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東芝 dynabook UZ63/F(U63)レビュー - 13.3インチで薄型軽量、さすがの東芝品質!そして意外にもかなりお買い得です(実機レビュー)

東芝 dynabook UZ63/F
こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。今回は東芝の13.3インチモバイルノート「dynabook UZ63/F」の実機レビューです。いいですねえ、dynabook。ある程度パソコン歴のある人なら、「東芝のdynabook」と聞けば、ちょっと心ときめくものがあるんじゃないでしょうか?20代の頃は憧れだったよなあ…、なんて。

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さて、この製品は「UZ63」という型番になっていますが、家電量販店などで販売されている「U63」という製品のWeb直販モデルです。東芝では直販モデルと量販店モデルで型番が異なっていて、直販モデルのほうは注文時に構成のカスタマイズが可能です。そんなわけで、ウインタブ読者であればおそらく直販モデルのほうに関心を持たれるのではないか、と思います。

1.スペック

東芝 dynabook UZ63/F スペック表
最初にスペックを確認します。「UZ63/F」というのは「2018年春モデル」です。この製品の夏モデルはないので、この記事を書いている時点で最新モデルということになります。UZ63(U63)はCPUに第8世代のCore i5-8250U/Core i7-8550Uを搭載する上位モデルで、高い処理性能と薄型軽量サイズを両立させていることがセールスポイントです。

RAMは8GB、ストレージは256GBもしくは512GB SSD、ディスプレイは13.3インチでFHD解像度、IPS液晶となります。また、ディスプレイはタッチパネルを選択することも可能です。冒頭に「東芝の直販モデルは注文時にカスタマイズ可能」と書きましたが、この製品の場合、注文時に選択できる構成は下記のとおりです。

Core i5/256GB SSD/非タッチ液晶
Corei7/256GB SSD/非タッチ液晶
Core i7/512GB SSD/非タッチ液晶
Core i7/512GB SSD/タッチ液晶
※RAMはすべて8GBです

このように、CPU、ストレージ、液晶タイプを自由に組み合わせることはできず、Core i5を選ぶと自動的にSSDは256GB、液晶は非タッチとなります。また、タッチ液晶が欲しい場合はCore i7/512GB SSDという最上位の構成にせざるを得ません。このあたり、BTOメーカーほどのフレキシブルさはないですね。ただし、最下位の構成であっても「ウインタブ上級モバイルノート勝手基準(Core i5/RAM8GB/256GB SSD/FHDディスプレイ)」はクリアしています。

入出力ポートの構成については賛否両論あるかもしれません。この製品は「薄型軽量」を追求している関係で、フルサイズ(Type-A)USBポートは1つのみ、そのかわりTunderbolt 3(USB Type-C)が2つ装備されます。HDMIポートはありますが、東芝の他の製品に見られるような有線LANポートやD-subの装備はありません。ちなみに同じ13インチの「RZ63」のほうは、この製品よりも若干厚みがあって重いかわりに、D-subや有線LANポートを装備しています。入出力ポートが製品選択のすべて、という人はごく少数かと思いますが、特にこの製品をビジネス用途で使う場合は、USB Type-C用の多機能ハブを用意したほうがいいかもしれません。

また、この製品の特徴として、バッテリーでの長時間稼働が可能、ということが挙げられます。メーカー公称値だと最大で16.5時間です。若干話を割り引いても10時間以上は固いのかな、と思いますね。

そしてサイズです。最厚部で15.9 mm、重量1,060 gというのは立派です。もちろんクラス最小でも最軽量でもありませんが、伝統大手メーカーらしい過酷な耐久テストをクリアした堅牢性を備えた上での1,060 gですから、高く評価してもいいと思います。

東芝 dynabook UZ63/F システム情報
東芝 dynabook UZ63/F ストレージ情報
レビュー機のシステム構成です。CPUはCore i7-8550U、RAM8GB、ストレージが256GB SSDで、タッチパネルは非搭載でした。また、レビュー機は新品ではなく、メーカーの貸出機のため、ストレージは新品状態よりも空き容量が少なくなっています。そして、ご想像の通り、東芝のプリインストールアプリは結構多めでした。ただし、スタートアップに登録されていて、電源を入れるといろんなウインドウが勝手に開く、みたいなことはありませんでした。もともとストレージ容量には余裕がありますので、特に急ぐこともなく、必要に応じて不要なアプリをアンインストールすればいいと思います。

2.筐体

東芝 dynabook UZ63/F 同梱物その1
同梱物は非常に多いですが、まずはハードウェアから。本体とACアダプターです。

東芝 dynabook UZ63/F ACアダプター
本体が軽量でもACアダプターが重ければ魅力も半減ですが、この製品はACアダプター(電源ケーブル込み)の重量が240 gと、本体同様軽量です。サイズも小さいのでバッグに入れて持ち運ぶのも容易でしょう。なお、PC本体との接続はThunderbolt 3(USB Type-C)で行いますので、本体にDC-INはありません。

東芝 dynabook UZ63/F 同梱物その2
これがペーパー類です。伝統大手メーカーの場合、めちゃめちゃ親切に取扱説明書とかスタートアップガイドが同梱されますので、かなりの量になります。ウインタブ読者クラスには不要かもしれませんが、顧客層が非常に幅広いので、これもやむを得ないというところでしょう。また、Officeのライセンスカードが写っていますが、これは注文時に「Officeあり」を選択した場合のみ同梱されます。

東芝 dynabook UZ63/F 天板
天板です。dynabookのロゴがカッコいいですね。この画像だとブラックに見えますが、実際の筐体色は「オニキスブルー(濃紺)」です。

東芝 dynabook UZ63/F 天板
筐体素材はマグネシウム合金です。また、天板は無地に見えますが、よく見ると薄くヘアライン加工が施されています。画像で見るとそっけない印象ながら、実機は高い質感を備えています。そりゃそうですね、安物じゃありませんから。

東芝 dynabook UZ63/F 右側面
東芝 dynabook UZ63/F 右側面
右側面です。背面のヒンジ付近のみシルバーになっていますが、それ以外は天板と同じオニキスブルーになっています。右側面には画像左からmicroSDスロット、Thunderbolt × 2、HDMIポートがあります。ここでも賛否両論あるかもしれないですね。SDスロットって、私の場合「たまには使う」感じなのですが、フル規格であればアダプターを使えばmicroSDカードも使えますが、micro規格だとフル規格のSDカードは使えません。なので、個人的には13.3インチノートであればフル規格のSDスロットにしてもらいたかったです。

東芝 dynabook UZ63/F 前面
前面です。この面にはポート類、ボタン類はありません。画像だと確認できませんが、中央やや右にLEDインジケーター(充電ステイタスとストレージアクセスの2つ)があります。

東芝 dynabook UZ63/F 左側面
東芝 dynabook UZ63/F 左側面
左側面です。こちらには画像左からセキュリティロックスロット、USB 3.0、オーディオジャックがあります。フルサイズ(Type-A)のUSBポートはこれ1つだけです。私はUSB Type-C用の多機能ハブを所有していますが、試用中このハブのお世話になることが何度かありました。だって、USB無線マウスのレシーバーを使うだけでフルサイズUSBポートが塞がってしまいますから。

東芝 dynabook UZ63/F 背面
背面です。この面にもポート類、ボタン類はありません。モバイルノートとしてはやや目立つ通気口があります。

東芝 dynabook UZ63/F 底面
底面です。メンテナンス用の開口部はありません。なのでバッテリー交換をする場合はサービス窓口に相談しなくちゃいけません。それと、この画像は上部が手前(開口部)なのですが、ステレオスピーカーがついているのがわかります。東芝が精緻に配置を調整したharman/kardonのスピーカーシステムです。

東芝 dynabook UZ63/F キーボード
キーボードです。意外なことに、この製品にはバックライトは装備されません。使用感については後述しますが、配列は素直で、しいて言えば最上段の一列(主にFキーのあるところ)、Enterキー周辺、そして右下の方向キーが小さめであることが少し気になります。ただし、すぐ慣れるレベルだと思います。

小さめのキーを別にすれば、この製品のキーピッチは19mm、キーストロークは1.5mmで、打鍵はとても快適です。また、パームレストには「ハニカムリブ構造」が採用されていて、高い耐荷重能力があります。

それと、タッチパッドの左上に指紋センサーが装備されます。

東芝 dynabook UZ63/F キーボード拡大
キートップはフラットに見えます。しかし、メーカーの説明では「0.2 mmのくぼみ」があるそうです。すみません、使ってみても全然わかりませんでした…。

東芝 dynabook UZ63/F 正面
ヒンジを開いたところです。薄型軽量の筐体ですが、横幅は316mmですから、上級モバイルノートとしては特に小さいほうとは言えません。そのせいか、ベゼル幅も太いというほどではありませんが、いわゆる狭ベゼルというわけでもないです。見た目普通、という感じです。

東芝 dynabook UZ63/F ヒンジ開口
ヒンジの開口角度はそれほど大きくありません。この画像で最大開口です。もちろんノートPCとしての使い勝手に問題があるはずもなく、これでなんの問題もありません。

一通り筐体をチェックしてみましたが、筐体色が濃紺で、素材もマグネシウム合金ということで、特にすごい高級感がある、という感じはしません。薄いマグネシウム合金って、あまり金属っぽくない感触なんですよね。しかし、当然安っぽいはずもなく、じっくり見ていくと、とても高い質感を備えていることがわかります。レビューなのであまり乱暴なことはしていませんが、パームレストの「ハニカムリブ構造」は確かにねじり抵抗があり、パームレストの端をつまんで持ち上げてみても全くたわみませんでした。ちなみに、この製品は見かけによらず「アメリカ国防総省制定MIL規格(MIL-STD-810G、いわゆるミルスペック)」に準拠した耐久テストをクリアしています。

派手さがなく、見えないところにしっかりお金をかけるのが日本の伝統大手メーカー。この製品もおとなしい外観ながら、工業製品としての出来は素晴らしいと感じられました。

3.使用感

スピーカー

この製品のレビューで楽しみにしていたのがharman / Kardonのスピーカーシステムです。HPのBang & Olufsen、LenovoのJBLなどと同じように一流の音響メーカーとコラボしたシステムなので、さぞかし高音質を楽しめるんだろうなあ、と思ってました。

結論から言うと、さすがの高音質ではあります。しかし、HPのSpectre 13(2017)で感じた驚きのようなものはありませんでした。モバイルノートPCに内蔵されているスピーカーとしては一級品ですが、低音はそんなに強くありませんし、デフォルトだと若干こもり気味の音質になります。

東芝 dynabook UZ63/F サウンド用アプリ
しかし、プリインストールされている「DTS Studio Sound」はシンプルながら必要十分な調整機能があり、このアプリである程度好みの音質に仕上げることが可能です。HPとの差という点では、音量(HPはかなりの大音量が出て、しかも音割れしませんが、この製品は最大音量にしても近所迷惑にはなりません)、それと低音域の自然さが少し落ちる感じです。

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しかし、それがこの製品のスピーカーシステムの評価を下げるようなものでもないと思います。モバイルノートPCを購入する際に内蔵スピーカーの音質ありきで選ぶ人はそんなに多くないと思います。もちろん音質がいいに越したことはないですが、普通の人ならこのスピーカーで十分満足できるでしょう。

ディスプレイ

FHD解像度のIPS液晶ですが、視野角も広く(IPS液晶はみなそうです)発色も良好です。私はいつもレビューの際、「花」の画像を使って他製品との比較などを行うのですが、「色が濃い」という感じです。他製品との比較ではなく、この製品のディスプレイのみを確認するとそういう感想にはなりませんが、手持ちのPCと並べてみるとそれが実感できます。全体的にくっきり、そしてメリハリのある画像になります。

まあ、東芝のハイスペック機なので、この辺に手抜かりがあるというのも考えにくいですよね。期待を裏切るような品質ではありません。

キーボード

上にも書きましたが、この製品にはバックライトがついていません。しかし、キートップの印字がしっかりしているので暗い場所でもディスプレイの光がありますから、タイピングには問題がありません。

キーピッチには余裕が感じられ、打鍵しにくいということはありません。また、キーストロークの公称値1.5 mmというのはこの手の薄型ノートとしてはやや深めで、非常にタイピングがしやすいです。

配列に大きなクセもなく素直な印象です。これも筐体説明のところで指摘しましたが、キーのサイズでは一番上の段(Fキーなどのあるところです)と方向キー、そしてEnterキーの周囲がやや小さめです。ただし、私の試用ではこれが原因でミスタイプするということはありませんでした。ちなみに方向キー(右下)はかなり小型のキーなんですけど、意外にも使いやすかったですw

打鍵音はかなり静かですね。ほとんど音がしない、と言っていいくらいです。

バッテリー

この製品も少し長めに使用させてもらいましたので、スピーカーを使っての音楽鑑賞、動画視聴、テキストライティングなど、いろいろな場面でバッテリーの消費状況を確認しています。なお、バッテリー稼働時間は使い方によって大きく変化します。また、私と同様の使い方をされた場合でも、バッテリーの消費ペースは多少変わってしまう可能性があると思われますので、その点あらかじめご了承ください。

バッテリーは結構長持ちするなあ、というのが感想です。例えばディスプレイ輝度50%の状態でYouTubeの音楽をボリューム30%で流しながらテキストライティングをしてみたところ、消費は7%程度でした。この場合、単純計算だと7時間くらい、となります。

次に音楽再生をやめ、ディスプレイ輝度を25%に落とし、バッテリーを最大節約(バッテリー節約モード)にして使ってみたところ、30分で5~6%程度の消費でした。この製品の公称値は最大16.5時間ですので、さすがにそこまでは無理だろうなあ、と思いますけど、テキストライティングなど軽めの用途で、ディスプレイ輝度を落として使えば10時間越えは十分可能かと思います。

4.性能テスト

東芝 dynabook UZ63/F ドラクエベンチ最高品質
参考:
NEC LAVIE Direct NEXT(Core i7-8550U): 9,643
DELL Inspiron 13 7370(Core i7-8550U): 9,058
HP Spectre 13(2017)(Core i7-8550U): 8,727
DELL XPS 13(9370)(Core i7-8550U): 8,409
HP Spectre x360(Core i7-7500U): 8,385
HP Spectre x2(Core i5-7260U): 8,207
Lenovo ideapad 520(Core i5-8250U): 8,129
ドスパラ Altair F-13(Core i5-7200U): 8,106
富士通 LIFEBOOK WS1/B3(Core i7-8550U): 8,055
ドスパラ Altair F-13KR(Core i5-8250U): 7,722
HP ENVY 13(Core i7-8550U): 7,646
DELL XPS 13(Core i5-7200U): 7,405
DELL XPS 13(Core i7-6500U): 7,230
東芝 dynabook VZ72/B(Core i7-7500U): 7,224
FRONTIER NLK(Core i5-7200U): 7,162
富士通 LIFEBOOK WU2/B3(Core i7-8550U): 7,053
ドスパラ Critea DX-KS F7(Core i7-8550U): 7,001
NEC LAVIE Direct HZ(Core i7-6500U): 6,986
マウス m-Book F(Core i7-7500U): 6,974
Microsoft Surface Pro(Core i5-7300U): 6,902
Lenovo ThinkPad X1 Carbon(Core i7-6500U): 6,775
HP Spectre 13(Core i7-6500U): 6,505
DELL Inspiron 13 5000(Core i3-6100U): 6,418
Lenovo ThinkPad X1 YOGA(Core i7-6500U): 6,352
マウス m-Book J(Core i5-8250U): 6,323
Cube Mix Plus(Core m3-7Y30): 6,293
DELL Inspiron 13 7000 2 in 1(7373)(Core i7-8550U): 5,926
ドスパラ Critea DX-KS H3(Core i3-7100U): 5,888
HP Spectre 13 x360(Core i5-6200U): 5,859
Lenovo ThinkPad 13(Core i3-6100U): 5,409
ドスパラ Critea DX-K H3(Core i3-7100U): 5,159
ドスパラ Critea DX11(Core i3-6100U): 4,956
マウス LuvBook J (Core i5-5200U): 4,819

東芝 dynabook UZ63/F ドラクエベンチ最高品質
参考:
NEC LAVIE Direct NEXT(Core i7-8550U): 4,706
DELL XPS 13(9370)(Core i7-8550U): 4,571
ドスパラ Altair F-13KR(Core i5-8250U): 4,559
DELL Inspiron 13 7370(Core i7-8550U): 4,234
HP Spectre 13(2017)(Core i7-8550U): 4,210
ドスパラ Critea DX-KS F7(Core i7-8550U): 4,128
ドスパラ Altair F-13(Core i5-7200U): 4,115
HP Spectre x360(Core i7-7500U): 4,003
DELL XPS 13(Core i5-7200U): 3,958
Lenovo ideapad 520(Core i5-8250U): 3,895
NEC LAVIE Direct HZ(Core i7-6500U): 3,787
富士通 LIFEBOOK WU2/B3(Core i7-8550U): 3,674
HP Spectre x2(Core i5-7260U): 3,670
富士通 LIFEBOOK WS1/B3(Core i7-8550U): 3,645
HP ENVY 13(Core i7-8550U): 3,634
DELL XPS 13(Core i7-6500U): 3,592
東芝 dynabook VZ72/B(Core i7-7500U): 3,540
FRONTIER NLK(Core i5-7200U): 3,412
Lenovo ThinkPad X1 Carbon(Core i7-6500U): 3,394
HP Spectre 13 x360(Core i5-6200U): 3,304
HP Spectre 13(Core i7-6500U): 3,283
Lenovo ThinkPad X1 YOGA(Core i7-6500U):3,190
Cube Mix Plus(Core m3-7Y30): 2,798
マウス m-Book J(Core i5-8250U): 2,768
Lenovo ThinkPad 13(Core i3-6100U): 2,515
DELL Inspiron 13 7000 2 in 1(7373)(Core i7-8550U): 2,036

東芝 dynabook UZ63/F DDONベンチ
参考:
DELL XPS 13(9370)(Core i7-8550U): 4,385
NEC LAVIE Direct NEXT(Core i7-8550U): 4,365
DELL Inspiron 13 7370(Core i7-8550U): 4,247
ドスパラ Altair F-13KR(Core i5-8250U): 4,159
ドスパラ Critea DX-KS F7(Core i7-8550U): 3,935
HP Spectre 13(2017)(Core i7-8550U): 3,921
富士通 LIFEBOOK WU2/B3(Core i7-8550U): 3,890
富士通 LIFEBOOK WS1/B3(Core i7-8550U): 3,858
Lenovo ideapad 520(Core i5-8250U): 3,596
HP ENVY 13(Core i7-8550U): 3,487
ドスパラ Altair F-13(Core i5-7200U): 3,436
DELL XPS 13(Core i5-7200U): 3,379
FRONTIER NLK(Core i5-7200U): 3,326
Lenovo ThinkPad X1 Carbon(Core i7-6500U): 3,260
DELL XPS 13(Core i7-6500U): 3,085
NEC LAVIE Direct HZ(Core i7-6500U): 3,068
HP Spectre 13(Core i7-6500U): 2,869
HP Spectre x360(Core i7-7500U): 2,867
Lenovo ThinkPad X1 YOGA(Core i7-6500U):2,751
マウス m-Book J(Core i5-8250U): 2,728
HP Spectre 13 x360(Core i5-6200U): 2,484
Lenovo ThinkPad 13(Core i3-6100U): 2,393
DELL Inspiron 13 5000(Core i3-6100U): 2,387
Cube Mix Plus(Core m3-7Y30): 2,264
DELL Inspiron 13 7000 2 in 1(7373)(Core i7-8550U): 2,197
ドスパラ Critea DX-K H3(Core i3-7100U): 2,087
ドスパラ Critea DX10(Core i3-6100U): 1,960
マウス LuvBook J (Core i5-5200U): 1,898

「ドラゴンクエスト X ベンチマーク」と「ドラゴンズドグマオンライン(DDON)ベンチマーク」、2つの個別ゲームのベンチマークテストの結果はCore i7-8550U搭載機としてはふるいませんでした。この製品と前後してレビューしたドスパラのAltair F-13KRがCore i5機ながら目のさめるような高スコアを記録したのとは対照的です。おそらく東芝のセッティングが安定性重視になっているのが要因と思われます。レビューでベンチマークテストをする以上、スコアが高いに越したことはありませんし、実際はっきりと数字の差がでますので、この点は少し残念ですが、メーカーのスタンスと考えるべきでしょうね。もともとこの製品はビジネス寄りのモバイルノートですし。

東芝 dynabook UZ63/F 3D Mark
参考:
参考:
DELL XPS 13(9370)(Core i7-8550U): 1,161、4,719
ドスパラ Altair F-13KR(Core i5-8250U): 1,126、4,746
HP Spectre x2(Core i5-7260U): 1,114、4,389
NEC LAVIE Direct NEXT(Core i7-8550U): 1,097、4,471
ドスパラ Critea DX-KS F7(Core i7-8550U): 1,070、4,365
DELL Inspiron 13 7370(Core i7-8550U): 1,020、4,358
富士通 LIFEBOOK WU2/B3(Core i7-8550U): 1,017、4,350
HP Spectre 13(2017)(Core i7-8550U): 1,000、4,304
Lenovo ideapad 520(Core i5-8250U): 984、4,262
富士通 LIFEBOOK WS1/B3(Core i7-8550U): 949、4,137
マウス m-Book J(Core i5-8250U): 942、4,118
HP Spectre 13 x360(Core i5-7200U): 932、3,994
ドスパラ Altair F-13(Core i5-7200U): 930、4,028
HP ENVY 13(Core i7-8550U): 923、3,857
FRONTIER NLK(Core i5-7200U): 877、3,991
DELL XPS 13(Core i7-6500U): 871、3,710
Lenovo ThinkPad X1 Carbon(Core i7-6500U):857、3,608
マウス m-Book F(Core i7-7500U): 811、3,782
Microsoft Surface Pro(Core i5-7300U): 790、3,812
Lenovo ThinkPad X1 YOGA(Core i7-6500U):784、3,608
HP Spectre 13 x360(Core i5-6200U): 749、3,414
Cube Mix Plus(Core m3-7Y30): 680、2,889
マウス LuvBook J (Core i5-5200U): 626、2,631
Lenovo Miix 700(Core m5-6Y54): 611、2,469
ドスパラ Critea DX10(Core i3-6100U): 577、2,780
DELL XPS 12(Core m5-6Y57): 511、2,113
ドスパラ Diginnos DGM-S12Y(Core m3-6Y30): 496、2,586
DELL Inspiron 13 7000 2 in 1(7373)(Core i7-8550U): 493、2,102
Cube i7 Book(Core m3-6Y30): 304、2,723
Lenovo Yoga 700(Core m3-6Y30): 300、1,240
※左からFire Strike、Sky Diverのスコア

3D Markでも同様に、Core i7-8550U搭載機として最下位というわけではありませんが、あまり良好なスコアとも言えません。

東芝 dynabook UZ63/F PC Mark
参考:
ドスパラ GALLERIA GCF1060GF-E(Core i7-8750H、GTX1060): 4,976
ドスパラ GALLERIA Mini 1060(Core i5-7500、GTX1060): 4,906
ドスパラ GALLERIA GCF1050TGF-E(Core i5-8300H、GTX1050Ti): 4,545
OMEN X by HP(Core i7-7820HK、GTX1080): 4,290
ドスパラ Altair F-13KR(Core i5-8250U): 3,778
NEC LAVIE Direct NEXT(Core i7-8550U): 3,704
ドスパラ Critea VF-HEKS(Core i7-8550U、MX150): 3,704
DELL Inspiron 17 5000(5770)(Core i7-8550U、Radeon 530): 3,607
HP ENVY 13(Core i7-8550U):3,534
DELL XPS 13(9370)(Core i7-8550U): 3,518
ドスパラ Critea VF-HGK1050(Core i7-7700HQ、GTX1050): 3,492
富士通 LIFEBOOK WS1/B3(Core i7-8550U): 3,479
マウス m-Book J(Core i5-8250U): 3,350
ドスパラ Critea DX-KS F7(Core i7-8550U): 2,921
富士通 LIFEBOOK WU2/B3(Core i7-8550U): 2,873
DELL Inspiron 15 7000(7570)(Core i7-8550U、GeForce MX130): 2,824
HP Spectre x2(Core i5-7260U): 2,822
ドスパラ Magnate IM(Core i5-7400): 2,763
ドスパラ Critea DX-KS H3(Core i3-7100U): 2,198

グラフィック性能だけでなく、いろいろな使用条件がテスト項目になっているPC Markでは、この製品よりも高いスコアのCore i7-8550U搭載機もありますが、逆にずっと低いスコアのものもありますので、「並」くらいのスコアとなりました。ビジネス寄りのモバイルノートであれば、他の3つよりもPC Markのスコアが最も重視されるべきだと思いますし、その点ではきっちり仕事をしてくれたかな、と思います。

全体的に安定性重視ということで、クロックスピードもそれほど上げていないんじゃないかと思います。モバイルノートの性質上はそういうのもありですよね。

5.まとめ

東芝 dynabook UZ63/Fは東芝ダイレクトで販売中で、8月28日現在の価格は133,000円(税込み143,640円)から、となっていますが、東芝ダイレクトの会員(登録無料)になると一気に安くなり、96,800円(税込み104,544円)から、となります。

会員価格で税込み104,544円というのはCore i5/RAM8GB/256GB SSD/FHDディスプレイという構成のものですから、はっきり言って「東芝だから高い」というのはまるっきりありません。というか、むしろCore i5搭載モバイルノートとしては安値圏です。この価格でマグネシウム合金製の軽量モバイルノートが購入できるのなら、東芝製であろうとなかろうと、「安い」です。

以前も書いたことがありますが、日本の伝統大手メーカーって、最近は直販に力を入れていて、会員価格とかクーポン割引を活用すれば、もはや全然割高じゃないんです。

今回レビューしたUZ63/Fはベンチマークスコアこそ少し控えめだったものの、筐体品質が素晴らしく、購入すれば長く付き合っていける製品だと思います。また、おそらく「わけのわからんクレーマー」に鍛えられているであろうカスタマーサポートの手厚さ、というのも心強いですよね。それに、なんと言ってもこれ「dynabook」ですから!

6.関連リンク(東芝ダイレクト)

dynabook UZ63/F

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コメント

  1. 匿名 より:

    良い数字出ないのはメーカー独自のアプリケーションてんこ盛りで無駄にCPUとかメモリとか使ってるからじゃないの?