じでしょうか、抜群に音がいいとは思いませんが、PC用のスピーカーとしては音質はいいほうだと思います。ただし、ゲーミングノートのように低音がしっかり出ているということはありませんし、HPのBang&Olufsenのように音楽鑑賞も余裕でOKという感じでもないです。ただ、実用品として、また作業をしながらBGMを聴くくらいの使い方であれば十分な品質だと思います。
ディスプレイ
ドスパラではディスプレイ形式を開示していません。同一筐体のDX-KS H3では「TN液晶だろう」と判定したのですが、こちらは視野角が広いのでおそらくIPS(もしくはIPS相当)だと思います。色味について、手持ちのディスプレイ(23.8インチ、IPS液晶)と比較すると若干白っぽい感じはします。ただし、これは複数のディスプレイを並べてじっくり比較してみてわかるくらいの話なので、普通に使う分には文句は出ないだろうと思います。
また、ノートPCの液晶ディスプレイの場合、輝度をどのくらいに設定するかによって色味(鮮やかさ)の印象は変わります。この製品はスタンダードノートですから、電源に接続して使うことが多いと思いますので、その意味ではあまり気にしなくていいかな、と思いますけどね。
キーボード
この製品で1時間ほどテキストライティングをしてみました。配列で当初少し引っかかったのはDeleteキーが少し遠い(テンキーの上にあります)といことと、右側のSHIFTキーが小さいということです。私は右側のShiftキーを使う頻度が多いため、誤って上矢印キーを押してしまうことがありました。ただ、ノートPCのキーボードって多かれ少なかれクセはありますので、その意味ではこの製品のキーボードは素直な方だと思います。実際すぐに慣れることができると思います。
キーボードの打鍵そのものは快適です。キーピッチは手採寸で19 mmあり、キーストロークはかなり浅めですが、感触は悪くありません。パチパチ系の打鍵感ですが、打鍵音は静かなほうだと思います。
その他:Core i7にHDDはやめとけ
この製品の構成は「Core i7、RAM8GB、1TB HDD」です。試用してみて、この構成はおすすめできません。ドスパラはBTOメーカーですから、注文時にストレージをSSDに変更することができますので、少なくともOSはSSDにインストールすることを強くおすすめします。
確かにソフトウェアが起動してしまえばCore i7は実力を発揮してくれますが、プライベート用でPCを使う場合、終日一つのソフトウェアで作業に集中する、という使い方よりは、エクセルとかブラウザーとかをとっかえひっかえ使うでしょうから、ちょこちょこソフトウェアを起動・終了させると思いますし、一日に複数回電源を入れたり落としたり、といったことをする可能性も高いです。
「起動」「終了(データ保存)」ということに関してHDDとSSDは圧倒的に速度が違います。こればっかりはCore i7だろうとCeleronだろうと、あまり関係ないです。
ふつうね、Core i7のパソコンを買ったら、何から何まで速い、って思うじゃないですか?パソコン初心者の人でも、「よくわからないけどCore i7が一番いいやつだということは知ってる」という感じでしょう。
でも、ストレージがHDDだと、かなりの部分で待ち時間が発生してしまいます。それもCPUにはあまり関係のないところでね。そうなると、パソコンのバランスという点で違和感とか不満が出ます。
おそらくOSと、よく使うソフトウェアだけでもSSDにインストールするようにしたら、まるっきり別世界になります。なので、せっかくのCore i7が泣かなくて済むように、特に個人利用の場合はかならずSSDを追加・換装するようにしてください。上にも書きましたが、ドスパラはストレージにSSDを指定すると、複数のストレージを搭載する構成の場合でもOSをSSD側にインストールしてくれます。
4.性能テスト
いつものように「ドラゴンクエスト X ベンチマーク」「ドラゴンズドグマオンライン(DDON)ベンチマーク」「3D Mark」そして「PC Mark」をやってみました。
参考:
NEC LAVIE Direct NEXT(Core i7-8550U): 9,643
DELL Inspiron 13 7370(Core i7-8550U): 9,058
HP Spectre 13(2017)(Core i7-8550U): 8,727
DELL XPS 13(9370)(Core i7-8550U): 8,409
HP Spectre x360(Core i7-7500U): 8,385
HP Spectre x2(Core i5-7260U): 8,207
Lenovo ideapad 520(Core i5-8250U): 8,129
ドスパラ Altair F-13(Core i5-7200U): 8,106
富士通 LIFEBOOK WS1/B3(Core i7-8550U): 8,055
HP ENVY 13(Core i7-8550U): 7,646
DELL XPS 13(Core i5-7200U): 7,405
DELL XPS 13(Core i7-6500U): 7,230
東芝 dynabook VZ72/B(Core i7-7500U): 7,224
FRONTIER NLK(Core i5-7200U): 7,162
富士通 LIFEBOOK WU2/B3(Core i7-8550U): 7,053
NEC LAVIE Direct HZ(Core i7-6500U): 6,986
マウス m-Book F(Core i7-7500U): 6,974
Microsoft Surface Pro(Core i5-7300U): 6,902
Lenovo ThinkPad X1 Carbon(Core i7-6500U): 6,775
HP Spectre 13(Core i7-6500U): 6,505
DELL Inspiron 13 5000(Core i3-6100U): 6,418
Lenovo ThinkPad X1 YOGA(Core i7-6500U): 6,352
マウス m-Book J(Core i5-8250U): 6,323
Cube Mix Plus(Core m3-7Y30): 6,293
DELL Inspiron 13 7000 2 in 1(7373)(Core i7-8550U): 5,926
ドスパラ Critea DX-KS H3(Core i3-7100U): 5,888
HP Spectre 13 x360(Core i5-6200U): 5,859
Lenovo ThinkPad 13(Core i3-6100U): 5,409
ドスパラ Critea DX-K H3(Core i3-7100U): 5,159
ドスパラ Critea DX11(Core i3-6100U): 4,956
マウス LuvBook J (Core i5-5200U): 4,819
参考:
NEC LAVIE Direct NEXT(Core i7-8550U): 4,706
DELL XPS 13(9370)(Core i7-8550U): 4,571
DELL Inspiron 13 7370(Core i7-8550U): 4,234
HP Spectre 13(2017)(Core i7-8550U): 4,210
ドスパラ Altair F-13(Core i5-7200U): 4,115
HP Spectre x360(Core i7-7500U): 4,003
DELL XPS 13(Core i5-7200U): 3,958
Lenovo ideapad 520(Core i5-8250U): 3,895
NEC LAVIE Direct HZ(Core i7-6500U): 3,787
富士通 LIFEBOOK WU2/B3(Core i7-8550U): 3,674
HP Spectre x2(Core i5-7260U): 3,670
富士通 LIFEBOOK WS1/B3(Core i7-8550U): 3,645
HP ENVY 13(Core i7-8550U): 3,634
DELL XPS 13(Core i7-6500U): 3,592
東芝 dynabook VZ72/B(Core i7-7500U): 3,540
FRONTIER NLK(Core i5-7200U): 3,412
Lenovo ThinkPad X1 Carbon(Core i7-6500U): 3,394
HP Spectre 13 x360(Core i5-6200U): 3,304
HP Spectre 13(Core i7-6500U): 3,283
Lenovo ThinkPad X1 YOGA(Core i7-6500U):3,190
Cube Mix Plus(Core m3-7Y30): 2,798
マウス m-Book J(Core i5-8250U): 2,768
Lenovo ThinkPad 13(Core i3-6100U): 2,515
DELL Inspiron 13 7000 2 in 1(7373)(Core i7-8550U): 2,036
参考:
DELL XPS 13(9370)(Core i7-8550U): 4,385
NEC LAVIE Direct NEXT(Core i7-8550U): 4,365
DELL Inspiron 13 7370(Core i7-8550U): 4,247
HP Spectre 13(2017)(Core i7-8550U): 3,921
富士通 LIFEBOOK WU2/B3(Core i7-8550U): 3,890
富士通 LIFEBOOK WS1/B3(Core i7-8550U): 3,858
Lenovo ideapad 520(Core i5-8250U): 3,596
HP ENVY 13(Core i7-8550U): 3,487
ドスパラ Altair F-13(Core i5-7200U): 3,436
DELL XPS 13(Core i5-7200U): 3,379
FRONTIER NLK(Core i5-7200U): 3,326
Lenovo ThinkPad X1 Carbon(Core i7-6500U): 3,260
DELL XPS 13(Core i7-6500U): 3,085
NEC LAVIE Direct HZ(Core i7-6500U): 3,068
HP Spectre 13(Core i7-6500U): 2,869
HP Spectre x360(Core i7-7500U): 2,867
Lenovo ThinkPad X1 YOGA(Core i7-6500U):2,751
マウス m-Book J(Core i5-8250U): 2,728
HP Spectre 13 x360(Core i5-6200U): 2,484
Lenovo ThinkPad 13(Core i3-6100U): 2,393
DELL Inspiron 13 5000(Core i3-6100U): 2,387
Cube Mix Plus(Core m3-7Y30): 2,264
DELL Inspiron 13 7000 2 in 1(7373)(Core i7-8550U): 2,197
ドスパラ Critea DX-K H3(Core i3-7100U): 2,087
ドスパラ Critea DX10(Core i3-6100U): 1,960
マウス LuvBook J (Core i5-5200U): 1,898
ドラクエベンチに関してはCore i7-8550Uとしては若干低め、DDONベンチに関しては「中の上」くらいのスコアとなりました。スペック表から期待されるだけの性能は確保されていると思います。ただ、これらゲームソフトのベンチマークスコアの算定基準として「ストレージへのアクセス」が含まれているのかは不明で、もし含まれているのであれば、ストレージがHDDのこの製品には厳しい条件だったろうと思います。DDONのスコアを見る限り、そういうのはなさそうですけどね。
参考:
DELL XPS 13(9370)(Core i7-8550U): 1,161、4,719
HP Spectre x2(Core i5-7260U): 1,114、4,389
NEC LAVIE Direct NEXT(Core i7-8550U): 1,097、4,471
DELL Inspiron 13 7370(Core i7-8550U): 1,020、4,358
富士通 LIFEBOOK WU2/B3(Core i7-8550U): 1,017、4,350
HP Spectre 13(2017)(Core i7-8550U): 1,000、4,304
Lenovo ideapad 520(Core i5-8250U): 984、4,262
富士通 LIFEBOOK WS1/B3(Core i7-8550U): 949、4,137
マウス m-Book J(Core i5-8250U): 942、4,118
HP Spectre 13 x360(Core i5-7200U): 932、3,994
ドスパラ Altair F-13(Core i5-7200U): 930、4,028
HP ENVY 13(Core i7-8550U): 923、3,857
FRONTIER NLK(Core i5-7200U): 877、3,991
DELL XPS 13(Core i7-6500U): 871、3,710
Lenovo ThinkPad X1 Carbon(Core i7-6500U):857、3,608
マウス m-Book F(Core i7-7500U): 811、3,782
Microsoft Surface Pro(Core i5-7300U): 790、3,812
Lenovo ThinkPad X1 YOGA(Core i7-6500U):784、3,608
HP Spectre 13 x360(Core i5-6200U): 749、3,414
Cube Mix Plus(Core m3-7Y30): 680、2,889
マウス LuvBook J (Core i5-5200U): 626、2,631
Lenovo Miix 700(Core m5-6Y54): 611、2,469
ドスパラ Critea DX10(Core i3-6100U): 577、2,780
DELL XPS 12(Core m5-6Y57): 511、2,113
ドスパラ Diginnos DGM-S12Y(Core m3-6Y30): 496、2,586
DELL Inspiron 13 7000 2 in 1(7373)(Core i7-8550U): 493、2,102
Cube i7 Book(Core m3-6Y30): 304、2,723
Lenovo Yoga 700(Core m3-6Y30): 300、1,240
※左からFire Strike、Sky Diverのスコア
3D MarkのスコアもCore i7-8550Uとしては比較的良好だと思います。ストレージがHDDでもいったんアプリが起動してしまえば十分に高速ですね。
参考:
ドスパラ GALLERIA GCF1060GF-E(Core i7-8750H、GTX1060): 4,976
ドスパラ GALLERIA Mini 1060(Core i5-7500、GTX1060): 4,906
ドスパラ GALLERIA GCF1050TGF-E(Core i5-8300H、GTX1050Ti): 4,545
OMEN X by HP(Core i7-7820HK、GTX1080): 4,290
NEC LAVIE Direct NEXT(Core i7-8550U): 3,704
ドスパラ Critea VF-HEKS(Core i7-8550U、MX150): 3,704
DELL Inspiron 17 5000(5770)(Core i7-8550U、Radeon 530): 3,607
HP ENVY 13(Core i7-8550U):3,534
DELL XPS 13(9370)(Core i7-8550U): 3,518
ドスパラ Critea VF-HGK1050(Core i7-7700HQ、GTX1050): 3,492
富士通 LIFEBOOK WS1/B3(Core i7-8550U): 3,479
マウス m-Book J(Core i5-8250U): 3,350
富士通 LIFEBOOK WU2/B3(Core i7-8550U): 2,873
DELL Inspiron 15 7000(7570)(Core i7-8550U、GeForce MX130): 2,824
HP Spectre x2(Core i5-7260U): 2,822
ドスパラ Magnate IM(Core i5-7400): 2,763
ドスパラ Critea DX-KS H3(Core i3-7100U): 2,198
ラストはPCの総合性能テスト「PC Mark」ですが、このテストでは「アプリの起動時間」なども項目にはいっているせいか、スコアはふるいませんでした。3,000点を切るというのは結構不本意だと思います。DDONや3D Markのスコアから考えて、この製品のストレージがSSDであれば、これよりもずっと高いスコアになっただろうと思います。
5.まとめ
ドスパラ Critea DX-KS F7はドスパラ公式サイトで販売中で、7月13日現在の価格は99,980円(税込み107,978円)から、となっています。
スタンダードノートというのは「普通」だからスタンダードノートなわけで、「普通」なぶん、誰でも安心・快適に使えるというのが大きなメリットになります。ただ、それってレビュアーにはすごく厳しい話で、いいにせよ悪いにせよ、特徴があればレビューしやすいんですけど、「普通に使いやすい」というのはなかなか上手に文章にしにくいものがありますw
Criteaは、そして「DX-KSシリーズ」の筐体は本当にプレーンかつ軽量で、とても使いやすいものです。また、デザインにクセがないので、個人用だけでなく、家族の共用パソコンとしても適していると思います。特にCore i7を搭載するこの製品は性能も高く、家庭でのエンタメ利用、ビジネス利用とも一通りのことを快適にこなせるくらいの実力があると思います。
実機を試用してみて浮き彫りになったのは、「SSD必須」ということだと思います。もしもレビュー機がSSDを搭載していたら、ベンチマークスコアがさらに良好だったと思います。ただ、注文時に構成をフレキシブルに変更できるのがドスパラ製品のいいところです。この製品を購入するなら、税抜き8,000円でHDDを250GB SSDに変更できますので、それをする前提で「買い」だと思います。
6.関連リンク
Critea DX-KS F7:ドスパラ