AvidPadがAndroidタブレットのニューモデル「A90」を発売しました。ウインタブでは昨年からAvidPad製品の実機レビューを何度か実施していますので、もはや「未知のメーカーから信頼できるメーカー」になった、と思っています。
A90は「典型的な中国タブの上位モデル」という感じのスペックで、ディスプレイサイズがやや大きめ、動画視聴を始め、様々な用途で活用できそうな製品です。
1. スペック
スペック表
AvidPad A90 | |
OS | Android 15 |
CPU | MediaTek Helio G99 |
RAM | 8GB(拡張機能により最大24GB) |
ストレージ | 256GB |
ディスプレイ | 12インチIPS(2,000 x 1,200) |
LTEバンド | B1/3/8/18/19/26/28AB/40/41 |
SIM | nano SIM×2(SIM2はmicroSDと排他) |
ネットワーク | 802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 5.2 |
入出力 | USB Type-C、microSD |
カメラ | イン8MP/アウト13MP |
バッテリー | 8,180 mAh |
サイズ | 278×175×7.5 mm |
重量 | 535 g |
コメント
OSはAndroid 15です。そういえばつい先日私のスマホ(Pixel 8)にAndroid 16が降ってきました。なので、15だともはや最新OSとは言えませんが、低価格帯の中国タブがGoogleの端末と同じタイミングで最新バージョンのAndroidを搭載する、というのも考えにくい(というか無理)ので、Android 15でも「まあ最新」と言っていいと思います。
SoCはHelio G99です。記事の冒頭で「典型的な中国タブの上位モデル」と書きましたが、その理由が「このSoC」です。最近だとDimensity搭載の製品も見られるようになりましたが、依然としてHelio G99は「主流」ですよね。Antutuスコアが40万点前後をマークする実力があります。
RAMは8GBで拡張機能により最大24GBとして使え、ストレージは256GBです。
ディスプレイは12インチで解像度は2,000×1,200と「ちょっと大きめ、解像度高め」です。WidevineもL1なので、動画サブスクリプションサービスでもHD以上の画質で視聴ができます。
それと、この製品はスピーカーもいいです。左右側面に2つずつ、合計で4つのスピーカーを搭載しています。このスピーカー配置であれば動画視聴時やゲームプレイ時に臨場感のあるサウンドが楽しめます。なにげにタブレットのスピーカー配置って重要なんですよね。
バッテリーは8,180 mAhで18Wの急速充電に対応します。容量・急速充電能力ともそれほど高くはありませんが、いまだに急速充電に対応しないタブレットも多数ありますのが、18Wで充電できるのであれば「まずまず」というところだと思います。
各部名称です。スピーカー配置がいいのは上でご説明したとおりですが、残念ながらイヤホンジャックはありません。またカメラはイン8MP/アウト13MPとそれほど高画素数ではありませんが、12インチタブレットのカメラ用途(Webミーティングやドキュメントの撮影など)を考慮すれば十分だと思います。
2. 価格など
AvidPad A90はAmazonで販売中で、6月19日現在の価格は26,999円です(製品ページにある割引クーポンを使用した価格)。Helio G99搭載でディスプレイもちょっと大型で高精細、という点を考慮すればリーズナブルな価格設定になっていると思います。
3. 関連リンク
2014年にサイトを開設して以来、ノートPC、ミニPC、タブレットなどの実機レビューを中心に、これまでに1,500本以上のレビュー記事を執筆。企業ではエンドユーザーコンピューティングによる業務改善に長年取り組んできた経験を持ち、ユーザー視点からの製品評価に強みがあります。その経験を活かし、「スペックに振り回されない、実用的な製品選び」を提案しています。専門用語をなるべく使わず、「PCに詳しくない人にもわかりやすい記事」を目指しています。
▶ サイト紹介・ウインタブについて
コメント