こんにちは、ゆないとです。以前、ECOVACS様よりロボット掃除機「DEEBOT OZMO T8」を提供して頂き使用レビューをお届けしました。その時の記事は、下記をご覧ください。今回は前回試せなかったいくつかの機能を試してみたのでレビューしていきたいと思います。
ECOVACS DEEBOT OZMO T8の実機レビュー - 最先端D-ToF技術を応用したマッピングシステム搭載で吸引と水拭きが同時に可能な最新ロボット掃除機!
1. お手入れ
約1週間ほどで結構な量のゴミが溜まります。吸引力もしっかりとしていて溜まった埃は固められたように集められていました。また比較的大きなサイズのゴミもしっかりと取り込んでいます。
上部の蓋を開けて、ダストボックスの取っ手を引き上げると軽い力で取り外すことができます。そして、ダストボックスにはお手入れの方法が記載されているので、これを参照しながら掃除をするだけです。
ダストボックスの蓋の部分がフィルターになっており、3つに分けることができます。画像上部から下へ順番に、ダストボックスの蓋にくっついているフィルター、スポンジのような素材のフィルター、蛇腹折りの紙素材のフィルターという構成です。水洗いをする必要があるのはダストボックスだけです。スポンジのような素材のものと紙素材のフィルターは、洗わずに埃を払う程度で大丈夫でした。ダストボックスの蓋にくっついているフィルターは、1つ交換用として元から付属しているので、寿命が来ても1回は買わずに交換が可能で便利です。
洗い終わったら陽光の当たる風通しの良い場所に置いて干すと良いでしょう。私は間違って画像一番下の紙素材フィルターも洗ってしまってとても焦りましたが、すぐに水を拭ってあげることで大丈夫でした。
2. 電動モップ・クリーニングワイパー
各種部品
この掃除機は吸引と同時に、本体後方に搭載するモップで水拭きが可能です。ワンタッチで水タンクが取り外せますが、そこに、付属しているモッププレートを取り付ける必要があります。
タンクの水取り込み口のゴム製の蓋を開け、水を入れてあげます。なお、洗浄剤などが入った水は入れないほうが良いようです。
モップはプレートからは取り外しが可能です。使用後モップは濡れてしまうので、取り外して風通しの良いところに干すことが可能です。マジックテープのようになっていてモップはしっかりと固定されるので、使用中ずれたりする心配はありません。
モッププレートは水タンクに爪のような突起でひっかけるように接続します。水タンクからの水が少しずつ流れて、プレートに空いてる穴からモップへ染み出るようになっています。
固定が完了した姿はこんな感じです。この画像で言うと、モッププレートの手前側に3つの穴が空いているのがご覧頂けると思うのですが、ここから水がモップ全体に行き渡ります。
水拭きモップの他に、クイックルワイパーのような使い捨てのクリーニングモップが付属しています。こちらもモッププレートのマジックテープの部分に貼り付けることで固定が可能です。
使用感
モッププレートを取り付けた水タンクを接続すると、本体から音声で「モッププレートが取り付けられました」とアナウンスがあります。後は特別必要な設定は無く、通常通り清掃開始のボタンをアプリで押すだけで済みます。
なお、アプリの設定でモップを濡らす水量を調節ができるのですが、最初はモップが乾いているので最大の”超高”を選択すると良いかと思います。あるいは予めモップを軽く濡らしておくという方法も有効でした。モップに水が染み出すのは清掃が開始してからのため、このような準備をしても良いと思います。しかし、床の材質によっては水濡れのためスリップする可能性があるという通知が、設定をすると表示されます。フローリングでは特にそのようなアクションはありませんでしたので、安心して良いでしょう。
水量が”超高”でも床がビチャビチャになることは無く、自分できつく絞ったタオルで床を拭くのと変わらない程度でした。最近のような風の強い日に窓を開けていて砂埃が気になる時に重宝しました。
3. スマートホームデバイスとの連携
この製品は、Google Homeなどのスマートホームデバイスと連携が可能です。ただ、私はAlexa関連のデバイスを所持していないため、詳細な連携方法や使い勝手は説明できません。今回はGoogle Homeでの使用感を説明していきます。製品ページではAlexaとも連携が可能と記載があるので、Alexaと連携できる他のデバイスと同じ手順で連携ができると思われます。
まず、Google Homeを起動したら、左上の”+”マークをタップします。次に「デバイスのセットアップ」をタップするとセットアップ画面に遷移します。その中から、「セットアップ済みデバイスのリンク」をタップします。
様々な連携可能な候補が一覧で出てきますが、右上の虫眼鏡マークをタップして、「deebot」と入力してください。そうすると一覧が表示されていた部分に”DEEBOT”と表示されるのでタップします。既に”ECOVACS HOME”アプリでT8を連携していれば候補が表示されますので、画面下の”始めましょう”をタップします。(ECOVACS HOMEアプリは、T8の設定や清掃の開始を指示できるアプリ。T8使い始めの頃に、最初の起動時に導入することになると思います。)
ECOVACS HOMEアプリをセットアップ時にアカウント作成はしているはずですので、アカウント情報を入力してログインしてください。ログインが完了すればセットアップが自動で進んで、Google Homeアプリのメインページに「DEEBOT OZMO T8」が表示されているはずです。これをタップすると、Google Homeアプリ上でも清掃開始を指示できます。
しかし、せっかくGoogle Homeアプリと連携をしたので、音声入力による指示をかけてみました。まず、開始の声は「Ok Google 掃除機をかけて」で起動できました。
途中止めたかったので、「掃除機を止めて」で本体からの音声アナウンスもしっかりとありながら停止しました。最後に充電ドックにも帰還してほしかったので、その事を声で指示すると、ちゃんと充電ドックへと帰還しました。
連携するまでは、毎回ECOVACS HOMEを起動して、清掃開始ボタンを押していましたが、声だけで掃除の指示を出せるようになったのは、個人的に革命的です。非常に快適に感じることができるようになる方法だと思います。
気になる点
個人的にはほぼ気になる点が無く非常に満足しています。ただ、本当に頻度は少ないですが、同じ場所を何往復もしてそのまま清掃を終了してしまう時があります。私の家のリビングには4人がけのテーブルがあり4人分の椅子があります。本体の幅や高さ的には余裕で椅子の足の間を潜ることができる大きさなのですが、清掃を開始して途中にそのエリアに踏み込むと、椅子の下の同じコースを何度も往復した後そのまま清掃を終了して充電ドックへ戻ってしまうということがありました。そのままもう一度清掃開始の指示を出せば、それ以降は問題なく通過して全体を清掃してくれます。
発生頻度はほとんど無いため気になりませんが、特に発生条件などが見つからず、少し気になる点となりました。それ以外は満足のいく活躍をしてくれています。
4. まとめ
前回の記事では語れなかった機能などをレビューさせて頂きました。単純な吸引の清掃だけではない機能も豊富で、これ一台に床の掃除は任せて良いと思えるほどです。今後も増えてくるであろうスマートホームデバイスとしてもしっかりとしていて、ほぼ毎日活躍してくれています。
この製品は、7月11日現在、ダイレクトショップで税込み76,800円で発売中です(5,000円OFFクーポンも頂いております。詳しくは「関連リンク」をご覧ください)。実は、この製品はT8シリーズの一番スタンダードなモデルです。これだけの機能が付いてスタンダードなモデルとは本当にすごいと感じています。
もし予算に余裕があれば、更にAI搭載でより詳細に障害物を認識できる「T8 AIVI」モデルと、T8と同じ構成ながら充電ドックがゴミ集積施設のような役割になっている「T8 +」がラインナップとして存在しているので、チェックしてみてください。
相変わらずの可愛さ、頑張る姿についつい清掃中を眺めてしまいますが、その力はしっかりとしているので清掃の手間などが気になっていた方は是非使ってみてほしいと思う製品です。
5. 関連リンク
ECOVACS DEEBOT OZMO T8の実機レビュー - 最先端D-ToF技術を応用したマッピングシステム搭載で吸引と水拭きが同時に可能な最新ロボット掃除機!
ECOVACS DEEBOT OZMO T8(製品ページ):メーカーサイト
DEEBOT OZMO T8:Amazon
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