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BETAFPV Cetus FPV Kit 発売!- こんな製品を待っていた!最新技術を詰め込んだ、初心者向けFPVドローンの決定版が登場!

betafpv_cetus fpv kit
こんにちは、natsukiです。FPVドローン(ドローン視点で操縦するドローン)の有名メーカー「BETAFPV」より、FPV初心者向けドローンの決定版とも言える製品が発売されました。はじめてドローンを操縦する人向けに至れり尽くせりの機能満載で、FPVドローンの世界に入るなら、まずこれを買えば間違いない!という理想的な機体のセットとなっています。これなら、それまでドローンに触ったことがないまったくの初心者でも簡単に飛ばせ、さらに中級者まで満足の性能まで持っています。また、今までのFPVドローンを知る人にとっては、技術面でも見どころいっぱいの、驚愕の機体となっています。FPVドローンの世界へ、大きく間口が広がりました。

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1.飛行モードとスピードを切り替え可能、そして驚きの……!?

3つの飛行モードを切り替え可能

flight mode
まずはここ、初めてドローンに触る人でも簡単に飛ばせるモードから、上級者向けのモードまで、ワンタッチで切り替え可能です。

altitude hold
アマゾンで売っているようなトイドローンの多くは、「高度維持機能」がついています。何も操作しなくても、一定の高度でドローンがホバリングしてくれる機能で、はじめてドローンを操縦する人にとっては、とてもありがたい機能です。しかしその反面、運動性能が著しく制限されてしまうため、ある程度操縦に慣れてくると、飽きてしまうでしょう。運動性が制限されるために風に対して非常に弱く、屋外での飛行がしにくいという難点もあります。

一方のFPVドローンでは、通常、平行センサーのみ機能する「アングルモード」か、すべてのセンサーを切って自在に飛び回れる「アクロモード」、場合によりその中間の「ホライゾンモード」を切り替えて操縦します。これらは、高い運動性能を誇るものの、操縦にそれなりの難易度があります。特にアクロモードは、シミュレーターなどで十分に鍛練を積まないと、いきなり実機で飛ばすのはほぼ不可能だと思います。

e013 plus
じゃあ、「高度維持モード」「アングルモード」「アクロモード」を切り替えることのできるFPVドローンがあれば理想的なわけですが、これが滅多になく、私が知る限りではEACHINE M80SEachine E013 Plusあたりですかね。こいつらはこいつらで、なかなかクセの強い機体で、今さら勧める必要もない古い製品のため、詳しくは省きます。

ともかく、このCetus FPV Kitは、現在の技術水準で、ワンタッチで初心者向け「高度維持モード」から、中級者向け「アングルモード」、上級者向け「アクロモード」の切り替えが可能というわけです。それぞれ、この製品では「高度維持モード=Normal Mode」「アングルモード=Sports Mode」「アクロモード=Manual Mode」と称しています。はじめだけで引退ということはなく、末永く楽しめる機体となっています。

なんと!オプティカルフロー搭載でド安定

optical flow
そして! はい、驚け。このCetus FPV Kit、高度維持モードでは、なんと、オプティカルフローが機能します。オプティカルフローとはなんぞや? ドローンは宙に浮いているために、当然ながら「摩擦ゼロ」の状態にあるので、何も操縦せずにただ浮かしただけの場合でも、微かな風や重心のブレ、モーター回転の揺らぎなどによって、少しずつ流されたり回転したりしてしまいます。そこで、地表を観測するセンサーによって、ドローンの位置と向きを補正するのが、「オプティカルフロー」機能です。当然、センサーを積み、観測データをリアルタイムで演算して機体運動に反映させなくてはいけないため、従来、そこそこの大きさがないと搭載できない機能でした。それを、このCetus FPV Kitのサイズに積んでいるのは、ただただ驚愕。技術の進歩がすごすぎる!

アングルモード(Sports Mode)以上では関係無い機能ですが、初心者の強い味方であることは間違いありません。

3つのスピード

speed
さらにさらに、スピード切り替えも可能。FPV飛行を想定しないトイドローンではよく見かけるものの、FPVドローンでは滅多に見ないんですよね。これも初心者に優しい。まずは低速で、ゆったり飛ばしながら練習しましょう。

2.設定要らずの「箱出し」で飛行が可能で、OSDもついてくる

rtf
最近の多くのFPVドローンは、ファームウェアにBetaflightを採用し、多様な設定ができる一方で、はじめに様々な設定を行わねば飛ばすことができません。これも、初心者にとっては大きなハードルです。FPVドローンで、「箱だし」で飛行が可能なファームウェアとしては、「Silverware」というのがあるんですが、これは、OSDという、ドローンの状態を映像に表示する機能が無いという難点を抱えます。電池の残量ぐらいは知りたいですからね。でも、ご安心を! このCetus FPV Kitは、Silverwareをカスタマイズした、情報は最小限ながらOSDも表示されるというファームウェアが搭載されています。つまり、めんどくさい設定無しで、「箱出し」で飛行可能。それでいて、OSDもついてくる。

osd

OSDの表示項目は上の画像の通り。現在のところ、デフォルトの設定をユーザーが変えることはできないようですが、将来的には、設定をいじれるようにアップデートすることが予告されています。

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3.廉価ながら評価の高い操縦機「Literaio2 SE Transmitter」が、技適を取得して付属!

transmitter
このキットは、操縦機とゴーグルもセットでついてきます。操縦機は、廉価ながら評価の高い「Literaio2 SE Transmitter」。これ、単品で4,000円台と操縦機としては非常に安価で、さすがに、高級操縦機に採用される仕組みであるホールセンサージンバルではないものの、十分に繊細な操縦性能があると海外のユーザーからは高評価であり続けた操縦機です。ところが、例によって技適の壁に阻まれて、日本のユーザーは涙をのんできました。これまでは! 祝!技適取得! これで大手を振って使えます。

なお、プロトコルは汎用性の高い「Frsky D8」のため、すでにFrskyに対応した操縦機を持っていれば、もちろんそちらで操縦してもかまいません。あるいはこの操縦機で、既存のFrskyプロトコルのドローンを操縦することも可能。

4.ゴーグルは海女さんゴーグル型で最新の「VR02 Goggles」

goggles
ゴーグルは、海女さんゴーグル型の「VR02 Goggles」。単品では5,000円台と、最廉価帯ながら、十分な画像表示能力があると、これも初心者向けに評価の高いゴーグルです。海女さんゴーグルタイプは、かさばりますが、安価で、個人の顔の形や視力との相性もなく、誰でも安心して使えます。ただし、このゴーグルはFPVゴーグルにできれば欲しい機能である、録画機能がついていません。シリーズ品に、録画機能付きでさほどお値段は変わらない「VR01 Goggles」もあるので、贅沢を言えばそっちを付けて欲しかったところ。ここは惜しい。とりあえず、「映像を見る」分には、初心者向けとして十分な能力を持ったゴーグルです。

5.その他スペック詳細

spec
その他の注目スペックとしては、モーターは0716サイズ19000KVブラシモーター。このサイズのドローンとしては、十分なパワーを持つモーターです。ただし、しょせんはブラシモーターのため、ガンガン宙返りしたりといったアクロバティックな飛行には力不足。まずはこのキットで実力を磨いてから、おいおいパワフルなブラシレスモーター機へとランクアップしていきましょう。

VTX(映像発信器)出力は25mW固定。ここは欲張らずに基本能力のみ。開けた場所ならこれで十分ながら、森の中とかはきついです。無線局開局に必要な系統図は、VTX部分を今さら新設計にするとは考えにくいので、FCに実装されているチップを見れば、従来のBETAFPV製品のどれと同じかの判別はつくでしょう。すでに、この製品は国内ドローンショップでも出回っているので、そこで買えば、系統図はつけてくれると思います(購入時に要確認)。

バッテリーは、もちろん、扱いやすい1Sバッテリー。300mAhが2本と、電圧チェッカーにもなる(重要!)同時に2本充電可能な充電アダプターがついてきます。ただし、コネクターが、BETAFPV専用のBT2.0となっているため、BETAFPVのバッテリー以外との互換性がありません。こればかりは、BETAFPV製品である以上は仕方ないですね。そもそも、このコネクタを使うことで、性能はアップしているわけだし。せっかく買うなら、追加のバッテリーも一緒に注文しておきましょう。あ、同時に6本まで同時充電可能な充電アダプターもあるんですが、BETAFPV直販サイトでは品切れのようです。国内ドローン専門店などを検索すれば、コンセントからつなぐアダプター込みで3,000円程度で手に入ると思います。6本同時充電可能な追加の充電アダプターを買う場合は、コンセントにつなぐアダプターとセットで買うのを忘れずに。

その他の、詳しい諸元については、製品ページの他、マニュアルも公開されているので、そちらもご参照ください。

6.ケース付きで、嬉しい小物も

case
そして便利なのは、ゴーグルや操縦機まで収納可能なケースがついてくること。今までの多くの場合、操縦機やゴーグルは、ケースを分けなくてはいけいことが多かったため、これは便利!

kit
同梱の小物として、先述の電圧チェッカー兼バッテリー充電器に、操縦機のスティック保護部品までついてくるのも嬉しい。このキット1つですべてがそろい、保管や持ち運びも簡単という、管理のしやすさにも心が配られています。素晴らしい!

7.まとめ

ご覧の通り、このCetus FPV Kitは、一般的なAmazonで売っているトイドローン以上に操縦が簡単で、しかもスピードやモード切替により、より上級なレベルへのランクアップも簡単です。かつ、普通なら色々考えながら取りそろえなくてはいけないあれやこれやが、全部まとめてついてくる。専用ケースで収納や持ち運びも簡単。技術の進歩が、よりFPVを身近なものとしました。超注目機種のため、英語にはなりますが、すでにネット上には膨大なレビューがあふれていて、情報収集も容易です。

個人的には、すでにFPVドローンをはじめている人向けに、ゴーグルや操縦機なしでの、単体での販売も待たれます。というか、私の場合はFC(基板)だけでいいんですけどね。FCバラ売りで出たら即買いします。前機種Beta65S Liteは、FCバラ売りしたんで期待しているんですが、この辺は、BETAFPVの販売戦略もあるので、どうなるか分かりません。

8.価格と販路

販路は、最も確実で安いのは、もちろんBETAFPVメーカー直販サイト。記事執筆現在の販売価格は159.99ドル(約17,482円)の送料無料(99.99ドル以上で無料になる)。

また、Banggoodでもプレオーダーがはじまっていて、175.99ドル(19,498円)の送料2ドル(222円)から徐々に高くなるパターン。ただBanggoodは、この価格だと国内ドローン専門店とあまり変わらないため、記事執筆現在では国内ドローン専門店を探した方がよいかと。今後のセール価格に期待ですね。

国内ドローン専門店では、だいたい20,000円~20,000円台前半程度。数が多く、在庫状況が不安定な場合もあるため、個別のリンクは省略します。今買うなら、BETAFPVメーカー直販サイトか、VTX系統図分の価格や配送品質、補償などを考えると、国内専門店もまったく割高ではないと思います。

いずれにしても、性能とセット内容の充実を考えれば、この価格設定は、基本強気のBETAFPV製品としてはずいぶんと安くまとめてきた感があります。FPVドローンをはじめるなら、まずはここから。FPVドローンをはじめるハードルを、大きく下げる画期的な製品です。

8.関連リンク

法令遵守でドローン 記事一覧
Cetus FPV Kit:BETAFPV
BetaFPV Cetus Kit 1S FPV:Banggood

追加バッテリー

BT2.0 300mAh 1S 30C Battery (8PCS)(追加バッテリー):BETAFPV

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