記事にアフィリエイト広告を含みます

Logicool MX MECHANICAL MINIの実機レビュー - デスクワークの最高の相棒!待望の日本語配列ロープロファイル(薄型)メカニカルキーボード

MX MECHANICAL
ロジクールのオフィスワークやクリエイター向けパソコン周辺機器ブランド、Masterシリーズの最新キーボード「MX MECHANICAL MINI」の実機レビューです。ロジクールのMasterシリーズは、言うまでもなく、作業環境にこだわるならまず第一候補に挙がるであろう、トップクラスの快適性・機能性を誇り、それでいて独特の個性も備えた製品群です。

スポンサーリンク

さて、この「MX MECHANICAL(テンキーつき)/MX MECHANICAL MINI(テンキーレス)」、メカニカルキーボードでありながらロープロファイル、つまり薄型構造です!ロープロファイルメカニカルキーボードは、国際通販を見ていると近年ラインナップがどんどん増えているんですが、日本語配列のものとなると、とたんに選択肢が限られます。ロジクールは、ゲーミングキーボードとしては、すでに「G813」「G913」シリーズなどのロープロファイルメカニカルキーボードを販売していますが、オフィスワークやクリエイター向けのロープロファイルメカニカルキーボードとしては、MX MECHANICALシリーズが初になります。品質の高さはもちろんながら、製品特性の面でも唯一無二のもので、これこそ求めていたものだ!という方も多いのではないでしょうか。

おすすめポイント
・希少な日本語配列の薄型メカニカルキーボード
・快適で精確な打鍵感
・2種類のサイズと、3種類の軸を選択可能
・薄型なため、パームレスト不要で、ノートパソコンと重ねても使えるなど様々な環境に対応可能
・バックライト有り
・堅牢かつデザイン性に優れた造り
・多機能な付属ソフトウェア
注意点
・茶軸の場合、「クワイエット」とあるものの静音性はさほど高くない
販売サイト
MX MASTERシリーズ:ロジクール公式サイト
MX MECHANICAL:Amazon
MX MECHANICAL MINI:Amazon
MX MECHANICAL:楽天
MX MECHANICAL MINI:楽天

1.日本語配列薄型メカニカルキーボードの有用性

400-SKB057BL_red
上述のように、薄型で日本語配列のメカニカルキーボードというのは、そもそも数が少ないです。しかし!その有用性は非常に高いと断言します。なぜなら私は、以前にも実機レビューもした「サンワサプライ 400-SKB057BL 赤軸」を、仕事用のメインキーボードとして3年以上使い倒しているからです。今や、こいつのないオフィスワークは考えられません。この製品についての詳細は、以下をご覧ください。非常に優れた製品ながら、接続が有線のみという難点はあります。

サンワサプライ 薄型メカニカルキーボード「400-SKB057BL 赤軸」レビュー - オフィスワークに適した独特なメカニカルキーボード

薄型のメリットは、なんと言っても、快適な打ち心地と厚さの面での省スペース性の両立です。厚さが薄いことで、パームレスト不要で快適に打て、また、ノートパソコンに重ねて置いても十分に使用可能というように、使い方の幅がグッと広がります。もちろん、単純に分厚くキーストロークの深いキーボードが性に合わんという場合は、文句なしにおすすめできます。

一方、これは個人的な経験上の話ですが、職場では、私のパソコンを同僚やシステム担当が操作する必要があったり、または私が普段使用しているパソコン以外で作業したりする場合もあります。こういうときに、勝手に英字配列にしていたりするとまずいわけで、なので日本語配列であることも汎用性にとって極めて重要です。

自宅で使うキーボードなら、打ちやすさのみを考えて、分厚い英字配列のキーボードでもいいでしょう。でも、使用環境が多様である場合に、薄型で日本語配列のメカニカルキーボードというのは、快適な打鍵感とどこでも使える汎用性を両立したベストな選択になるわけです。そんなロープロファイルメカニカルキーボードの、決定版とも言える製品が、この「MX MECHANICAL」シリーズです。

2.製品概要

2つのサイズと3つの軸選択のラインナップ

variation
このキーボードは、フルサイズでテンキー付きの「MX MECHANICAL」と、テンキーレス省スペースの「MX MECHANICAL MINI」の2種類があり、さらにそれぞれ、「タクタイルクワイエット(茶軸)」「リニア(赤軸)」「クリッキー(青軸)」の3種類の軸を選択できるため、合計6種類がラインナップされています。赤軸と青軸は分かるとして、静音の茶軸というタクタイルクワイエットが気になりますね。今回レビューするバージョンは、省スペースサイズ「MX MECHANICAL MINI」の「タクタイルクワイエット(茶軸)」になります。どの程度静音なのか、同じ薄型メカニカルキーボードで比較的静音な先述の「サンワサプライ 400-SKB057BL 赤軸」とも比較してみたいと思います。

基本スペック

基本スペックは以下の通りになります。

・キースイッチ:ロープロファイル、赤軸/青軸/茶軸(静音)
・キーストローク:文字キー 3.2mm(実測)
・バックライト:あり
・マルチペアリング:最大3台(Logi Bolt USBレシーバー、Bluetooth)
・サイズと重量
 MX MECHANICAL
  433.85mm×131.55mm×26.10mm
  重量:828g
 MX MECHANICAL MINI
  312.60mm×131.55mm×26.10mm
  重量:612g(実測612.4g)

バックライトは単色ながら、ウェーブなどの設定が可能です。3台までのマルチペアリングもOK。細かい点として、USBを使った無線接続は最新の「Logi Bolt」形式となり、従来の「Unifying」形式には対応しません。接続のセキュリティ面を見直して、「Unifying」形式の接続では高度なセキュリティではじかれてしまう場合があったのを改善したそうです。形式が違うと「1つのレシーバーで複数のロジクール製品をまとめて接続する」ことはできないので、ご注意ください。もちろん、レシーバーを別々に接続したりBluetoothを利用すれば、問題なく同時利用が可能です。

3.筐体

では、早速実機をみていきましょう。

box
箱です。特段のものはありません。

manual
蓋内部にペアリング方法が簡単に示されています。

bundled items
同梱品です。紙類の枚数が多いですが、保証書やバッテリー破棄方法だったりで、非常に高機能なキーボードながらマニュアルがありません。しかし、基本的に各種設定は後述の専用アプリケーションソフト「LOGI OPTIONS+」を通じて行い、そちらのユーザーインターフェースが分かりやすく作られているため、実用上の問題はないと思います。また、ロジクールのWebサイトにセットアップ方法などを説明するページがありました(MX MECHANICALはこちら / MX MECHANICAL MINIはこちら)。

overview
キー配列は、ご覧のようによくあるノートパソコンの日本語配列です。Enterキーの右側にもう一列あるタイプで、縦にはしっかり6列で最上段のファンクションキー列の省略も無し。基本的に、クセの無い扱いやすい日本語配列となっています。また、後述のように「LOGI OPTIONS+」を利用して、ある程度のキーカスタマイズにも対応しています。ゲーミングキーボードでロープロファイルの「G913」シリーズなどと比べると、当然ながらキー以外のあれこれが付いていない、スッキリとした省スペースなデザインです。特にこの「MINI」であれば、取り回しも非常にしやすいでしょう。

なお、個人的にいつもうるさく言っている、最上段のファンクション機能とマルチメディア機能のどっちがデフォルトでどっちが「Fn」同時押しかについても、ちゃんと、設定アプリケーションソフト「LOGI OPTIONS+」からか「Fn+Esc」で、好きな方に切り替え可能です。うーん、こういうカスタマイズ性がとても嬉しい。

close up
天板は、金属製。その他の部分はプラスチックながら、引き締まった高級感があります。もちろん、剛性感もバッチリ。そうとうに強打してもビクともしません。

key
キートップは軽くへこんだ形状で、打ちやすくなっています。また、キートップの軸ソケット形状は、CHERRY MX軸に近い十字の形状で、サンワサプライや海外ロープロファイルメカニカルキーボードで採用されることの多いKailh軸との互換性はありません。実用上の意味は皆無ですが、試しにCHERRY MX互換のキートップを付けてみようとしたところ、深さが合わず装着できませんでした(笑)

back
背面です。定番の、角度を付ける足があります。

port
右上側面に、充電用USB Type-Cポートと、電源スイッチがあります。

side_1
横から見た形状です。薄型というのがよく分かると思います。一方で、いわゆるステップスカルプチャー構造にはなっていません。サンワサプライ 400-SKB057BLは、薄型なりの湾曲が付いているんですが、どのみち薄型なので、打鍵感への影響は少ないかと思います。なお、キーストロークを計測したところ、文字キーで、サンワサプライ 400-SKB057BLのKailh軸が2.9mmなのに対して、ロジクールは3.2mmと、ロジクールの方がやや深めとなっています。この深さの違いは、実際に打鍵していても感じます。

side_2
足を立てると、このくらいの角度になります。好みですが、ステップスカルプチャーが無いこともあって、個人的には、やはり立てた方が打ちやすいですね。

スポンサーリンク

back light
バックライトも備えます。ご覧のように、ちゃんと文字部分が透過するので、暗所での視認性は十分です。手を離したり一定時間入力しないと自動的にOFFになり、手をかざすとONになります。もちろん、点けないこともできますし、単色ながら、ウェーブなどのアクションも可能です。ただし、ややクセがあり、十分に明るい場所だと、バックライトをONにしても「明るい環境」と表示されて、ライト不要でしょ、と点いてくれないことがあります。この明るさ検知の発動基準が、同じ明るさの環境でも機能したりしなかったりで、いまいちよく分かりませんでした。

usb
USBレシーバーは、ご覧の小型サイズ。先述のように、最新の「Logi Bolt」形式で、従来の「Unifying」よりセキュリティ面と汎用性が向上したとのことですが、互換性がないことには注意です。また、キーボード本体に、USBレシーバーの収納場所がありません。「Logi Bolt」は、ひとつのUSBレシーバーで最大6台までの機器への接続が可能で、つまり、複数の「Logi Bolt」対応デバイスを運用する場合には、レシーバーが余ることになります。ここは収納できるようにして欲しかったところです。

weight
重量は、ご覧のようにスペックシート通り。メカニカルキーボードとしてはむしろ軽いくらいですね。いつも持ち歩くには重いでしょうが、きっちり作業環境を作りたいなら、十分に持ち出せる重量です。

4.使用感

接続

接続は、「Logi Bolt」形式ならばUSBドングルをパソコンに挿すだけ。もちろん、接続は非常に安定していて、ストレスを感じることはまったくありません。設定アプリケーション「LOGI OPTIONS+」を使えば、同じ「Logi Bolt」対応機器なら、ひとつのUSBドングルで最大6台まで接続可能です。

タイプ感

今回レビューした軸は「タクタイルクワイエット(茶軸)」です。茶軸なので、ゆっくり押すと確かに軽いスイッチ感があり、「押した」という手応えを感じます。速いタッチだと、スイッチ感はあまり感じませんが、自然としっかり押し込まれるので、入力の確実性は非常に高いです。実測3.2mmのキーストロークは、見た目の薄さのイメージよりしっかりと沈んでくれる感覚で、キーの建て付けの安定感もあいまって、快速精確に入力する実用性と指先の「打つ満足感」を両立しています。ガンガンに打ち込んでいくメインキーボードにふさわしい、さすがはロジクールのMasterシリーズとうならされる素晴らしい品質です。

キータッチの重さは、ロープロファイルのせいか、個人的にはやや重めに感じました。キーストロークの深さからして違うので単純比較はできませんが、手持ちのメカニカルキーボードで比較すると、同じロープロファイル形状で赤軸(Kailh)のサンワサプライ 400-SKB057BLや、茶軸でノーマルサイズ(Gateron)のLOFREE Wanderfreeと打ち比べて、明確に重たいですね。もちろん、好みの問題で、使いにくいというわけではありません。軽いタッチがお好みなら、赤軸を選ぶとよいでしょう。

なお、薄型で作業効率の向上を追求したキーボードとしては、先日レビューした「HP 970 Programmable ワイヤレス キーボード」も、機能面では非常に似た製品です。ただし、あちらはメカニカルでは無いので、当然ながらキータッチの触感がまったく異なります。

設置の柔軟性

サイズ的には、ほとんどキー部分のみのため、ごちゃごちゃした机上でも設置しやすいです。また、薄型なので、パームレストが無い環境でも十分に快適に打てます。

with_notebook
「MINI」の方であれば、ノートパソコンの上に置いても十分使えます。もちろん邪道な使い方ではありますが、個人的にはこれはかなり重要で、バリバリに文章打つときに、やっぱりノートパソコンのキーボードでは限界があるんですよね。しかも、選べない職場のパソコンだったりすると。

静音性

打鍵音について、今回レビューした「タクタイルクワイエット(茶軸)」は、「クワイエット」を名乗っているものの、正直なところ、通常の茶軸と比べてあまり「静音」だとは感じませんでした。とはいえ、茶軸はもともとそこまでうるさくは無いので、オフィスで使うなら問題ないレベルだと思います。以下の2つのメカニカルキーボードとの比較動画をあげておきます。ご確認ください。

・サンワサプライ 400-SKB057BL:Kailhロープロファイル赤軸
・LOFREE Wanderfree:Gateronノーマルサイズ茶軸

5.専用アプリ「LOGI OPTIONS+」

ロジクール製品は、アプリ面での機能も優れています。MX MECHANICALシリーズの各種設定は、「LOGI OPTIONS+」から行います。MX MECHANICALシリーズに限らず、ロジクール製品のマウスとキーボードの多くを、このアプリから設定できます。また、初回接続時には、周辺機器に応じた設定のチュートリアルが表示されるなど、ユーザーインターフェースも非常に分かりやすく作られています。

LOGI OPTIONS+:メーカーサイト

なお、このアプリは「Logicool Options」の後継であり、従来のロジクール製品で「Logicool Options」で設定を行うものは、基本的に「LOGI OPTIONS+」に置き換えが進むようです。例えば、無線接続形式「Logi Bolt」の解説ページでは、記事執筆現在で設定に「Logicool Options」を使うと表記されていますが、「LOGI OPTIONS+」でも問題なくできます。

option plus
基本画面はこちら。接続機器が表示されます。この画面では、Masterシリーズのマウス「MX Master 3s」にも接続しています。電池残量や接続形式も確認できますね。「デバイスの追加」からは、ひとつの「Logi Bolt」USBレシーバーに、複数の対応機器をペアリングすることが可能です。

key
キー設定です。ご覧のキーの、上段に表記された機能をカスタマイズ可能です。また、アプリごとに別々のキーカスタマイズを行うことも可能です。

back light
バックライトの設定です。ご覧のように、この製品で実用上の意味があるかはさておき、ウェーブとかも可能です。まあ、気分転換とかに。

easy-switch
複数機器切り替えの「EASY-SWITCH」機能の情報です。これは、このソフトから設定するのでは無く、ペアリングされている機器の確認ですね。ペアリングの削除は、下の「設定」の方にメニューがあります。

setting
その他の設定項目です。個人的には、変換に「F7」~「F10」を多用するので、「F1、F2キーなどを、標準ファンクションキーとして使用」を設定できるのは重要ですね。なお、この機能はご覧のように、「Fn+Esc」でも切り替え可能です。上の画像に表示されている他にも、設定のクラウドへのバックアップ(ロジクールアカウント登録が必要)、初期化、ペアリングの削除が可能です。

この他、Masterシリーズのマウスと同時使用時には、複数の機器をシームレスに扱うことのできる、ロジクール自慢の「Logicool Flow」機能も有効となります。こちらは、複数機器に同時接続して、片方のパソコンでデータをコピーし、もう片方のパソコンにペーストしたり、2つのパソコンの画面をマウスカーソルが行き来することが可能になります。

6.Masterシリーズのマウスも「MX Master 3s」にリニューアル

master 3s
別記事にて詳しくレビューさせていただきますが、マウスの最高峰「MX Master」も、あわせて「3s」にリニューアルして、6月16日発売予定です。もちろん、最高峰というのは価格面でもなので、かなりの出費となりますが、せっかくなら、セットで揃えるとさらなる快適な作業環境の構築に貢献するかと思います。こちらは、名称に「s」が付いただけということから分かるように、前機種「MX Master 3」から筐体は変わらないマイナーチェンジ版となります。もっとも、機能面では重要な進歩があるので、詳しくはそちらの記事で。

MX MASTER 3S:メーカーサイト

なお、細かいながら、セットで考えるときに気をつけたい話として、前機種「MX Master 3」は、接続形式が「Unifying」のものと「Logi Bolt」のものの両方が存在します。新機種「MX Master 3s」は、「Logi Bolt」のみです。先述のように、MX MECHANICALシリーズは「Logi Bolt」形式で、「Unifying」形式とはUSBレシーバーを共用することができません。もちろん、レシーバーを別にしたりBluetooth接続を行うのであれば問題ありませんが、一応ご注意を。

7.価格など

ロジクール MX MECHANICALシリーズは6月30日の発売予定ですが、すでにロジクール直販サイト、Amazon、楽天で予約販売がスタートしています。6月14日現在の税込み価格(予約販売価格)は下記のとおりです。

ロジクール直販サイト:
・MX MECHANICAL:18,711円
・MX MECHANICAL MINI:16,830円
 ※7月14日まで有効の10%OFFクーポン「2022NEWMX」を使用した価格
Amazon:
・MX MECHANICAL(茶・青軸):18,000円
・MX MECHANICAL(赤軸):18,900円
・MX MECHANICAL MINI:17,000円
 ※ポイント1%つき
楽天
・MX MECHANICAL:20,790円
・MX MECHANICAL MINI:18,700円
 ※楽天会員ランクに応じたポイントつき

もちろん、決して安価な製品ではありません。しかし、Masterシリーズは信頼のロジクールブランドのフラグシップであり、その名に恥じない品質をもつ製品なので、この価格は十分に妥当なものだと思います。ちなみに、ゲーミングロープロファイルメカニカルキーボードの「G913」シリーズは、より多機能とはいえ、2万円台半ばから3万円越えの価格となっています。ともかく、手にすれば納得の満足感と、何より、十分にお金をかけるに値する作業効率の向上が得られること請け合いです。高機能キーボードというと、分厚いタイプが一般的ですが、作業環境や好みからそちらのタイプが合わない人もいるでしょう。薄型なロープロファイルのキーボードでオフィスワークの作業効率を追求するならば、このMX MECHANICALシリーズは、ハード面でもソフト面でも現状望みうる最高の選択肢の1つだと思います。

8.関連リンク

MX MASTERシリーズ:ロジクール公式サイト
MX MECHANICAL:Amazon
MX MECHANICAL MINI:Amazon
MX MECHANICAL:楽天
MX MECHANICAL MINI:楽天

スポンサーリンク