ASUS ExpertCenter PN64 － 第13世代のCore i7-13700H搭載モデルもあり！高性能なミニPCです

ASUSが法人向けのミニPC「ExpertCenter PN64-S5353AD」を発売しました。…というプレスリリースが出ていたのですが、実はこの「PN64」という製品は今年6月9日にASUS Storeで発売されていまして、ウインタブではまだ製品紹介記事を掲載していませんでした。せっかくなので「ASUS Storeで買えるPN64」のほうをご紹介します。つい先日「ExpertCenter PN42」という、どちらかというとエントリークラスのミニPCをご紹介したばかりなので、ちょうどいい機会かと…。

1.ExpertCenter PN64 概要

スペック表

バリエーションモデル

PN64-S3301AD：Core i3/8GB/256GB
PN64-S5302AD：Core i5/8GB/256GB
PN64-S7303AD：Core i7/16GB/256GB
PN64-S5353AD：Core i5/8GB/256GB
※左からCPU/RAM/SSD
※PN64-S5353ADが7月21日発表の法人向けモデルで、このモデルのみOSがWindows 11 Proです。
※この記事ではASUS Storeに製品ページがあるPN64-S5353AD以外のモデルについてご紹介します。

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このPN64は先日ご紹介したExpertCenter PN42とは異なり、CPUに第13世代のIntel Coreを搭載しています（Core i3のみ第12世代）。しかもCore i5とCore i7についてはゲーミングノートに採用例が多い高性能タイプのH型番です。

RAMはCore i7モデルのみ16GB（8GB × 2のデュアルチャネル）、Core i3/Core i5モデルは8GBのシングルチャネル（空きスロット1）です。CPUの性能が高く、またCore i5モデルに関しては内蔵CPUがIris Xeということもあり、初期状態の8GBにしておくのではなく、空きスロットに8GB RAMを増設し、デュアルチャネルの16GBにして使われることをおすすめします（Core i5-13500Hが内蔵するIris XeはRAMがデュアルチャネルでないと本来の性能を発揮できません）。また、搭載可能な最大のRAM容量は32GBです。

SSDはM.2 2280サイズで、空きスロットはないようですが、DIYで換装は可能と思われます。

入出力ポート構成です。前面（画像上）と背面（画像下）にポートが配置されており、USBポートは合計で5つ、すべてGen2（伝送速度10Gbps）と高規格になっていますが、Thunderbolt 4はありません。また、HDMIが2つ、DisplayPortが1つ、そしてUSB Type-Cポートのうち1つが映像出力に対応しますので、最大4画面出力が可能です。

筐体サイズは130 × 120 × 58 mmと、ウインタブがよくご紹介しているミニPCと同じくらいのサイズ感です。重量は0.9 kgとやや重いですが、VESAマウントも付属していますので、モニターの背面に取り付けることもできます。

2.ExpertCenter PN64 価格など

ASUS ExpertCenter PN64はASUS Storeで販売中で、7月21日現在の価格は下記のとおりです。

PN64-S3301AD：Core i3/8GB/256GB：73,620円（在庫あり）
PN64-S5302AD：Core i5/8GB/256GB：106,920円（在庫あり）
PN64-S7303AD：Core i7/16GB/256GB：135,720円（入荷待ち）
※税込み価格

なお、法人モデルのPN64-S5353ADについては7月21日現在ASUS Storeでは取り扱いがなく、価格も「オープン」と開示されています。

PN64はウインタブでよくご紹介しているミニPCメーカーではMinisforumの製品に近いスペックと価格帯だと思います。DIYも可能なので、メインPCとして長く愛用できそうですね。

3.関連リンク

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