Fitbit Senseの実機レビュー - Fitbitのスマートウォッチ最上位モデル!ストレスや睡眠、皮膚温度などを記録して「見える化」しよう!

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こんにちは、ゆないとです。今回は「Fitbit Sense」の実機レビューをお届けします。この製品はフィットネストラッカーを手掛けるFitbitの最新モデルで、丸みを帯びた四角形の、スマートウォッチタイプの最上位モデルです。今年10月に発売されたばかりで、同時に発売されたものにFitbit Versa3があります。SenseはVersa3とサイズや形は同じですがより高機能なセンサーを備えています。

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これを使うまではMi Band 5を使用していましたが、生活のログを取り可視化、過去と比較するのが楽しいなと思うようになりステップアップとして思い切って購入しました。初めはVersa3と悩んだのですが、数日間、かなりの時間をかけて検討し、結局Senseを選びました。結果としては選んでよかったと思います。基本的な運動トラッキングや睡眠トラッキングはもちろん、追加のセンサーの恩恵がログを取る楽しみを与えてくれます。

1.スペック

  fitbit sense
Color ルナホワイト/ソフトゴールド、カーボン/グラファイト
OS Fitbit OS 5.1
動作環境 動作温度:-10℃~45℃、最高動作高度:8,535m
センサー マルチパス光学式心拍センサー、多目的電気センサー、皮膚温センサー、ジャイロスコープ、高度計、3軸加速度計、環境光センサー
ネットワーク Wi-Fi(IEEE802.11 b/g/n)、NFC、Bluetooth5.0、GPS+GLONASS
バッテリー 充電時間(10~80%):約40分、急速充電対応
ディスプレイ 1.58インチAMOLED(336×336)、Gorilla Glass3
サイズ 40.48mm × 40.48mm × 12.35mm
重量 約46.5
g(実測値:Sサイズバンド装着時)

カラーは2種類で、白系と黒系です。バンドは後で交換が可能なので、どんなバンドがあるのか探してから検討するのも良いでしょう。私が選択したのはカーボンです。

OSはFitbit独自の「Fitbit OS」です。バージョンは”5.1”で、前モデルのVersa2などから大幅なバージョンアップをしているらしく、5.1以降をサポートするのは現状このSenseか同時発売のVersa3だけのようです。

この製品は動作温度が決められていまして、Senseの方は-20℃~60℃というVersa3よりもやや狭く、寒い地域や暑い地域では厳しそうですね。最高動作高度は8,535mとエベレストくらいの高さまでは耐えうるものとなっています。

センサーは、Sense特有のものとしてマルチパス光学式心拍センサー、多目的電気センサー(EDAまたは皮膚電気活動センサーとも呼ばれます)、皮膚温センサーです。ストレスレベルを測定したり、睡眠中の皮膚温度の変化を測定したりといったことが可能になります。

ネットワーク機能は、2.4GHzのWi-FiとNFC、Bluetooth5.0、GPS+GLONASSに対応しています。NFC搭載でFitbit Payが利用可能です。日本ではソニー銀行のデビットカード”Sony Bank Wallet”のみが対応しています。それ以外は今後の追加に期待したいですね。また、GPSとGLONASSを搭載していてスマホを持たずに外でワークアウトをしても、例えばウォーキングであれば移動したルートをトラッキングしてくれます。

バッテリーは公称で6日、GPSや常時表示などONにしていればより短くなります。急速充電に対応しており12分で1日使える量を充電することができるようになっています。フル充電までも約40分で完了します。

ディスプレイはGorilla Glass3採用のAMOLEDディスプレイを搭載しています。Gorilla Glass3のため傷を付けたくない場合は画面保護フィルムを選択するのが良いでしょう。私はPDA工房さんの「Flexible Shield」を貼り付けました。

サイズは40.48mm × 40.48mm × 12.35mmです。厚みは12.35mmです。また重量は実測で約46.5gでした。Sサイズバンドを付けての重さです。が、全体的に丸みを帯びた形状ということもあり、装着していてそんなに気になりません。

2.外観

Sense箱
箱の形状が特徴的だったので紹介します。本を開くように展開する箱になっており、丁度中央にある本体の部分が背表紙の位置に来るという表現がわかりやすいでしょうか。開封時はいつもワクワクするものですが、久々に特徴的なスタイルのものを体験した気がします。

付属品
付属品はLサイズバンド、取扱説明書が2種類、充電用ケーブルでした。

ディスプレイ
本体は角が丸みを帯びた四角形で、4辺はカーブしておりなめらかにフレームと繋がります。ベゼルは太く感じますが、旧モデルよりもやや細くなっているようです。また表示されるディスプレイも角が丸まっていますが、見辛いといったことは無く本体と同じカーブ(形状)なので統一感があります。

背面
背面です。中心には各種センサー類が集合しています。定期的にグリーンとレッドのライトが点滅し何かを検知していることがわかります。上部には”fitbit”のロゴ、下部には心電図・温度計・位置情報・50M防水を表すアイコンが表示されています。4辺のエッジはカーブしており、手首が動いても肌に刺さらないようになっています。

右側面Sense
右側面です。ここにはスピーカーとマイク穴があります。この製品はスマホの着信を受信し通話が可能です。本体の材質はアルミニウムで、Senseの方は光沢感のある仕上げで高級感があります。カラーはカーボンを選択しましたが、ダークグレーに近い色味をしています。この部分は皮膚電気活動を測定する際に触れる部分です。

左側面Sense
左側面です。こちらには感圧式のホームボタンが付いており、振動で反応を返すハプティックフィードバックのような感じです。感度は良好で力は必要ありません。タッチセンサーやボタンだと手の動きによっては反応してしまうでしょうし、良いソリューションだと思います。

充電ケーブルSense
充電ケーブルを装着してみました。結構強めの磁力でパチっとくっつくので簡単には外れません。向きは決まっているのか、右側面側にケーブルが飛び出します。反対向きにつけると反発力で付かないためわかりやすいです。

バンド装着部分Sense
Senseのとても気に入っている部分です。この製品は好みのバンドに交換することができます。ワンタッチで外せる仕様になっていて、全く力を入れずに一瞬で外れるため容易にバンドの交換ができるようになっています。最近のスマートウォッチだと、ベルト側のピンを横にずらして外すタイプがほとんどで、外れにくい時もあって結構大変な思いをすることがありますが、Senseではその心配はいりません。なので、バンドがどんどん欲しくなっちゃいます。独自規格ではありますが、Amazonで探せばサードパーティ製のものもあり助かります。

バンドサイズ比較
SサイズとLサイズの比較です。Sサイズは腕が細めの人向け、Lサイズは太めの人向けで大きすぎず小さすぎずな印象です。私はSサイズの一番外から3番目くらいが丁度よいです。初めから両サイズが入っているため、どちらを購入すればよいか悩まずに済みます。

3.使用感

ディスプレイ

ディスプレイの視認性は良好です。輝度は3段階調整ですが、真ん中の設定でも明るく、屋外で十分に見えました。しかし、3段階の開きはあまり無く、少し輝度が変わったかなという程度の変化です。

通知バー
画面上から下へスワイプすると、このように通知へアクセスが可能です。通知をタップすればある程度メールの中身を確認できますし、FacebookなどのSNSでのメッセージの返信には音声入力・定型文・絵文字を選択できます。

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左から右へスワイプ
左から右へのスワイプでは、簡易的な設定画面(Androidでいうステータスバーにあるアイコン画面)が表示されます。おやすみモード(画面と通知OFF)や輝度調整、音量などを変更できます。

右から左へスワイプ
右から左へのスワイプでは、本体へインストールしたアプリ一覧が表示されます。1ページに4つ表示され、さらに右から左へスワイプすることで次のページを出します。アプリの追加はFitbitアプリから行います。

下から上へスワイプ
最後に下から上へのスワイプは各種データへのアクセスです。歩数や階数、心拍数などデータを簡単に閲覧できます。データの並び順や不要なデータの非表示なども変更可能です。

文字盤設定
文字盤は豊富ですが、本体には最大5つまでを入れることができます。6つ目を追加する場合、現在文字盤となっているものと交換することになります。それまでに本体ダウンロードした文字盤はそのままです。もし変更したい場合は、一度消したい文字盤を有効にしてから、新しい文字版を選ぶという手順が必要です。

操作性(タッチなど)

スワイプの反応は特筆する点はありません。フィットネストラッカー寄りのスマートウォッチのため最近のWear OSやApple Watchには及びませんが、ある程度指の動きについてきてくれるのでストレスがありません。過去に初代Versaを利用していましたが、それに比べたら明らかに反応が良いです。またページのスワイプにはコツがあって、しっかりエッジからスワイプするとピタッと指に付いてくる動きをします。反対に画面の中央などからスワイプすると微妙に反応に遅れがあるかなという印象です。

アプリの起動速度も初代Versaから劇的に速くなっており、遅いと感じることはありません。アイコンをタップした後、1秒しないくらいの間にアプリのアイコンのみが表示され、すぐにアプリ画面となります。快適です。

しかし、「既に使い慣れた状態でどこに何があるか分かっている」場合、パッとスワイプしてタップできると思いますが、Senseでそういった操作をする時はやや動作が遅くなります。

標準バンドの着け心地

バンドの着け心地
まだ元から装着されているバンドしか使っていませんが、当分はこのままでも良いかなと思うくらい素晴らしいバンドです。シリコン素材のバンドなのですが、さらさらとした気持ちの良い手触りで、シリコン素材にある不快なペタペタ感が少ないです。それでいて勝手に動いてしまうこともなく、ある程度のホールド力もあるので非常に快適です。また、ホコリも付きにくく見た目を損なうことが無いのもとてもGoodです。ベルトの余った部分は内側に入れ込む仕様なので、何かに引っ掛けてしまうことも少なく完成度の高いバンドだと思います。

しかし、汗をかいた場合は、シリコン素材なので汗が消えずかぶれてしまう可能性もあるので、過去にそういった悩みがあった方は純正のWoven(ウーブン)のような布素材のものを別途購入することをおすすめします。私は防水性能が高いことを活かして、手洗いついでにこまめに洗うようにしています。バンドも水はけが良く使いやすいです。

バッテリー

残念ながらバッテリーの推移が確認できる項目はありませんが、「常時画面ON」をOFF、手を上げて画面ON、23:00~6:00はおやすみモード(通知OFF/動作による画面ONはOFF)にした状態で、毎朝約30分~1時間の散歩時にGPSでトラッキングをして、約4日は使えました。この状態で残り約20%くらいですね。

フルに使うのであればギリギリ5日は使えるでしょう。GPSを使ったトラッキングを使わないのであれば6日は使えそうですね。

Fitbitアプリ・Sense、Fitbit Premiumでできること

Fitbitアプリ1

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FitbitアプリはSenseなどの端末で測定した各種データの「集積地」という感じで、様々な種類の項目が並んでいます。歩数や階数、心拍数やエクササイズの記録などがあり、どのデータをここに表示するのか、自分で決めることが可能です。

Senseのみに搭載されたマルチパス光学式心拍センサー、多目的電気センサー、皮膚温センサーの3つで、”ストレスの測定/皮膚電気活動のスキャン/皮膚温の測定/高い心拍数と低い心拍数の通知”が可能になっています。

Fitbitアプリ

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皮膚電気活動(EDA)は発汗現象と深い関わりがあり、精神活動状態を示すパラメータになると言われています。Senseでは多目的電気センサーと皮膚温センサーを駆使して、ストレスレベルの測定ができるようになっています。

数値が高ければストレスが少なく良い精神状態であると判断すれば良いわけです。数値が低ければ反応性・活動・睡眠のそれぞれの数値を見て、例えば活動が足りていなければ運動を心がけるといった行動のためのアドバイスにもなります。運動や睡眠はストレスにかかりにくい状態を作るために必要な要素です。

Fitbitアプリ3
体幹温度とは異なり、皮膚温はその名の通り皮膚の表面温度のことです。Senseでは数日掛けて基準値を測定し、それ以降就寝中の皮膚温がどれほど乖離があるかを測定します。常に変動していますが、極端に乖離があった場合、体調の変化などを知る1つの要素とすることができます。

Fitbitアプリ4

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心拍数異常もSenseのマルチパス光学式心拍センサーであればわかります。活動的でないと推定される時間帯に、少なくとも10分間閾値から外れた場合、異常を検知して通知してくれます。

Fitbitアプリ5

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Fitbit Premiumは月額または年額制で、便利なガイドだったり、測定したデータを詳細にまとめてくれます。SenseまたはVersaを購入すれば6ヶ月間、それ以外の製品では3ヶ月間無料で利用できます。月額は1,100円です。「健康メトリクス」という項目で睡眠時の呼吸数、心拍変動、皮膚温、血中酸素などが表示、閲覧できるようになります。その他ガイド機能として、マインドフルネスツールやより多くのエクササイズのプログラムなどが使えるようになります。Senseを買うのではあれば必ず使いたいですね。

GPS

GPSトラッキング

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GPSトラッキングの精度は、私がいままで使ってきた中でもかなり正確なほうです。スマートウォッチ、フィットネストラッカーなど10機種は最低でも使用してきましたが、ほとんどがスマートフォンのGPSを共有して機能するものでした。

この製品はウォッチ側でGPSを利用しますが、しっかりと地図に表示された道の上をたどり、大きくズレたりワープしたりなど一切ありません。綺麗に通ったルートを表示させたいランナーの方々が満足できるクオリティだと思います。

また、どこからどこまでが脂肪燃焼レベルの心拍数なのか、有酸素運動のレベルの心拍数なのかを、ルートの線を色分けして表示してくれます。ペースも同様です。もし自分の軌跡を詳細に知りたい方がいたらとても役立つ機能だと思います。

4.価格など

Fitbit SenseはAmazonなどで販売中です。12月16日時点の価格はどちらの色も税込36,355円となっております。

Fitbitの最上位モデルということで、フィットネストラッカーとしては高価になってしまいますが、できることは豊富で精度も高く満足度は高いと思います。また、ストレス測定や皮膚温の測定などが不要なのであれば、Versa3という選択肢もありますね。Senseを購入したらFitbit Premiumには是非加入することをおすすめします。非常に詳細に数値化したものを表示してくれて、自分の活動のログを取るのが楽しくなると思います。

5.関連リンク

Fitbit Sense:メーカーサイト
Fitbit Sense:Amazon
Fitbit Versa3:Amazon

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