ASUSがノートPC「Vivobook Go 14 E1404FA」「Vivobook Go 15 E1504FA」を発売しました。4月21日に発表され、14インチサイズのVivobook Go 14は5月12日からASUS Storeでの販売がスタートしています。製品名に「Go」とある通り、薄型軽量な筐体とリーズナブルな価格が魅力のニューモデルです。
1.スペック
スペック表
Vivobook Go 14 E1404FA / 15 E1504FA |
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OS | Windows 11 Home |
CPU | AMD Ryzen 5 7520U |
外部GPU | なし |
RAM | 8GB/16GB(LPDDR5-5500) |
ストレージ | 512GB SSD(PCIe3.0 x2 接続) |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 14インチ(1,920 × 1,080) 15.6インチ(1,920 × 1,080) 15.6インチOLED(1,920 × 1,080) |
ネットワーク | Wi-Fi6E(a/b/g/n/ac/ax)、Bluetooth 5.1 |
入出力 | USB 3.2 Gen1 Type-C、USB3.2 Gen1 Type-A、USB2.0 Type-A、HDMI、オーディオジャック |
カメラ | Webカメラ(92万画素) |
バッテリー | 計測中 |
サイズ | 14:324.5 × 213.9 × 18.7 mm 15:360.3 × 232.5 × 18.5-19.0 mm |
重量 | 14:1.38 kg/15:1.63 kg |
バリエーションモデル
Vivobook Go 14
・8GB/512GB/ミックスブラック
・16GB/512GB/クールシルバー
Vivobook Go 15
・8GB/512GB/ミックスブラック
・16GB/512GB/クールシルバー
・16GB/512GB/クールシルバー/MS Office
・16GB/512GB/クールシルバー/有機ELディスプレイ
※左からRAM/SSD/筐体色
コメント
Vivobook GoシリーズのOSはWindows 11 Homeのみ、搭載CPUはRyzen 5 7520Uのみです。
これはPassmarkが公表しているベンチマークスコアの一覧です。Ryzenの最新型番である7000番台はZen2、Zen3、Zen3+、Zen4の各アーキテクチャを採用する型番が混在しており、ここに掲載しているRyzen 5 7520UはZen2、7530UはZen3、7535UはZen3+です。ご覧の通り、7520Uは型番としては最新ですがパフォーマンスは7530U/7535Uには及びません。
ただ、ウインタブの主観として、Passmarkスコアが9,800点というのは決して低性能ではなく、Officeソフトを使ったり、Webで調べ物をしたり、画像加工をしたり、といった用途では全く問題ないと思っています。オンラインゲームとかやや手の混んだ動画編集などをする場合は7530U/7535Uとの性能差が出てくるとは思いますけどね。
RAMは8GBと16GBが設定され、いずれもオンボードメモリなので購入後の増設や換装はできません。SSDは全モデル512GBです。
ディスプレイはVivobook Go 14が14インチ、Vivobook Go 15が15.6インチで解像度は基本FHD(1,920 × 1,080、アスペクト比16:9)、ノングレア(非光沢)タイプですが、Vivobook Go 15のみ有機ELパネルのグレア(光沢)タイプが設定されています。
2.筐体
Vivobook Go 14/Vivobook Go 15はディスプレイサイズとキーボードを除けばほぼ同じ外観です。ベゼルは比較的細く、上部ベゼルにヒンジ開口用の突起があるのが特徴です。また、全モデルWebカメラを物理的に塞ぐシャッターがついています。
Webカメラは92万画素(720p)とちょっと低めの画素数ですが、ASUS 3DNR (3Dノイズリダクション) テクノロジーにより、鮮明な画像を実現しています。もちろんマイクもAIノイズキャンセリング機能搭載です。
以降、主にVivobook Go 15の製品画像をもとにご説明します。
天板です。ロゴまわりのデザインが上位モデルと共通のプレートタイプになっていて、ちょっと高級感があります。また、この筐体はMIL規格(MIL-STD-810H)準拠の堅牢性を備えています。
ヒンジは180度開口しますので、ミーティングの際などに向かい側にいる人と容易に画面共有することができます。
キーボードです。Vivobook Go 14はテンキーレス、15はテンキー付きです。ともにバックライトは装備されないようです。また、14の画像にはタッチパッド部分をテンキーとしても使えるNumberPadが写っていますが、これは5月15日現在販売されているモデルにはつきません。
側面と入出力ポートの配置です。筐体サイズは異なりますがポート配置は14と15で共通です。USBポートは合計で3つですべてGen1規格以下となります。あとはHDMIとイヤホンジャックがあり、有線LANポートやSD(microSD)カードリーダーはありません。
ASUS製品なので、ちゃんと「遊び」の要素も入っています。底面のゴム足が赤(オレンジ?)になっています。
14/15ともRAM8GBモデルは筐体色がミックスブラックとなります。
あと、サイズも魅力ですね。14は1.38 kgとモバイル利用にも向き、15も1.63 kgと、スタンダードノートとしては軽量です。
3.価格など
ASUS Vivobook Go 14 E1404FAは16GB/512GBモデルが5月12日に発売され、ASUS Storeでの価格は税込み79,800円です。Vivobook Go 15 E1504FAは5月中旬発売予定で、16GB/512GBモデルが税込み79,800円、16GB/512GB/有機ELディスプレイモデルが税込み89,800円となっています。なお、5月15日現在RAM8GBモデルはASUS Storeに製品ページがなく、発売がもう少し遅れるのでは?と思います。
…安いですね…。14のほうはモバイルノートとしても使えるサイズ感、15のほうは8万円台で有機ELモデルが手に入ります。さらに、6月30日までは「30日間返品保証キャンペーン」が適用され、初期不良以外の理由でも返品が可能です。
CPU性能がRyzen 5の中でも低いものになっているという点を気にされる人もいると思いますが、個人的にはゲームとか動画編集をされる頻度が高い人でなければ十分な性能かと思います。
4.関連リンク
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