
ACEMAGICがIFA 2026 (@ベルリン)にてAIミニワークステーション「F9A」を発表しました。ウインタブでは過去に何度かACEMAGICとそのサブブランドNiPoGiのミニPCやノートPCのレビューをしていますが、今回ご紹介するF9Aはそれらの製品とは全く異なる「超ハイエンド機」です。
IFA 2026では、一足先に発表されたRyzen AI Max+ 395モデルと、今回初公開となるRyzen AI Max+ PRO 495モデルが披露されている…と思うのですが、ウインタブはIFA 2026を訪問していないので、以下、メーカー発表に即してご紹介します。
公式サイトではRyzen AI Max+ 395モデルのスペック表が掲載されていました。
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| OS | 不明 |
| CPU | AMD Ryzen AI Max+ 395 |
| RAM | 最大128GB LPDDR5X-8000 ※ユニファイドメモリ |
| ストレージ | M.2 PCIe 4.0 x4 NVMe スロット×2 ※初期容量は未開示 |
| ディスプレイ | なし |
| 無線通信 | Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4 |
| ポート類 | USB4 Type-C×2、OCuLink USB Type-A (10Gbps)×3 HDMI 2.1、LAN (RJ45、2.5GbE)×2 SDカードリーダー、オーディオジャック |
| カメラ | なし |
| バッテリー | なし |
| サイズ | 158×158×85mm |
| 重量 | 不明 |
Ryzen AI Max+ PRO 495モデルについてはCPU以外のスペックが公式サイト上にありません。Ryzen AI Max+ 395モデルとの相違点は下記ですが、ほぼCPU仕様の違いのみ、と思われます。
Ryzen AI Max+ PRO 495についてはまだベンチマークスコアが出回っていませんが、コードネームは「Gorgon Halo」でアーキテクチャはZen 5、GPUはRadeon 8065Sグラフィックス、NPU性能は最大55TOPS、総AI性能 (Overall TOPS)は最大131TOPSとされています。
また、Ryzen AI Maxシリーズの特徴として「ユニファイドメモリ」という点が挙げられます。これはCPU/GPU/NPUの3つが同じメインメモリを広大なグラフィック用領域(VRAM)として共有する仕組みです。つまり、PCのRAMの大半をグラフィックやAI処理に割り当てることができる、ということです。これにより、これまで大型のデスクトップPCや高額なグラフィックカード (外部GPU)が必要だった大規模なAIモデルや重い3Dデータの処理をコンパクトなPCでもスムーズに行えるようになります。
ACEMAGIC F9AがGeForceやNVIDIA RTXを搭載していないにもかかわらず「AIミニワークステーション」と称しているのは、Ryzen AI MaxシリーズをCPUに搭載している、というのが根拠と考えていいでしょう。
筐体はACEMAGICやNiPoGiのミニPCと比較すると二回りくらい大ぶりで、特に厚みがあります。とはいえ、「ミニPCの範疇」と考えていいでしょう。
ACEMAGIC F9AはRyzen AI Max+ 395モデルが9月10日から先行販売が開始される予定です。一方Ryzen AI Max+ PRO 495モデルは公式サイトに予告ページがあるのみで、まだ具体的な販売予定が公開されていません。いずれのモデルも公式サイトにメールアドレス登録欄があり、登録すると販売開始の通知および特典 (Launch Updates & Special Offers)が受けられるようです。
Ryzen AI Maxシリーズを搭載するPCは概して価格が高くなりがちです。ユニファイドメモリ対応ということでRAM容量が大きなもの (64GBとか128GB)が多く、それも価格高騰の要因になっていると思われます。F9Aの価格についても多少覚悟が必要かもしれませんね。
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2014年にサイトを開設して以来、ノートPC、ミニPC、タブレットなどの実機レビューを中心に、これまでに1,500本以上のレビュー記事を執筆。企業ではエンドユーザーコンピューティングによる業務改善に長年取り組んできた経験を持ち、ユーザー視点からの製品評価に強みがあります。その経験を活かし、「スペックに振り回されない、実用的な製品選び」を提案しています。専門用語をなるべく使わず、「PCに詳しくない人にもわかりやすい記事」を目指しています。
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