GMK NucBox3 － Celeron J4125搭載、ファンレス構造のミニPC

GMKがミニPC「NucBox3」を発売しました。つい先日「NucBox4」の紹介記事を掲載したばかりなのですが、「3」と「4」は同時発売のようで、「4」がCPUにRyzen 7 3750Hを搭載しているのに対し、この「3」はCPUにCeleron J4125を搭載するエントリーモデルです。

1.GMK NucBox3 スペック

スペック表

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OSは最新のWindows 11 Homeで、CPUはGemini Lake世代のCeleron J4125です。残念ながらJasper Lake世代ではありませんが、ウインタブで同じJ4125を搭載するNucBox（シリーズ初代、超小型PC）を実機レビューしていて、Celeronとしては高性能な部類になっていることを確認しています。OSの基本操作や文書作成、Webブラウジングくらいであれば問題なくこなせ、でも動画の編集（エンコーディング）は無理だった、という感じですね。このくらいサクサク動くのであればビジネス用のサブ機としては悪くないだろうと思います。

RAMは8GB、ストレージは256GB M.2 SSDで、いずれも換装可能です。ただし、Celeron J4125というCPUは搭載可能なRAM容量が最大8GBなので、CPU側の制約で増設はできません。また、SSDに関しても私が確認した限り空きスロットはないので、増設はできず、換装のみとなります。ただし、後述しますが、RAMとSSDのスロットへのアクセスは非常に簡単です。

通信はWi-Fi6には対応しません。入出力ポートはUSB Type-Aが4つでType-Cポートはなし、映像系ではHDMIとDisplayPortを装備します。USBポートに関してはあまり余裕があるとは言えません。購入してすぐに困る、ということはないと思いますが、キーボードやマウス、Webカメラ、スピーカーなんかを接続するとすぐにポートが塞がってしまいます。なので、ハブを1つくらい用意しておくほうがいいかもしれません。

2.GMK NucBox3 筐体

やや薄型ですが、「普通のミニPC」ですね…。この製品が悪いというわけではありませんが、低価格帯のミニPCって、外観に強い個性が感じられません。まあ、そういう製品ジャンルですしね…。

ポート配置です。画像上が前面、下が背面ですね。上にも書きましたが、ミニPCはノートPCと違ってキーボードやマウス（あと、必要ならスピーカーとWebカメラも）の接続が必要になりますので、このポート構成は余裕があるとまでは言えません。USB Type-Cポートが1つくらい欲しかったですね。ただ、映像出力ポートが2つありますので、2画面出力が可能です。

上でご説明したとおり、RAMとストレージへのアクセスは底面のカバーを外すだけと、非常に容易です。でも空きスロットがない、というのが残念。

NucBox3はファンレスです。内部に大きめのヒートシンクが入っています。冷却性能については何とも言えませんが、人によってはファンレスというのはありがたい構造かもしれません。

3.GMK NucBox3 価格など

GMK NucBox3はGMK公式サイトで販売中で、1月11日現在の価格は309.99ドルですが、クーポンコード「PR-KB3」で70ドルOFFの239.99ドル（約28,000円）で購入できます（先着50台、1月16日まで）。ただし、この製品は海外配送となるため、輸入消費税（3,000円弱）がかかる可能性があります（詳細についてはコメントを控えます）。

また、GMKによれば、「ワイヤレスキーボードとマウス」がプレゼントされるとのことです。

キーボードとマウスについては製品ページで一切触れられておらず、過去に他の中国メーカーの同種の施策でトラブルになった経験もありますので、「ついていればラッキー」くらいに考えておいてください。

ミニPCのニーズは人それぞれですが、この製品の場合、「拡張性が低く、RAMの増設は不可、SSDは換装のみ可」ということは認識しておく必要があります。一方で、「そういうことは考えずに、普通に使う」のであればファンレス構造でもありますし、ライトユース用として悪くない選択肢かと思います。

4.関連リンク

NucBox3 Mini PC：GMK公式サイト
※クーポンコード「PR-KB3」で70ドルOFF（50台限定、1月16日まで）