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PLUS クリーンノート Kaite レビュー - 無限に書いて消せる、形状も豊富なメモガジェット。特に卓上メモとしておすすめ

kaite
こんにちは、natsukiです。付箋のように使える、無限に書いたり消したり出来るメモガジェット、「クリーンノート Kaite」のレビューをお送りします。やや癖はありますが、特性を分かっていれば、非常に使いでのある製品です。特に、卓上まわりに付箋など手書きメモが欠かせない人には、ぜひ試してみて欲しいガジェットです。

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1.製品概要

仕組み

kaite
クリーンノート Kaiteは、磁力を利用して、何回でも書いたり消したりが出来るメモガジェットです。同様の構造のものは、かなり昔から子供用のお絵かきボードとしてありましたが、それをオフィス文具としてブラッシュアップしたものと思えば良いでしょう。

後述のように、電子メモパッドと似た製品ながら、部分的に消すことが可能で電池も要らないなど、メモガジェットとしてはかなり理想的な特性を持ちます。その唯一にして最大の弱点は、肝心の表示がやや鮮明さに欠けることで、これをどの程度許容できるかが、評価の分かれ目になると思います。

豊富なラインナップ

Kaiteは、形状とサイズに豊富なラインナップがあるのも魅力です。

kaite2s
「クリーンノート Kaite2S」は、シンプルなボードタイプ。手に持ってメモしたり、カバンに突っ込んでおいたりするなら、これでしょう。A4とB5の2サイズに、それぞれ無地と方眼の、合わせて4種類がラインナップされています。

クリーンノート Kaite2S:メーカーサイト

kaite-memo
「クリーンノート Kaite メモタイプ」は、柔らかいシリコン素材で、小さめサイズのタイプです。机の上などに常時置いておくといった場合に適します。また、上のKaite2Sに比べて、さらに表示のコントラストが改善されています。また、防水でもあります。A4 1/3(横210×縦100mm)と縦横90mmの2サイズに、「グレー」「ネイビー」「ピンク」のカラーバリエーションがあり、計6種類がラインナップされています。

クリーンノート Kaite メモタイプ:メーカーサイト

kaite-hareru
「クリーンノート Kaite 貼れるタイプ」は、その名の通り、ゲル状の吸着面で貼りつけることが可能なタイプです。このタイプも、Kaite2Sに比べて、さらに表示のコントラストが改善されています。サイズのバリエーションは、A4、A5、A4 1/3、ふせん(縦横75mm)とかなり幅があります。私が購入して使っているのは、このタイプのふせんサイズのものです。

クリーンノート Kaite 貼れるタイプ:メーカーサイト

競合製品との比較

boogie-board
もっとも製品特性の近い競合製品は、いわゆる「電子メモパッド」でしょう。ブギーボードをはじめとする、こちらも書いたり消したりを繰り返せるメモガジェットで、実際、私も多用しています。

Kaiteは、次のような点で電子メモパッドに対して優位性があります。
・専用ペン以外では書けない(電子メモパッドはこすったりでも書けてしまう)
・部分消しが可能(ただし、あまり精密ではない)
・貼り付けるタイプなど、サイズ・形状のバリエーションが豊富
・電池不要

一方、不利な点としては、
・電子メモパッドよりも鮮明さでやや劣る
・磁気の影響を受ける
といったことがあります。

この他、書いて消せるメモといえば、キングジムの「マメモ」「カクミル」、ペン入力可能な電子手帳や電子ペーパータブレット、さらに手軽なものとして100円ショップでも手に入るホワイトボードなどもありますが、流石に話が広がりすぎるので、ここで細かくは比較しません。

2.実製品

package
では、実物です。上述のように、私が使用しているのは、「クリーンノート Kaite 貼れるタイプ」のふせんサイズ(縦横75mm)です。

bundled-items
同梱品一覧です。左側は「活性化バー」というもので、メンテナンス用の道具です。右側がペンで、ふせんサイズの場合はあくまでメモ用なので、よくある使い捨てクリップペンくらいのサイズです。それでも実用十分。より大きいサイズのものには、もっとしっかりとしたペンが付いてきます。

pen
「活性化バー」は無くしそうですが、ちゃんとペンに取り付け可能なのでご安心を。

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3.使用感

表示は確かに薄いが手元のメモには十分

line
Amazonなどのレビューを見ていると、このKaiteの欠点として指摘されることが多いのが、表示の「薄さ」です。では、実際どのくらいかというと、上の画像が、ほぼ肉眼でも同じくらいです。なお、地の色は照明の具合で色が付いていますが、実際はごく薄い灰色です。確かに、ブギーボードくらいの鮮明さを想像するとがっかりするかもしれません。ただし、実用上で言えば、手元のメモとしては十分な濃さはあります。一方で、やや離れたところから見る掲示用などには、十分に読めますがアピール性が少なく、やや相性が悪いと言えるでしょう。

線の太さがそこそこあるので、あまり細密な書き込みはできません。サインペンくらいと思っておくとよいかと思います。

また、それなりの期間継続使用していますが、少なくとも1,2週間くらいでは、書いた文字がだんだん薄くなるといったことはありません。安心して、書きっぱなしにできます。

専用ペン以外は書き消しができないので、パソコンのパームレストや卓上への設置に最適

pc
ふせんタイプの王道は、やはりこのように、手元に貼って書き込むこと。専用ペン以外でいくら表面をこすろうが、描画も消しもできないというのが、非常に便利な特性です。ブギーボードは、ひっかくとなんでも書けてしまいますからね。手などがたびたび触れる卓上やパソコンのパームレスト部に設置しても、全く問題なく使えます。ただし、磁気に反応するため、ご覧のようにパソコン内部の磁気部品に反応してしまうのはご愛嬌。Lenovo Yoga770は、この位置にウーハーがあるんですよ。もっともこれも、使用に耐えないほどではありません。

部分的に消すことも可能

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普通の消しゴムのように、部分的に消すことも可能です。ただし、磁気を使っている都合上、あまり精密に消すことはできません。それでも、行単位くらいなら十分に思い通りに消すことが可能です。

「貼るタイプ」は貼り直しが可能

back
貼れるタイプの吸着面は、ゲル状のもので、貼り直しが可能です。もちろん、吸着面が汚れてしまうとダメですが、よっぽど頻繁でなければ、別の場所に貼り替えるのも容易です。ただし、貼る対象が金属やガラスなどなら構いませんが、プラスチック素材などだと、経年劣化により表面と一体化して剥がれなくなる可能性はあります。これは、この手の材質だと仕方のないところでしょう。

専用アプリもあるが、機能は最低限

app
Kaiteには、専用アプリが提供されています。ただし、機能は撮影の歪み調整と、コントラスト調整のみで、最小限です。

app_camera
アプリを起動すると、カメラ映像が表示され、Kaiteを自動認識。

app_text
撮影した画像を、コントラスト調整。

app_upload
その画像を、保存するか、他アプリに送って共有するか。

……それだけ? はい、それだけです。うーむ、OCRとまでは言わないものの、このアプリで取り込んだ画像を一覧整理する機能くらいはあっても良かったんじゃなかろうか。まあ、だったら各自の使い慣れた画像取り込みアプリを使えばいいだけですが。

4.販路と価格

販路は、Amazonの公式ショップから購入するのが最も手軽でしょう。価格は、ラインナップが非常に豊富なためピンキリですが、最も高い「Kaite2S」のA4サイズでも実売4,000円台前半といったところ。私が使用している、「Kaite 貼れるタイプ」のふせんサイズであれば、実売800円前後と非常に安価です。メモに最適なA4 1/3サイズくらいまでなら、おおむね1,000円弱から1,500円くらいなので、気軽に買って試せるかと思います。

先述のように、やや鮮明さに欠けるため、離れた場所から見るような掲示物よりは、手元のメモとしての方が使い勝手が良い製品です。机まわりに手書きのメモが欠かせない人には、非常におすすめできます。是非試してみてください。なお、Amazonでは旧世代品も販売が続けられていますが、世代によって肝心の鮮明さが進歩しているので、買う際には間違わないようにご注意ください。

5.関連リンク

クリーンノート Kaiteシリーズ:「PLUSビジョン事業部」メーカーサイト
[PR]PLUS Kaite(カイテ):Amazon

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