GMK NucBox2の実機レビュー - Core i5-8279U搭載のミニPC、メンテナンス性がよく、期待通りのパフォーマンス。お値段も激安レベル!

GMK NucBox 実機レビュー
GMKのミニPC「NucBox2」の実機レビューです。GMK NucBoxと言えば、手のひらサイズの超小型ミニPC(日本語がちょっとヘン)で、ウインタブでも実機レビューをしていますが、今回のレビュー機「NucBox2」は超小型ではないものの、CPUに第8世代のCore i5を搭載する高性能機で、テレワークが普及した現在、自宅作業用のメインPCとしても使えそうな製品です。

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なお、レビュー機はGMKよりサンプル提供していただきました。この場にて御礼申し上げます。ありがとうございました。

おすすめポイント
・Core i5搭載で、期待通りのパフォーマンス
・RAMとストレージはDIYで容易に増設可能
・当座周辺機器の接続には不自由のないポート構成
・スペックの割に価格は「激安」レベル
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1.GMK NucBox2 スペック

スペック表

  NucBox2
OS Windows10
CPU Intel Core i5-8279U
GPU なし
RAM 8GB(最大32GB)
ストレージ 256GB M.2 NVMe SSD
2.5インチSATAスロット空き×1
光学ドライブ なし
ディスプレイ なし
ネットワーク 802.11 a/b/g/n/ac、Bluetoosh 4.2
入出力 USB 3.0 Type-C、USB 3.0 × 4、HDMI × 2、オーディオジャック、LAN(RJ45)、microSDカードリーダー
カメラ なし
バッテリー なし
サイズ 125 × 110 × 50 mm
重量 426 g

バリエーションモデル

8月19日の記事執筆現在、単一バリエーションです。

コメント

CPUは第8世代のCore i5-8279Uです。第8世代ではあるのですが、開発コードネームはCoffee Lakeで内蔵GPUはIntel Iris Plus 655です。最新世代ではないもののパフォーマンスには期待ができ、特にIris Plusによるグラフィック性能がどのくらいなのか気になるところです。

RAMとストレージは標準で8GB/256GBですが、ミニPCなのでDIYでの増設が容易、RAMは最大32GBまで、ストレージは2.5インチSATAの空きスロットがあります。

通信まわりではWi-Fiモジュールを搭載しているものの、残念ながらWi-Fi6(ax規格)には対応しません。また、USBポートはノートPCと比較すると潤沢に思われますが、ミニPCの場合はキーボード、マウス接続が必須、そしてこのご時勢ですから、おそらくWebカメラの接続も必要かと思われますので、すごく余裕がある、という感じでもありません。なお、HDMIポートが2つありますので、マルチディスプレイでの運用もできます。

サイズは「まあ、よくあるミニPC。でも短辺(110 mmのことを言っています)はちょっと小さめかな」という感じですね。ミニPCの場合、小さいとは言えモバイル用の製品ではないので、他機種より1センチ大きいとか、30グラム重いとかは実用面であまり影響がないと思います。

2.GMK NucBox2 筐体

同梱物

GMK NucBox 2 同梱物
同梱物です。GMK製品の同梱物は「いつもミニマム」ですね。簡単な取扱説明書(英語のみ。日本語なし)とACアダプター(65Wのもの)、電源ケーブルのみです。

GMK NucBox 2 電源プラグ
電源プラグの形状は3ピンタイプです。安全上の理由から、できれば対応する電源タップを使いたいところですが、100均などで販売されている変換プラグを使うことによって一般家庭用のコンセント(2ピン)でも使えます。

外観

GMK NucBox 2 上面
上面(ノートPCでいうと天板ですね)です。樹脂製のカバーがつけられていますが、一見するとガラスっぽく見える、質感の高いものになっています。

GMK NucBox 2 底面
底面には通気口とVESAマウント用のネジ穴があります。なお、この部分に対応するネジは付属していません。サイズを確認してネジを用意する、というのも大変だと思うので、できればネジ2本くらいは付属させてもらいたかったですね。

四隅にはゴム足がありますが…。

GMK NucBox 2 底面
このゴム足を外すと、筐体を開口するためのネジ穴が出てきます。ゴム足は両面テープのようなもので取り付けられているようで、割と簡単に取り外しができます。

GMK NucBox 2 側面
前面です。金属筐体っぽく見えますが、おそらく樹脂製です。ただし、質感は悪くありませんし、華奢な印象もありません。まあ、排熱性を考えると金属製のほうが良かったかもしれませんけど。

前面には、画像左から電源ボタン、イヤホンジャック、USB Type-C、USB Type-A × 2があります。

GMK NucBox 2 側面
背面です。画像左からDC-IN、HDMI × 2、USB 3.0 × 2、有線LANポートがあります。

整理すると、NucBox2の入出力ポートは「USBが合計で5つ(うち1つがType-C)、HDMIが2つ、有線LANポートとイヤホンジャック」という構成です。NucBox2は「小さくともデスクトップPC」ですから、PCとして使うためには「ディスプレイ、キーボード、マウスなどのポインティングデバイス」が最低限必要です。これら3つの周辺機器の接続をすべて有線接続で賄うと「HDMIが1つ、USBが2つ」必要になりますので、「空きのポート」は「USBが3つ、HDMIが1つ、有線LANポートとイヤホンジャック」ということになります。

特にUSBポートに着目すると、この他に必要に応じて「Webカメラ」「スピーカー」を接続する可能性はありそうですが、その場合でも「USBポートに余裕はないが、不足してはいない」ということになると思います。個人的には特に「Type-Cポートがついている」という点を歓迎したいですね。

GMK NucBox 2 側面
右側面にはmicroSDカードリーダーがあります。

GMK NucBox 2 側面
左側面にはなにもありません。

内部

GMK NucBox 2 2.5インチベイ
筐体内部です。これは上部(上面と側面の一部)で、内側には2.5インチドライブベイと接続用のケーブルがありました。ここに2.5インチSATA接続のSSDもしくはSSDを増設できます。

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GMK NucBox 2 内部
こちらが下部(下面と側面の一部)です。マザーボードがあり、画像上側にRAMスロット、下側にM.2 スロットがあり、それぞれ銀のシート(放熱シート)で覆われたRAMとSSDが一枚ずつ装着されています。

GMK NucBox 2 RAMスロット
RAMは2スロットあり、標準の8GBのRAMが一枚刺さっているほか、1スロットが空きになっていますので、容易に増設が可能です(対応するRAMはDDR4 2666MHzのものです)。

GMK NucBox 2 SSD取り外し
M.2 SSDは2280サイズ、NVMeです。M.2 スロットには空きがなく、増設する場合は上に記載した2.5インチベイを使うことになります。

筐体の開口は容易ですが、精密ドライバーが必要です。また、RAMの増設やSSD/HDDの増設も簡単にできると思いますので、当面は標準のRAM8GB/256GB SSDという構成で使い、容量不足を感じたら増設する、ということでいいんじゃないでしょうか。その意味では長く使える製品だと思います。

3.GMK NucBox2 システム

GMK NucBox 2 底面

GMK NucBox 2 底面
GMK NucBox2のシステム概要です。スペック表記載の通り、CPUがCore i5-8279U、RAM8GB、256GB SSDという構成でした。なお、RAMはSamsung製のDDR4-2666、SSDはNetac S930E8という型番のものが使われていました。

GMK製のプリインストールアプリはありませんでした。ウインタブではスマホの実機レビューでよく「素のAndroid(メーカーの独自UIが搭載されておらず、独自のプリインストールアプリもほとんどないもの)」という表現を使っていますが、NucBox2の場合は「素のWindows」と表現するのがいいかと思います。

ただし、これはレビュー機固有の話かもしれませんが、日本語の言語パックがプリインストールされていませんでした。まあ、簡単にダウンロード・インストールができるので全く問題はないのですが、ちょっとめんどくさかったかな、とw

GMK NucBox 2 底面

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GMK NucBox 2 底面

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8月19日現在、Microsoftが提供している「Windows 11アップグレード診断用のチェックプログラム」が公開されていませんので、NucBox2が絶対にWindows 11にアップグレードできる、と断言することはできません。しかし、CPUのCore i5-8279Uはアップグレード対象、UEFIおよびセキュアブート対応、TPM 2.0対応と、「引っかかりそうなところ」はすべてクリアしていますので、ウインタブとしては「問題なくWindows 11にアップグレードできるはず」と考えます。

4.GMK NucBox2 性能テスト

ベンチマークテスト

GMK NucBox 2 PC Mark

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スコアの目安(2021年水準)※あくまで「目安」です
GeForceなど外部GPU搭載機 5,000以上
高性能なビジネスノートパソコン 4,000以上
中位のノートパソコン 3,000以上
エントリーノートパソコン 2,000以下

表計算ソフトやビデオチャット、画像加工など、実際のビジネスシーンをシミュレートしたテスト、PC Markのスコアです。グラフィック性能に特化したテストの3D Markなどと比較するとCPU性能の差(影響)が大きめですが、テスト項目にグラフィック処理も含んでいますので、外部GPUを搭載する製品のほうが高いスコアが出やすい傾向にあります。NucBox2はゲーミングPCではなく、どちらかというとビジネス用、ご家庭でのエンターテイメント用という位置づけになると思いますのが、このPC Markのスコアが最も参考になると思います。

4,205というスコアは「第11世代(Tiger Lake)のCore i5-1135G7と同等か、若干低め」くらいになりますが、NucBox2をテレワーク用のビジネスマシンと考える場合は「十分に快適」と言えます。動画制作や画像加工でも、かなり高度なことをしないのであれば問題なく使えると思います。第8世代CPUではありますが、パフォーマンスは立派にCore i5、と言っていいでしょう。

GMK NucBox 2 3D Mark
続いてグラフィック性能を測定する3D Markのスコアです。Core i5-8279Uは内蔵GPUがIris Plus 655ということで、スコアには期待を寄せていましたが、第11世代のCore i5-1135G7(内蔵GPUはIris Xe)とは大きな差がつきました(Core i5-1135G7はFireStrikeで4,000点前後のスコアになります)。これまでのウインタブの経験上、このスコアが低いというよりも、第11世代CoreのIris Xeの性能が断然高いのだ、と言うほうが妥当だと思います。なので、第10世代(Commet Lake)までのCore i5との比較ではそれほど悪いスコアとは言えません。

GMK NucBox 2 底面
CPU性能のみを測定するCINEBENCH R23のスコアです。これは期待以上の結果になりました。このスコア、第11世代のCore i5-1135G7の平均的なスコアには及びませんが、「Core i5-1135G7でも低めのスコアになったもの」くらいではあります。また、実際に使っていて、第11世代との性能差がはっきりと体感できる、という感じでもないはずです。

GMK NucBox 2 底面
最後にストレージの読み書き速度を測定するCrystal Disk Markのスコアです。これは十分すぎるくらいに速いです。ほぼすべての場面でSSDの速度に不満を感じる場面はないでしょう。

ゲームプレイ

ちょっと冷やかし気分もありまして、オンラインゲームを2つほどプレイしてみました。ウインタブの実機レビューではよく使っているレースゲーム「Wreckfest(推奨スペックはCPU:Core i5、GPU:GeForce GTX970」とFPSゲーム「Gunfire Reborn(推奨スペックはCPU:Core i5-7500、GPU:GeForce GTX 1060)」です。

一応プレイできます。Wreckfestはグラフィックを低品質にセットしても少々重い感じ、Gunfire Rebornのほうは「ほとんど普通」にプレイできました。ただし、Gunfire Rebornについては、私の腕が悪く、いまだごく初期のステージしかプレイしていませんので、先に進んでいくと敵の数も増え、エフェクトも激しくなると思いますので、あまり参考にならないかもしれません。

まあ、ゲーム用にこの製品を購入するのはおすすめできませんが、比較的カジュアルなゲームであればそこそこ楽しめるんじゃないかと思います。

発熱とファン音

筐体の発熱はあまり気になりません。上に書かせていただいたとおり、ゲームもプレイしてみましたが、筐体は「ぬるくなる程度」にとどまりました。ファン音については事務作業(文書作成や簡単な画像加工など)をした際にはほとんど気になりませんでしたが、ベンチマークテスト中やゲームプレイ中は結構大きめの音が出ます。静かな場所や夜間などは少し気になるくらいの音量でした。常にファンの音が聞こえる、というわけではなく、高負荷な作業をしている場合のみに聞こえる、という感じでしたし、個人的には「この程度の音は全然気にならない」のですが、音に敏感な人は少し不快に感じる場面もあるかもしれませんね。

5.GMK NucBox2 レビューまとめ

GMK NucBox2はAmazonで販売中(出品者はGMKTEC-JP)で、8月19日現在の価格は税込み49,980円ですが、製品ページに6,000円OFFクーポンがあり(有効期限は8月31日)、さらにウインタブ読者向けに1,000円OFFクーポンコード「Y479DORX」(有効期限は9月16日)を頂いており、両者は併用できますので、実質42,980円で購入ができます。

この価格、はっきり言って「激安」です。非常に厳しいことを書くと、筐体の剛性感はMINISFORUMのミニPCよりは少し落ちますが、それ以上に価格が低く抑えられています。パフォーマンスは期待を裏切ることなく、非ゲーミングPCとして満足できるものになっていましたし、RAMやストレージの増設も容易なので、使っていてRAMやストレージの容量不足を感じてもすぐに対応できます。なので、メインPCとして長く愛用できると思います。

6.関連リンク

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ウインタブ読者向け1,000円OFFクーポンコード「Y479DORX」(有効期限は9月16日)

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コメント

  1. 匿名 より:

    今はよほどPCで重たいゲームとかしない限りは
    ほとんどの人はこういう中~低程度のCPU、ただしメモリはちょっと贅沢に
    くらいで十分ですよね~。

    自分もつい最近、minisforumさんの「x35g」を買いました。
    i3-1005G1 16GB NVMe512GBのやつです。
    ゲームはゲーム機でやる派なのでなんの支障もないです。

    • wintab より:

      スペックについては同感です。NucBox2は筐体の重厚感とか開口の容易さではMinisforumには及ばないと感じましたが、価格が圧倒的に安いのが魅力です。

  2. 匿名 より:

    USBが合計で5つ(うち1つがType-A)
    →USBが合計で5つ(うち1つがType-c)
    じゃない?

  3. zyaa より:

    irisとXe

  4. 匿名 より:

    irisとXeじゃあ比較対象が悪すぎでしょう。
    irisはeDRAMで高速化したUHDの上位版って考えないと。
    Xeはコアそのものの改良版ですからirisより大分速いのは当然でしょう。
    と言うか、intelの内蔵グラフィックスってHaswell辺りから小規模の改良でしたからね。