こんにちは、壁です。今度はスマートウォッチのレビューであります。今回試用したのは「Makibes HR3」というスマートウォッチです。HRとあるように、心拍計を備えており、一目で今の心拍が分かる製品です。今回のレビューにあたってはgeekbuyingに本端末を提供していただきました。この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございます。
1.スペック
まずはスペックをザッと紹介します。
対応OS: Android 4.4以上 / iOS 8.0以上
管理アプリ: WearFit 2.0
ディスプレイ: 0.96インチ、タッチセンサー付き
Bluetooth: 4.0
防水・防塵: IP67
バッテリー: 80mAh(7日間)
主な機能:
Bluetooth: リモート撮影ボタン、SMS/SNSアラート
ヘルストラッカー: 日付/時刻表示、歩数計、心拍数計、消費カロリー計、距離計
その他: アラーム、睡眠モニター、電話着信通知、メッセージ通知、長時間着席(Sedentary)警告など
通知対象アプリ: Facebook、Facebook Messenger、Twitter、LINE、WhatsApp、WeChat、QQ、ウェイボー、Kakao Talk、Skype、Instagram、Snapchat
日本語対応: あり
さて、肝心の日本語対応なんですが、ショートメッセージやLINEなどのメッセージを受信した時にこんな感じで…。
おお、ちゃんと日本語になってる。これならば安心して使えますね。本体側では特に設定画面はなく、全てWearFitのアプリを介して行います。時刻調整もスマートフォン依存となります。通知対象アプリは意外と多く、LINEを使うときには重宝してます。
2.デザイン
まずは化粧箱と付属品を確認。
マニュアルとリスト本体です。この2点だけ。充電はどうするのかと言うと…。
片方のバンドを外してダイレクトにUSBポートに挿せばOK。専用のケーブルなどがなくてラクなのも〇。
ディスプレイ面は強化ガラスを使っているわけではないようですが、強度は十分です。真ん中にタッチセンサーがあり、これをタッチすると画面が切り替わります。
3.使用感
『WearFit』アプリ
ステップ数(歩数)や心拍数を表示できます。
本機は血圧、血中酸素の測定には非対応なのですが、最近のはそこまで測定できるものもあるんですね。
バッテリーの残量や各種設定が行えます。日本語の言い回しがちょっと怪しいですが、初期のGarmin Connectもこんな感じでしたので、今後のアップデートに期待したいところです。
Makibes hr3の心拍計をフル活用しよう
突然ですが、心拍数トレーニングはご存知ですか?心拍数を指標したトレーニングメニューを組むことで、より計画的、効率的に筋力・心肺機能・持久力を強化することができます。
まずは最大心拍数を求めます。「220-自分の年齢=最大心拍数」で算出できます(これをカルボーネン公式といいます)。次に運動強度の基準となる心拍ゾーンを設定します。大まかにはこんな感じです
1.脂肪燃焼…最大心拍数の4割~7割
2.有酸素運動…最大心拍数の7割~8割
3.無酸素運動…最大心拍数の8割~9割
4.レッドライン…最大心拍数の9割~10割
ウォーミングアップはおおよそ3割ぐらいの強度が適切なようです。そして、「目標心拍数」を求めます。これは「各心拍ゾーンにおいて、自分のとって適切な心拍数はどれほどなのか?」というものです。計算式は「(最大心拍数−安静時心拍数)×運動強度+安静心拍数=目標心拍数」です。安静時心拍数はボケーっとしている時の1分間の心拍数で、これも計算式はありますが、ここはあえてそれを省きます。
何故か?
Makibes HR3が教えてくれるからです。
WearFitのアプリを立ち上げて…
上から3段目の『心拍』のところをタップすると…。
ここに5分間隔で測定した心拍数が表示されます。ここに1分間の心拍数がありますからこの数字を参考にして目標心拍数を求めましょう。運動中もMakibesのモニターを見ながら心拍数をチェックすると、効果的に心拍数トレーニングができます。このように、本機は心拍数を意識したトレーニングをするにはうってつけと言えると思います。
競合機種との比較
手持ちのスマートウォッチで比較になるのはFitbit Charge HRでしょうか。Fitbitの心拍計付きモデルとしては入門機にあたります。近頃後継機のCharge 2がリリースされたようですね。
2つを見比べてみるとMakibes HR3の表示領域の大きさがよく分かります。Charge HRは画面が小さく、そしてモノクロ表示となっています。正直、Cherge HRはこの小さい画面が不満でした。シンプルにも程があるというか…。
裏側は心拍計測用のレーザー発振器が両方ともあります。Fitbit Charge HRにはデータ通信兼充電用コネクタがあるのですが、これは専用のケーブルが必要となります。旅行先で充電するにはケーブルも携行しなければいけませんが、Makibes HR3は先に挙げたように本体だけあれば充電できるので、ここも〇です。
4.まとめ
Makibes HR3は中国の通販サイト「geekbuying」で17.99ドル(2,041円)~19.99ドル(2,262円、6月7日現在)で販売中です。なんと、Fitbitの5分の1の安さで心拍計付きスマートウォッチが手に入ります!(参考までにFitbit Charge HRはAmazonで12,000円ほどで、これの後継機であるFitbit Charge 2は17,000円ほどです)
LINEなどの通知も日本語でしてくれますし、ウォーキングやジョギングには最適なフィットネススマートウォッチです。決して粗末な造りではなく、むしろ値段以上の造りとなっていると思います。心拍トレーニング入門にも最適ですので、気になる方は是非チェックしてみてください。
5.関連リンク
Makibes HR3:geekbuying
コメント
買ってみましたが、普通の腕時計で一番細くなるところの穴を使っているような人には、本体部分が大きくて曲がらないので、異物感がすごくて馴染まないですね。手首が人並みの人なら平気なんでしょうか。
細めのところで締めると異物感というか圧迫感はあったのは確かですが、Fitbit Charge HRでもそんな感じでしたよ。なので、一つ太目の穴にセットするのがいいと思います。