MSI Prestige 14(A11SB-630JP)の実機レビュー - GeForce MX450を搭載し、重量1.29 kgの軽量・高性能モバイルノート

MSI Prestige 14 A11 SB630JP
MSIのモバイルノート「Prestige 14(A11SB-630JP)」の実機レビューです。A11SB-630JPという型番のモデルは「エディオン限定モデル」で、OSにいちはやくWindows 11を搭載し、Microsoft Office Home & Business 2021も付属します。高い処理性能とPrestigeシリーズらしい軽量で美しいデザインの製品です。

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ここがおすすめ
・モバイルノートながらGeForce MX450を搭載
・14インチサイズで薄く、軽い筐体
・上品で高級感あるデザイン
・「使える付属品群」も大きな魅力
ここはイマイチ
・バッテリー駆動時間が短い
・エディオンでしか買えない
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MSI ノートパソコン オリジナル PRESTIGE14A11SB630JP:エディオン

1.Prestige 14 A11 スペック

スペック表

  Prestige 14(A11SB-630JP)
OS Windows 11 Home
CPU Intel Core i7-1185G7
外部GPU NVIDIA GeForce MX450(2GB)
RAM 16GB(オンボード)
ストレージ 512GB M.2 NVMe SSD
光学ドライブ なし
ディスプレイ 14インチ (1,920 x 1,080) sRGB相当
ネットワーク 802.11 a/b/g/n/ac/ax、Bluetooth 5.1
入出力 USB Type-C(Thinderbolt)× 2、USB 2.0、microSDカードリーダー、オーディオジャック
カメラ Webカメラ(92万画素)顔認証対応
バッテリー 52Whr/4,600mAh(最大10時間)
サイズ 319 × 215 × 15.9 mm
重量 1.29 kg

※Microsoft Office Home&Business 2021付属
※スリーブケース、マウス、USB Type-Cハブ付属

コメント

MSIのPresitige 14は上位クラスのモバイルノートです。実はかなりのワイドバリエーションなのですが、このレビュー記事ではエディオン限定モデルに絞らせていただきます。OSはWindows 11 Homeで、MSIのノートPCとしては最初となる、Windows 11 プリインストール機となります。

CPUは第11世代(Tiger Lake)のCore i7-1185G7、外部GPUにはGeForce MX450を搭載します。ただ、MX450はGeForceシリーズではエントリークラスというか、ゲーミングPC用とは言えませんので、GeForce GTX/RTXシリーズほどの性能はありません。ビジネス&ライトクリエイターノートたるPrestige 14にマッチする型番ですね。

RAMは16GB、ストレージは512GBで、RAMについては「オンボード」という記載がありましたので増設や換装はできません。ただ、CPU/GPU/RAM/ストレージ構成を見ると、モバイルノートとしてはハイエンドクラスのスペックになっていると言えるでしょう。

ディスプレイは14インチのFHD解像度、ノングレアタイプです。メーカーからは「sRGB相当」という説明があり、自然で美しい発色になっています。また、入出力ポートも高規格です。2つのUSB Type-CポートはいずれもThunderbolt 4ですから、最大40Gbpsの伝送速度となります。microSDカードリーダーもしっかり装備されています。

外部GPU搭載のハイスペック機ながら、筐体は14インチノートとしてはコンパクトと言えます。タテ・ヨコ・厚さはもちろんのこと、重量も1.29 kgと、毎日持ち歩ける重さになっています。このジャンル(軽量でハイスペックなモバイルノート)ではPrestige 14は光りますね。他社でGeForceを搭載するモバイルノートはほとんど見かけませんから。

2.Prestige 14 A11 筐体と使用感

同梱物

MSI Prestige 14 A11 SB630JP 同梱物
ACアダプターと電源ケーブル、ハブです。GeForce搭載機ということもあり、ACアダプターはモバイルノート用としては大型で最大90W、電源ケーブル込みの実測重量は430 gありました(一般的なモバイルノート用は200 g台のことが多いです)。

それと、これはけっこう重要な話だと思うのですが、この製品「多機能ハブ」が付属します。「USB 3.0以上のType-A × 2、USB Type-C、SDカードリーダー、microSDカードリーダー、HDMI、オーディオジャック、LAN(RJ45)」と、非常に多彩なポートがつく、MSIの純正品です。別途購入すれば数千円から1万円くらいはしそうに思います。なにげに大盤振る舞いな付属品だと思います。

また、ドキュメント類も付属していましたが、MSIの貸出機はドキュメント類が密封された状態になっているので、撮影はしていません。Office付属モデルなので、Officeのライセンスカードも付属します。

MSI Prestige 14 A11 SB630JP ケース
スリーブケース。これも付属品です。分厚いものではありませんが、ファブリック張りでポケットも多く、個人的には「かなりカッコいい!」と思いました。仮に購入するとしたらどのくらいの価格なんでしょう?3,000円とか4,000円位はすると思います。

MSI Prestige 14 A11 SB630JP ケース
このように持ち手もありますので、このままPCを入れて持ち運ぶこともできます。ただしそんなに肉厚ではないので、あちこちぶつけてしまうような使い方には向きません。

それと、この製品には「無線マウス」も付属します。ただ、しっかり密封されていましたので撮影はしていません。このように「Officeの最新版、ハブ、スリーブケース、無線マウス」が付属する、というのは購入検討の際に重要な要素になるのではないか、と思います。

天板と底面

MSI Prestige 14 A11 SB630JP 天板
天板です。レビュー機の筐体色は「カーボングレイ」といい(エディオン限定モデルはこの色のみです)、「濃いグレー」です。筐体素材はアルミ合金で、表面にはサンドブラスト加工が施されています。

MSI Prestige 14 A11 SB630JP 底面
底面です。通気口のデザインがちょっとおもしろいですね。グラフィック・イコライザーみたいに見えます。また、この画像の下部が手前側(開口部)ですが、左右にステレオスピーカーが配置されています。

では、ここでスピーカーの使用感について書かせていただきます。

スピーカーの使用感

筐体が薄く、コンパクトであることから、初期状態での(素の)スピーカー音質は特段いいとは感じませんでした。「ノートPCとして普通」くらいの音質で、明らかに低音が弱く、やや薄っぺらな音質です。

MSI Prestige 14 A11 SB630JP Nahimic

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MSI Prestige 14 A11 SB630JP Nahimic

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MSIのPCではお約束ともいえる音響アプリ「Nahimic」をオンにすると、全体的に活気が出る感じで、低音から高音までメリハリのある音質に変わります。また、Nahimicにはイコライザーがついていますので、お好みに合わせて音質を調整可能です。

ただ、Nahimicの機能の「バーチャルサラウンド」「バスブースト/高音ブースト」「高性能音量」などをどんどん効かせていくと次第に人工的な音(バランスを欠いた音)になっていきますので、アコースティックな音楽などはあまりエフェクトを効かせないほうがいいと思います。

側面

MSI Prestige 14 A11 SB630JP 背面
前面です。ポート類やボタン類はなく、ヒンジ開口時に手がかりとなる凹みがあります。

MSI Prestige 14 A11 SB630JP 前面
背面です。こちらにもポートやボタンはありませんが、両サイドに突起のようなものが見えますよね?

MSI Prestige 14 A11 SB630JP 背面
この製品は「リフトアップヒンジ構造」が採用されていて、ヒンジ開口時に天板の後部が接地します(後述します)。そのため、このように保護材がついています。また、エッジ部分が美しいブルーのダイヤモンドカット加工になっています。

MSI Prestige 14 A11 SB630JP 左側面
左側面には画像左からUSB Type-C(Thunderbolt 4)× 2、LEDインジケーターがあります。

MSI Prestige 14 A11 SB630JP 右側面
右側面です。画像左からイヤホンジャック、microSDカードリーダー、USB 2.0 Type-Aポートがあります。左右の側面を確認しましたが、Prestige 14 A11のUSBポートは合計で3つ、うち2つがType-C(いずれもThunderbolt 4)です。また、Type-Cポートは充電/給電用にも使いますので、電源接続時に使えるUSBポートはType-Aが1つ、Type-Cが1つのみとなります。マウスやUSBメモリースティックなど、たくさんの周辺機器を接続する場合、上でご説明した多機能ハブが威力を発揮してくれると思います。

ディスプレイ

MSI Prestige 14 A11 SB630JP 正面
正面から見たところです。ディスプレイのベゼルは左右がかなり細く、上下ベゼルも細めです。下部ベゼルが細く見えるのは、この製品がリフトアップヒンジ構造になっている、というのが理由です。

ディスプレイはノングレアタイプで、メーカーの開示情報では「IPS」という文言はありませんでしたが、視野角が広く、角度をつけてみても白っぽくなりませんので、ほぼ間違いなくIPS相当の液晶が使われていると思います。

以下にディスプレイの使用感についてご説明します。

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ディスプレイの使用感

明るく、自然な発色です。原色は濃く、鮮やかに表現されますが、不自然さは感じません。

MSI Prestige 14 A11 SB630JP True Color

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アプリ「MSI True Color」で発色(色温度)もある程度調整可能ですし、利用シーン別にレディメードの設定も用意されています。この製品のディスプレイはノングレアタイプで、一般にノングレアタイプのほうがグレアタイプよりも色の鮮やかさで一歩譲る傾向がありますが、一般的なノートPCのディスプレイとしては十分に高品質で、おそらくクリエイターの人のニーズにも応えることができるのではないか、と思います。

キーボード

MSI Prestige 14 A11 SB630JP キーボード

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キーボードです。キーピッチは手採寸で19 mm強(19 mmよりも0.1mmとか0.2 mmくらい大きいです。精密に測定できる機材がなく、コンマ1ミリ単位での測定はできませんでした)、キーストロークはノートPC用としては標準からやや深めくらいです。

配列については概ね素直と言えますが、「Enterキーの右に一列ある」というのと「Enterキーの下側のキーが小さい」という特徴(クセ)があります。さらに、「Fnキーが右下のみ、左下にはない(ただし、設定アプリMSI Center ProでWindowsキーをFnキーとして使えるように設定できます)」というのもノートPCとしてはちょっと珍しいですね。そのため、記号の入力などの際に少し戸惑うこともあります。

MSI Prestige 14 A11 SB630JP キーボード

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Prestige 14 A11には明るさを3段階に調整できるバックライト(バックライト色はホワイト)がついています。筐体色がカーボングレイでキートップの印字もやや薄めなので、薄暗い場所でバックライトの威力は大きいです。

また、タッチパッドはかなりの大型サイズです。タッチパッドを常用している人にはありがたい形状だと思います。

MSI Prestige 14 A11 SB630JP キーボード
キートップはフラットで特に加工はありません。

キーボードの使用感

レビュー機でウインタブの記事執筆をしてみました。打鍵感はよく、打鍵音も静かな部類です。ゲーミングPCが得意なMSIですから、キーボード面の剛性もかなり高いと感じられ、多少強打したくらいではたわんだりしません(程度問題ではあります)。また、リフトアップヒンジ構造の恩恵もあって、タイピングしやすく、長時間のテキスト入力も余裕でこなせます。…しかし、ゲーミングノートのレビューをする際にいつも感じるのですが、キーボード面が頑丈(剛性感がある)だと、本当に気持ちよくタイピングできるんですよね。

配列については上にご説明したとおり、記号キーの一部でサイズが小さいものがあり、これらのキーに関しては当初ミスタイプがありました(しばらく使っているうちに慣れるとは思います)。それと、このキーボードはEnterキーの右に一列あるタイプですが、Enterキーがかなりの大型なので、この一列が原因でミスタイプするということはありませんでした。まあ、HPのモバイルノートだとこの一列はむしろ普通なんですけどね。

繰り返しになりますけど、カチッとした打鍵感で、頑丈さが伝わってくる、とてもいいキーボードだと思いました。

筐体その他

MSI Prestige 14 A11 SB630JP 横から
ここまでに何度か「リフトアップヒンジ構造」と書いてきましたが、これがその構造です。ヒンジを開口すると天板が筐体下部に潜り込み、キーボード面に適度な角度がつきます。他社製品でもこの構造になっているものが多いのですが、Prestige 14は「がっつりリフトアップ」しますねw この結果、キーボード入力がしやすくなりますし、底面に空洞ができるので冷却効果が高まるとされています。

MSI Prestige 14 A11 SB630JP ヒンジ開口
また、この製品はヒンジが180度開口します。打ち合わせなどの際に、対面の人と画面を共有するのが容易になります。最近のノートPCではよく採用されている構造です。

バッテリー駆動時間

バッテリー駆動時間については、レビュー機のコンディション(全くの新品なのか、幾人ものレビュアーのテストを経たものなのか、あるいは個体差も)により、結果にブレが生じますので、この点あらかじめご了承ください。

今回のレビュー機に関しては「あまりよろしくない」結果ですね。

ディスプレイ輝度を70%に、設定アプリの「ユーザーシナリオ」を「サイレント」に、音量を30-50%に、キーボードバックライトを点灯(一番輝度が低い状態)にして、

●画像加工ソフトGIMPで簡単な画像加工を50分
●ブラウザー上でテキスト入力を20分
●YouTubeの動画視聴を25分

合計で95分測定し、バッテリー消費は61%に達しました。単純計算だと1時間あたり約38%の消費、バッテリー駆動時間は3時間弱となります(3時間はもちません)。メーカー公称値は最大10時間(JEITA2.0)ですが、これだとディスプレイ輝度を思い切り暗くしてワープロソフトだけ使ったとしても10時間は無理でしょう。モバイルノートとしてはこの駆動時間はちょっと厳しいと思いますね。外出先で使う場合はACアダプター必携になると思います。

3.Prestige 14 A11 性能テスト

MSI Prestige 14 A11 SB630JP MSI Center Pro

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MSIのノートPCには独自の設定アプリが入っています。製品ジャンルによってアプリ名が異なりますが、Prestige 14は「MSI Center Pro」という名称でした。このアプリには「ユーザーシナリオ」を設定できる機能がありますが、性能テストにあたってはこのシナリオを「ハイパフォーマンス」にして測定しています。

MSI Prestige 14 A11 SB630JP PC Mark

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スコアの目安(2021年水準)※あくまで「目安」です
GeForceなど外部GPU搭載機 5,000以上
高性能なビジネスノートパソコン 4,000以上
中位のノートパソコン 3,000以上
エントリーノートパソコン 2,000以下

表計算ソフトやビデオチャット、画像加工など、実際のビジネスシーンをシミュレートしたテスト、PC Markのスコアです。一般にCPU性能が重視されるとされていますが、テスト項目にグラフィック関連のものも含まれるため、外部GPU搭載機のほうが高いスコアになります。また、ビジネス&ライトクリエイターノートであるPrestige 14では最も重視すべきテストだと思います。

スコアは5,396点となりました。このスコアだとビジネスシーンなどで文句なしのパフォーマンスを発揮してくれると思います。ただし、この製品はGeForce MX450を搭載していますので、MX450を搭載していないCore i7機と比較してどうか、というのは気になりますよね?ウインタブの過去データだとこんな感じです。

Lenovo ThinkPad X13(Core i7-1165G7):5,205
Lenovo IdeaPad Slim 550 14(Ryzen 5 5500U):5,076
dynabook MZ/HS(Core i7-1165G7):4,967
Microsoft Surface Pro 8(Core i7-1185G7):4,840
Lenovo ThinkPad E14 Gen 3(Ryzen 5 5500U):4,651
Lenovo ThinkPad E15 Gen 3(Ryzen 5 5500U):4,638
MSI Summit E13 Flip Evo(Core i5-1135G7):4,572
HP ProBook 430 G8(Core i5-1135G7):4,131
VAIO SX12(Core i3-1005G1):3,401
MSI Modern 15 A10M(Core i3-10110U):3,234

一部Ryzen搭載機のデータも混じっていますが、外部GPU非搭載機よりは高いスコアになっている、と言っていいでしょう。

MSI Prestige 14 A11 SB630JP CINEBENCH R23
続いてCPU性能のみを測定するCINEBENCH R23のスコアです。このスコアは外部GPU搭載によるメリットはありません。スコアのほう、Core i7搭載機としては標準的くらいですね。同じCore i7-1185G7を搭載するSurface Pro 8のスコアが「シングルコア:1,516、マルチコア:5,387」でしたから、それよりは若干低めですが、数回測定して平均値を取ればほぼ同等のスコアになると思います。

MSI Prestige 14 A11 SB630JP 3D Mark
グラフィック性能を測定する3D Markのスコアです。普通であれば外部GPUの搭載/非搭載によるスコア差が非常に大きくなります。Core i7-1185G7を搭載するSurface Pro 8、Core i7-1165G7を搭載するThinkPad X13、dynabook MZ/HS、そしてRyzen 5 5500Uを搭載するIdeaPad Slim 550 14と比較してみましょう。

Surface Pro 8(Core i7-1185G7):1,854、5,128、13,788
ThinkPad X13(Core i7-1165G7):1,762、4,785、12,663
dynabook MZ/HS(Core i7-1165G7):1,669、4,266、10,514
IdeaPad Slim 550 14(Ryzen 5 5500U):1,106、2,912、6,173
左からTime Spy、Fire Strike、Wild Lifeのスコア

このように、特にスペックを要求するTime Spyではそれなりの差が出ていますが、Fire StrikeではSurface Pro 8(もちろん外部GPU非搭載)よりも若干低いスコアとなりました。GeForce MX450の恩恵がないとは言いませんが、第11世代Coreプロセッサーが搭載する内蔵GPU「Iris Xe」はもはやMX450と遜色のない実力があることがうかがえます。

MSI Prestige 14 A11 SB630JP Crystal Disk Mark
ラストはストレージの読み書き速度を測定するCrystal Disk Markのスコアです。特にコメントの必要はないかと…。いや冗談です。このスコアは非常に高速で、普通に使っていてデータの読み書きで不満を感じる場面はまずないと思います。より伝送速度が早いPCIe ×4接続の製品もありますが、ビジネス系ノートであればPrestige 14でもオーバースペックと言えるくらいに速いです。

発熱とファン音について

ウインタブでPrestige 14のレビューをするのはこれが初めてではありません。過去にGeForce GTX1650を搭載するモデルもレビューしたこともあります。その際に指摘した点として「発熱による性能低下」がありました。GTX1650搭載であればオンラインゲームのプレイも十分可能なはずですが、筐体が薄く、MSIの「Cooler Boostシステム」も非搭載ということで、長時間のゲームプレイには向きませんでした。

今回のレビュー機も低スペックな型番ながらGeForceを搭載していますので、発熱についても確認しました。実際にオンラインゲームのプレイはしていませんが、3D MarkのFire Strikeを「連続5回インターバルなし」で実施しています。スコアの推移は

1回目:5,032
2回目:5,019
3回目:5,041
4回目:5,028
5回目:5,017

となりました。少なくとも5回の試行では性能低下は見られなかった、ということです。また、この際の発熱に関してもGTX1650搭載モデル(触りたくないくらいに熱くなった)よりも遥かにマイルドで、キーボード面上部と底面が少し熱くなった程度でした。また、GPUだけでなくSSDの仕様もGTX1650モデルと異なっている(GTX1650モデルはPCIe x4接続なので、さらに高速)というのも発熱に関係があるのかもしれません。

実際のところ、数時間のゲームプレイでどうか、ということはなんとも言えませんが、私としては、MX450でも快適にプレイできる程度のゲームであれば発熱による性能低下はあまり気にしなくても大丈夫だろう、と考えます。ただ、もっぱらゲーム用ということならこの製品は購入しないほうがいいと思います。モバイルできる、というのは魅力ですが、ゲーム用としての設計にはなっていないはずなので。

次にファン音ですが、高負荷時にはそれなりの音量になります。ただし、ゲーミングノートと比較するとずっと静かですし、一般的なスタンダードノートよりもやや騒々しいかな、というレベルで、外部GPU搭載機であることを考慮すれば静かな部類だと思います。なお、文書作成や表計算ソフトなどを使っている際はほぼ無音です。ビジネスシーンではファンの騒音は気にしなくても大丈夫でしょう。

4.Prestige 14 A11 レビューまとめ

MSI Prestige 14(A11SB-630JP)はエディオン限定モデルで、12月14日現在の価格は税込み184,800円です。なお、この価格にはOffice Home & Business 2021とスリーブケース、無線マウス、多機能ハブを含みます。商品としてのパッケージングは「何も持っていない人が、とりあえずこれだけ購入すれば大丈夫」という感じですね。Officeについては不要、という人もいるかも知れませんが、多機能ハブについてはどなたにも非常に便利な付属品と言えますし、デザイン性に優れたスリーブケースもいいなあ、と思います。

MSIと言えばゲーミングPC、というイメージがありますが、非ゲーミングのジャンルでもデザイン性とサイズ感に優れた製品がたくさんあります。今回レビューしたPrestige 14も14インチで1.29 kgと軽量で、アルミ筐体の質感も非常に高く、パフォーマンスも期待を裏切りませんでした。また、「どうあっても外部GPUを載せてくる」とか「頑丈なキーボード」など、MSIらしさも随所に感じられる製品でした。

繰り返しになりますが、この製品には独自の付属品がたくさんあります。なので、それらにも価値を見いだせるようであればよりお買い得だと思います。

5.関連リンク

MSI ノートパソコン オリジナル PRESTIGE14A11SB630JP:エディオン

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