Teclast P30T － Android 14を搭載するエントリータブレット、薄型・軽量なのも魅力です！

TeclastがAndroidタブレット「P30T」を日本のAmazonで発売します。エントリークラスの製品で、OSにAndroid 14を搭載しています。Teclastによれば「同社初」とのことですが、ウインタブがよくご紹介している中国メーカー（Blackview、DOOGEE、OUKITELなど）のスマホ・タブレット製品でもAndroid 14を搭載しているのはこのP30Tが初です。

1.スペック

スペック表

コメント

システムスペックは7月に発売された「P26T」とほぼ同等ですが、変更点（改善点）も少なくありません。

クリックで拡大します

最大のポイントは「OSのバージョン」かと。Android 14を搭載しています。ウインタブではこれまで数回にわたりTeclastのAndroid 13搭載タブレットのレビューをしていますが、TeclastのUIはほぼ「素のAndroid」で、GoogleがAndroid 13から実装した「大画面デバイス向けUI」も採用していましたので、Android 14搭載モデルでもタブレットに最適化されたUIになっていると思います。

SoCはP26Tと同じAllwinner A523です。この型番、ウインタブで試したことがないのですが、Antutu Ver.9のスコアが約16万点（出所：kimovil）とのことなので、エントリータブレット用としては悪くありません。

RAMは4GBで拡張機能により最大10GBとして使え、ストレージは128GBです。ディスプレイは10.1インチで解像度はWXGA（HD）解像度ですから、最近の中華タブの水準としてはやや低解像です（P26Tと同じ）。ただし、WidevineはL1なので、動画サブスクリプションサービスでHD画質での視聴可能です。なお、NetflixでのHD画質視聴が可能かどうかは不明です。従来の中華タブは「WidevineがL1でもNetflixではHD画質視聴不可」というものがほとんどでしたが、最近になってTeclast製品も含み、NetflixでのHD画質視聴が可能になっているものが増えていますので、P30Tもその流れに乗っている可能性はあります。

P30TはWi-Fiモデルのため、SIMカードを入れてのモバイル通信はできません。しかし、P26Tでは非対応だったWi-Fi 6（ax規格）にも対応し、Bluetoothも最新バージョンである5.4になりました。

カメラはP26Tと変わらず、イン側2MP、アウト側5MPです。この画像ではアウトカメラがデュアルになっているように見えますが、「気のせい」ですw 中華製品はこういうファッショナブルなデザインが多いですよね。ここに掲載している作例も「イメージ画像」だと思ってください。画素数から見て「メモ代わり」くらいの撮影品質になるものと思われます。ただし、インカメラ2MPというのはWebミーティングには十分な画素数です。

クリックで拡大します

バッテリーは6,000 mAhです。最近の中華タブとしてはやや小さめの容量に感じられる…というか一部のタフネスタブレットのバッテリー容量が異常な水準になっているだけなんですけど、普段使いでバッテリー駆動時間がやたらと短く感じられるようなことはないと思います。

2.筐体

外観はP26Tから大きく変わりました。P26Tは爽やかなブルーの樹脂筐体でした（これはこれで良かったと思います）が、P30Tは金属製でエッジが角ばった、ちょっと高級感のあるものになっています。

クリックで拡大します

各部名称です。Teclast製品はイヤホンジャックを廃止せず、しっかり残してくれているのがうれしいところですよね。

クリックで拡大します

スピーカーは2つ。ウインタブでは最近Teclastの4スピーカー搭載機（T40 Air）と2スピーカー搭載機（T40HD）をレビューしましたが、音質は以前よりも相当良くなっています。もちろん4スピーカー搭載機のほうがさらに高音質ではあるのですが、2スピーカーでも決して悪くない水準でした。

3.価格など

Teclast P30TはAmazonに製品ページがあり、12月15日に販売がスタートします。残念ながら価格はまだ明らかになっていません…。記事中で比較してきたP26Tの実売価格が12,000円～13,000円程度なので、「P26Tプラスアルファ」くらいの価格、つまり15,000円以下くらいになるのではないか、と予想しています。

4.関連リンク

TECLAST P30T タブレット：Amazon