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CrowPi2 - Raspberry PiをノートPCにしちゃうキット。でもそれとはちょっと芸風が違っていて、STEM教育に素晴らしい仕様になっています!

CrowPi
こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。Raspberry Piってご存知ですよね?主に趣味用・学習用の超小型コンピューターで、小さいだけでなく安価なので、「これ欲しいなあ」と思いつつも、用途がいまひとつピンときませんし、活用するにはそれなりの知識が必要なので、誰にでもおすすめ、というようなものではありません。実際私もRaspberry Piの購入を考えたことはありません。

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今回ご紹介するCrowPi2という製品は、このRaspberry Piを使い始めるハードルを思い切り低くしてくれる上に、プログラミング学習やPCハードウェア構造学習などの用途もよく考えられたSTEM教育(Science, Technology, Engineering and Mathematics)ツールです。というか、メカには弱い私でも「これ、ちょっと欲しい」と思ってしまう製品ですね。KICKSTARTERでクラウドファンディング中です。

1.スペック

  CrowPi2
OS Raspbian、Ubuntu、その他Linx系OSをサポート
CPU/RAMなど Raspberry Pi 3B/3B+/4Bを使用
ディスプレイ 11.6インチIPS (1,920 x 1,080)
入出力 イヤホンジャック
カメラ Webカメラ(2MP)
サイズ 291 × 190 × 46 mm
重量 1.3 kg

まず、スペック表ですが、例えば入出力ポートがイヤホンジャックしかない、という意味ではありません。(表現が難しいですが)この製品はあくまでもRaspberry Piがベースなので、

Raspberry Pi 4B ポート
Raspberry Piについているポートは使えます。ちなみにこの画像はRaspberry Pi 4Bの入出力ポートで、4Bには有線LAN、2×USB 3.0、2×USB 2.0が装備されています。また、802.11b/g/n/ac、Bluetoothモジュールもついています。上の表はCrowPi2の独自インターフェースとご理解ください。

Raspberry Piがベースなので、OSがプリインストールされているわけではありません(というか内蔵ストレージがない)が、Basicキットを除くキットにはOSが入ったSDカードが付属し、Linux系のOSを利用可能です。

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CrowPi
CrowPi
トップ画像とこれらの画像を見ていただくと、CrowPi2はRaspberry PiをノートPC化するためのケースみたいなもんかな、と思いますよね。その理解は別に間違えてはいないんですけど、

CrowPi
CrowPi2はキーボード面が簡単に着脱できるようになっていて(ちなみに、キーボードは無線接続なので、この画像の状態でも使えます)、キーボードを外すと、たくさんのセンサー類が顔を出します。

Raspberry Pi
これがセンサー類の一覧です。製品ページに動画(GIF)がありましたが、メインディスプレイのほかに液晶も搭載していますね。

CrowPi
また、CrowPi2にはPython、Scratch、MineCraftなどのプログラミングを学ぶことができるツールもインストールされており、GUI環境でプログラミングの基礎を学ぶことができるようになっています。

おそらく、プログラミングを学びつつ自分でプログラムを作成し、それをディスプレイ上で実行したり、各種センサーの動作を体感したり、といったことができるのだろうと思います。ただ、私のプログラミング経験というのは「20年以上にちょっとBasicを使ってみただけ」なので、あまり突っ込んだご説明ができません。申し訳ありません。

ただ、CrowPiの目指すものというのは、「めんどくさい自作作業なしで、安価なRaspberry Piを誰でも使えるようにし、STEM教育に役立てる」ということだと言えます。

CrowPi
まあ、こういうのを見ちゃうと「ノートPCとしてどうなの?使えるの?」って思っちゃいますけど、そもそも立ち位置が違う、ということです。

私は今からプログラミングを学ぼう、ということは考えていません。しかし、仮に小中学生の子供がいたら、ぜひこのCrowPi2を買ってあげたいと思います。Raspberry Piだと、「使えるようにする前にお父さんが挫折する」可能性が高そうなんでねえ…。

CrowPi2はKICKSTARTERでクラウドファンディング中で、「Basic(169ドル)」「Strater(259ドル)」「Advanced(289ドル)」「Deluxe(329ドル)」の4種類のキットがあります。なお、カッコ内は8月3日現在の最低価格です。

記事中にも少しだけ触れましたが、Basic以外のキットにはRaspberry Pi 4Bの本体が付属し、同じくBasic以外のキットにはOSが入ったmicroSDカード(カードリーダーも)が付属しますので、追加でなにか購入することなく使い始めるにはStarter以上のキットがいいかと思います。

この製品、盛りだくさんな機能があり、ちょっとわかりにくいところもありますが、製品ページに非常に多くの動画が掲載されていましたので、ぜひそれらを確認してみてください。

関連リンク

CrowPi2 – Raspberry Pi Laptop & STEM Education Platform:KICKSTARTER

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