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TOPRECIS T8 レビュー - フルHDプロジェクターは想像以上の画質!使ってみて感動しました(実機レビュー)

TOPRCIS T8 Full HD プロジェクター
「映画は大画面でみたい。」
出不精で、近くの映画館までは車で1時間かかってしまう悲しい田舎で暮らす私のはかない望みです。 「タブレットでも、ほら、近くで見れば大画面と一緒じゃん。」と、自分をごまかす日々は、この度、TOPRECIS T8 フルHDプロジェクターの実機レビューの機会をいただいたことにより終わりを告げるのでした。 実機を提供いただいたBanggoodに心よりお礼を申し上げます。

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1.スペック

TOPRCIS T8 Full HD プロジェクター スペック

同モデルにはAndroid版がありますが、今回提供いただいたのはマルチメディア版となります。ワイヤレス機能がないので、スマホ画面のミラーリングには対応していません。

USB電源出力が2系統サポートされていますので、ここからAmazon Fire TVやBluetoothトランスミッターなどの電源を取ることが可能です。これは、意外と便利で助かる機能でした。 さすがにプロジェクターですので、消費電力が110Wと高めです。あまり使い過ぎると電気代がかさんで家内からクレームがきそうで怖いところです。

光源のLEDの寿命は20,000時間あり、毎日4時間使ったとして約13年はLEDの交換は必要ありませんから、実質的には交換不要と考えてよさそうです。 このプロジェクターの売りは4500ルーメンの明るさと実解像度がFull HDである点です。同程度の明るさのプロジェクターをAmazonなどで探しても、実解像度がFull HDであることはまずないでしょう。

気になる点は、コントラスト比が800:1のところ。カタログスペックだけ見ると、明るい代償で全体に白っぽくなってしまっているのではと勘ぐってしまいましたが、実機をレビューしてその心配は払拭されてしまいました。

2.筐体

TOPRCIS T8 Full HD プロジェクター パッケージ内容

パッケージ構成は本体に電源コード(EUプラグ)、AVコード、リモコン、レンズキャップ、英語のユーザーズガイドと最小限となっていました。

せめて変換プラグは欲しかったところですが、ダイソーでも売っていますし、電源のソケット形状はIEC C7型、いわゆるメガネ型ですので、コード自体を家電量販店や家で使っていない家電のコードで代用が可能です。(私も家のジャンクから代用しました)

TOPRCIS T8 Full HD プロジェクター 背面の画像

背面の写真です。

左から電源、赤外線センサー、HDMI、USB1,USB2,AV-IN(ピンコード変換ケーブル付属、ヘッドフォン端子と並んでいます。

リモコンは、本体背面のIR(赤外線センサー)で受信するタイプで、背面の受光部を狙って操作しないと反応しません。6畳ほどの部屋でスクリーンと対面の棚などに置いてしまうとリモコンでの操作はまず無理でしょうね。 使用する環境によって設置方法が大きく変わるので、できるならリモコンは電波式にしてほしかったところです。

レンズキャップはレンズ径こそ合っていましたが、キャップとしては使えない(ハマらない)ものでした。持ち運ぶ事はまずないと思いますので問題はないでしょう。

TOPRCIS T8 Full HD プロジェクター 上からの画像

上から見た画像です。スイッチ類はタッチパネルになっていて、通電中は青く光ります。

操作時に音はなりませんが、バイブレーションによるフィードバックがあります。 オートフォーカス機能はないので、操作パネル上部にあるスライダーでの手動フォーカスとなります。

TOPRCIS T8 Full HD プロジェクター 底面画像1

底面の画像です。 四隅にゴム足があり、レンズ側中央に本体手前を持ち上げる足(ねじ式)があります。

TOPRCIS T8 Full HD プロジェクター 底面画像 天吊り用ねじ穴がある

後ろのゴム足2カ所と手前中央の足を外すと、天井吊り固定用のねじが3か所現れます。これを使って汎用の天吊りブラケットで固定する事が可能です。

TOPRCIS T8 Full HD プロジェクター 正面からの画像

正面から中央の足を最大限のばした状態。ざっくり約14度ほど上に傾斜できます。 白と黒のコントラストのある丸みをもったデザインは数あるプロジェクターの中でも美しいのではないでしょうか。

3.使用感

TOPRCIS T8 Full HD プロジェクター 明るい部屋で投影

6畳の部屋の壁に84インチのプロジェクター用スクリーンを用意して投影しています。

84インチプロジェクタースクリーン16:9 186cm X 105cmプロジェクターアクセサリーファブリック素材マットホワイト:Banggood

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まずは日中カーテンを開けて部屋が明るい状態で投影しています。 さすがに明るい部屋では、全体に白く薄くなっていますが、どのプロジェクターでも同じとは思います。4500ルーメンの出力があるので、全く見えないといった事はありませんでした。

TOPRCIS T8 Full HD プロジェクター 少しくらい部屋で投影

次にカーテンを閉めて直接部屋に日光が入らない状態で確認して見ます。他の部屋との仕切りは大きく開けたままで、文庫本が普通に読める程度の明るさがあります。 白っぽくなっていますが、明るい画像コンテンツならばまあ視聴できる範疇だと思います。この辺りは高いルーメン効果が現れていると思われます。

ちなみに、スクリーンとプロジェクターとの距離は約2.2mで、スクリーン底部とプロジェクター設置高さが同じ位、プロジェクターの足を最大限のばしてほぼ中央に画面が投影できています。 この時のキーストーン補正は4で、画面の隅は若干のピントのあまさが見えます。

もっと角度をつけてもキーストーンで調整は可能ですが、ピントが甘くなるのでなるべくなら補正は小さくなるように設置できるのがベストですね。

本体のスピーカーの音はお世辞にも良いとは言えませんね。必要最低限で可もなく不可もなくといった所。ヘッドフォン端子があるので、そこからBluetoothトランスミッターをつないでBluetooth スピーカーをTWS接続してあげればワイヤレスシアターシステムにアップグレードが可能です。実際にやってみたのですが、トランスミッターの電源も本体のUSBから取れるので配線が簡素化できて助かりました。

光源のLEDは、結構な熱が発生するのでどうしても冷却ファンが必要ですし、ファンの音も気になるところです。このプロジェクターも例外ではなく、それなりにファンの音はします。一度は寝ながら鑑賞できたらとベッドのヘッドボードに置いてみたのですが、さすがに近すぎたのかファンの音が気になって断念しました。 ということで、耳元に置かない限りはそれほど気にはならない程度の音と思ってくれて良いと思います。

TOPRCIS T8 Full HD プロジェクター メニュー画面

メニューは日本語に対応していました。キーストーン補正や画面のズーム、タイマー機能などの設定は、このメニューから設定します。こういった操作は本体のパネルでもリモコンでも操作可能です。

次は、薄暗く本が読めない程度の明るさでのテストです。さすがにプロジェクターの本領が発揮される環境ですので楽しみです。

TOPRCIS T8 Full HD プロジェクター 暗くした部屋で投影

実に鮮やかですね。こうやって見るとコントラスト800:1が気になっていたことが馬鹿らしくなりますね。

TOPRCIS T8 Full HD プロジェクター 暗くした部屋で投影

スクリーンのすぐ下からだとこんな感じで、率直な感想は「キレイ」の一言。

人物の肌感がとてもキレイに再現されています。84インチで投影していますが、細部に粗さがほとんど見られないところは、さすがFull HD画質です。 プロジェクターに黒の再現は難しいところですが、それ以外の色の再現性は非常に良くできていて正直驚きました。中国でのトップメーカーであるBOE製のLCDを使っているので、それが画質の良さとして現れているのでしょうね。

4.プロジェクターを天井から吊るしてみた

プロジェクターを使うにあたり悩ましいのが設置場所。6畳ほどの部屋から100インチの大画面を堪能できるは大変うれしいのですが、歪みのないキレイな映像で見るにはスクリーンの中央にプロジェクターを置かなければなりません。狭い部屋では、日常の動線に影響が出ないような設置場所を見極めるのは難しい事に気が付きます。

結局スペースに余裕がある場所は頭の上だけという事になるわけで、「どうにかして天井からプロジェクターを吊るしてしまいたい。」という結論になります。実際に天井に設置するには、取り付け位置の強度、配線、対応ブラケットの有無などクリアしなければならないハードルは結構あります。今回レビューしたTOPRESIC T8にはブラケット固定用のねじ穴があるので汎用ブラケットで対応が出来そうです。

という事で、とりあえず汎用ブラケットをAmazonで発注しました。

VANKYO 天吊り金具 汎用 プロジェクターブラケット:Amazon

ブラケットが届いたので、さっそくプロジェクターに取り付けてみました。

TOPRECIS T8 に天吊り用ブラケットを取り付け

TOPRECIS T8はコンパクトなので、ブラケットは汎用ではあるものの伸縮する4本の取り付けアームが長すぎましたが、伸縮部分を取り外し、アームを裏返して付属のプラスチックワッシャーを挟むことで何とか取り付けは出来ました。(取り外したゴム足は失くさないよう貼り付けてあります。)

TOPRECIS T8  天井に取り付け

画像がスクリーンの中央になるよう仮止めして位置を調整してから固定しました。本体設定のメニューからリバース設定で天井正面投影を選んで画面を上下反転させて完了です。 画面を単純に反転させているので、メニュー選択時の左右キーが見た目と逆になってしまいましたがそれはご愛敬という事で。

5.まとめ

いままで会社とかセミナーや講習会でしか見る事のなかったプロジェクターですが、個人的には初めてのプロジェクターとなり、比較対象がなくて個人的な感想がメインのレビューとなってしまいました。TOPRECIS T8は、自分が想像していた以上に画像がきれいで、自宅で大画面で映画を鑑賞するという夢がかなうとても楽しいレビューとなりました。

TOPRECIS T8の良さは、カタログスペックには現れない画質のよさではないでしょうか。比較対象がないので想像の域を出ませんが、Full HDであり4500ルーメンの明るさがあるという事以外に、これほどまでの驚きと満足を与えてくれる色の再現性は特筆するに値するものだと思います。

値段も手ごろですし、私のように「映画は大画面でみたい。」と思っている人は、正月連休の映画三昧を念頭にプロジェクターデビューを考えてみてはいかがでしょうか。

TOPRECIS T8は11/27現在、Banggoodにて11/30までのプロモーションセールで50%OFFの14,374円にて販売しています。

6.関連リンク

TOPRECIS T8 4500ルーメン1080pフルHD LCDプロジェクター:Banggood

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