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ノートパソコンのおすすめ製品をピックアップしてみる(2018年1月)

NEC LAVIE Direct NEXT
こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。これまで相当数のタブレット、スマホ、ノートPCを実機レビューしてきました。数えるのが無理なくらいです。で、特にここ数カ月の間にレビューした製品は「すげえ豊作」という感じなんです。なので、強く印象に残り、読者のみなさんに改めて紹介したいと思った製品をジャンル別にピックアップしたいと思います(なお、実機レビューしていない製品も一つだけ含まれてます。ご了承ください)

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あと、ウインタブではいつも製品比較系の記事を書く際に、「予算(つまり価格)」を重視しています。実際のところ「5万円台の製品よりも25万円の製品のほうがいいに決まってる」というのはあるんですが、この記事ではそのへんのところには目をつぶって、実機レビュー時の印象が強烈だった製品を選びました。

なお、この記事は純粋なオピニオン記事であり、完全に「趣味」の世界です。すべての読者に共感していただけるとは到底思っておりません。なので、読み物としてご理解いただければと思います。

1.モバイルノート

HP Spectre 13(2017)

HP Spectre 13(2017年11月モデル)
HP Spectre 13(2017年11月モデル)の実機レビュー - 13.3インチ、超薄型モバイルノートが大きく進化!

まずはモバイルノートから。いやあ、この製品はすごかったです!私は常日頃から「ThinkPad推し」を公言していますが、正直なところ「次にモバイルノートを買うならHP」って思いましたから。

「圧倒的に薄く、圧倒的に美しく、そして圧倒的に使いやすい」です。

まず薄さです。スペック上は最薄部10.4 mm、最厚部12.5 mmで、数字上も薄いんですけど、見た目とか、触れた印象がそれ以上に薄かったですね。両側面に入出力ポートが一切ない(というか薄すぎて配置できない)んですよね。手で持った感じはもうパソコンじゃないです。板ですよ、板。

次に美しさです。この製品は筐体色が「セラミックホワイト」、エッジ部分が上品なゴールドです。それで、ただ白いだけじゃないんです。「AED(アニオン電着塗装)」というのが施されていて、触った感じが陶器みたいなんですよね。この質感、他メーカーでは経験できないと思います。

最後に使いやすさです。この製品はCore i5もしくはCore i7を搭載するハイスペック機で、処理性能はもちろんモバイルノートとしてトップレベルに位置します。そして、スピーカーがすごいです。HP製品に搭載されているBang&Olufsenのスピーカーシステムはもはやノートパソコンのスピーカーとは言えないくらいのレベルにあると思います。板みたいにうすーい筐体でありながら大音量でも音割れせず、高音質が楽しめるというのは本当に不思議な感覚です。

この先もモバイルノートの実機レビューをいろいろと経験させてもらえると思いますが、この製品を越えるモバイルノートって、そう簡単には出てこないような気がします…。

2.スタンダードノート

NEC LAVIE Direct NEXT

NEC LAVIE Direct NEXT
NEC LAVIE Direct NEXTの実機レビュー - 大胆にして緻密!「NECらしさ」と「らしくなさ」が同居するハイエンドスタンダードノート

ウインタブではなにげにスタンダードノートも多くレビューしています。スタンダードノート(一般には15.6インチ)って、立ち位置が難しいと言いますか、ノートPCでは各社最も売上比率が高く、それだけに冒険がしにくいジャンルでもあります。そのため、ウインタブを運営している私とか、ガジェットが大好きな読者にしてみれば「イマイチ面白くない」製品が多くなります。ただ、面白くなはいですが、そこそこの性能を持ち、万人向けで誰が使っても快適、っていうのが求められている製品ジャンルですし、実際その要件をクリアした製品ばかりです。

で、LAVIEです。この製品は「面白くなくない」ですねw NECって堅いイメージがありますけど、すごくアグレッシブな製品だと思います。デザインは他のスタンダードノートのどれにも似ていません。そして丸っこくもありません。逆です。角ばってます。さらに厚みはともかくとして、タテ・ヨコサイズは15.6インチとしては最小クラスです。

しかもこの筐体デザインは、単に美しさを追求しただけでなく、「作業に没入できる」ことを追求して煮詰められたものです。この製品に向かって座ったら、目に入るのはディスプレイとキーボード、タッチパッドだけです。余計なボタン類なんかは一切見えないようになっています。

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高評価なのはデザインだけではありません。パソコンとしての性能と使いやすさも素晴らしいです。例えばディスプレイの美しさは特筆モノです。そして、底面に開口部があり、増設とか換装の可能性のあるパーツ(RAM、SSD、HDD、ボタン電池)がその開口部付近に集中配置されているというメンテナンス性の良さにも感動しました。これならパソコンに詳しくない人でも簡単にパーツ交換ができると思います。こういうところがNECなんですよね。スタンダードノートとしては異例なくらいに個性的で面白く、でも誰にでも優しい製品だと思いました。

3.ゲーミングノート

ドスパラ raytrek RKF1060TGK

ドスパラ raytrek RKF1060TGK
ドスパラ raytrek RKF1060TGK - 15.6インチ、4Kディスプレイとメカニカルキーボードを搭載するクリエイター向けノート

すみません、この製品だけまだ実機レビューしてないです…。しかもこれ、ゲーミングノートじゃなくて、一応「クリエイター向けノートパソコン」です。

ただ、この製品はゲーミングノートとして理解しても全く問題がないと思います。CPUはCore i7-7700HQですし、GPUにGeForce GTX1060を積んでますから。ただ、ウインタブでは過去にGTX1080を搭載した製品もレビューしていますので、この製品の性能が最高、ということでもないです。

「GTX1060じゃ不十分、GTX1080でないと認めない」という人もいるかもしれませんが、個人的にはGTX1060で不満を感じるような人はそもそもウインタブのゲーミング関連記事は読んでない、もしくは参考にしていないと思いますので、どうかご容赦ください。

私がこの製品を選んだのは、ほとんどの人が満足する基礎性能に加え、「メカニカルキーボード」を搭載している、という点です。そして、これだけの機能を盛り込んで税込み215,978円というリーズナブルな価格を実現した、というのがすごいです。この価格は「最低価格」ではありません。このクラスの製品を購入したいという人が納得できるRAM、ストレージ構成の「標準モデル」の価格です。

この製品の紹介記事でもちらっと書いたんですけど、ウインタブでは今年VRとかMR関連のニュースも積極的に取り上げたいと思ってまして、そのためにはゲーミングPCを一台購入する必要がある、と考えています。その第一候補になるのがこの製品です。

4.中華

Jumper EZBook 3L Pro

Jumper EZbook 3L Pro ベゼル
Jumper EZbook 3L Pro - 14インチの薄型モバイルノート、美しいデザインと安定挙動が魅力!(実機レビュー)

ここまで、ある意味ウインタブらしくないといいますか、少し値の張る製品ばかりを紹介してきました。HP Spectre 13が抜群にいい!のは事実ですが、お値段も税込みで16万円以上します。なので、最後はウインタブらしく、めちゃめちゃコスパの高い中華ノートにしてみました。

この記事では14インチの「EZBook 3L Pro」を選びましたが、ここ最近で私が最も高く評価している中華メーカーはJumperです。EZBookシリーズ(クラムシェルノート)、EZPadシリーズ(タブレット、2 in 1)のいずれも筐体品質、性能とも満足できる水準になっている上、価格競争力も素晴らしいです。

このEZBook 3L Proは現在も私の手元に残しており、この先「中華ノートをより使いやすくするための連載」に検証機として使っていく予定です。この連載、現在までに3回記事にしているのですが、その都度この製品の素直な挙動とか薄くて軽い筐体に好感を持ってしまいます。今のところ唯一少しだけ気になっている点が「ディスプレイがTN液晶であること」なのですが、それを抜きにすれば、いや抜きにしなくても219.99ドル(25,145円、1月25日現在のgeekbuying価格)というのは冗談としか思えません。

VOYO i8 Plus

VOYO i8 Plus キーボード接続
VOYO i8 Plusの実機レビュー - 質感がよく使いやすい本体と「すごい」キーボード、愛すべき中華タブ

ラストはこれ、ノートPCではなく、Androidの2 in 1なんですけど、実機レビューで印象に残ったもの、という点で外せないと考えました。「愛すべきB級Surface」です。個人的には「全てを超越して一番かわいい」と思えますね。いやほんと。

タブレット本体は期待を裏切らない出来だと思います。でもキーボードは本当にB級です。それでいてちゃんと実用性がある、というのがすごいです。このキーボードだけでも読者のみなさんに触ってもらいたいくらいです。

中華製品を購入する動機というのは人それぞれだと思いますが、中華製品に多くを期待するのではなく、未知の激安製品に胸を踊らせて買ってはみるんだけど、やっぱり痛い目にあう、みたいなことを好む人には最適な製品でしょう。ただし、この製品、痛い目にはあわないと思いますよ、面白いだけで…。

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コメント

  1. sai10sight より:

    ドスパラ raytrek RKF1060TGKのスペックは、私のメインPCであるGALLERIAと大差ないという…。画面サイズを除けばノートPCで十分に遊べるんですなぁ。
    サブPCのASUS E203NAのなかなか良い機種ですよ♪

  2. 匿名 より:

    メディアがspecter 13をこぞって高い評価をしてつねに話題の中心にいましたね
    好みはともかく去年のモバイルノート部門の大賞はこいつでしょう
    3大大手(hp lenovo dell)の争いでは今はhpがモバイルノート部門に一番力入れてる感じ
    6大大手に視野を広げるとAcerの反撃が顕著に感じる年でした