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テモトノオトモ 実機レビュー - ノートパソコンのWEBカメラで手元を撮影できるアイデア商品

temotono_otomo
こんにちは、natsukiです。パソコンのWEBカメラで手元を撮影するというアイデア商品、「テモトノオトモ」を購入して使ってみたので、紹介します。他に類似した製品が見当たらず、まさにアイデアの勝利と言えるような商品です。特に、リモートワークなどでWEBカメラを多用する人におすすめです。

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1.テモトノオトモ ― 製品概要

front
どういうものかというと、画像のようにWEBカメラに装着し、鏡で反射させて手元を撮影するというものです。潜望鏡のような仕組みといえば、想像が付くでしょうか? 何らかの作業や資料などを見せたいときに、非常に便利です。もちろん、この用途専門のいわゆる「書画カメラ」を用意した方が、解像度は高く汎用性もあります。ただし、書画カメラはかなりかさばる上、価格もおおむね10,000円以上はします。テモトノオトモは、安価で、なにより利用の手軽さが魅力です。

2.テモトノオトモ ― 筐体と組み立て

envelope
届きました。まさかの郵送用封筒も製品独自でした。

package
さらに、簡易ジッパー付きの袋に入っているという丁寧さ。持ち運ぶ必要があるときは、いったん分解してこれにしまっておくこともできます。

bundled items
同梱品一覧です。説明書と、本体と、設置角度調整用のスポンジ。ご覧のように、自分で組み立てます。

close up
素材はプラスチックですね。説明書に従って、折り紙のように折って組み立てていきます。

assembly
はい、完成。接着部分は角度調整用のスポンジのみで、固定はすべて折って引っかけるだけなので、いったん組み立てても、また分解して平面に戻すことが可能です。もっとも、あんまり頻繁にやるとヨレてきそうなので、使用のたびに毎回組み立て直すのはやめたほうがよさそうではありますが。

3.テモトノオトモ ― 使用感

パソコンでの利用

yoga770
コンバーチブルノートパソコンLenovo Yoga 770に装着しました。構造上、ご覧のように、ディスプレイ上部にカメラがある機種でないと使えません。上部にさえあれば、パソコンだろうがタブレットだろうがスマホだろうが使えます。撮影品質は、当然ながらパソコンのWEBカメラの性能によって大きく左右されます。また、画質だけでなく、様々な面で相性もあります。Lenovo Yoga 770は、1080pでの撮影が可能で、色合いなどについても、ノートパソコンとしては比較的性能の高いWEBカメラを搭載しているのですが、それでも一定のクセがありました。

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yoga770_front
とりあえず、ひと目見て分かるように、Lenovo Yoga 770のWEBカメラはかなり画角が広く、テモトノオトモの鏡ではサイズが足りていません。WEBカメラの画角は、けっこうまちまちなので、これはパソコン側に依存する部分です。もっとも、上の画像は、私が映り込まないように姿勢を工夫してして撮っているのですが、姿勢と設置角度次第では、上半分にはちょうど私の顔が表示されることになり、自然と「顔と手元の2画面構成」になります。これはこれで、状況によってはむしろ使いやすいかもしれません。

なお、Lenovo Yoga 770で画面全体に手元を映したいなら、鏡になるような素材を買ってきて、単純にテモトノオトモの鏡のサイズを大きくすればいけるはずです。構造をみると、改造自体は可能そうですが、重量増によって倒れないように「軽い鏡素材」を工夫するなどの必要はありそうです。

yoga770_ss
これは、画面上に映し出された映像のスクリーンショットです。ご覧のように、鏡を通すせいか距離の問題か、焦点が完全には合っていません。作業の様子を伝えるくらいなら十分ですが、細かい文字などを伝達することは難しいでしょう。実は、簡単な資料の撮影に使えないかというのも期待したのですが、それは無理がありました。

スマホでの利用

smapho
スマホでもいちおう使えます。構造上、インカメラが中央付近にある機種が安定しますね。インカメラが隅にある場合は、安定しないようなら、厚紙などで支えを付け足したり、マスキングテープで固定してしまうというのも手です。なお、当たり前ながらスマホスタンドは必須。

ただし実際に手元を映せるのは、画面の中央部分だけです。また、必然的に「スマホを縦に設置」することになるため、先方の映り方も縦画面になります。これも、DIYでより大きな鏡を付け足せば、表示面積を増やす余地はあるかもしれません。
smapho_ss
上の画像は、スクリーンショットです。画質について、一般的に言って、スマホのインカメラはパソコンのWEBカメラよりも高性能なので、多少ましになるかなと期待したんですが、実際にやってみると、やはりどうしてもピントが完全に合わず、パソコンのWEBカメラとさほど使用感に違いはありませんでした。

4.販路と価格など

このテモトノオトモは、「FAR EAST GADGET」という通販サイトで販売しており、価格は1,980円(送料無料)となっています。ご覧の通り、アイデアが楽しく、ともかく手軽さが魅力の製品です。あくまで簡易的な製品のため、本格的な撮影や記録が必要なら素直に書画カメラを用意すべきですが、ちょっとした作業を伝えたいくらいであれば、これで十分な場合もあるでしょう。ZOOMなどリモート映像でのやり取りを多くする人は、とりあえず持っておくと、なかなか活躍の場は多いかと思います。

5.関連リンク

手元、つながる。わかりあう。テモトノオトモ:製品公式サイト
テモトノオトモ:FAR EAST GADGET(販売サイト)

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