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acer Chromebook 512(C851T-H14N)- 12インチでタフネスボディ、価格も手頃なので「はじめてのChromebook」にいいかも

acer Chromebook 512(C851T-H14N)
acer(エイサー)が12インチ、エントリークラスのChromebook「Chromebook 512(C851T-H14N)」を発売します。TV CMとかYouTube広告で目にする機会が増えてきたChromebook、「試しに一台買ってみようかなあ」と思っている人も少なくないでしょう。この製品はコンパクトサイズで実売価格が4万円弱なので、「初めて購入するChromebook」にはいいんじゃないでしょうか。「お子さまの使用も安心」という打ち出しになっていて、ミルスペック(MIL-STD 810G)準拠というだけでなく、「米国玩具安全規格」もクリアしていますので、堅牢性や安全性も高水準です。この点はお子さんだけでなく、大人にもうれしいところでしょう。

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1.スペック

acer Chromebook 512(C851T-H14N)
OSはもちろんChrome OSで、CPUはCeleron N4000、RAMは4GB、ストレージは32GB eMMCと、Windows PCなら「なんじゃこりゃ」というスペックですが、Chrome OSはWindows OSよりも軽量で、「基本的に全部クラウド」にデータを保存する仕組みなので、これでも十分快適に動作します。もちろんCore i3とかCore i5を搭載しているに越したことはないというか、より高性能なCPUのほうが快適性はアップしますが、Windowsのように「低性能CPUだと動作がもっさりする」みたいな感じではありません。

また、Chrome OSはGoogle Playからアプリをインストールすることができますが、ウインタブの過去の経験上、Google Playのアプリ(特にゲームアプリ)の一部はARM系のCPU(SnapdragonとかHelioとか)に最適化されているようで、圧倒的に高性能なはずのCore i5を搭載するChromebookでも「デレステが2D軽量モード」になってしまうなど、Intel CPUだとまともにプレイができないゲームもあります。詳しくはこちらのレビュー記事をご覧ください。
HP Chromebook x360 14 レビュー - Windows PCと変わらない筐体品質を備えたChromebook、進化したChrome OSを試してみました!(実機レビュー)

そんなわけで、Chrome OSの場合「Windows PCにおけるCPUの性能イメージ」はイマイチ通用しないところがあります。現状、Snapdragonを搭載するChromebookというのは販売されていませんので、ゲーム目的でChromebookを、ましてやゲームのために高価なCore i5搭載機などを購入するのはおすすめしません。その意味では、「どうせゲームしないんで」Celeronでも大丈夫です。また、ゲームをインストールしないのならストレージは小さくともOKですね。基本的にデータはすべてクラウドに置きますし。

ディスプレイは12インチのIPS液晶で、基本的にHD解像度ですが、アスペクト比が3:2とやや縦長なので、縦方向(短辺)が768ドットではなく912ドットになっています。それと、個人的に「ここは重要」と思っているのですが、「タッチディスプレイ」です。記事の冒頭に、この製品はお子さんの利用を想定している、と書きましたが、お子さんだけでなく、初めてノートPCを購入する、特に「スマホから入ってきた人たち」にとって、「Chrome OS + タッチディスプレイ」の組み合わせは歓迎されるのではないか、と思います。私の数少ないChromebookレビュー経験に照らすと、Chrome OSというのは必ずしもタッチディスプレイを必要とはしていないのですが、私がいまChromebookを購入するとしてもタッチディスプレイのものを選ぶと思います。

入出力ポートは12インチノートとしてもChromebookとしても優秀ですね。USBポートが合計で4つありますし、microSDカードリーダーもついています。また、Type-CポートはPD対応/映像出力対応で、本体への給電ポートも兼ねています。

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サイズは「小さくはない」ですし「軽くもない」です。このへんは筐体の堅牢性確保とのトレードオフということでしょう。しかし、一般的なモバイルノートとしてみれば十分に小型・軽量と言えますし、気軽に持ち出せるサイズ感ではあります。

2.筐体

acer Chromebook 512(C851T-H14N)
いやあ、ベゼル太いですねー。冒頭に記載したとおり、「米国軍基準MIL-STD 810Gに準拠」「米国玩具安全規格に準拠」という頑丈さなので、このへんは仕方ないのかもしれませんが、「いまどきのPC」なんで、「もう少しなんとか…」という気はします。

acer Chromebook 512(C851T-H14N)
天板です。おそらく「滑り止め」の効果を狙っていると思われますが、細かな凹凸がつけられています。筐体素材は開示されていません。でもおそらくプラスティック製でしょう。

acer Chromebook 512(C851T-H14N)
キーボードです。78キーの日本語配列で、「防滴仕様」です。キーピッチ、キーストロークについては情報がありませんが、12インチサイズながら、割とシンプルな配列でキー数も少なめなので、キーピッチは標準(18 mm強~19 mm)からやや狭めくらいだと思います。

acer Chromebook 512(C851T-H14N)
側面と入出力ポートの配置です。いい感じに左右に振り分けられていると思います。

3.価格など

acer Chromebook 512(C851T-H14N)は3月25日の発売予定で、価格はオープンとなっていますが、ヨドバシカメラではすでに予約販売がスタートしていて、3月4日現在の価格は税込み39,800円(ポイント10%つき)です。ヨドバシのポイントを考慮すると、36,000円弱で購入できるということになりますね。

ChromebookはWindows PCよりも価格が低めですが、それでもCore i5搭載機などは10万円近くするものもあります。私もそうですが、これまでずっとWindowsとかMacを使っていた人にしてみれば、Chromebookを「まずはお試し」してみたいと思っているでしょうから、この製品の価格は魅力的ですね。サイズも手頃ですし、タッチディスプレイですし、筐体も堅牢ですし、初めて購入するChromebookとしてはいい選択肢になるかと思います。

4.関連リンク

耐衝撃・防滴設計でお子さまの使用も安心 シンプルな操作が人気のChrome OS搭載ノートパソコン Acer Chromebook 512「C851T-H14N」 3月25日(水)より販売:エイサー プレスリリース
C851T-H14N:ヨドバシカメラ

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