GamaKay MK68 － Gateronのオプティカルスイッチを採用した65%キーボード。価格もお手頃です

中国メーカーのGamaKayが光学スイッチ（オプティカルスイッチ）を採用したキーボード「MK68」を発売しました。テンキーレスの「65%」サイズの製品で、スイッチの軸色も5色から選べます。手頃な価格で気持ちよくタイピングができる製品です。

●スペック
接続：有線（USB Type-C）
キー数：68
スイッチ：Gateron Optical
軸色：Yellow/Green/Red/Brown/Blue
バックライト：フルRGB
Nキーロールオーバー：対応
キーキャップ：PBT Double-shot Pudding Keycaps
対応OS：Windows/Mac OS
サイズ：316 × 110 × 39 mm / 重量不明
防水：IPX4

スペックはこんな感じです。65%サイズでキー数が68ということなので、もちろんテンキーはなく、省略されているキーも少なくありません。

これがキー配列。英語配列で、最上段のFキーが他のキー（おそらくFnキー）との同時押しになります。なので、Fキーを多用する人には少し使いにくいかもしれません。一方で60%以下のサイズのキーボードとは異なり、右下の方向キーはしっかり残っています。あと、英語配列なので「全角/半角」キーはなく、「~（チルダ）」キーも他のキーと同時押しになりますので、IME切り替えが少し面倒です。

ただし、Banggoodの製品ページに「All buttons are programmable, built-in large-capacity on-board memory, can remember the last light effect setting」つまり「全てのキーはプログラム可能で、本体にメモリーが搭載されており、最後に使ったライト・エフェクトを記憶できる」という説明がありましたので、使用頻度の高いキーが他のキーと同時押しになってしまっている場合、別なキーで代用できると思われます。この製品の情報はありませんが、GamaKayの他のモデルでは設定用のアプリも用意されていますので、おそらくMK68にも設定アプリがあると思います。

で、「光学スイッチ（Optical Switch）」ですが、Gateronの公式サイトに説明がありました。
Gateron Optical Switch：Gateron

光学スイッチは「光学式スイッチ」「光学軸」「光学メカニカルスイッチ」などと訳されることもあり、日本ではゲーミングノートなどで採用例があります。一般的なメカニカルスイッチが「接点」を持つのに対し、光学スイッチは接点がないので、耐久性が高まるとされています。打鍵感はメカニカルスイッチによく似ていますが、私はGateronの光学スイッチの使用経験がないため、確かなことは言えません。

GamaKay MK68では「Yellow/Green/Red/Brown/Blue」の色を選べます。基本的にCherry MXスイッチの軸色を踏襲していると言えます。あくまで個人的な印象ですが「一番メカニカルっぽくて気持ちがいいのが青、でも青は打鍵音が相当に大きく、周囲の人の迷惑になりそう。初めてメカニカルキーボードを購入するのなら比較的打鍵音が小さい（でも普通のキーボードよりはうるさい）赤あたりが無難」だと思います。あと、高速で大量のテキスト入力をするなら浅め、軽めのタッチで入力できる黄色かな、と。ちなみに私は赤軸を愛用していました。

なお、このスイッチは「Hot Swappable」と説明されており、はんだコテとか特殊な工具なしで交換可能ですが、Gateronのサイトに「通常のメカニカルスイッチとは互換性がない」と明記されていましたので、交換するとすれば同じGateronの光学スイッチの他の軸色、ということになると思います。

GamaKay MK68はキーキャップも面白いです。「PBT Double-shot Pudding Keycaps」と説明されていて、キーキャップの上部は筐体色と同じ、側面下部が半透明になっていて、バックライト色を引き立ててくれます。

バックライトは「フルRGB」でライティング（イルミネーション）の設定やバックライト色（例えば単色で光らせるなど）の設定が可能ですが、Per-Key（個々のキーのバックライト色を自由に設定できる）かどうかは不明です。価格帯から考えてPer-Keyは無理なんじゃないかな…。

側面です。キーボード上部から下部に向かって階段状になっているステップスカルプチャー構造になっています。

背面の「脚」の部分です。このように脚の高さを2段階に調整できます。

筐体色はブラックの他にホワイトも選べます。

GamaKay MK68は中国の通販サイト「Banggood」で販売中で、12月16日現在の価格は56.99ドル（6,585円）から、となっています（黄色軸のみ少し高くなっていました）。Gateronの光学スイッチを採用し、プログラム可能、バックライト色も変更可能ということなので、かなりお買い得なのではないかと思います。また、60%キーボードほど人を選ぶ、という感じでもないので、試しに買ってみてもいいかな、と思いました。

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