Samsung Galaxy A51 レビュー ー 約4万円で購入できるとは思えないほど機能が充実。カメラ画質もキレイです(実機レビュー)

Galaxy A51 実機レビュー
こんにちは、かのあゆです。Samsungがミッドレンジモデルとして販売しているGalaxy Aシリーズは2019年以降日本国内でもさまざまなモデルが展開されるようになりました。このシリーズはフラッグシップモデルの「S」シリーズや「Note」シリーズよりも購入しやすい価格設定ながら性能のバランスに優れた端末が多いのが特徴です。今回は2019年12月にグローバル市場で発売された最新ミッドレンジモデル「Galaxy A51」をレビューしたいと思います。

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約4万円で購入できる端末ですが、先日発表されたフラッグシップモデル「Galaxy S20」シリーズとほぼ共通のデザインとGalaxyシリーズでは初採用となるマクロレンズも含むクアッド(4眼)アウトカメラ、ディスプレイ埋め込み式の指紋認証などを搭載し、重量級3Dゲームも快適にプレイできる性能の高さが魅力です。

1.スペック

Galaxy A51 スペック表
プリインストールされているOSは最新バージョンとなるAndroid 10で、Samsung独自UIである「One UI 2.0」が搭載されています。このバージョンは先日発表されたGalaxy S20シリーズやGalaxy Z Flipといった最新端末にも搭載されており、前バージョンのOne UI 1.0(Android 9 Pieベース)と比較すると見た目の大きな変更は少ないもののSamsung純正クリーナーアプリ「デバイスケア」や「デジタルウェルビーイング」のUIが変更されたほか、黒いテーマに切り替えることで目の負担を抑える「ダークテーマ」の適用範囲が純正アプリだけでなく、対応するサードパーティ製アプリにも広がるなど細かいところで使い勝手が向上しています。

搭載CPUはSamsung Exynos 9611で、性能としてはoppo Reno Aなどに搭載されているQualcomm Snapdragon 710やMediaTek Helio P60/70に近いミッドハイクラスのCPUです。RAMは6GB、内蔵ストレージは128GBという構成で、MicroSDカードによるストレージ拡張にも対応するため容量不足に困ることはありません。またGalaxy A51ではSIMトレイがトリプルスロット構成となっているため、デュアルSIM挿入時もMicroSDカードによるストレージ拡張が利用可能です。

ディスプレイは6.5インチFHD+(2,400 x 1,080)で、SuperAMOLED(有機EL)を採用しています。さすがにGalaxy S10/S20やNote10シリーズに採用されている「Dynamic AMOLED」でこそないものの、発色も美しく動画コンテンツや画像などをきれいな画質で楽しむことが可能です。またディスプレイの色合いを変更して目の負担を抑えるブルーライトカットモードも搭載されています。指紋認証センサーは光学式ディスプレイ埋め込みタイプのものが内蔵されており、従来の指紋認証センサーと比較しても違和感なくスムーズにロック解除することが可能です。

カメラはイン32MP、アウト48MP(広角) + 12MP(超広角) + 5MP(深度) + 5MP(マクロ)という構成です。Galaxyシリーズとしては初となるマクロレンズが搭載されたことにより、接写時の写真もきれいに撮影できるようになりました。またGalaxy S10で初搭載された「スーパー手振れ補正」(Super Steady)が搭載されたことにより、動画撮影時に映像の乱れを抑えることができます。これによりGalaxy A51をアクションカメラ代わりとして活用することも可能です。

バッテリーは4,000 mAhと大容量のものを搭載しており、付属するSamsung Adaptive Fast Charging対応ACアダプター(15W出力)のほか、USB PDによる急速充電にも対応しています。またGalaxy Note10シリーズやGalaxy S20シリーズではついに3.5 mmイヤホンジャックが廃止されてしまいましたが、ミッドレンジモデルのGalaxy A51ではしっかり搭載されているため、お気に入りの有線ヘッドフォンを接続することが可能です。また有線ヘッドフォン接続時は「Dolby Atmos」による迫力のあるサラウンド効果を楽しむことも可能です。

2.筐体

Galaxy A51 付属品
付属品はマニュアル、純正TPUケース、Samsung Adaptive Fast Charging(15W出力)対応ACアダプター、USB-C to Aケーブル、イヤホンです。Galaxy SシリーズやNoteではAKGが監修したハイレゾ対応イヤホンが標準添付されていますが、Galaxy A51ではミッドレンジモデルということもありGalaxy S7 Edge以前のGalaxyスマートフォンを所有していた方であれば懐かしいと思えるかもしれないSamsung純正イヤホンが付属しています。音質としては良くも悪くも「おまけ」レベルのものなので気に入った有線イヤホンを使うのがいいでしょう。

Galaxy A51 前面
前面です。さすがにエッジディスプレイこそ搭載していないものの、Galaxy Note10シリーズやGalaxy S20シリーズと同じ「Infinity-O Display」が採用されています。上位モデルと比較すると左右ベゼルが目立つ印象ですが、それでも画面占有率は87.4%となっており、ノッチサイズも小さいこともあり、WEBブラウジングや動画視聴、ゲームのプレイなどでストレスを感じることはありませんでした。

Galaxy A51 背面
背面は「3D Glasstic」と呼ばれるテクスチャー加工が施された筐体デザインが採用されています。一見するとガラス素材が採用されているように見えますが、実はプラスチック素材です。ただしGalaxy Note10でも採用されているプリズム調のカラーリングも相まって、言われなければプラスチック素材とは思えない高級感のある質感を実現しています。今回かのあゆが購入した筐体色は「プリズム・クラッシュ・ホワイト」です。見る角度によって色合いが変わり、所有欲を満たしてくれます。

Galaxy A51 左側面
左側面はSIMトレイが配置されています。

Galaxy A51 右側面
右側面は電源ボタン、ボリュームボタンが配置されています。

Galaxy A51 上面
上部にはマイクが配置されています。

Galaxy A51 下面
下部には3.5 mmイヤホンジャック、USB-Cポート、スピーカーが配置されています。

ディスプレイ埋め込み指紋認証センサー

指紋認証センサーはディスプレイ埋め込み式です。上位モデルのGalaxy NoteやGalaxy Sシリーズに内蔵されている超音波式センサーではなく光学式センサーが採用されていますが従来の指紋認証センサーと比較しても認証精度は正確で、素早くロック解除できます。

3.使用感

システム

Galaxy A51 ホーム画面
Galaxy A51では出荷時点で最新となるAndroid 10ベースのSamsung One UI 2.0が搭載されています。「One UI」は前バージョンとなるAndroid 9 Pieから初採用されたSamsung独自UIで、Android 7.xからAndroid 8.x世代までに採用されてきた「Samsung Experience」と比較するとよりシンプルな操作性を実現しています。

Galaxy A51 インストールアプリ一覧
環境構築後のスクリーンショットになってしまいますが、プリインストールされているアプリはシンプルな構成です。(Twitterアプリの左にあるGalaxy Global GoalsまでがGalaxy A51にプリインストールされているアプリです)

購入する地域によって構成は異なりますが、基本的にプリインストールされているのはSamsung独自アプリとGoogle純正アプリ、Microsoft Office、OneDrive、LinkedIn、Microsoft Outlook Mobileのみと最小限の構成です。

App Edge
Bixby Routines
基本的にスマートフォンをデスクトップPC代わりとして使う「DeX」以外の機能はすべて搭載されており、場所や時間に応じて最適な設定(Wi-Fiやサウンド設定)を切り替えてくれる「Bixby Routine」やWindows搭載パソコンと写真やテキストメッセージを共有できる「Windowsにリンク」などの便利な機能が搭載されています。またGalaxy S6 Edge以降に搭載されている「エッジパネル」も搭載されています。

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Galaxy A51 ストレージ
環境構築後のストレージの空き容量です。ミッドレンジモデルながら128GBと大容量ストレージを搭載していることもあり、「PUBG Mobile」や「COD Mobile」といった大容量ゲームなどをある程度インストールした後も空き容量は75.3GBとかなり余裕があります。もちろんMicroSDカードによるストレージ拡張にも対応しているため、音楽や動画データを大量に入れる方も安心して使っていけます。

ソフトウェア情報
現時点で最新のファームウェアを適用した後のソフトウェア情報です。最新ファームウェアでは2020年2月1日付のAndroidセキュリティパッチが適用されています。Galaxy A51は出荷時点でAndroid 10が搭載されており、ミッドレンジモデルでも2年間のOSアップデートが保証されているため今後今年リリースされる「Android 11」、来年リリースされる「Android 12」まで更新を受け取ることができます。

スピーカー

Galaxyでは近年Samsungが買収したオーディオメーカー「AKG」が監修したステレオスピーカーを搭載した機種が増えてきていますが、Galaxy A51ではミッドレンジモデルということもあり、内蔵スピーカーはモノラル出力です。ただし音質自体は同じくモノラルスピーカーだったGalaxy S8と同等程度で動画や音楽を流し聞きする用途であれば十分なレベルです。また前述のとおり3.5 mmヘッドフォンジャックも搭載されており、ヘッドフォン出力であれば既存の圧縮音源をハイレゾ相当にアップコンバートする「UHQアップスケーラー」や「Dolby Atmos」も利用可能です。

カメラ

標準カメラアプリ UI
標準カメラアプリはほかのGalaxyと共通のものが搭載されています。ミッドレンジモデルながら撮影後にボケ具合を調整できる「ライブフォーカス」や「スーパースローモーション」「4K動画撮影」など、Galaxy S10Note10に搭載されている機能がほぼすべて搭載されています。

AR絵文字
2018年に発売したGalaxy S9より搭載された「AR絵文字」も健在です。自分の顔をもとにしたアバターキャラを作成し、LINEやTwitterなどで使えるGIFスタンプとして利用できるほか昨年のミッドレンジモデル(Galaxy Feel2など)では利用できなかった「3Dフェイストラッキング」機能も利用可能となっており、作成したアバターと自分の顔を合成して写真撮影や動画撮影できるようになっています。

Galaxy A51 標準レンズ

(クリックで拡大します)


Galaxy A51  超広角レンズ

(クリックで拡大します)


Galaxy A51 夜景撮影

(クリックで拡大します)


Galaxy A51 食品撮影サンプル

(クリックで拡大します)

Galaxy A51ではアウトカメラに48MPの標準レンズを含むクアッドカメラ構成です。Galaxyに関しては昨年実機レビューした「Galaxy Feel2」も撮影できる写真のクオリティは高く、ミッドレンジクラスの製品でもカメラ性能は高い印象でしたが、本製品ではより高画素のレンズを搭載していることもあり、どのようなシーンであってもきれいに撮影できている印象です。AIによるシーン識別機能も搭載されているため食事も食欲をそそる色合いに調整してくれます。また超広角撮影や暗所で明るく撮影する「ナイトモード」なども搭載されています。

Galaxy A51 マクロ撮影

(クリックで拡大します)

またGalaxy A51ではGalaxyスマートフォンでは初めてマクロレンズが搭載されており、通常のズームでは撮影できない至近距離でもきれいに撮影できます。マクロレンズは5MPと控えめなスペックですが植物の葉についた水滴などもくっきりと撮影することができています。


さらにGalaxy S10で初めて搭載された「スーパー手振れ補正(Super Steady)」も搭載されており、動画撮影時に手振れを抑えてアクションカメラで撮影したような動画を撮影できます。この機能は上位機種にしか搭載されないと思っていただけにミッドレンジモデルであるGalaxy A51でも搭載されたことには驚きました。

4.性能テスト

今回も「Antutu Benchmark v8.2.4」を使用して性能テストを実施しました。
Galaxy A51 Antutu

ASUS Rog Phone 2(Snapdragon 855+) : 487,784
Xiaomi Mi 9(Snapdragon 855): 414,693
Samsung Galaxy S10e SM-G9700(Snapdragon 855) : 410,899
Sony Xperia XZ2 Compact SO-02K(Snapdragon 845) : 289,484
Samsung Galaxy S8 SC-02J(Snapdragon 835) : 237,841
Huawei Mate 10 Pro(Kirin 970) : 210,485
Apple iPhone SE(Apple A9): 193,246
Blackview BV9800(Helio P70):188,265
UMIDIGI S3 Pro(Helio P70):179,103
CUBOT X20 Pro(Helio P60) :170,560
Smartisan U3 Pro(Snapdragon 660) : 167,968
Teclast M30(Helio X27) : 116,771
UMIDIGI Z2(Helio P23): 107,355
Ulefone Armor X5(Helio P23) :102,062
Xiaomi Redmi 6(Helio P22) : 83,181
CUBOT King Kong Mini(Helio A22) :74,165
KYOSERA Android One S4(Snapdragon 430): 68,802

Antutu Benchmarkでの統合スコアは184,544点で、ウインタブで実機レビューを行っている端末ではMediaTek Helio P60を搭載しているCUBOT X20 ProやHelio P70を搭載するUMIDIGI S3 Pro、Blackview BV9800に近いスコアを計測しています。内蔵されているGPUもHelio P60/70、Exynos 9611ともにARM Mali-G72ですが、GPUのベンチマークスコアはExynos 9611を搭載しているGalaxy A51のほうが高い計測値を計測しています。このクラスのミッドレンジスマートフォンはWEBブラウジングやSNSアプリの利用などの基本動作でパフォーマンス不足を感じることはありません。

COD Mobile

(クリックで拡大します)


CoD Mobile プレイ画面

(クリックで拡大します)


3Dゲームの性能テストは「Call of Duty Mobile(COD Mobile)」で実施しました。グラフィック、フレームレート設定は「高」まで設定可能で、実際にこの設定でゲームプレイを行ってみましたが、致命的なフレーム落ちが発生することもなく快適にプレイを楽しむことができました。タイトルによっては設定調整が必要なタイトルもあると思いますが、基本的に本格的な3Dゲームも楽しむことができます。またGalaxyではおなじみのゲーム専用ツール「Game Launcher」も搭載されており、ゲーム中のグラフィック設定やスクリーンショットの撮影、通知の抑制などプレイ中便利な機能がまとめられています。

5.まとめ

Galaxy A51はイオシス実店舗・通販サイトにて37,800円(税込み)で販売中です。Galaxyというと「Galaxy Note10+」や2月にグローバル版が発表された「Galaxy S20/S20+/S20 Ultra」といったフラッグシップモデルが注目されがちですが、日本国内でも展開するようになったミッドレンジモデル「A」シリーズも完成度が高い端末が多い印象です。特に今回レビューしたGalaxy A51はミッドレンジモデルでありながらパンチホールノッチ「Infinity-Oディスプレイ」とスーパー手振れ補正とマクロ撮影に対応する4眼クアッドカメラ、ディスプレイ埋め込み指紋認証センサーなどの先進的な機能が搭載されています。

Galaxy S20は2020年最高峰クラスのスペックですが、その分価格も10万円以上する高価な端末です。一方Galaxy A51はデスクトップ機能「DeX」こそ搭載されていないものの、ハイエンドモデルに搭載されているそれ以外の機能はしっかり押さえながら4万未満で購入可能です。正直かのあゆがメインで使用しているGalaxy S10と比較してもスマートフォンとしての快適度はそこまで体感できるほどの差はなく、「これでも十分」というのが正直な感想です。今回レビューしたGalaxy A51に関しては完成度の高いミッドレンジ端末に仕上がっているため、ぜひ日本国内でも正規販売してほしいと思っています。

6.関連リンク

Galaxy A51:Samsung India
Galaxy A51 Dual-SIM SM-A515FD:イオシス

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コメント

  1. こう より:

    Galaxy A51を購入した者です。
    格安simでこちらの機種を使用しようと思い、初期設定をしていたのですが、4Gのネットワーク接続はできるものの、メッセージと電話が使えず困っています。
    sim会社に問い合わせても、これ以上の対応はできないと断られてしまいました。
    ここでコメントすることではないと思うのですが、藁にもすがる思いでこちらに書かせていただいています。
    なにか対処法はありませんでしょうか。ご支援いただけますと幸いです。

  2. A51 より:

    A51は4万ではなく3万です!!
    4万はあなたが日本で買ったからですよね

    実際はもっとコスパがよいので3万にタイトルを変えてください!!

  3. Honor9>A51 より:

    2日前からSamsung Galaxy A51/Rakuten(MVNO)で名古屋近辺で使用してます。

    LTE Discoveryで測定してみました。
    都市部での使用なら大半はB1,B3を拾っているので、
    B19が使えなくても特に問題なしですね。
    仕事で郊外に行くことも多いので、B8を使っているSB系にSIMを変えようと考えてたんですが…

    B28(700Mhz)を拾っていることに気づき、キャリアを換えるのをちょっと待つことにしました。
    ”ドコモサービスエリアマップ”の左のメニューから抜粋
    > LTEエリア全般に関する注意事項
    注意 LTEの800MHz対応機種は、LTEエリアに加えて、LTEエリア(800MHz)でもご利用できます。

    上記を読むとB28つかめる機種は、B19つかめなくても郊外でLTEつかむことが可能…だったらよいのですが。
    各キャリアの基地局展開次第では、B28は結構重要になってくるのかもですね。