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AfterShokz OpenMoveの実機レビュー – 骨伝導ワイヤレスイヤホン初体験、外での「ながら聴き」が多い方には最高かも?!

OpenMove トップこんにちは。オジルです。「…シロウ……俺の……ってみろ…」おや?何でしょう。「ケン○ロウ、俺の名を言ってみろ!!」とうとう空耳が聞こえるようになるなんて、だいぶ疲れてるなぁ…。あ、そうだった、骨伝導イヤホンを装着してたんだっけ。

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冒頭から失礼いたしました。今回は、”業界随一の骨伝導ヘッドホンブランド”であるAfterShokzより9月18日に発売された新製品「OpenMove」の実機レビューをお届けします。AferShokz製品はウインタブ上でも過去に2度、Aeropexトランスミッター付き製品の実機レビューをしていて、そのクオリティの高さは折り紙付き。しかしながら、これまでの2製品に対してOpenMoveは半額程度の販売価格なんですよね。さて、その辺りが性能にどの程度影響しているのでしょうか。

本レビューにあたり、AfterShokzよりサンプル品を提供していただきました。この場をお借りして厚くお礼申し上げます。

1.スペック

型番:AS660
周波数特性:20Hz-20KHz
スピーカー:骨伝導タイプ
感度:96±3dB
Bluetoothバージョン:Bluetooth v5.0
マイク感度:-40±2dB
最大通信距離:10m
周波数帯域:2402-2480MHz
電池:充電式リチウムポリマー電池
バッテリー容量:135mAh
連続再生:6時間以上
連続待機時間:10日以上
充電時間:約2時間
充電電圧:5.25V±5%
充電タイプ:USB-C
スピーカーインピーダンス:8.0±0.5ohm
防塵防水:IP55
最大RF出力:4dBm
重量:29g
保証期間:2年間
対応プロファイル:HSP,HFP,A2DP AND AVRCP

一部を除き説明書の日本語ページに記載されている情報をそのまま入力しました。フラッグシップモデルの位置付けと思われるAeropexと比較すると、素人の私でもひと目で違うとわかるのは連続再生時間が2時間ほど短く、IP67ではなく3g重いというくらい。細かく見ていくと感度やスピーカーインピーダンス辺りの数値が違いますね。

同社の製品にはTitaniumという同価格帯のものがあり、そちらはBluetooth4.1、micro-USB充電、36gとなっていますので、全般的に進化した後継モデルがOpenMoveなのかな、といった印象。どうでもいい話なんですけど、Titaniumは「タイタニウム」と読むようです。何度見ても「チタニウム」と思ってしまう…。

2.筐体

OpenMove 外箱表

OpenMove 外箱裏

外箱はこんな感じ。スポーティーかつシックなデザインになっています。

OpenMove 同梱品

開梱し展開するとこのようになります。本体と収納ケース(巾着)、右下に写っているのは耳栓と充電ケーブルです。他にはペーパー類。取り扱い説明書は複数言語に対応しており、日本語の項目は表現がおかしいところが少なくとても理解しやすい内容でした。

OpenMove 右耳側

本体です。まずは右耳側ですが、便宜上、上下逆の画像で失礼いたします。装着時に下になる部分が画像手前の右から順に、音量マイナスボタン、音量プラスと電源の兼用ボタン、充電端子、インジケーターとなっています。充電端子がUSB Type-Cになっていて汎用性が高いのは地味に嬉しいポイントです。

OpenMove 左耳側

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左耳側です。右耳側にあったような操作ボタンはありませんが、音が出る部分(装着するとこめかみ辺りの位置)、グレーのところが少し飛び出ているのをお分かりいただけますでしょうか?こちらがマルチファンクションキーで、ボタンを押す回数や長さで一時停止や曲送りなどの操作ができるようになっています。色々試しているうち、長押しで「直近に電話したところにリダイヤル」という機能が発動してヒヤッとしたのはここだけの話。

そして内側部分には各種認証情報が書かれています。技適マークと番号の記載もありますね。音の流れる部分については、骨伝導イヤホンらしく通常のイヤホンにあるようなメッシュ形状の隙間は全くなし。誰かさんが言っていたように、見た目はまるでミスター・ノーです。世代じゃないけど。OpenMove 装着イメージ

装着するとこのようになります。首のループ部分が完全に浮いていますけど、左右のホールドが締め付け過ぎない程度にしっかりしているので意外と動きません。

3.使用感

装着感

通常のイヤホンと比較して、耳の穴を塞がないぶん長時間装着していても疲れを感じにくいというのは大きいと思います。激しく動いても大きくずれることはないですし、操作性もシンプルで日本語ガイドやイコライザー搭載など機能面も充実しています。それでいて外部の音を拾いながらもイヤホンとしてちゃんと機能する、と。後述する音漏れに配慮し、使うシーンさえ間違わなければ日常生活において快適になるシーンは多いように思います。少なくとも私においては下記の恩恵が受けられています。

・背後から迫る車のエンジン音やクラクションが聞こえる

・スーパーやコンビニの会計時にイヤホンを外さなくて済む

・海辺をランニングする時、波の音も音楽も両方聴ける(予定)

・音楽(もしくは聞かれたくない何か)を聴いている時に妻に話しかけられても反応できる

余談ですがライターのひつじさんはAeropexのレビューで眼鏡との相性の悪さを指摘していましたけど、私は何度かマスク+サングラス+OpenMoveの組み合わせ(想像してみてください、やばい奴です)で出社してみても特に気になることはありませんでした。首を上に傾けると本体のループ部分が引っかかってしまうのは、左右独立型ではない造りになっている以上は仕方ないのかなと思います。

音質

過去のウインタブ上のレビュアーに同じく、通常のイヤホンと骨伝導イヤホンで単純に音質を比較するのはお門違いかなと。そう書いてしまうと骨伝導イヤホンは音質に期待できないという誤解を招いてしまいそうで非常にもどかしいのですが、きっと経験したことのない方は「スピーカーを耳元に当てている感じでしょ?」という予想になると思うんです。でも、決してそのようなものではありません。あくまでも低価格帯のイヤホンでさほど不満を感じない私の感想になってしまいますが、低音も高音も、静かな環境でボリュームを大きめにすれば通常のイヤホンとの比較をするのが困難と言えます。耳を塞がないがゆえに、外部の音のボリュームによって聴いている音がかき消されたり没入度合いが左右されたりということは大いにあるんですけど、作業中や運動中の「ながら聴き」としてほとんどの方が不満なく聴ける音質は有していると感じました。特に低音域の振動を鼓膜ではなく骨で感じるというのは不思議な感覚です。

音漏れについて

私自身、今回が人生で初めての骨伝導イヤホン体験でした。私の想像では骨伝導イヤホン、また通販サイトでも販売されている安価な骨伝導風の「耳を塞がないイヤホン」ともに、おそらく音漏れがないイヤホンなんてないと思っていますし、OpenMoveも当然音漏れはします。ただし、ひとつ感じたのは「思ったよりも音漏れしない」ということ。曲のジャンルなどにもよると思いますけど、30%程度のボリュームであればよほど無音に近い環境でなければほぼ音漏れは回避できると思います。空いているバスや電車の走行中であれば、50%くらいでも大丈夫でしょう。ただし満員で隣にいる方には通常のイヤホンの音漏れのような状態になると思いますし、自分も周りがちょっとでも騒がしくなるとよく聞こえなくなります。ちなみに、ラジオなど人が喋り続けているようなものは全般的に不向きで、車通りが多いところで聴こうとするなら80~90%のボリュームが必要=静かになったらほぼ確実に外でも音漏れすると思います。

4.まとめ

AfterShokz OpenMoveは9月18日に発売され、AfterShokz公式サイトでの価格は9,090円(税込み9,999円)です。骨伝導イヤホンに興味を持ち、ある程度きちんとしたものを買いたいと思った時、いきなり2万円近くするAeropexはちょっと敷居が高いのかなって思うんです。実際に私、前から気にはなっていたものの手を出せずにいましたし。

でも、OpenMoveは価格を抑えつつも満足感が非常に高い製品だと感じました。さすが骨伝導イヤホンの開発に専念しているだけあって、音質を保ちながら音漏れの低減や軽量化を続けているのは素直に感心します。この製品、外部の音を拾えるので安全面を考慮すると幅広い方に有益な製品だと思うんですけど、特にランナーにはぜひ一度使ってみていただきたいですね。ヤミツキになること請け合いで、私はもう、走る時に通常のイヤホンはできない体になってしまいました…。

5.関連リンク

OpenMove:AfterShokz

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コメント

  1. たか より:

    レビュー参考に購入しました!
    説明書見ると製品登録(保証のため?)できるような記載があるのですが、いまいちやり方がわかりません。。

    • オジル より:

      コメントありがとうございます。

      フォーカルポイントにて取り扱う旨の記載がありますので、
      一度問い合わせてみてはいかがでしょうか?
      お役に立てるような回答ができず申し訳ございません。

      (以下、引用)
      AfterShokz製品のアフターサービスに関しては日本代理店のフォーカルポイントより取り扱いさせていただきます。「送信」を完了した後フォーカルポイントのアフターサービスページに進みます。

      問い合わせフォーム:
      http://www.123formbuilder.com/form-5038060/my-jp-form